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18V仕様と36V仕様のコードレスインパクトレンチがダブルモデルチェンジ!
2023年8月、HiKOKIから、コードレスインパクトレンチ WR18DH(18V)・WR36DH(36V)が新たに発売されました。18V仕様と36V仕様の同時モデルチェンジで、従来機の登場から、18V仕様は約7年ぶり、36V仕様は約5年ぶりとどちらも長期間越しのモデルチェンジとなりました。
今回は、こちらの新型コードレスインパクトレンチ WR18DH・WR36DH の特徴をチェックしながら、従来機との違いも見ていきたいと思います。
新型機の特徴をチェック
それではさっそく、新型コードレスインパクトレンチ WR18DH・WR36DH の特徴をチェックしていきましょう。
クラス最強トルクで作業がよりはかどる!
18V機・36V機ともに各クラスで最強トルクを実現しています。(※2023年7月現在。国内電動工具メーカーにおいて(HiKOKI社調べ)(コードレスインパクレンチ2.0kg以下クラス))
1回の充電で18V機は約310本、36V機は約280本のボルト締付け作業が可能です。(※18V機BSL36A18X使用時、36V機BSL18BX使用時の目安)
クラス最速の締付け&ゆるめスピード
18V機・36V機ともに、締付け&ゆるめスピードがクラス最速に。36V機に関しては、従来機と比較すると土台緊結皿座金締付けスピードが約1.3倍、ボルトのゆるめスピードについては2倍以上もスピードアップしています。
(※2023年7月現在。国内電動工具メーカーにおいて(HiKOKI社調べ)(コードレスインパクレンチ2.0kg以下クラス)。数値は目安です。使用環境、バッテリーの状態などにより異なります。)
オートストップ機能
オートストップ機能により、設定された時間で自動停止して、ボルトの締め過ぎを防止します。
オートスロー機能
オートスロー機能により、設定された時間・回転速度に停止・変速し、ナットの脱落防止を補助します。(※スイッチ引き量が最大のときのみ)
Bluetooth連携でカスタマイズ
36V機 WR36DH ではBluetooth連携機能があり、専用のスマホアプリから回転数やオートストップ機能などをカスタマイズして設定・調整が可能となっています。
(※Bluetooth蓄電池、HiKOKI TOOLSアプリのダウンロードが必要です。)
防じん・耐水 IP56適合
18V機・36V機ともに、IEC国際規格により規定される保護等級を表すIP56(防じん・耐水)に適合しています。
(※IP56適合製品は、ほこりや水による影響を受けにくいように設計されていますが、故障しないことを保証するものではありません。過度なほこりや水中や雨の中での使用・放置はしないでください。工具本体に蓄電池を装着した状態で、工具本体のみIP56の保護等級に適合します。蓄電池の防じん・耐水を保証するものではありません。)
カラープレートで外観をカスタマイズ
カラープレートを取り付けることで、外観を自分好みにカスタマイズすることもできます。カラープレートは、スカイブルー・ライトゴールド・シグナルレッド・チタニウムシルバー・バイオレットの5色展開です。
ビルディでCHECK
新型機のスペック
それでは、新型コードレスインパクトレンチ WR18DH・WR36DH のスペックを仕様表でチェックしてみましょう。
従来機である WR18DBDL2・WR36DC とそれぞれ比較しながら見ていきたいと思います。
新型機と従来機のスペック比較 18V機 | |||
---|---|---|---|
新型機 | 従来機 | ||
品番 | WR18DH | WR18DBDL2 | |
発売月 | 2023年8月 | 2016年10月 | |
締付能力 | 普通ボルト | M10~M20 | |
高力ボルト | M10~M16 | ||
最大締付けトルク | 310N・m(3161kgf・cm) | 280N・m(2855kgf・cm) | |
無負荷回転数 min-1(回/分) |
1:0~1200 | 弱モード:0~1000 | |
2:0~1800 | 中モード:0~2000 | ||
3:0~2400 | 強・単発モード:0~2700 | ||
4:0~2800 | |||
打撃数 min-1(打撃/分) |
1:0~1600 | 弱モード:0~1200 | |
2:0~2400 | 中モード:0~2500 | ||
3:0~3200 | 強・単発モード:0~3600 | ||
4:0~4000 | |||
オートストップ機能 オートスロー機能 |
◯ | ✕ | |
先端形状 | 四角ドライブ12.7mm | ||
