この記事は初心者の方向けです。
1.特長
- 卓上に設置し、砥石やバフ、ベルトの回転により各種研削・研磨加工を行う機械です。
- 用途によって両頭グラインダー、バフグラインダー、ベルトグラインダーなどの種類があります。
- 機種によっては、集じん装置を備えたものもあります。
2.種類
AC電源式卓上グラインダー(単相100V/三相200V)
バフグラインダー
布製やその他の材料で作られた研磨輪(バフ)を回転させて、金属・木材・合成樹脂などの研磨を行います。素材表面を滑らかにしたり光沢を出したい場合に使用します。バリ取りや表面加工(樹脂・木材)などにも使用されます。
参考
バフグラインダービルディで商品を見てみる
ベルトグラインダー
輪状のエンドレスベルトの回転により研磨を行います。高い研削・研磨力を持ち、安全性にも優れています。ベルトを替えることで、研磨の粗さや対象材などを変更することができます。 参考 ベルトグラインダービルディで商品を見てみる両頭グラインダー
両端に取り付けられた二つの回転する砥石によって研磨を行います。通常は両端でそれぞれ違う粒度の砥石を取り付けます。これによって、荒砥ぎから仕上げまで効率よく作業を行うことができます。
参考 両頭グラインダービルディで商品を見てみる3.主なメーカー
日立
マキタ
リョービ
3.選び方
- モーター容量(W)を確認してください。
- 電源(単相100Vまたは三相200V)を確認してください。
- 砥石サイズまたはバフサイズ、ベルトサイズを確認してください。
- モーター回転数(rpm)を確認してください。
- ベルトグラインダーの場合は、ベルト速度(m/min)を確認してください。
サイズ表記について
- 砥石サイズは、外径×厚さ×穴径(mm)で表されています。
- バフサイズは、外径×厚さ×穴径(mm)で表されています。
- ベルトサイズは、幅×長さ(mm)で表されています。
【参考文献】
・トラスコ中山株式会社(2014)『知っておきたいプロツールの基礎知識「COCOMITE vol.2 」』 p.193 佐川印刷株式会社