大工さん向けコンプレッサーのおすすめ最新2022年版【MAX・マキタ・HiKOKI】

マックスコンプレッサー

大工さん向けコンプレッサーのおすすめ

コンプレッサーと一口に言っても工場や店舗などで使う大型の据え置き型コンプレッサーから、DIY向けの小型のコンプレッサーまで様々です。
今回はビルディのお客様に最も多い、「大工さん」向けのおすすめコンプレッサーを、マックス・マキタ・HiKOKI(日立工機)の3メーカーから詳しくご紹介していきます。
特にマキタは頻繁にモデルチェンジをするため、分かり難くなっていますので各メーカー2022年7月時点での最新機種からのみ選定するように注意しました。皆さまの選定のお役に立てれば幸いです。

大工作業に適したコンプレッサーの選び方

大工さん向けのコンプレッサーの用途としては、釘打ち機やビス打ち機、フロアタッカーです。地域や工法によってはマックスやHiKOKIのエアインパクトドライバーを使っている方もいるかもしれませんね。釘打ち機やフロアタッカーのエア消費の特長は、打ち付ける瞬間に強く少量のエアを必要とするところです。ビス打ち機は釘打ち機よりも多めにエア消費をしますが、塗装機やエアグラインダーほどではありません。こういった特性から、また現場への持ち運びやすさから、大工さん向けのコンプレッサーは小型化へ、また高圧へと進化していきました。

マックス、マキタ、HiKOKIから発売されているほとんどのコンプレッサー、特に高圧コンプレッサーは大工作業を意図して設計されていますが、それぞれタンク容量や構造、機能に違いがありますので、仕事の進め方に応じて適切なコンプレッサを選ぶことが大切です。

常圧・高圧タイプと高圧専用タイプ

いまや大工さん向けのエア工具は高圧タイプが主流です。高圧エアを取り出せないコンプレッサ(マックスAK-LL9700E、AK-820、マキタAC-700など)は、大工作業には不向きです。特別な理由が無い限り、高圧コンプレッサを選んでください。

高圧対応コンプレッサには、高圧エアの取り出し口と常圧エアの取り出し口が2個づつ付いているのが一般的ですが、一部高圧エアの取り出し口が4個付いた高圧専用コンプレッサもあります。「俺は高圧エア工具しか使わない!」という方にはよいですがまだまだ少数派です。

タンク容量で選ぶ

タンク容量が大きいほど、よりたくさんの空気をためることができます。たくさん空気を貯められるということは、同時に使うエアツールを増やしたり、連続作業ができることになります。また空気圧縮の動作時間が短くなることで、内部シリンダの摩耗が減り寿命を延ばすことにも繋がります※。

大工さんにはタンク容量10~12Lのコンプレッサが主流ですが、現場での機動力を重視する方や電車移動をする都心の職人さんは小型の7~8Lタイプを選ばれます。また複数人で同時作業をする場合は、16L以上の大容量タイプや補助タンクが必要になります。当然タンクが大きいほど重量も重たくなりますので、まずは10~12Lのタイプを買って、必要に応じて補助タンクを増設していくという方法がおすすめです。

補助タンクはメーカー互換性なし

補助タンクは各メーカー専用の取付カプラとなっていますので、コンプレッサと補助タンクのメーカーは同一である必要があります。将来的に補助タンク増設を考えている場合は、補助タンクのラインナップをチェックしておいた方がよいです。

コンプレッサーの機能説明

タンク容量以外の差別化ポイントとなる、さまざまな機能や特徴をまとめました。この中では特にブラシレスモーターがパワーロスの少なさ、メンテナンス性からおすすめのポイントです。

釘打ち機用コンプレッサの付加機能
機能 概要 対応機種
ブラシレスモーター ブラシレスモータ搭載で、安定した動作とメンテナンスフリーを実現しています。 ≫対応機種一覧
セキュリティ機能 盗難防止用のセキュリティキーやカード、防犯アラームなどを搭載しています。 ≫対応機種一覧
AIモード
(オートモード)