機体寸法 (全長×高さ×センタハイト) (バッテリー装着時) |
144×251×32mm | 145×244×31mm | |
質量 (バッテリー装着時) |
2.0kg | 1.8kg | |
使用可能バッテリー | マルチボルト蓄電池(残量表示付) 18V(BSL18XXシリーズ) |
||
振動3軸合成値 | 14.4m/s2 | 11.7m/s2 | |
蓄電池 | 形名 | BSL36A18X | BSL36A18 |
電圧-容量 | 36V-2.5Ah/18V-5.0Ah | ||
充電器 | 形名 | UC18YDL2(冷却機能付) | UC18YDL(冷却機能付) |
充電時間 | 約19分(実用充電)/約25分(満充電) | ||
標準付属品 (フルセット) |
電池カバー マルチボルトバッテリBSL36A18X×2個 充電器UC18YDL2 ケース |
電池カバー マルチボルトバッテリBSL36A18×2個 充電器UC18YDL ケース |
|
価格 (税込み) |
フルセット | ¥60,500 | ¥54,175 |
本体のみ | ¥25,438 | ¥22,757 |
続いて、36V機のスペック比較を見ていきたいと思います。
新型機と従来機のスペック比較 36V機 | |||
---|---|---|---|
新型機 | 従来機 | ||
品番 | WR36DH | WR36DC | |
発売月 | 2023年8月 | 2018年9月 | |
締付能力 | 普通ボルト | M10~M20 | |
高力ボルト | M10~M16 | ||
最大締付けトルク | 350N・m(3569kgf・cm) | 300N・m(3061kgf・cm) | |
無負荷回転数 min-1(回/分) |
1:0~1200 | 弱モード:0~1050 | |
2:0~1800 | 中モード:0~2000 | ||
3:0~2400 | 強・単発モード:0~2800 | ||
4:0~3000 | 木工モード:0~3000 | ||
打撃数 min-1(打撃/分) |
1:0~1600 | 弱モード:0~1350 | |
2:0~2400 | 中モード:0~2900 | ||
3:0~3200 | 強・単発モード:0~3800 | ||
4:0~4100 | 木工モード:0~4000 | ||
オートストップ機能 オートスロー機能 |
◯ | ✕ | |
Bluetooth連動機能 | ◯ | ✕ | |
先端形状 | 四角ドライブ12.7mm | ||
機体寸法 (全長×高さ×センタハイト) (バッテリー装着時) |
144×251×32mm | 145×244×31mm | |
質量 (バッテリー装着時) |
2.0kg | 1.9kg | |
使用可能バッテリー | マルチボルト蓄電池(残量表示付) | ||
振動3軸合成値 | 14.9m/s2 | 15.6m/s2 | |
蓄電池 | 形名 | BSL36A18BX | BSL36A18 |
電圧-容量 | 36V-2.5Ah/18V-5.0Ah | ||
充電器 | 形名 | UC18YDL2(冷却機能付) | UC18YDL2(冷却機能付) |
充電時間 | 約19分(実用充電)/約25分(満充電) | ||
標準付属品 (フルセット) |
電池カバー マルチボルトバッテリBSL36A18BX×2個 充電器UC18YDL2 ケース |
電池カバー マルチボルトバッテリBSL36A18×2個 充電器UC18YDL2 ケース |
|
価格 (税込み) |
フルセット | ¥62,425 | ¥57,270 |
本体のみ | ¥26,470 | ¥24,888 |
オートストップモードやアプリでのカスタマイズで作業効率がアップ
18V機・36V機それぞれのスペックを比較すると、冒頭でご紹介したトルク数のパワーアップや締付け・ゆるめスピードのアップ以外で目につくのは「回転・打撃のモードの違い」ではないでしょうか。
従来機では、弱・中・強のモードのほかに「単発モード」がありました。単発モードは、「打撃開始後、数回の打撃で自動停止するモード」ですが、新型機ではオートストップモードやBluetooth連動機能が新たに搭載されたことで、モード数も「1~4」とシンプルになりました。
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【HiKOKI】18V仕様と36V仕様が同時モデルチェンジ!コードレスインパクトレンチWR18DH・WR36DH発売【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか?
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