【ビルディ現場探訪記】親子二代で営む安永左官工業。代表に聞く「左官仕事のやりがい」とは?<前編> ※求人情報あり

ビルディ代表 渡邉

今回、ビルディは安永左官工業で代表を務める安永さんにインタビューを行い、前編・後編にわけて記事を配信します。前編では、安永さんご自身の左官屋としてのこだわりや左官仕事の魅力について、ビルディ代表 渡邉(以下ナベちゃん)がお聞きしました。

後編はこちらからどうぞ☟

【ビルディ現場探訪記】親子二代で営む安永左官工業。父親の背中を追って始めた左官屋の成り立ちとは?<後編> ※求人情報あり

左官仕事の魅力、やりがいについて

ナベちゃん

早速ですが、まずは左官仕事の魅力、やりがいについてお聞かせいただけますか?
左官仕事のやりがいは、やっぱり自分の技術が全てをあらわすところ。腕が悪けりゃできないし、いいものができれば施主さんにも喜んでもらえるし。

安永さん

ナベちゃん

いい左官仕事のポイントはどんなところにありますか?
ポイントは、自分の思い通りに平らに塗れるか。また抑えるんであったら、しっかり床が仕上げられるか。誰が見ても恥ずかしくないものができれば、いい仕事ができたなって思いますね。

安永さん

ナベちゃん

良い左官仕事のポイントというところで、しっかり床が仕上げられたり、思い通り平らに塗れたりとかをお聞きしたんですけど、具体的なチェックの仕方とか教えてもらえますか?
わかりやすく言えば、土間の場合で言えば、型枠の隅通りにできているかどうか。隅通りにちゃんと土間が慣らせているとか。

安永さん

ナベちゃん

ほかにも見るポイントってあるんですか?
あとは表面がキレイになっているかとか。

自分達で隅を打っているときもあれば、そうじゃない時もあるので、それに合わせてできると、良い気持ち良い仕上げになっているとか。

で、それに合わせて、何をその上に置きますよということまで考えて、隅をちゃんとやってくれていて、真っ平らになっていたら、その後気持ちよく仕上がってるなという。

安永さん

ナベちゃん

次の工程もスムーズにできるということですかね?
そうですね、次の工程の人たちにもクレームなどが付かないということです。

安永さん

仕事をする上でこだわっているポイントについて

ナベちゃん

それでは仕事をする上でこだわっているポイントを教えていただけますか?
やっぱり左官屋なので、「きれいに早く」というのが一番ですよね。スピードと仕上がりです。

安永さん

左官屋さんの仕事内容について

ナベちゃん

なるほど。左官と一口に言っても業者によって違うようですが、安永さんの場合はいかがですか?
壁塗り、土間、タイル、外構、エクステリア、あと防水もやりますね。戸建て新築が大体月平均15件くらい。あと時々工場の改修工事とかで数千平米とか1万平米の土間ならしをすることもあります。

安永さん

タイル・外構工事イメージ(画像提供:安永左官工業)
タイル・外構工事イメージ(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

幅広いですね。
このあたりは地域差とか会社の規模もあると思います。

同じ左官屋でもタイルをやらない人もいれば、住宅の基礎までやる人もいるし。

安永さん

ナベちゃん

ベタ基礎とかですよね?それはやらないんですか?
本当は基礎もやりたいんだけど、今は手が回らないですね。他に何もできなくなっちゃうから手を出さないようにしています。

安永さん

ナベちゃん

エクステリアは例えば、門扉とかですか?それから防水工事は?
そうですね、フェンス、カーポートとか。掘削からやります。あとはブロックを積んだり。 防水工事は、ユニットバスとかじゃなくて、在来の風呂ですね。タイル下地をとるときはモルタルをぬるんですが、その下で1回防水を作るんですよ。そこから浴槽のセットまでをやっています。

安永さん

カーボート作業風景(画像提供:安永左官工業)
カーボート作業風景(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

どこかしらにコテを使う作業が出てくるわけですね。

その中でも最近多い工事は何でしょうか?
やっぱり左官工事とタイル工事が多いかなぁ。

壁塗り、住宅基礎の巾木下とか、内装、外装、あとはお勝手口でモルタル仕上げですね。

それからタイルだと玄関や洗面所とか。ワンポイントで玄関の壁をタイル貼ったりとか。

安永さん

左官工事、タイル工事イメージ(画像提供:安永左官工業)
左官工事、タイル工事イメージ(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

左官、タイル工事は今後も増えそうですか?
増えてきますね。

最近は塗り壁も色々あるんですよ。木のテーブルに塗ってコンクリ風に仕上げるとか。

安永さん

ナベちゃん

木をコンクリ風に!

