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マルチボルト 36V コードレス集じん機に15Lタイプが登場!
2023年5月、HiKOKIから マルチボルト 36V コードレス集じん機 RP3615DA・RP3615DB の2機種が新たに発売されました。先に登場した8Lタイプ RP3608DA・RP3608DB よりもタンク容量が大きくなった15Lのタイプとなっています。
今回は、こちらの新型コードレス集じん機 RP3615DA・RP3615DBの特徴をチェックしながら、8Lタイプとの比較も見ていきたいと思います。
新型機の特徴をチェック
それではさっそく、新型コードレス集じん機 RP3615DA・RP3615DB の特徴をチェックしていきましょう。
2機種の違いは使用用途
見た目のそっくりな RP3615DAとRP3615DB ですが、2機種の違いはその使用用途です。
RP3615DAは「乾湿両用」の集じん機、RP3615DBは「粉じん専用」の集じん機となっています。
水や水気を含んだ木くずなどを吸う事があれば「乾湿両用」を、完全に乾いた粉じんだけを吸うのであれば「粉じん専用」を選びましょう。
使用用途の異なる集じん機で集じん作業をしてしまうと、故障や破損に繋がる可能性もあります。見た目がそっくりなので、購入される際はご注意くださいね。
タンクが大容量に
ボディサイズは抑えつつ、タンクの容量が8Lタイプの約2倍、15Lと大容量になっています。 ゴミ捨て回数が減り作業の効率化に役立ちます。
パワフルな吸引力
吸引力は、「ecoモード」「標準モード」「ターボモード」の3段階。ターボモード時の吸引力は、RP3615DA で300W、RP3615DB で220Wと、パワフルに集じん作業をこなしてくれます。
また1充電当たりの作業量は、どちらもecoモード時で約120分です。
操作も簡単&便利
吸引力の切替は、スイッチパネルのモード切替ボタンを押すだけなので簡単です。ボタンを押すごとにecoモード、標準モード、ターボモードに切り替わります。
また、メモリー機能も搭載されていて、前回作業したときのモードを記憶してくれます。例えば、ecoモードで作業をし終えて電源をOFFにすると、次に電源をつけたときにもecoモードで運転を開始してくれます。(ただし、ターボモードで電源をOFFにした場合は、標準モードで復帰します。)
スイッチパネルには電池残量も表示されるので、バッテリーを取り出さなくても電池残量を確認できるので便利です。
ごみ捨てがスムーズ
タンク内部の凹凸を極限まで減らしたストレート構造により、スムーズなゴミ捨てが行えます。
家庭用電源でも使える
電源が確保できる場所では、別売のAC/DCアダプタを使えばAC製品としても使用でき、作業環境に応じて使い分けることができます。
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収納時に便利なツールボックス
フルセット仕様の方には、ツールボックスが標準で付属しています。収納時にバッテリーやノズルなどをコンパクトにまとめて保管しておくことができます。
また、後輪のキャスター2輪はストッパー付になっているので、集まったゴミを取り出す際などもスムーズです。
市販のポリ袋も使えます
タンク内にセットするポリ袋が5枚、標準で付属しています。ポリ袋をセットしなくても使うことができますが、ゴミ捨ての際に手や周囲が汚れたり、タンク内の掃除も大変です。
ポリ袋は、市販のものでもOKですが、45L(幅650×深さ800mm)、厚さ0.04mm以上のものをご使用ください。
RP3615DA(乾湿両用)のポイント
吸込力を持続できるエアーブロー除じん
RP3615DA には、「ダストボタン」が付いています。ダストボタンを押すとフィルタ内面に空気を勢いよく吹きつけ、フィルタ表面のゴミを落とし、吸込力を回復させます。フィルタを装着したままできるので簡単&便利です。
伸縮式ズームパイプ
標準付属のズームパイプは伸縮式で、870~1,225mmの間で用途に合わせて調整できます。パイプを伸ばせば家具の下など狭くて深い場所の掃除にも便利です。
また、ジョイントハンドル部分は外径が細く、手の小さな方でも握りやすくなっています。
RP3615DB(粉じん専用)のポイント
柔軟性抜群のホース&トリプルフィルタ
RP3615DB に標準付属のø28ホースは柔軟性抜群。取り回しがよく、被削材への引っ掛かりを低減させるホースカバー付です。
また、粉じん用フィルタとプレフィルタによるトリプルフィルタで、吸引力が長持ちします。
Bluetoothで連動できる!
