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HiKOKI コードレス冷温庫 18L仕様登場
2022年6月に、HiKOKI(ハイコーキ)から18L仕様のコードレス冷温庫 UL18DCが発売されました。今回の記事では、1年前に発売されたUL18DB(25L)との違いや進化したポイントをチェックしていきたいと思います。
なお、2022年6月現在。UL18DB【従来機】の入荷が少なくなってきており、今後はUL18DC【新型機】が仕様違いの後継として販売されるのでは??と考えています。
HiKOKI(ハイコーキ) 18V/14.4V コードレス冷温庫 18L 3電源対応 UL18DC【新型機】
HiKOKI(ハイコーキ) 18V/14.4V コードレス冷温庫 25L 3電源対応 UL18DB【従来機】
従来機との違い
それでは早速、UL18DBとUL18DCの違いを見ていきましょう。
狭いスペースにも収納できるコンパクトサイズ
従来機(UL18DB)より軽量・コンパクトになり軽自動車やコンパクトカーにも収納しやすいサイズ感に。
長辺方向に100mm小さくなり、1.4kg軽くなりました。高さと奥行きのサイズは変更ありません。現場やアウトドアなど荷物が多い場面での使用が多くなりそうなのでこの差は大きくなりそうです。
庫内容量が25Lから18Lに
外寸が小さくなった影響で庫内の容量は7L減少。仕切り使用時は片側8L、仕切り未使用時は18Lとなっています。
庫内の高さは変わらず、2Lペットボトルは立てた状態で4本収納できます。
冷温庫自体に冷やす能力があり、庫内に入れる氷・保冷剤は最低限で済むため、同容量であれば一般的なクーラーボックスよりもより多くのものを格納できます。
0℃(冷蔵)と60℃(保温)が同時に使用可能
付属の仕切板で庫内を2部屋にセパレートすることで、左右で異なる温度を用途に応じて設定できます。
従来機では温度差が30℃を超える設定はできませんでしたが、UL18DCでは最大温度差が60℃となったことで、冷蔵と保温の同時使用が可能になりました。
ちなみに、最大温度差60℃に対応するためなのか、付属の仕切り板の厚みは従来機よりも10mmほど厚くなっています。
新色「サンドベージュ」追加
UL18DBから継続の「アグレッシブグリーン」、「フォレストグリーン」に「サンドベージュ」が追加され3色展開となりました。
テントサイトに置いても違和感のないアースカラーでキャンパーからの人気が高そうな色ですね。
12Vソケット&USB type-C出力が追加
従来機にあったUSB type-A出力端子に加え、DC12Vソケットと急速充電に対応したUSB type-C出力端子(最大20W)を追加で装備。スマートフォンの充電に加え、別売品のケトルや市販のファン・電気毛布なども使用できます。
なお、DC12V出力(最大120W)は蓄電池使用時のみ可能で、コンセントやシガーソケットからの給電時には使用できません。
蓄電池の充電速度がアップ
HiKOKIの冷温庫はコンセントか車載電源に接続した状態で、 蓄電池をセットすると保冷・保温しながら 蓄電池を充電することができます。
UL18DCでは従来機と比較して蓄電池(BSL36A-18)の充電時間が約1時間以上短くなりました。毎日ハードに電動工具を使う方でなければUL18DCを充電器代わりにすることで、充電器がなくてもHiKOKI蓄電池を運用することができます。
毎日1個以上の蓄電池を充電するハードユーザーの方はUC18YDL2等の急速充電器の使用をおすすめします。
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Bluetooth蓄電池の充電に対応
従来機UL18DBでは非対応だったBluetooth機能搭載蓄電池(BSL36A18B、36B18B)の充電に対応しました
メーカーからアピールされている機能ではないのですが、取扱説明書に「Bluetooth機能搭載蓄電池不可」の文言がなかったため実機で試してみたところ充電することができました。
インパクトを買ったときに付いてきたBluetooth蓄電池しか持っていないんだけど・・・ という方でも安心してお買い求めください。
ドレンコック
従来製品UL18DBより穴が大きくなりお掃除後の水抜きが速くなりました。
庫内用バスケット