モルタル塗るだけが左官じゃない

ナベちゃん

他にはどんなものがあるんですか?
モルタル、漆喰、珪藻土、樹脂材、あとは金属の塗り物とか。金属はちゃんとトップコートしないと、素手でさわると錆びてくるものもありますよ。

安永さん

材料・作業内容は様々(画像提供:安永左官工業)
材料・作業内容は様々(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

ちょっと左官屋さんのイメージ変わりますね。
そうですね。そういうのがあるとカテゴリ自体が変わってくるんですよね。

今までのようにモルタル塗るだけが左官じゃなくなってきている。

安永さん

ナベちゃん

おしゃれなカフェとか内装にこだわる施主さんからのニーズがありそうですね。
そうそう、そういうところで採用されていますよ。あとはうちはやらないけど、モルタル造形。

なんにもないところにモルタル塗って、溝をほってレンガの形にしたり。実際に積んでるわけじゃないけど、積んでる風に見せられるんですよ。

あとは木が埋め込まれているように見せたりとか。ディズニーランドなんかでやっていますね。

安永さん

モルタル造形の作業イメージ(画像提供:安永左官工業)
モルタル造形の作業イメージ(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

へー面白いですね。

皆こういうの知らないですよね。
うーん、業界の人は知ってるけど、一般の人は知らないですよね。

徐々に広まってきていますよ。メーカーから設計士さんにPRしているから。

こういうのできますか?という打診があって、引き受けるというのが最近の流れです。

安永さん

ナベちゃん

それぞれ、塗り方に違いはあるんでしょうか?
微妙に違いますね。

安永さん

漆喰が一番難しい

ナベちゃん

珪藻土は馴染みがあるかと思いますが、漆喰ですと例えばどのような現場ですか?
漆喰だとちょうど今度お寺の新築工事が始まるんですが、それが全面漆喰ですね。外壁や中もあります。

安永さん

ナベちゃん

塗り物で難しいのってどれなんですか?
昔ながらのものでいうと、漆喰の黒の磨き壁というのがあるんですけど、それが一番難しいですね。磨いて仕上げていくんですけど、磨くと本当に人の顔が映り込むくらい光沢が出るようにやっていくんですけど、それをコテ一本でやっていくんです。

安永さん

黒漆喰イメージ(画像提供:安永左官工業)
黒漆喰イメージ(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

コテでやるんですか?
コテで擦る感じで磨きます。それから水引き加減とかで光らないとかもあるんですよ。

安永さん

ナベちゃん

水引き加減というのは、水の量ということですか?
乾き加減ですね。水が引いていくのを、感じながら、コテを当てていかないと、うまく仕上がらないんですよ。

全体が均一になるように調整しながら塗っていかないといけないんです。そこで普通の塗り方の基本ができているかできていないかが出ます。

安永さん

DIYには珪藻土がおススメ

ナベちゃん

珪藻土とかはムラがあるほうがかえって味が出てくることもあるんですか?
はい。それから面白いことに時には素人の方が大胆で良いパターンが出たりするんですよ。

安永さん

ナベちゃん

それはどうして起きるんですか?
結局僕らは固定概念にとらわれてしまっているというか。平らにしようと思ったり、コテもなるべく波を立てないようにしようしてしまうんです。先入観というか、そういう風に覚えてしまってるんですよね。

安永さん

ナベちゃん

面白いですね。じゃあDIYの方とかはこういった珪藻土がおススメということですか?
そうですね、きちんとやり方を覚えれば。

安永さん

条件の多さが仕事の深みであり、それが面白さでもある

ナベちゃん

気温や材料などによっても難しさは変わってくるんですか?
それこそ今日なんかはコンクリの抑えの現場だったんですけど、最初は雨だったのに、急に晴れてきて。トロウェルを準備してたんだけど、急にエンジンかからなくなって。たまたま手伝いがいたから何とかできたんですけど…。

安永さん

エンジントロウェルを使っての作業イメージ(画像提供:安永左官工業)
エンジントロウェルを使っての作業イメージ(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

それで、手伝いの方がいらしたからなんとか収まったということですか?それは人力ですか?
人力です。コンクリートの表面だけ乾いて、中身まではまだそんなに乾いてないんですよ。だけど表面が乾いちゃうと、コテが当たらなくなっちゃうので、そこに悪戦苦闘をしてたんです。

安永さん

ナベちゃん

そう考えると、まるで生き物を扱っているみたいですね。生コン、まさに生ですもんね。
そうですね。まさにそれに順応して、こちらが合わせていかなければいけない。

安永さん

ナベちゃん

パン屋さんが気温や湿度によって材料の分量を変えたりするって聞きますけど、それと同じですね。
はい、材料も色々ありますし、条件の多さがまた仕事の深みでもあるし、それがまた面白さですね。

安永さん

左官仕事の大変なところとは

現場の作業風景(画像提供:安永左官工業)
現場の作業風景(画像提供:安永左官工業)

ナベちゃん

なるほど。これまで左官仕事のやりがいなどをお聞きしてきましたが、今度は仕事の大変なところを教えていただけますか?
やっぱり重たいものを持つのが多いところかな。セメント1本25kgあるから、 若い子には少しきついかな。

安永さん

ナベちゃん

最近の若い子はいかがですか?
3年でそれなりの技術が身につく人もいれば、10年経っても身につかない人もいます。

本当に、個人差が大きいと思います。

安永さん

ナベちゃん

技術が身につく、身につかないの差はどんなところにあるのでしょうか?
それぞれの器用さもあるし、でも一番はストイックさかな。

自分に厳しく技術を追求する人はやっぱり伸びますよ。

安永さん

ナベちゃん

なるほど、ありがとうございました。

※後編では、安永さんご自身が左官屋のお父様の背中を見て育ったエピソードなどを交えて、事業の成り立ちについてお話を伺います。

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