RP3615DB はBluetooth機能がついていて、連動可能な電動工具の連動スイッチを押すだけでペアリングが完了します。ペアリング後は、電動工具側のON / OFF操作で、集じん機を運転・停止することができます。
(※バッテリーを他の電動工具に付け替える場合は、連動モードをOFFにしてください。ONのまま付け替えると、意図せず連動することがあります。)
新型機15Lタイプと8Lタイプのスペック比較
それでは、新型機15Lタイプと8Lタイプのスペックを仕様表で比較していきたいと思います。
新型機15Lタイプと8Lタイプのスペック比較 | |||||
---|---|---|---|---|---|
クラス | 新型機(15Lタイプ) | 8Lタイプ | |||
品番 | RP3615DA | RP3615DB | RP3608DA(L) | RP3608DB(L) | |
発売月 | 2023年5月 | 2021年9月 | |||
用途 | 乾湿両用 | 粉じん専用 | 乾湿両用 | 粉じん専用 | |
モーター | 直流ブラシレスモーター | DCブラシレスモーター | |||
フィルタの 種類 |
布フィルタ | 粉じん用 フィルタ |
布フィルタ | 粉じん用 フィルタ |
|
集じん容量 (吸水容量) |
15L(12L) | 15L | 8L(6L) | 8L | |
吸込仕事率 | 300W | 220W | 300W | 220W | |
最大風量 | 3.5m3/min | ||||
最大真空度 | 20.1kPa(2,050mm水柱) | ||||
ホース (内径×長さ) |
ø38mm×1.5m | ø28mm×5m | ⌀38mm×1.5m | ⌀28mm×5m | |
無負荷騒音値 | 66dB | 67dB | 66dB | 67dB | |
Bluetooth連動 | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ | |
機体寸法 (幅×高さ×奥行き) |
331×465×369mm | 331×369×408mm | |||
質量 (バッテリー2個装着時) |
9.6kg | 9.8kg | 9.2kg | 9.5kg | |
使用可能 バッテリー |
マルチボルト蓄電池(残量表示付) | ||||
標準 付属品 |
フル セット (2WPZ/ 2WP仕様) |
本体のみ付属品+ ツールボックス、バッテリー×2個 充電器、電池カバー×2個 |
|||
本体 のみ (NN仕様) |
ホース ズームパイプ 床用吸口 すきま用吸口 水用フィルタ 収納バッグ ポリ袋×5枚 |
ホース ホースベルト×3個 延長管×2本 床用吸口 すき間用吸口 ジョイントハンドル ジョイント(H) ジョイント(B) アダプタ(ゴム) D25アダプタ(M26用) D25アダプタ(M38用) ポリ袋×5枚 収納バッグ |
ホース ズームパイプ 床用吸口 すきま用吸口 水用フィルタ 収納バッグ ポリ袋×5枚 |
ホース ホースベルト×3個 延長管×2本 床用吸口 すき間用吸口 ジョイントハンドル ジョイント(H) ジョイント(B) アダプタ(ゴム) D25アダプタ(M26用) D25アダプタ(M38用) ポリ袋×5枚 収納バッグ |
|
バッテリー | 形名 | BSL36B18X | BSL36B18 | ||
電圧- 容量 |
36V-4.0Ah / 18V-8.0Ah | ||||
充電器 | 形名 | UC18YDL2 | |||
充電 時間 (目安) |
約40分 | ||||
価格 | フル セット (2WPZ/ 2WP仕様) |
¥96,800 | ¥103,400 | ¥94,121 | ¥98,107 |
本体 のみ (NN仕様) |
¥47,713 | ¥55,000 | ¥45,032 | ¥51,907 |
1充電当たりの作業量(目安) | ||||
---|---|---|---|---|
RP3615DA | RP3615DB | RP3608DA(L) | RP3608DB(L) | |
ecoモード | 約120分 | |||
標準モード | 約52分 | |||
ターボモード | 約14分 |
集じん容量大幅UP
今回新たに登場した15Lタイプと、8Lタイプを比較すると、集じん容量が倍近くになった点以外ではスペック面での変化はありませんでした。金額はどちらもおよそ1万円ほどUPしていますが、集じん容量が大幅にUPしたことでゴミ捨ての頻度が減り、作業効率も上がるのではないでしょうか。
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【HiKOKI】ぐんぐん吸い取るマルチボルト 36V コードレス集じん機に15Lタイプ RP3615DA・RP3615DB が登場!【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか?
この記事が皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。