HiKOKI(ハイコーキ)のリチウムイオンバッテリーを全シリーズわかりやすく解説【2022年版】

HiKOKI(ハイコーキ)のリチウムイオンバッテリーは電圧が同じなら互換性あり

HiKOKIの充電工具は、プロの現場ではもちろん、DIYでも広く使用されています。そのため、用途に応じて様々な電圧や容量のバッテリーやラインナップされています。このバッテリーについて、最も多く寄せられる質問が、バッテリーの互換性についてです。

具体的には、「同じ電圧のバッテリーでも3.0Ahとか5.0Ahがあるけど、互換性はあるの?」「本体とバッテリーは違う電圧でも大丈夫?」という質問ですが、結論から先に言いますと、 HiKOKIのリチウムイオンバッテリーは、同じ電圧(V)と取り付け方法であれば、容量(Ah)が違っても取り付けることができます。今回の記事では、バッテリーの電圧はもちろん、容量についても詳しく解説し、HiKOKIのバッテリーに関する疑問を少しでも解決できればと思います。

バッテリーの電圧についてまず詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

HiKOKI(ハイコーキ)といえばマルチボルト!

マルチボルト

一般的な充電工具は、18Vの本体では18Vのバッテリー、10.8Vの本体には10.8Vのバッテリー、といったように、本体とバッテリーは同じ電圧である必要があります。一方、HiKOKIがここ数年力を入れてきているマルチボルトバッテリーは、36Vと18Vのどちらの本体にも取り付けることができる画期的なバッテリーです。

このマルチボルトバッテリーについても、もちろん詳しく解説していきます。

そもそもバッテリーの容量とは?

そもそもバッテリーの容量とは、電気をどれだけ貯めておけるかということになります。スマートフォンやノートパソコンなどの4000mAhといった表記と同じ意味になり、この容量が多くなるほど長時間使用できますが、その分重量も増えていきます

ちなみに、容量を持続時間とした場合、電圧はパワーと言い換えることができます。

電動工具は、屋内や屋外、狭い場所、広い場所、高い場所といった様々な現場で使用されます。それぞれの現場によってバッテリーが長時間持つほうが良い、なるべく軽いほうが良いといったように求められる内容が変わってきます。そこで、複数のバッテリー容量を設定することで、作業時間重視から軽さ重視までユーザーが自由に選べるようにしているというわけです。

現行のバッテリーは全15種類

HiKOKIの充電工具用リチウムイオンバッテリーは、2022年3月現在15種類(現行品のみ・廃番品、在庫僅少品を除く)がラインナップされています。

同じ電圧でも容量の違いで数種類のバッテリーがあり、どれを選んだら良いのか迷った・・・という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

そこでまずは、現行のHiKOKIリチウムイオンバッテリーのスペックを電圧ごとにチェックしていきたいと思います。

36Vマルチボルトシリーズ一覧

36Vマルチボルトシリーズ

まずは、最も高い電圧の36Vマルチボルトシリーズからです。この36Vマルチボルトシリーズのバッテリーは、18Vの機種に取り付けて使用することができます。36Vと18Vどちらも使えるので、マルチボルトというネーミングになっています。

36Vマルチボルトシリーズは、HiKOKIのバッテリーラインナップの中で主力に位置づけられるシリーズで、36Vマルチボルトバッテリーは、2022年3月現在、BSL36A18(2.5Ah)BSL36B18(4.0Ah)BSL36C18(1.5Ah)BSL36A18B(2.5Ah)BSL36B18B(4.0Ah)の5種類がラインナップされています。

マルチボルトとは?

こちらのイメージのように、取り付けられた工具の電圧をバッテリーが自動的に判別し、適切な電圧を供給します。また、従来の18V用の充電器でも充電が可能になっています。

マルチボルトシリーズは、従来の18V充電工具をたくさん持っているという方が新たに36Vにグレードアップしたいというときに、従来の18V充電工具を生かしながら使用できる最適なシリーズです。

もちろん、これからHiKOKIの充電工具を導入していきたいという方にもおすすめです。

Bluetooth搭載も大きな特徴

無線連動集塵

マルチボルトバッテリーは、複数電圧対応だけではなくBluetooth機能の搭載も大きな特徴になります。

Bluetooth機能の搭載により、対応する集塵機との無線連動が可能になるほか、スマートフォンと充電工具をペアリングし専用のアプリを使用することで、回転数やスイッチの遊びといった工具の使用感をカスタマイズすることができます。

