ジグソーの特長・選び方

ジグソー

この記事は初心者の方向けです。

1.特長

  • 鋸刃を上下させて切断を行う電動工具です。サイズは比較的小型ですが、軽快な切断や小回りの利く曲線切断、くり抜き(窓抜き切断)などが得意です。また、傾斜切断を行うこともできます。ただし直線の切断には不向きです。※オプション品(平行定規など)で対応することはできます。
切断方法(基本)

切断方法(基本)

くり抜き

くり抜き

傾斜切断

傾斜切断

  • 木材・軟鋼板・アルミ・プラスチックなどを、刃を変えることによって切断できます。
  • 切断速度は比較的遅く、丸ノコ使用時のようなキックバック現象は起きず、比較的安全に切断作業を行えます。
  • オービタル機構を搭載している機種もあります。
MEMO
  • オービタル機構
    ブレードの動きにしゃくり運動を追加することで材料への食い込みを大きくし、切断速度を速くすることができる機能です。切断速度は速くなりますが、切断面が荒くなるというデメリットもあります。
  • セーバーソーとの違い
    同じ電動のこぎりの一種ですが、セーバーソーと比べて曲線切断を容易にこなすことができます。また、片手での作業もしやすくなっています。

2.種類

AC電源式

昔からある定番タイプです。価格も抑えることができます。

AC電源式ジグソー

出典:株式会社マキタ

参考 単相100Vビルディで商品を見てみる

充電式

最近の主流になりつつあります。電圧が高いほどトルクや作業量は多くなりますが、重量も重たくなりますので注意が必要です。

充電式ジグソー

出典:パナソニック株式会社

参考 18V 充電式ビルディで商品を見てみる

3.主なメーカー

マキタ

マキタジグソー
軽量で手軽に使える10.8Vから、高トルクでプロも納得の18Vまでさすがのマキタのジグソーラインナップです。先端ジグソーブレードも豊富です。

日立

日立ジグソー
マキタ同様14.4V・18Vと充電式が人気です。豊富な充電工具ラインナップでバッテリ使いまわしがおすすめ。

パナソニック

パナソニックジグソー
電設業者様に人気のメーカーです。最近は角穴カッターに押され気味です。

4.選び方

  • 切断する材料の最大厚み(mm)、材質を確認してください。
  • 電源を確認してください。作業量が多い、パワーが必要といった場合はAC電源式、電源の確保が難しい場所での作業、コードの取り回しが大変といった場合は充電式が望ましいです。
  • オプション機能を確認してください。傾斜切断・変速機能・オービタル機能・集じん機接続対応・電子制御など。
  • 材質に合わせたジグソー刃を使用してください。
  • 使用するジグソーのジグソー刃取り付け形状と能力を確認してください。
【参考文献】

()『知っておきたいプロツールの基礎知識「COCOMITE vol.2 」p.445 佐川印刷株式会社

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