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コードレスクリーナー5機種が使いやすくなって新登場!
2023年10月、HiKOKIから、コードレスクリーナー R12DC・R14DB・R18DC・R18DC(S)・R18DTC の計5機種が新たに発売されました。
今回は、こちらの新型コードレスクリーナーのそれぞれの特徴をチェックしながら、従来機との違いも合わせて見ていきたいと思います。
新型機の特徴をチェック
それではさっそく、新型コードレスクリーナーの特徴をチェックしていきましょう。
新型5機種どう違うの?
まずは、新型コードレスクリーナー5機種の違いを簡単に見ていきたいと思います。違いはバッテリー・ゴミの集まり方・スイッチ形式です。
R12DC は10.8V機、 R14DB は14.4V機となっており、この2機種はどちらもダストケース式かつパネルスイッチの仕様となっています。
残りの3機種 R18DC・R18DC(S)・R18DTC は18V機となっています。
その中でも、R18DC は10.8V機、14.4V機同様ダストケース式かつパネルスイッチの仕様です。
R18DC(S) は、スイッチ形式は同じくパネルスイッチですが、ダストケースではなく1段サイクロン式となっており、よりクリーンな掃除が可能でお手入れも簡単なのが特徴です。
R18DTC は、ダストケース式の仕様ですが、スイッチ形式がトリガータイプとなっていて、こまめに電源のON/OFFができ電池の節約がしやすい点が特徴となっています。
新型ノズルで動作がスムーズに
今回登場のコードレスクリーナーでは、シリーズ共通してノズルが新しくなり、底面構造を最適化され、可動式ブレードが採用されました。これにより、じゅうたん・カーペットでも動作がスムーズになり、床との段差も乗り越えやすくなっています。
パネルスイッチはさらに使いやすく
パネルスイッチ式の一番の特徴は、連続作業に向いている点です。トリガー式だと作業中スイッチを引き続ける必要がありますが、パネルスイッチであればボタンでON/OFFや吸込力の切り替えができるため、長時間の使用でも快適に作業が行なえます。
吸込力は、機種によってそれぞれパワーは違ってきますが、どの機種も「強・標準・弱」の3段階で切り替えが可能です。使用中に電池残量が少なくなってくると、お知らせランプが点灯してくれます。
また、10.8V機・14.4V機の2機種ではパネルスイッチの位置が従来機よりも60mm後方に配置され、ハンドルを握ったままでも片手で操作しやすくなりました。
ダストケース式はゴミ捨て簡単&経済的
ダストケース式の仕様は、手を汚さずゴミ捨てが簡単という点が特徴です。ダストケース内には「除じんブレード」がついており、ゴミを捨てる際にダストケースを左右に2~3回転させることで、フィルタ表面に吸着したゴミを除じんブレードでかき落とし、手を汚さずにフィルタのお掃除ができます。あとは、ダストケース内に溜まったゴミを捨てるだけです。紙パックがいらないのでお財布に優しいのも嬉しいですね。
また、18V機でダストケース式の機種 R18DC・R18DTC では、ダストケース内のフィルタに、より捕集性能の高いハイクリーンフィルタが採用されています。濾布製のフィルタを採用することで、従来機 R18DA に採用されていた不織布フィルタと比較して捕集性能約39%アップと、より細かいゴミの捕集に対応できます。
(※試験用粉じん(タルク粉20g)を吸引した試験結果。あらゆる粉じん、ウイルス菌などの捕集を保証するものではありません。数値は参考値です。材料や条件により異なります。)
低騒音を追求!パワーそのまま静音化
18V機でダストケース式の機種 R18DC・R18DTC では、風路構造の最適化により、従来機 R18DA の吸込仕事率は維持したまま、騒音が6.5dB 低減しています。
(※従来機 R18DA との比較。バッテリーの状態などにより数値は変わりますので目安としてください。)
サイクロン式も捕集性能アップ&お手入れ簡単
18V機1段サイクロン式 R18DC(S) では、2層のフィルタが採用されており、従来機 R18DA の不織布フィルタのみと比較すると捕集性能は約42%もアップ。細かいゴミまで逃さずキャッチします。フィルタは分解して丸洗いできるため、お手入れが簡単で経済的です。
(※試験用粉じん(タルク粉20g)を吸引した試験結果。あらゆる粉じん、ウイルス菌などの捕集を保証するものではありません。数値は参考値です。材料や条件により異なります。)
また、ユニットにはスキマノズルを直接取り付けられるため、ハンディ作業でもサイクロンを使うことができます。狭い隙間にもノズルが入り、車内の掃除など手が届きにくい隙間や奥の掃除にも便利です。
1段サイクロン式ユニットは、従来機とも互換性があるためダストケースと交換して取り付けることができます。すでに従来機のダストケース式のクリーナーを持っていてサイクロン式にしたいという方も、一式買い換えなくてもユニット部分を購入すれば、後からサイクロン式にすることも可能です。
(※対応機種:14.4V/18V/36V コードレスクリーナ(乾湿両用(R18DSL(S)/R14DSL(S))は除く。従来機に1段サイクロン式ユニットを取り付けた場合、新型機と比較して吸引仕事率は低下します。)
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新型機のスペック
それでは、新しいコードレスクリーナーのスペックをそれぞれの従来機と比較しながらチェックしていきたいと思います。
10.8V機の新型機と従来機のスペック比較 | ||||
---|---|---|---|---|
クラス | 新型機 | 従来機 | ||
品番 | R12DC | R12DA | ||
発売月 | 2023年10月 | 2019年6月 | ||
集じん容量 | 560ml | |||
吸引仕事率 | 強:30W、標準:18W、弱:10W | |||
連続使用時間 (目安) |
(2.0Ah) 強:約16分 標準:約27分 弱:約36分 |
(4.0Ah) 強:約25分 標準:約43分 弱:約65分 |
(1.5Ah) 強:約10分 標準:約17分 弱:約25分 |
|
機体寸法 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
460×102×140mm | – | ||