Bluetooth搭載バッテリーは品番末尾にBがついています。すべてのマルチボルトバッテリーにBluetoothが搭載されているわけではないので、購入の際にはご注意ください。

Bluetooth有無
Bluetooth付きバッテリー(左)と、Bluetoothなしバッテリー(右) 青いBluetoothアイコンでも見分けられます

集じん機と無線連動して使われる事が多い工具の場合やカスタムが可能な工具の場合、仕様変更によりフルセットの付属バッテリーが、徐々に通常のマルチボルトバッテリーからBluetooth付きマルチボルトバッテリーに置き換わりつつあります。

カスタマイズ対応工具
充電工具種類 品番 カスタマイズ内容
インパクトドライバー WH36DC スイッチの遊び・最低回転数・最高回転数・ソフトスタート・低速域の幅
インパクトレンチ WR36DD 回転数・オートストップ時間
無線連動集塵対応工具(マルチボルト36V)
充電工具種類 品番
丸のこ C3605DA(SK) / C3605DA / C3605DB(SK) / C3605DB / C3605DC(SK) / C3605DC / C3606DA(SK) / C3606DA
集じん丸のこ C3605DYA / C3605DYB / C3605DYC
卓上スライド丸のこ C3606DRA(K) / C3606DRA / C3606DRB(K) / C3606DRB / C3607DRA(K) / C3607DRA
チップソーカッタ CD3605DA
ジグソー CJ36DA
ロータリハンマドリル DH36DPA / DH36DPE
ディスクグラインダ
(火花を伴う作業での集じん接続は不可)
G3610DA / G3610DB / G3613DA / G3613DB / G3618DA
トリマ M3608DA
ルータ M3612DA
無線連動集塵対応工具(18V)
充電工具種類 品番
丸のこ C18DBAL / C18DBL
集じん丸のこ C18DYBL
チップソーカッタ CD18DBL
ジグソー CJ18DSL / CJ18DA
ロータリハンマドリル DH18DBL / DH18DSL / DH18DPA / DH18DPB / DH18DPC
ディスクグラインダ
(火花を伴う作業での集じん接続は不可)
G18DBBAL / G18DBBVL/ G18DBBVL(L125) / G18DBVL / G18DBVL(L125) / G18DSL / G18DSL2
マルチツール CV18DBL
※ダイヤル1、2は工具の消費電力が小さく集じん機と連動できません。
かんな P18DSL
※切りくずが詰まりやすいためホース(o38mm)をご使用ください。

オレンジ色の機種について:本体のロゴが日立工機ロゴの場合、BluetoothバッテリーBSL36B18B(4.0Ah)の取り付けはできません。
緑色の機種について:BluetoothバッテリーBSL36B18B(4.0Ah)の取り付けはできません。

36Vマルチボルトバッテリーと充電器ごとの充電時間

HiKOKIの36Vマルチボルトリチウムイオンバッテリ・充電器
バッテリ 充電器別の充電時間
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V~10.8V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
品番 容量 重さ 残容量表示 Bluetooth UC18YDL2
UC18YDL2

¥13,937
UC18YSL3
UC18YSL3

¥12,320
UC18YTSL
UC18YTSL

¥19,810
※4個口
UC18YTSL
UC18YTSL(S)

¥19,778
※4個口
UC18YFSL
UC18YFSL

¥10,703
UC18YKSL
UC18YKSL

¥7,315
BSL36C18
BSL36C18

¥14,300
1.5Ah
(18V時/3.0Ah)
669g × 11分/15分
(80%/フル)
20分 20分
(1個の場合)
20分
(1個の場合)
45分 90分
BSL36A18
BSL36A18

¥18,447
2.5Ah
(18V時/5.0Ah)
707g × 19分/25分
(80%/フル)
32分 32分
(1個の場合)
32分
(1個の場合)
75分 150分
BSL36A18B
BSL36A18B

¥19,162
2.5Ah
(18V時/5.0Ah)
694g 19分/25分
(80%/フル)
32分 32分
(1個の場合)
32分
(1個の場合)
75分 150分
BSL36B18
BSL36B18

