フルハーネス安全帯義務化!よくある質問をまとめてみた(2018年11月更新)

↓安全帯の種類や構造については、こちらの記事で詳しく解説しています。

安全帯とは? 安全帯の種類から主なメーカー、選び方まで徹底解説

目次

フルハーネス安全帯義務化についての情報が少ない!

労働安全衛生法(安衛法)が改正され、2019年2月1日から施行。フルハーネス型安全帯が義務化となります。

施行まで数ヶ月ということで、最近は特に多くのご質問を頂いております。

個別に回答させて頂いておりますが、他の方にも有益な情報ですのでこちらのページでまとめてみました。

是非ご参考になさってください。また、ご不明な点がございましたらお気軽にこちらからお問い合わせください。すぐにお調べ致します!

よくある質問

Q

胴ベルト型の安全帯は一切使用できなくなるの?

Aいいえ。6.75m(建設業は5m)以下の作業については、引き続き胴ベルト型を使ってもよいとのことです。ただし、「安全性を高めた胴ベルト型安全帯の使用を認める」とのことなので、2022年1月2日以降は従来規格のものは使えなくなってしまいます。

↓胴ベルト型安全帯の選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。

【法改正後も5m高までOK】藤井電工の胴ベルト型安全帯の選び方を徹底解説(2018年5月更新)

Q

柱上安全帯は使えなくなるの?

A柱上安全帯は墜落抑止機能がないことから、2019年2月1日以降は「墜落制止用器具」としては認められません。つまり、安全帯を着用していないとみなされるわけですね。

2019年2月1日以降は原則としてフルハーネス型の着用が義務付けられますので「ツヨロン 柱上ハーネス用ベルト R-560」や「ツヨロン 柱上ハーネス用ベルト R-561」などと柱上安全帯を併用することが求められます。

Q

現行規格品は安衛法改正後も使用できるの?

A2022年1月1日までは猶予期間が設けられており、使用可能です。しかし、2022年1月2日移行は現行規格品の使用はできません。新規格品を使用しなければなりません。

Q

現行規格のハーネスと新規格のランヤードを組み合わせて使うことは可能?

A猶予期間中であれば法律上は問題ありません。ただし、現行規格のハーネスと新規格のランヤードの組み合わせでの性能はテストされていません。新規格品は新規格品で統一するのが良いでしょう。

Q

猶予期間中、6.75m(建設業では5m)以上の高さで胴ベルト型は使用できるの?

A使用できます。2019年2月1日~2022年1月1日までの猶予期間中は6.75m(建設業では5m)以上の高さで作業を行う場合でも胴ベルト型を着用可能です。ただし、新規格品の胴ベルト型安全帯は6.75m以下という基準で製造されているため、6.75m以上での使用は不可となります。もちろん、2022年1月2日以降は6.75m(建設業では5m)以上はフルハーネス安全帯が義務付けられます。

Q

猶予期間中でもフルハーネスを使用する場合は特別教育を受講しておかないといけないの?

A特別教育については猶予期間は設けられておりませんので、2019年2月1日以降フルハーネス安全帯を使用する場合は特別教育の受講が求められます。(2018年11月12日労働基準監督署確認)

Q

作業床が数段あって、5m以下の高さと5m以上の高さがある場合、胴ベルト型とフルハーネス型のどちらを選べばいいの?

Aフルハーネス型をご使用ください。

5m以下でフルハーネス型を使う場合、地面に到達する恐れがございますが安全ロック付のランヤードをご使用いただくことで落下距離を短くすることができます。

ただし、使用する商品や作業者の体格によって落下距離は前後しますので商品のご選定はメーカーまたは弊社までご相談くださいませ。

Q

どれを選べば良いか分からないんだけど?

Aお気軽にこちらからお問い合わせください!どういった作業時に使用するのか教えて頂ければ、ぴったりの製品をご案内させて頂きます。

Q

ヤフオクやメルカリで売られている中古品は安全なの?

A見た目はキレイでも、出品者の保管状況によっては劣化が進んでいることも考えられるので、避けたほうが無難でしょう。

ちなみに安全帯の使用期限は法令では定められていませんが、安全帯メーカーでつくる「安全帯研究会」の指導では下記のようになっています。
  • ロープ、ランヤード、ストラップ:使用開始より2年
  • ベルト/その他:使用開始より3年

※未使用でも製造から7年以上経過したものは使用不可


Q

ガイドラインに「6.75m以下(フルハーネス着用時に地面に到達しない高さ)」とあるが、建設現場では5m以上でフルハーネスの着用が義務付けられる。矛盾しているのでは?

