この記事は初心者の方向けです。
1.特長
- 高温の熱風で対象物を加熱し、加工や作業の前準備、後処理をする工業用ドライヤーです。
- 機種により600℃位までの熱風が出ます。
MEMO
家庭用のドライヤーの温度は140℃程です- 直火の使えない場所や、バーナーでは温度が高すぎる場合に向いています。
- 機種によって、温度調節機能があるものとないものがあります。
温度調節機能の種類
ボタン式・ダイヤル式・スイッチ式など2.種類
AC電源式(単相100V/単相200V)
ガンタイプ
手で持って使うタイプです。直立させて使用できる機種もあります。
据置タイプ
据置で使うタイプです。スポット加熱などに用いられます。
設備組込タイプ
設備に組み込んで使うタイプです。
3.主なメーカー
シュアー
白光
パークヒート
4.選び方
- 必要な温度(℃)を確認してください。
- 消費電力(W)を確認してください。
- 必要な風量(m3/min)を確認してください。
- 温度調節機能の有無とその方式を確認してください。
- 用途によっては専用のものがあります。(塩ビ溶接専用など)
- 先端に付けるアタッチメントもオプションで様々な種類が用意されています。
熱風加工機用アタッチメント例
- スプーンノズル・・・収縮チューブ加工に
- 集中熱風ノズル・・・溶解・溶接作業に
- 平形ノズル・シリコンゴムローラー・・・シートなどの溶着作業に
- スピードノズル・・・効率的な溶接をサポート
【参考文献】・トラスコ中山株式会社(2014)『知っておきたいプロツールの基礎知識「COCOMITE vol.2 」』 p.199 佐川印刷株式会社