¥21,021
4.0Ah
(18V時/8.0Ah)
987g × 30分/40分
(80%/フル)
52分 52分
(1個の場合)
52分
(1個の場合)
120分 240分
BSL36B18B
BSL36B18B

¥21,808
4.0Ah
(18V時/8.0Ah)
983g 30分/40分
(80%/フル)
52分 52分
(1個の場合)
52分
(1個の場合)
120分 240分
36Vマルチボルトバッテリーの選び方

36Vマルチボルトバッテリーを使える機種

2021年12月現在、36Vマルチボルトバッテリーに対応する36V充電工具は、69機種がラインナップされています。

また、36Vマルチボルトバッテリーを取付可能な18V充電工具は80機種がラインナップされています。

マルチボルトバッテリーが使える36V機種
マルチボルトバッテリーが使える18V機種
注意

※下記の機種で本体のロゴが日立工機の場合、4.0Ahバッテリー(BSL36B18・BSL36B18B)は取り付けできません。

  • ロータリハンマドリル:DH18DBL・DH18DBDL
  • ディスクグラインダ:G18DBBVL・G18DBBVL(L125)・G18DBBAL・G18DBVL・G18DBVL(L125)・G18DSL
  • ニブラ:CN18DSL
  • シャー:CE18DSL
  • マルチツール:CV18DBL
  • 丸のこ:C18DBAL・C18DSL
  • ファン:UF18DSDL(※BSL36A18・BSL36A18Bも取付不可)
  • ライト:UB18DGL

※下記の機種の場合、4.0Ahバッテリー(BSL36B18・BSL36B18B)は取り付けできません。

  • 丸のこ:C18DBL・C18DSL2
  • ドリル:D18DBHL
  • 集じん丸のこ:C18DYBL・C18DYSL
  • チップソーカッター:CD18DBL・CD18DSL
  • ラジオ付きテレビ:UR18DSML
  • ラジオ:UR18DSAL・UR18DSL・UR18DSL2・UR18DSDL
  • 冷温庫:UL18DSL
  • ファン:UF18DSAL・UF18DSAL
  • クリーナー:R18DSAL
  • 高圧洗浄機:AW18DBL

18Vシリーズ一覧

18Vシリーズ

18Vは、最近まではHiKOKIの主力に位置づけられていたバッテリーシリーズです。完全上位互換とも言える36Vマルチボルトシリーズの普及により、新モデルの投入は年々減少しつつありますが、ラインナップ数自体はHiKOKIの充電工具の中で最大となっています。

また、18V機種のフルセットに付属しているバッテリーは、ほとんどすべての機種でマルチボルトバッテリーに置き換わっています。初めて買う機種が18Vの機種でも、今後問題なく36Vマルチボルト機の導入が可能です。

ちなみに、DIY機種向けの18V2.0Ahバッテリーが2022年2月に登場しました。このことから推察すると、今後18Vは軽量かつパワフルな性能を求めるDIYユーザーにターゲットを変更してラインナップを拡充していくのかもしれません。

18Vバッテリーは、2022年3月現在でBSL1820M(2.0Ah)BSL1830C(3.0Ah)BSL1850C(5.0Ah)の3種類がラインナップされています。

18Vバッテリーと充電器ごとの充電時間

HiKOKIの18Vリチウムイオンバッテリ・充電器
バッテリ 充電器別の充電時間
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V~10.8V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
品番 容量 重さ 残容量表示 UC18YDL2
UC18YDL2

¥13,937
UC18YSL3
UC18YSL3

¥12,320
UC18YTSL
UC18YTSL

¥19,810
※4個口
UC18YTSL
UC18YTSL(S)

¥19,778
※4個口
UC18YFSL
UC18YFSL

¥10,703
UC18YKSL
UC18YKSL

¥7,315
BSL1820M
BSL1820M

¥12,166
2.0Ah 380g 20分 20分 20分
(1個の場合)
20分
(1個の場合)
30分 60分
BSL1830C
BSL1830C

¥14,091
3.0Ah 387g × 21分/30分
(80%/フル)
30分 30分
(1個の場合)
30分
(1個の場合)
45分 90分
BSL1850C
BSL1850C