Aたしかに矛盾します。こちらの記事で詳しく説明しておりますので是非ご参考にしてください。

Q

高所作業車での作業時は囲い、手すりがあるので胴ベルト型で大丈夫?

A高所作業車での作業であっても6.75m以上であれば胴ベルト型の使用は不可となります。6.75m以上はフルハーネスの着用が義務付けられます。。ただし、高所作業車のバスケット内は作業床があると認められますので特別教育は不要です。

Q

第一種ショックアブソーバー、第二種ショックアブソーバーの違いは?

A想定している落下距離が異なります。(下表参照) フックを掛ける位置が腰より高い場合は第一種を、腰より低い場合は第二種を選んでください。

ショックアブソーバー第一種

ショックアブソーバー第二種

第一種・第二種ショックアブソーバーの基準
自由落下距離基準
衝撃荷重ショックアブソーバーの伸び
第一種 1.8メートル4.0キロニュートン以下1.2メートル以下
第二種 4.0メートル6.0キロニュートン以下1.75メートル以下

Q

2019年2月1日施行ということは、新しいものを買ったらすぐに使えなくなる?

Aいいえ。2022年1月1日までは従来規格のものが使えますので、まだしばらくは大丈夫です。

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製品の選定について

ケン・島津

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。皆さまのお役に立てば幸いです。製品の選定についてご質問などございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。ピッタリの安全帯をご案内させて頂きます。

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26 Comments

kara

猶予期間中、6.75m(建設業では5m)以上の高さで胴ベルト型は使用できるの?
これですが、猶予期間が存在しますか。ガイドラインを見てもそのように読み取りができません。
フルハーネスを使用する作業及び特別教育は必須で、そこで使用するフルハーネスのタイプについて猶予期間があることは読み取れます。
できれば根拠を提示してください。

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ふーみん ふーみん

kara様

コメントありがとうございます。
10月29日に鹿児島労働局へ確認させて頂いたところ、フルハーネスのタイプについての猶予期間ではなく、あくまでも現行規格から新規格への猶予期間になるとのことでございました。

まとめますと、猶予期間中6.75m以上の高さでは
・旧規格の胴ベルト型安全帯:使用可
・新規格の胴ベルト型安全帯:使用不可
・旧規格のフルハーネス安全帯:使用可
・新規格のフルハーネス安全帯:使用可
となります。

以上、よろしくお願いします。

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anzen

上記回答は、猶予期間(2019/2/1~2022/1/1)中であれば6.75m以上の高さであっても、旧規格の胴ベルト型安全帯を使用して作業を行うことが出来るので、フルハーネス安全帯を使用する必要は特に無い。フルハーネス安全帯の義務化されるのは2022年1月2日からであるため。との解釈でよろしいのでしょうか。

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ふーみん ふーみん

anzen様

仰る通りでございます。
ただし、6.75m以上の高さにおいて新規格の胴ベルト型安全帯は使用不可となります。

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takasi

上記kara様への回答で、
・旧規格の胴ベルト型安全帯:使用可
・新規格の胴ベルト型安全帯:使用不可
は逆ではないのですか?
だとすると、旧の使用可の根拠を教えてください

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ふーみん ふーみん

takasi様

コメントありがとうございます!

結論から申し上げますと逆ではございません。
旧規格には高さの規定はございませんが、新規格には6.75m以下(建設業では5m)に限るという高さの規定があるためです。

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たかし

もう一つ質問です。
日常的に5m以下の作業が主であり、一時的にそれ以上の高さの足場において、移動中に落下した場合の罰則規定はどのようになるのでしょうか?

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ふーみん ふーみん

たかし様

コメントありがとうございます!
結果的に「5m以上での作業中にフルハーネス型を使用せずに落下」となりますので法令違反に当たります。

対策としては3つ考えられます。

  • 安全ロック付のランヤードを使用する
  • 足場に手すりや囲いを設ける
  • 高さによってフルハーネス型、胴ベルト型を使い分ける

3番目の対策は非現実的ですので、1番目・2番目が対策としては有効かと存じます。

こちらのQ&Aを是非ご参考ください。

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koko

先日フルハーネス型安全帯義務化に関する法令改正説明会での質問に関する回答で
ハーネス型を着用する際でも、作業床がある場合、特別教育を受講する必要はないと返答がありました。
しかし、他の元請からは使用する場合は絶対に特別教育を受けて下さいと
通達があり、どうしたらよいのか分かりません。
受講しておいたほうが良いのでしょうか・

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ふーみん ふーみん

koko様

コメントありがとうございます!
法令上は「高さが2m以上の箇所であって作業床を設けることが困難なところにおいて、墜落制止用器具のうちフルハーネス型のものを用いて行う作業に係る業務」となっておりますので、特別教育を受講する必要はありません。
しかしながら、現場によっては作業床が設けられない場合もありますので「特別教育を受けてください」と言われているのではないでしょうか。

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たかし

ご回答ありがとうございます。弊社関連の現場作業では、5m以下高所の作業がほぼほぼで、そのような業者からは、胴ベルトの使用を望む声も多くあります。仮に上記のように5m以上での法令違反を絶対しないことを条件に、猶予期間後に新規格の胴ベルト型安全帯を使用することは問題ないと考えてよろしいのでしょうか?