空気消費量に応じて自動的に起動圧と停止圧を変化させます。常時最大出力で使用する必要がある場合以外(エア量があまり必要ではない場合)で運転時間や消費電力を削減することで、省エネやコンプレッサの長寿命化につながります。

例:通常のパワーモード
タンク内圧力4.4Mpaで停止、3.9Mpaで起動

例:AIモード(オートモード)
タンク内圧力2.9~4.4Mpaの間で空気使用量を自動的に判断して停止、2.5~3.9Mpaの間で空気使用量を自動的に判断して起動

≫対応機種一覧
モード切替 使用環境に応じて、静音モードやパワーモードといった各種モードに切り替えて使用することができます。 ≫対応機種一覧
パージ付エアチャック エアホースを取り外す際に先にホースの残圧を抜くことで、静かに抵抗なく取り外しを行うことができます。 ≫対応機種一覧
タンク容量可変機構 用途に応じてバルブ一つで簡単にタンク容量を変更することができます。 ≫対応機種一覧
無線接続 スマートフォンとBluetoothで接続することにより、スマートフォンでコンプレッサを遠隔操作できます。 ≫対応機種一覧

メーカー別コンプレッサおすすめ

前置きが少し長くなってしまいました(^^;) それでは大工さん向けのコンプレッサーの主要3メーカー、マックス・マキタ・HiKOKIのおすすめ機種をタンク容量別にご紹介していきます。

マックスコンプレッサー

エアー工具のトップシェアを誇るマックスのコンプレッサです。タンク容量可変機構やスマートフォンからの遠隔操作、パージ機構付エアチャックなどはマックスのコンプレッサのみの機能です。

タンク容量27Lおすすめ機種

マックス 高圧/常圧エアコンプレッサ 無線接続 27L AK‐HL1270E3ブラック 27L
マックス 高圧/常圧エアコンプレッサ 無線接続 27L AK‐HL1270E3ブラック 27L

販売価格:¥203,236(税込)

タンク容量 27L・22L・16L
空気取出口 高圧:2個
常圧:2個
吐出空気量 90L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,000時間
重量 22kg
機能 ブラシレスモーター・セキュリティ・オートモード・モード切替・パージ付エアチャック・タンク容量可変機構・無線連動
タンクの使用本数をレバーで簡単切り替え。専用アプリとBluetooth接続すればスマートフォンで操作可能
従来機AK-HL1270E2(27L)と比較して、「ハイパワーモード」時の最大回転数が3400min-1にアップすることで、低圧域(0.5MPa時)の吐出空気量が14%向上。AIモードの制御改良により、一定時間経過後の急なエア消費に対応。エア抜き時の排出音を低減する消音フィルターを標準搭載。本体操作パネルのデザインを刷新し、シンプルなデザインとしたことで操作性と視認性が向上。コンプレッサーの改良に合わせて、コンプアプリも新バージョンに進化。Bluetooth接続の安定性も向上。

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高圧専用モデル AK-HH1270E3(27L)もお選びいただけます。

タンク容量10~11Lおすすめ機種

マックス 高圧/常圧エアコンプレッサ 無線接続 11L AK-HL1270E3
マックス 高圧/常圧エアコンプレッサ 無線接続 11L AK-HL1270E3

販売価格:¥140,492(税込)

タンク容量 11L
空気取出口 高圧:2個
常圧:2個
吐出空気量 90L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,000時間
重量 16kg
機能 ブラシレスモーター・セキュリティ・オートモード・モード切替・パージ付エアチャック・無線連動
AIモード搭載で省エネ長寿命。専用アプリとBluetooth接続すればスマートフォンで操作可能

従来機AK-HL1270E2と比較して、「ハイパワーモード」時の最大回転数が3400min-1にアップすることで、低圧域(0.5MPa時)の吐出空気量が14%向上。AIモードの制御改良により、一定時間経過後の急なエア消費に対応。エア抜き時の排出音を低減する消音フィルターを標準搭載。本体操作パネルのデザインを刷新し、シンプルなデザインとしたことで操作性と視認性が向上。コンプレッサーの改良に合わせて、コンプアプリも新バージョンに進化。Bluetooth接続の安定性も向上。