¥17,787
5.0Ah 527g × 19分/25分
(80%/フル)
32分 32分
(1個の場合)
32分
(1個の場合)
75分 150分
18Vバッテリーの選び方

18Vバッテリーを使える機種

2021年12月現在、18Vバッテリーに対応する18V充電工具は、80機種がラインナップされています。

マルチボルトバッテリーが使える18V機種
注意

※下記の機種で本体のロゴが日立工機の場合、5.0Ahバッテリー(BSL1850C)は取り付けできません。

  • 丸のこ:C18DBAL

※下記の機種の場合、5.0Ahバッテリー(BSL1850C)は取り付けできません。

  • チップソーカッター:CD18DBL
  • 集じん丸のこ:C18DYBL
  • 丸のこ:C18DBL
  • 冷温庫:UL18DSL

14.4Vシリーズ一覧

14.4Vシリーズ

14.4Vは、一昔前までは充電工具の主力に位置づけられていたバッテリーシリーズですが、18Vや36Vの普及により、新機種の投入はほぼ無くなっています。

冷温庫UL18DB、ブロワRB18DC、ラジオUR18DAといった18Vと14.4V兼用の新機種は出ていますが、直近1年間の純粋な14.4V機の新機種の投入はDIY向けのみとなっています。

14.4Vバッテリーは、2022年3月現在でBSL1415(1.5Ah)BSL1460(6.0Ah)の2種類がラインナップされています。

14.4Vバッテリーと充電器ごとの充電時間

HiKOKIの14.4Vリチウムイオンバッテリ・充電器
バッテリ 充電器別の充電時間
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V~10.8V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
マルチボルト
+18V・14.4V用
品番 容量 重さ 残容量表示 UC18YDL2
UC18YDL2

¥13,937
UC18YSL3
UC18YSL3

¥12,320
UC18YTSL
UC18YTSL

¥19,810
※4個口
UC18YTSL
UC18YTSL(S)

¥19,778
※4個口
UC18YFSL
UC18YFSL

¥10,703
UC18YKSL
UC18YKSL

¥7,315
BSL1415
BSL1415

¥10,549
1.5Ah 307g × 11分/15分
(80%/フル)
15分 15分
(1個の場合)
15分
(1個の場合)
22分 40分
BSL1460
BSL1460

¥15,785
6.0Ah 536g × 21分/30分
(80%/フル)
38分 38分
(1個の場合)
38分
(1個の場合)
90分 180分
14.4Vバッテリーの選び方

14.4バッテリーを使える機種

2022年3月現在、14.4バッテリーに対応する14.4V充電工具は、47機種(※ビルディ調べ)がラインナップされています。

14.4Vバッテリーが使える14.4V機種

10.8V(スライド式)シリーズ一覧

10.8V(スライド式)シリーズ

10.8Vにはバッテリーの取り付け方の違う2種類のシリーズがあります。バッテリーをスライドさせて工具に取り付ける方式がスライド式、バッテリーを差し込んで工具に取り付ける方式が差し込み式になります。スライド式と差し込み式は、物理的に互換性がありませんのでご注意ください。

10.8V(スライド式)は、重量とパワーのバランスが良く、プロ向けのサブ機やDIYユーザーのメイン機としてニーズがあります。ここ数年で登場したバッテリーシリーズです。

2022年3月現在で、BSL1240M(4.0Ah)BSL1215(1.5Ah)の2種類がラインナップされています。

10.8V(スライド式)バッテリーと充電器ごとの充電時間

HiKOKIの10.8V(スライド式)リチウムイオンバッテリ・充電器
バッテリ 充電器別の充電時間
10.8V用 マルチボルト
+18V~10.8V用
品番 容量 重さ 残容量表示 UC12SL
UC12SL

¥4,979
UC18YTSL
UC18YTSL(S)

¥19,778
※4個口
BSL1215
BSL1215

¥5,852
1.5Ah 223g × 22分 22分
(1個の場合)
BSL1240M
BSL1240M

¥9,548
4.0Ah 314g 60分 60分
(1個の場合)
10.8Vバッテリーの選び方

10.8V(スライド式)バッテリーを使える機種

2021年12月現在、10.8V(スライド式)バッテリーに対応する10.8V充電工具は、12機種がラインナップされています。

10.8V(スライド式)バッテリーが使える10.8V機種
インパクトドライバー
ドライバドリル
振動ドライバドリル
セーバーソー
マルチツール
ハンマードリル
クリーナー
ワークライト