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ふーみん ふーみん

たかし様

コメントありがとうございます!
ガイドラインによりますと「墜落制止用器具はフルハーネス型が原則となりますが、フルハーネス型の着用者が墜落時に地面に到達するおそれのある場合(高さが6.75m以下(建設業は5m))は「胴ベルト型(一本つり)」を使用できます。」とあります。
5m以下での作業の場合に胴ベルト型を使用することは問題ございません。

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たかし

また質問です。高さが6.75m以上(建設業は5m以上)の屋上のおいて、周囲の手すりの条件にもよりますが、胴ベルト型が使用可になることはあるのでしょうか?

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ふーみん ふーみん

たかし様

コメントありがとうございます!
改正後は高さが6.75m以上(建設業は5m以上)では胴ベルト型の使用は不可となります。
6.75m以下(建設業は5m以下)の場合のみ、胴ベルト型の使用が認められます。

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たかし

屋上の話ですが、誤解のないようにもう一度お聞きします。新築ではなく、既存の建物の屋上で、調査や工事(外周部に近くない範囲)を想定する場合(屋上の高さは6.75m以上(建設業は5m以上)ですが)は、それでも屋上床面の高さ基準でフルハーネス型が必須ということでしょうか?

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ふーみん ふーみん

たかし様

コメントありがとうございます!
既存の建物の屋上、さらに外周部に近くない範囲ということでしたら墜落の危険性は無いと考えられるのでそもそも安全帯の着用は不要かと存じます。
外周部付近で作業する場合は墜落の危険性があり、落下距離は6.75mを超えますのでフルハーネス型の着用が求められます。

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マサアキ

教えてください。
法令上、2m以上の高さの脚立や梯子上での作業は、胴ベルトまたはフルハーネスを付ける必要(義務)があるのでしょうか?

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ふーみん ふーみん

マサアキさま

コメントありがとうございます!
脚立や梯子上での作業におきましても墜落の可能性はございますので、2m以上の高さで作業される場合は安全帯の着用は必須となります。

そういったシチュエーションでは「藤井電工 ベルブロック」のような墜落防止装置に安全帯を接続することが多いようです。
墜落防止装置は梯子に取り付けたストラップやロープに接続します。

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マサアキ

続けて質問です。2m以上の脚立や梯子での作業に安全帯が必要である旨は労働安全衛生規則第518条~520条を受けての内容なのでしょうか?
また高さが6.75m以下で自由落下距離の観点から胴ベルトを選んだ場合は特別教育は不要で、フルハーネスを選んだ場合は特別教育が必要と考えて良いでしょうか?

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ふーみん ふーみん

マサアキさま

コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、労働安全衛生規則518条~520条を受けてのことと考えられます。

また、安全衛生特別教育は「高さが2m以上の箇所であって作業床を設けることが困難なところにおいて、墜落制止用器具のうちフルハーネス型のものを用いて行う作業に係る業務」を行う者に対して受講が義務付けられます。
つきましては、胴ベルト型安全帯をご使用あれる場合は受講は不要となります。

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ANZEN

2019年2/1~2022年1/1までの猶予期間中は、6.75m(建設業では5m)以上の高さで作業を行う場合でも旧規格の胴ベルト型安全帯を着用可能とのことですが、猶予期間中は、フルハーネス型安全帯を着用しなくても特に法律上問題は無く、旧規格の胴ベルト型安全帯で今まで通り作業が出来ると考えていいですか。
あくまでも、フルハーネス型安全帯の使用義務化は2022年1/2以降になりますか?

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ふーみん ふーみん

ANZEN様

仰る通りでございます。
ただし、6.75m以上の高さにおいて新規格の胴ベルト型安全帯は使用不可となります。

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ANZEN

ふーみん さん

 ありがとうございました。
当社の安全担当者全員が間違った理解をしていることに気付きました。
 客先のルールで、来年2月以降フルハーネス義務化を提唱されるところもあるかと思いますので、取引先への情報収集を確実に行いたいと思います。
 本当にありがとうございました。

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ANZEN

 続けての質問です。
特別教育を受講しなければならない状況において、フルハーネスの規格(新規格・旧規格)により相違がありますか?

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