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高圧専用モデル AK-HH1270E3もお選びいただけます。

タンク容量8~9Lおすすめ機種

マックス 高圧/常圧エアコンプレッサ 8L AK-HL1110EA
マックス 高圧/常圧エアコンプレッサ 8L AK-HL1110EA

販売価格:¥115,258(税込)

タンク容量 8L
空気取出口 高圧:1個
常圧:1個
吐出空気量 72L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,000時間
重量 14kg
機能 ブラシレスモーター・オートモード・モード切替
AIモード搭載で省エネ長寿命。コンパクトでありながらパワフル

パワーモード・AIモード・静音モードの3つの運転モードを搭載しており、用途や環境に合わせた変更が可能。AIモードでは低圧から最高圧までフルレンジで自動的に切替を行い、「無駄の無い運転」で「作業に最適なエア量」を溜めることができる。静音モードは61dBの低騒音で、特に運転音を気にする早朝・夜間・休日やリフォーム作業に最適。軽量コンパクトなので、持ち運びもラクラク。

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空気取出口高圧2個・常圧2個、ショルダーベルト付き後継モデル AK-HL1110E2

空気取出口高圧4個、ショルダーベルト付き後継モデル AK-HH1110E2

マキタコンプレッサ

最大タンク内圧力が46気圧まで上がる、唯一の46気圧シリーズを有するマキタコンプレッサです。

タンク容量16Lおすすめ機種

マキタ 一般圧/高圧エアコンプレッサ 16L AC462XGB
マキタ 一般圧/高圧エアコンプレッサ 16L AC462XGB

販売価格:¥174,729(税込)

タンク容量 16L
空気取出口 高圧:2個
一般圧:2個
吐出空気量 高圧(2.26MPa):85L/min
一般圧(0.69MPa):106L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,200時間
重量 18kg
機能 ブラシレスモーター・モード切替
使いやすい高輝度デジタル操作基盤

速打ちモード・静音モードの2つの運転モードを搭載しており、用途や環境に合わせた変更が可能です。高輝度デジタル表示で、薄暗い現場でも高い視認性を発揮します。アナログ圧力計では見にくかった圧力値もデジタル表示により見やすく、圧力調整もしやすくなりました。タンク内の圧力を3段階(3.0MPa・4.0MPa・4.5MPa)に切替えることができるので、作業に合った効率の良い運転が可能です。

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高圧専用モデル AC462XGHもお選びいただけます。

タンク容量11Lおすすめ機種

マキタ 一般圧/高圧エアコンプレッサ 11L AC462XL
マキタ 一般圧/高圧エアコンプレッサ 11L AC462XL

販売価格:¥147,517(税込)

タンク容量 11L
空気取出口 高圧:2個
一般圧:2個
吐出空気量 高圧(2.26MPa):85L/min
一般圧(0.69MPa):106L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,200時間
重量 15kg
機能 ブラシレスモーター・モード切替
使いやすい高輝度デジタル操作基盤

速打ちモード・静音モードの2つの運転モードを搭載しており、用途や環境に合わせた変更が可能です。高輝度デジタル表示で、薄暗い現場でも高い視認性を発揮します。アナログ圧力計では見にくかった圧力値もデジタル表示により見やすく、圧力調整もしやすくなりました。タンク内の圧力を3段階(3.0MPa・4.0MPa・4.5MPa)に切替えることができるので、作業に合った効率の良い運転が可能です。

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高圧専用モデル AC462XLHもお選びいただけます。

タンク容量7Lおすすめ機種

マキタ 一般圧/高圧 エアコンプレッサー 7L AC462XS
マキタ 一般圧/高圧 エアコンプレッサー 7L AC462XS

販売価格:¥137,560(税込)

タンク容量 7L
空気取出口 高圧:2個
一般圧:2個
吐出空気量 高圧(2.26MPa):82L/min
一般圧(0.69MPa):105L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,200時間
重量 14kg
機能 ブラシレスモーター・モード切替
可搬性に優れたコンパクトサイズ