10.8V(差し込み式)シリーズ一覧

10.8V差し込みシリーズ

10.8Vにはバッテリーの取り付け方の違う2種類のシリーズがあります。バッテリーをスライドさせて工具に取り付ける方式がスライド式、バッテリーを差し込んで工具に取り付ける方式が差し込み式になります。スライド式と差し込み式は、物理的に互換性がありませんのでご注意ください。

10.8V(差し込み式)も、スライド式と同様に重量とパワーのバランスが良く、プロ向けのサブ機やDIYユーザーのメイン機としてニーズがあります。スライド式より若干トルクが落ちますが、その分軽量になっている機種が多いようです。

10.8V(差し込み式)は、スライド式が出る以前のシリーズなので、全体的に発売から年数が経っている機種が多くなっています。また、スライド式と比較して充電時間も長めになっています。

2022年3月現在で、BCL1030C(3.0Ah)の1種類がラインナップされています。

10.8V(差し込み式)バッテリーと充電器ごとの充電時間

HiKOKIの10.8V(差し込み式)リチウムイオンバッテリ・充電器
バッテリ 充電器別の充電時間
10.8V用
品番 容量 重さ 残容量表示 UC10SL2
UC10SL2

¥8,054
BCL1030C
BCL1030C

¥8,085
3.0Ah 220g × 60分

10.8V(差し込み式)バッテリーを使える機種

2021年12月現在、10.8V(差し込み式)バッテリーに対応する10.8V充電工具は、9機種がラインナップされています。

10.8V(差し込み式)バッテリーが使える10.8V機種
インパクトドライバー
静音インパクトドライバー
コーナーインパクトドライバー
ドライバドリル
セーバーソー
ジグソー
クリーナー

7.2Vシリーズ一覧

7.2Vシリーズ

7.2Vの差込式バッテリーシリーズです。10.8Vの差込式と比べてよりコンパクトになっています。対応工具はかなり少なくなりますが、ペン型インパクトドライバーが特徴的です。

2022年3月現在で、BCL715(1.5Ah)の1種類がラインナップされています。

7.2Vバッテリーと充電器ごとの充電時間

HiKOKIの7.2Vリチウムイオンバッテリ・充電器
バッテリ 充電器別の充電時間
7.2V用
品番 容量 重さ 残容量表示 UC7SL
UC7SL

¥7,315
BCL715
BCL715

¥6,105
1.5Ah 120g × 30分

7.2Vバッテリーを使える機種

2021年12月現在、7.2Vバッテリーに対応する7.2V充電工具は、2機種がラインナップされています。

7.2Vバッテリーが使える7.2V機種
インパクトドライバー
クリーナー

3.6Vシリーズ一覧

3.6Vシリーズ

3.6Vの差込式バッテリーシリーズです。HiKOKIのバッテリーシリーズの中で最も低い電圧になります。対応工具はペン型ドライバードリルのみとなっています。

2022年3月現在で、EBM315(1.5Ah)の1種類がラインナップされています。

3.6Vバッテリーと充電器ごとの充電時間

HiKOKIの3.6Vリチウムイオンバッテリ・充電器
バッテリ 充電器別の充電時間
3.6V用
品番 容量 重さ 残容量表示 UC3SFL
UC3SFL

¥4,697
EBM315
EBM315

¥4,538
1.5Ah 74g × 30分

3.6Vバッテリーを使える機種

2021年12月現在、3.6Vバッテリーに対応する3.6V充電工具は、1機種がラインナップされています。

3.6Vバッテリーが使える3.6V機種
ドライバードリル

HiKOKIバッテリーの選び方

バッテリー重量測定

これまで見てきたように、HiKOKIのバッテリーは同じ電圧でも複数の容量が存在します。ここでは、複数ある容量のうち、おすすめの容量を電圧ごとに解説していきます。

作業時の使用感に大きく関わってくる重量ももちろん考慮に入れています。

マルチボルト36Vシリーズ

36Vおすすめ

普段使いならBSL36A18

BSL36A18(2.5Ah)は、ほとんどのマルチボルト36V充電工具のフルセットに付属しているバッテリーです。

MEMO

集じん機と無線連動して使われる事が多い工具の場合やカスタムが可能な工具の場合、仕様変更によりフルセットの付属バッテリーが、徐々に通常のBSL36A18からBluetooth付きBSL36A18Bに置き換わりつつあります。