質量 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
1.1kg | (4.0Ah) 1.2kg |
(1.5Ah) 1.1kg |
|
使用可能バッテリー | 10.8Vリチウムイオン電池(BSL12XXシリーズ) | |||
標準付属品 | ・床用ノズルB・延長管(ノズルホルダ付)・スキマノズル | |||
価格 | フルセット | ¥15,264 | 4.0Ahセット ¥16,432 |
1.5Ahセット ¥13,845 |
本体のみ | ¥6,325 | ¥6,050 |
14.4V機の新型機と従来機のスペック比較 | ||
---|---|---|
クラス | 新型機 | 従来機 |
品番 | R14DB(NN) | R14DA |
発売月 | 2023年10月 | 2018年1月 |
集じん容量 | 560ml | |
吸引仕事率 | 強:35W、標準:26W、弱:14W | |
連続使用時間 (目安) |
(6.0Ah) 強:約42分 標準:約48分 弱:約68分 |
|
機体寸法 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
438×114×153mm | |
質量 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
1.5kg | |
使用可能バッテリー | 14.4Vリチウムイオン電池(BSL14XXシリーズ) | |
標準付属品 | ・床用ノズルB・延長管(ノズルホルダ付)・スキマノズル | |
価格 (本体のみ) |
¥9,146 | ¥8,732 |
18V機 ダストケース式パネルスイッチ仕様 の新型機と従来機のスペック比較 | ||
---|---|---|
クラス | 新型機 | 従来機 |
品番 | R18DC(NN) | R18DB |
発売月 | 2023年10月 | 2020年12月 |
集じん容量 | 560ml | |
吸引仕事率 | 強:40W、標準:30W、弱:16W | |
連続使用時間 (目安) |
(5.0Ah) 強:約40分 標準:約48分 弱:約66分 |
|
機体寸法 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
478×112×169mm | 476×112×169mm |
質量 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
1.7kg | |
使用可能バッテリー | ・リチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ) ・マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
|
標準付属品 | ・床用ノズルB・延長管(ノズルホルダ付)・スキマノズル | |
価格 (本体のみ) |
¥9,627 | ¥9,145 |
18V機 1段サイクロン式パネルスイッチ仕様 の新型機と従来機のスペック比較 | |||
---|---|---|---|
クラス | 新型機 | 従来機 | |
品番 | R18DC(S) | R18DB(S) | |
発売月 | 2023年10月 | 2020年12月 | |
集じん容量 | 400ml | ||
吸引仕事率 | 強:25W、標準:18W、弱:10W | ||
連続使用時間 (目安) |
(5.0Ah) 強:約40分 標準:約48分 弱:約66分 |
||
機体寸法 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
511×112×169mm | 510×112×169mm | |
質量 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
1.8kg | 1.7kg | |
使用可能バッテリー | ・リチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ) ・マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
||
標準付属品 | ・床用ノズルB・延長管(ノズルホルダ付)・スキマノズル | ||
価格 | フルセット | – | ¥37,333 |
本体のみ | ¥11,688 | ¥11,138 |
18V機 ダストケース式トリガスイッチ仕様 の新型機と従来機のスペック比較 | |||
---|---|---|---|
クラス | 新型機 | 従来機 | |
品番 | R18DTC | R18DTB | |
発売月 | 2023年10月 | 2020年12月 | |
集じん容量 | 560ml | ||
吸引仕事率 | 40W | ||
連続使用時間 (目安) |
約40分 | ||
機体寸法 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
478×112×170mm | 476×112×170mm | |
質量 (バッテリー装着時) (ノズル・延長管除く) |
1.7kg | ||
使用可能バッテリー | ・リチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ) ・マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
||
標準付属品 | ・床用ノズルB・延長管(ノズルホルダ付)・スキマノズル | ||
価格 | フルセット | – | ¥34,513 |
本体のみ | ¥8,733 | ¥8,321 |
能力UPというより使いやすさUP
今回新しく登場したコードレスクリーナーシリーズは、仕様表で従来機と比較してみても能力面での向上はほぼ見られませんでした。本体のみの金額を見ても変わりなく、「新型ノズルの採用」がメインとなるマイナーチェンジという形になりました。
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【HiKOKI】コードレスクリーナー5機種が新登場!新型ノズルでさらに使いやすく!【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか?
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