速打ちモード・静音モードの2つの運転モードを搭載しており、用途や環境に合わせた変更が可能。静音モードでは、58dBの低騒音で作業ができる。広いベルト取付け幅と、体にフィットする側面メッシュ部で、狭い階段でも安定した可搬性を発揮。小型ながら、11Lクラス同等の吐出し空気量を実現。タンク内の圧力を3段階(3.0MPa・4.0MPa・4.5MPa)に切替えることで、作業に合った効率の良い運転が可能。

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高圧専用モデル AC462XSH

タンク容量2.5~5Lおすすめ機種

マキタ 内装エアコンプレッサ 3L AC460S
マキタ 内装エアコンプレッサ 3L AC460S

販売価格:¥133,400(税込)

タンク容量 3L
空気取出口 高圧:1個
一般圧:1個
吐出空気量 高圧(2.3MPa):70L/min
一般圧(0.7MPa):90L/min
点検ランプ
点灯目安時間
重量 11kg
機能 ブラシレスモーター
内装作業に最適な「小型・軽量」タイプ

小型・軽量仕様ながら最大タンク内圧力は46気圧を実現、連続作業も快適な優れた実打性能を発揮します。重量わずか11kgのボディなので、持ち運びが楽に行えます。持ち運びに便利なハンドルとショルダベルト付です。

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HiKOKI(日立工機)コンプレッサー

トップ2社と比べて数は少ないですが、信頼の国内工場製「さわモデル」がラインナップされています。

タンク容量12Lおすすめ機種

HiKOKI(日立工機) 高圧/常圧エアコンプレッサ EC1445H3(CTN)
HiKOKI(日立工機) 高圧/常圧エアコンプレッサ EC1445H3(CTN)

販売価格:¥131,038(税込)

タンク容量 12L
空気取出口 高圧:2個
一般圧:2個
吐出空気量 高圧(2.3MPa):80L/min
一般圧(0.7MPa):95L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,200時間
重量 16kg
機能 ブラシレスモーター・オートモード・モード切替
低騒音・高耐久・大容量

パワーモード・パワーモード(新Vモード)・静音モードの3つのモードを搭載。用途や環境に合わせて切り替えて使用することができる。パワーモード(新Vモード)では空気消費量に合わせて適時起動するので、無駄のない運転が可能。従来機と比較して、振動を約80%低減。トップカバーをはずすことで、フィルタに付着した粉じんの除去が簡単にできる。

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タンク容量8~9Lおすすめ機種

HiKOKI(ハイコーキ) 8L 一般圧/高圧エアコンプレッサ EC1245H3(CTN)
HiKOKI(ハイコーキ) 8L 一般圧/高圧エアコンプレッサ EC1245H3(CTN)

販売価格:¥111,445(税込)

タンク容量 8L
空気取出口 高圧:2個
一般圧:2個
吐出空気量 高圧(2.3MPa):83L/min
一般圧(0.7MPa):107L/min
点検ランプ
点灯目安時間
1,200時間
重量 13.5kg
機能 ブラシレスモーター・オートモード・モード切替
持ち運びに便利。片手で持てる小型・軽量ボディ
オートモード時に59dBの低騒音を実現するとともに、従来機と比較して振動を約70%低減。騒音に配慮する必要のある環境でも使用が可能。従来機より吐出し空気量が約20%アップしたことで、より余裕のある使用ができる。本体下部のフィルタカバーをはずすことで、フィルタに付着した粉じんの除去が簡単にできる。軽量13.5kgなので片手での運搬はもちろん、ショルダーベルトを使用しての肩掛け運搬にも対応。持ち運び時には電源コードを本体背面に収納できるので便利。

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コンプレッサを長持ちさせるために

コンプレッサの吐き出す空気量がエア工具の空気消費量に追いつかない場合、コンプレッサは連続運転をします。
この連続運転を長く続けると、コンプレッサの寿命を縮めることにつながります。吐き出し空気量に余裕をもたせた機種選定がコンプレッサを長持ちさせるコツです。

またドレンコックから水抜きをする際は、電源を入れたままコックを緩めて1~2分モーターを運転させてください。タンク内に空気を流すことでより確実に水を抜くことができます。

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