重量は707gでバッテリーとしては重量級ですが、マルチボルト36Vシリーズで最も軽いBSL36C18と40gほどしか差はなく、BSL36C18を選ぶと容量が40%も減少してしまいます。

1.0Ahあたりの価格は7007円となっており、BSL36B18と比べるとコストパフォーマンスでは劣ります。

BSL36A18

集じん機との無線連動に対応した工具で使いたい場合や、工具のカスタマイズ機能を使いたい場合にはBluetooth機能付きのBSL36A18Bがおすすめです。

BSL36A18B

高負荷作業・長時間作業ならBSL36B18

高負荷作業や長時間作業がメインなら、BSL36B18(4.0Ah)がおすすめです。比較的大型のハンマードリルやディスクグラインダー、集じん機などでは、標準付属バッテリーになっています。

1.0Ahあたりの価格は5005円となり、マルチボルト36Vシリーズの中ではコストパフォーマンスに最も優れているバッテリーです。

バッテリーだけで1kg近い重量があるので、軽作業や短時間の作業に使うには不向きです。

BSL36B18

集じん機との無線連動に対応した工具で使いたい場合や、工具のカスタマイズ機能を使いたい場合にはBluetooth機能付きのBSL36B18Bがおすすめです。

BSL36B18B

18Vシリーズ

18Vおすすめ

18V充電工具に取り付けるならマルチボルトバッテリーBSL36A18がおすすめです

18Vバッテリーの選び方としていますが、前提として18V充電工具に取り付けるなら36Vマルチボルトバッテリーが最もおすすめのバッテリーになります。

BSL36A18

集じん機との無線連動に対応した工具で使いたい場合や、工具のカスタマイズ機能を使いたい場合にはBluetooth機能付きのBSL36A18Bがおすすめです。

BSL36A18B

コストをできるだけ抑えたい、マルチボルトバッテリーでは重すぎる、マルチボルト36V機種の導入の予定はない、という場合は、下記のおすすめバッテリーをご参考ください。

長時間作業が多いなら、コストパフォーマンスを追求するならBSL1850C

BSL1850C(5.0Ah)は、18Vシリーズの中で最も大容量のバッテリーになります。

重量は527gで、18Vシリーズの中では最も重くなりますが、1.0Ahあたりの価格は3,146円となっており、18Vシリーズの中で最もコストパフォーマンスに優れるバッテリーとなっています。

BSL1850C

軽いバッテリーがほしいならBSL1830C

BSL1830C(3.0Ah)は、重量387g18Vシリーズの中では2番めに軽いバッテリーです。天井付近などでの上向き作業や、狭い場所での作業など、できる限り軽量化したい場面でおすすめです。

18V最軽量は380gのBSL1820Mになりますが、こちらは2.0Ahと容量も少なくなってしまいますので、1gでも軽くしたいという場合でなければ、BSL1830Cの方をおすすめします。

1.0Ahあたりの価格は4,147円となり、コストパフォーマンスで見ると18Vシリーズの中で真ん中となります。

BSL1830C

残量表示機能がほしいならBSL1820M

BSL1820Mは18Vで最も容量が少ないバッテリーになりますが、18Vで唯一残量表示機能がついているバッテリーになります。

バッテリー残量表示のない18V工具を使うことが多く、残量確認がどうしてもほしいという場合におすすめです。バッテリー自体の容量は少ないのでご注意ください。

1.0Ahあたりの価格は5,363円となり、コストパフォーマンスで見ると18Vシリーズの中でも最低となります。

BSL1820M

14.4Vシリーズ

14.4Vおすすめ

長時間作業が多いなら、コストパフォーマンスを追求するならBSL1460

BSL1460(6.0Ah)は、14.4V充電工具のフルセットに付属しているバッテリーです。

重量は536gで、14.4Vシリーズの中では最も重くなりますが、1.0Ahあたりの価格は2,324円となっており、14.4Vシリーズの中で最もコストパフォーマンスに優れるバッテリーとなっています。