庫内スペースを効率よく使えるバスケットが1つ標準付属。
こちらのバスケットは単品販売もされており、従来機UL18DBにも取り付け可能です。
UL18DCでは2つ、UL18DBの場合は3つまで設置が可能です。
ビルディでCHECK
従来機に引き続き採用されているポイント
ここからは、新型機と従来機で特に変更のないポイントをチェックしていきます。
大形キャスターとハンドルを装備
現場やアウトドア時に多い不整地に強い5インチのゴム製大型キャスター付き。
引っ張りやすい大型のハンドルで移動もラクラク。
生活防水仕様 防水保護等級IPX4
突然の雨でも安心の生活防水仕様です。
ただし、生活防水(防沫形)となっているので小雨程度のうちに屋根の下に移動させる必要があります。
なお、AC100V・DC12V電源利用時は防水用のジャックカバーを外してコネクタを接続する必要があるので防水が発揮されるのは蓄電池使用時のみになります。
3電源使用可能
AC100Vコンセントや車(DC12V)と本体を接続して、蓄電池の充電ができます。保冷・保温しながらの充電も可能です。
インバータ付エンジン発電機でも使用可能。
供給電源が遮断された場合、蓄電池が取付いていなくても、再通電時に冷温庫の電源が自動で復帰する通電自動復帰機能を搭載。
車載でDC12V使用時にエンジンを切ると自動で蓄電池からの給電になり、再びエンジンをかけるとDC12V給電に切り替わり同時に蓄電池は充電状態になります。(蓄電池装着時のみ)
LEDライト付き
庫内には暗い場所でも庫内が見やすいLEDライト付き。
左右二か所にライトを配置することでより見やすく、2部屋モードにも対応しています。
スペックで比較
今度はスペックで新型機と従来機を比較してみましょう
クラス | 新型機 | 従来機 |
---|---|---|
品番 | UL18DC | UL18DB |
カラー展開 |
アグレッシブグリーン フォレストグリーン サンドベージュ |
アグレッシブグリーン フォレストグリーン |
入力電源 |
リチウムイオン電池 14.4V(BSL14XXシリーズ)/18V(BSL18XXシリーズ)・マルチボルト蓄電池(残量表示付) 家庭用交流100V電源(AC100V 50/60Hz) 車載電源(DC 12/24V) |
|
庫内容積 |
仕切板なし:18L 仕切板あり:片側8L ×2 |
仕切板なし:25L 仕切板あり:左8L・右15L |
冷却方式 | コンプレッサ・冷媒ガス(R134a 28g)圧縮方式 | コンプレッサ・冷媒ガス(R134a 33g)圧縮方式 |
加温方式 | ワイヤヒーター方式 | |
設定温度 | -18℃および-15℃~60℃の5℃単位(最大温度差60℃) | -18℃および-15℃~60℃の5℃単位(最大温度差30℃) |
蓄電池装着可能数 | 2個 | |
蓄電池充電時間 (気温20℃時) |
BSL36A18:約2時間15分 BSL36B18:約3時間40分 |
BSL36A18:約3時間20分 BSL36B18:約5時間20分 |
使用温度範囲 | 0~40℃ | |
USB出力 |
USB-A 5V / 2.4A USB-C 5V / 3A、9V / 2.2A |
USB-A 5V / 2.4A |
機体寸法 | 縦340×横553×高さ450mm | 縦340×横653×高さ450mm |
質量 |
14.2kg(蓄電池なし) 15.2kg(BSL36B18×1個装着時) |
15.6kg(蓄電池なし)16.6kg(BSL36B18×1個装着時) |
標準付属品 | ACアダプタ(AC100V・2A)・車載用DCコード・ショルダーベルト・仕切板・バスケット | ACアダプタ(AC100V・2A)・車載用DCコード・ショルダーベルト・仕切板 |
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【UL18DC】HiKOKI コードレス冷温庫に18L仕様が追加!従来機との違いは??【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか。従来機から様々な改良が加えられ、より魅力的な機種に仕上がっていると思います。
この記事が皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。