BSL1460

軽さを追求するならBSL1415

BSL1415(1.5Ah)は、重量307g14.4Vシリーズの中では最軽量のバッテリーです。

BSL1460と比較すると229g軽量になっているので、天井付近などでの上向き作業や、狭い場所での作業など、できる限り軽量化したい場面でおすすめです。

また、BSL1460と比較して薄型になるので、取り回し性が格段に向上します。反面、弱点もあり、作業時間はBSL1460の1/4とかなり少なくなってしまいます。

1.0Ahあたりの価格は6,197円となり、コストパフォーマンスで見ると14.4Vシリーズの中でも最低となります。

BSL1415

10.8Vシリーズ(スライド式)

10.8Vおすすめ

長時間作業が多いなら、コストパフォーマンスを追求するならBSL1240M

BSL1240M(4.0Ah)は、10.8Vシリーズの中で最大容量のバッテリーで、約半数の10.8Vスライド式充電工具のフルセットに付属しているバッテリーです。

重量は314gで、10.8Vシリーズの中では最も重くなりますが、1.0Ahあたりの価格は2110円となっており、10.8Vシリーズの中で最もコストパフォーマンスに優れるバッテリーとなっています。

10.8Vで唯一残量表示機能がついているバッテリーになります。

BSL1240M

軽さを追求するならBSL1215

BSL1215(1.5Ah)は、重量223g10.8Vシリーズの中では最軽量のバッテリーです。こちらは、軽さを重視する10.8V充電工具のフルセットに標準付属となっています。

1.0Ahあたりの価格は3,432円となり、コストパフォーマンスでは10.8Vシリーズの中でも最低となります。

BSL1215

HiKOKIバッテリーの電圧の違いとは

HiKOKIバッテリーの電圧の違い

HiKOKIのバッテリーでは、マルチボルト36V18V14.4V10.8V7.2V3.6Vといった電圧がラインナップされています。

電圧が違うことの最も大きな差はパワーになります。基本的に電圧が高くなるとパワーも増えますが、それに伴って価格も上がる傾向にあります。

また、電圧が高くなるに伴ってバッテリーや工具本体の重量・サイズも増加する傾向にあります。

例として、10.8VバッテリーBSL1215は重量223gとなっていますが、マルチボルト36VバッテリーBSL36B18になると987gとなり、5倍近い差があります。

マルチボルト36Vと10.8V
マルチボルト36Vバッテリー(左)と、10.8Vバッテリー(右) その差は歴然です

一つの電圧ですべての充電工具を賄おうとした場合、電圧を高く設定するとオーバースペックになる工具が多くなり、電圧を低く設定するとパワーが弱すぎて実使用に耐えられない工具が増えてしまいます。これを回避するために、電圧を複数に分けて展開しています。

この中で、マルチボルト36V~14.4Vバッテリーの充電工具に関しては、プロ向けの機種が中心となっています。また、10.8V~3.6Vバッテリーの充電工具は、プロのサブ機やDIY向けの機種が中心となっています。

HiKOKIバッテリーの型番の読み方

HiKOKIのバッテリーは、型番で電圧や容量を知ることができます。電圧ごとにいくつかパターンがありますので、主なものをご紹介します。

18V~7.2Vの場合

18V型番

18V~7.2Vの場合について、18V5.0AhバッテリーのBSL1850Cを参考に見ていきましょう。

BSL1850C

一番左側のBSLはスライド式リチウムイオンバッテリーであることを表しています。差し込み式リチウムオンバッテリーの場合はBCLとなります。

次の二桁の数字18は電圧を表しています。14.4Vバッテリーであれば14、10.8V(スライド式)バッテリーであれば12、10.8V(差し込み式)であれば10になります。

更にその次の二桁の数字50は容量(Ah)を表しています。3.0Ahであれば30になり、1.5Ahであれば15になります。

最後のCは軽量バッテリーということを表しています。C以外にも記号があり、Mは残量表示機能付きであることを表しています。特に記号がないものもあります。

マルチボルト36Vの場合

マルチボルト型番

マルチボルト36Vは、少々特殊なパターンになります。マルチボルト36V2.5AhバッテリーのBSL36A18Bを参考に見ていきましょう。

BSL36A18B

一番左側のBSLはスライド式リチウムイオンバッテリーであることを表しています。

2番目の数字36は電圧を表しています。マルチボルト36Vなので36となっています。

3番目のアルファベットAですが、こちらがマルチボルトバッテリーの容量(Ah)を表しています。登場した順にAから割り当てられているようで、2.5AhがA、4.0AhはB、1.5AhはCとなっています。

4番目の数字18ですが、おそらく従来の18Vと互換性があること表していると思われます。

最後のBはBluetooth搭載ということを表しています。記号がないものはBluetoothなしになります。

【番外編1】背負式のバッテリー

ここまでは一般的なバッテリーを見てきました。ここでは、ちょっと変わったバッテリーをご紹介します。

背負式バッテリー

一般的な電動工具のバッテリーは、工具本体に取り付けて使います。作業時間を長くしたい場合、①バッテリーの容量を増やす・②バッテリーを2個取り付ける・③バッテリーを複数用意して取り替えながら使うといった方法があります。しかし、①と②の方法では重量が増加して使い勝手が悪くなってしまうという問題があり、③の方法では準備や持ち運びが大変になります。

そういった問題の解決策として、背負式のバッテリーBL362000がラインナップされています。BSL36A18(マルチボルト36V/2.5Ahバッテリー)約8個分という大容量のバッテリーを搭載しているので、長時間作業も余裕でこなすことができます。

また、バッテリー部分を背負式にすることで工具本体を軽くすることができ、取り回し性も向上します。

対応機種は、マルチボルト36Vの園芸用工具となっています。今でもエンジン式のニーズが高い草刈り機やブロワ、チェンソー、植木バリカンといった高負荷かつ長時間作業が多い工具で使用することで、エンジン式以上の稼働時間を実現することができます。

BL362000対応機種(マルチボルト36V)
充電工具種類 品番
ブロワ RB36DA
チェンソー CS3630DA
植木バリカン CH3656DA
刈払機 CG36DB / CG36DB(L)
背負式電源 BL36200

【番外編2】バッテリー関係のアクセサリー

番外編2では、より快適に充電工具を使用できるバッテリー関係のアクセサリーをご紹介します。

バッテリーアダプター

バッテリーアダプター

バッテリーアダプターは、工具本体からバッテリーを分離し腰回りのベルトに取り付けることで、上向き作業などでの腕や方への負担を軽減します。36Vマルチボルト対応充電式工具専用になります。

18V専用機や、一部のマルチボルト36V充電工具では使用できませんのでご注意ください。

マルチボルト 36V バッテリアダプタ W36-AD

AC/DCアダプタ ET36A

ET36A

AC/DCアダプタは、マルチボルト36V充電工具をAC100V電源で動作させるためのアダプタです。電源が取れる現場で使用することで、バッテリーの差し替えや充電の手間をなくすことができます。一部のマルチボルト36V充電工具では使用できませんのでご注意ください。

AC/DC アダプタ ET36A

格安・互換バッテリー(非純正バッテリー)の使用について

HiKOKIに限らず、電動工具のバッテリーには、格安の互換バッテリー(以下、非純正バッテリーと表記します)が多数流通しています。2022年3月現在、Amazonで「HiKOKI バッテリー」で検索すると真っ先に非純正バッテリーが表示されます。

この非純正バッテリーですが、価格が純正バッテリーの3/2~半分程度と安く、かなり魅力的です。しかし実際には、公表されている容量より少ない実容量であったり、粗悪な素材が使われているといった側面もあるようです(すべての非純正バッテリーがそうだというわけではありません)。

また近年、非純正バッテリーを使用したことによる事故が増加しており、やけどなどの怪我につながった事例も報告されているようです。もちろん、非純正バッテリーを使用したことによる故障の場合には、メーカー保証は一切受けられなくなります。

事故事例
事故事例(独立行政法人製品評価技術基盤機構ホームページより)

使用する際には、自己責任で使用するようにしてください。

おわりに

HiKOKIバッテリー

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。HiKOKI(ハイコーキ)のリチウムイオンバッテリーを全シリーズわかりやすく解説【2022年版】、いかがでしたでしょうか。今回の記事が、皆さまのバッテリー選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。

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