はじめてのレーザー墨出器、よくある質問にお答えします。

レーザー墨出し器 FAQ

レーザー墨出し器の購入を検討の方へ

建築現場では必須のレーザー墨出し器、最近では展示会やイベントの設営、工場での機械の設置、展示物の配置など、様々なシーンで使われるようになりました。当社でも職人さんではない業種の方々から、大変多くの質問をいただくようになりました。確かに、建築現場になじみのない方にとっては、全くイメージが湧かないと思います。私も初めて見た時は「何だこれ、R2-D2ですか?」と思いました(笑)

ここでは、こうした一般の方も含めてレーザー墨出し器の購入を検討されている方から多く寄せられる質問と、その答えをご紹介します。

タジマレーザー
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レーザー墨出し器よくある質問

校正証明書は発行可能ですか?

レーザー墨出し器に対して、校正証明書の発行はできません。校正証明書は、製造メーカー以外の第三者機関が、国が定める基準器を用いて検査を行ったうえで発行されるものです。しかし、レーザー墨出し器には国が定める品質基準が存在しないため、校正証明書の発行ができないのです。しかし、国内墨出し器メーカーシェアトップのタジマのように独自の基準器を用いて「検査成績書」を発行しているメーカーもあります。費用はメーカーにもよりますが、新品購入時で5000円~8000円程度です。当社でも対応可能ですので、ご希望の際はご注文前にお問い合わせください。

自動補正とはなんですか?

本体の傾きが±2°C以内であれば自動で水準調整をする構造のことです。一定以上の傾きがある場合、レーザーは消灯します。ちなみにセンサー式のレーザー墨出し器はライン固定モードを使うことで、ラインを斜めに出すことができます。

どのくらいの距離まで使えますか?

屋内使用時は10m程度まで、受光器を使った場合で15m~40m程度です。受光器というのは、レーザーラインの位置を音と光で知らせてくれる墨出し器用のオプション機器で、屋外や明るい現場などレーザーラインが見えにくいときに使用します。より長距離でのレベルを測定する場合は、回転レーザーレベルがおすすめです。

レーザー距離計用の三脚は使用可能ですか?

レーザー距離計のネジ径は1/4インチですがレーザー墨出し器のネジ径は5/8インチですので取り付けできません。ちなみにカメラ用の三脚は1/4インチで、レーザー距離計を取り付けることができます。

地面に直角を出すことができる機種はありますか?

シンワ レーザーロボ X lineは天墨・地墨ラインがクロスになっております。下記商品の他にも赤色レーザー×センサー方式、グリーンレーザー×マグネットダンパー方式、赤色レーザー×マグネットダンパー方式の3種類がございます。

シンワ レーザーロボ X line-E グリーン フルライン・地墨クロス
シンワ レーザーロボ X line-E グリーン フルライン・地墨クロス

天墨・地墨ラインがクロスする、縦フルライン×2、横フルライン

振動に強いセンサー+モーター方式

ビルディで見る

メーカーサイト

ジンバル(マグネットダンパー)式とセンサー式の違いは何ですか?

  • ジンバル(マグネットダンパー)式:本体内の振り子とマグネットの力を利用して整準します。リーズナブル&軽量である点がメリットですが、高層階など揺れや振動がある現場では、振り子の揺れがおさまりにくくなるというデメリットがあります。
  • センサー式:電子整準、電子センサー整準とも呼ばれます。内部に傾斜(チルト)センサーを内蔵し、モーターを利用して自動整準します。メーカーによって、電子整準や電子ジンバル方式といった呼び方もしています。ジンバル式と比べて高価ですが、高層階や揺れの多い現場でも安定したラインを得られます。
ジンバル式とセンサー式の違い

レーザーを斜めに照射することができる墨出し器はありますか?

ライン固定モード

センサー式のレーザー墨出し器はラインを固定し、レーザーを斜めに照射することが可能です。通常レーザー墨出し器は、自動補正範囲以上に本体が傾いた場合は、警告のためにレーザー光が点滅したり、消灯したりします。この自動補正範囲外の警告機能を一時的にOFFにすることで本体を傾けた状態でのレーザー照射を可能にしています。詳しい使用方法につきましては取扱説明書をご確認ください。

赤いレーザーとグリーンレーザーどちらがおすすめですか?

使用場所が、屋内で直射日光の入らない暗めの場所であれば赤色レーザーで問題なく使えます。一方、日差しが入る明るい屋内で使う場合は、肉眼で目視しやいグリーンレーザーがおすすめです。ただし、日中屋外での使用では赤色レーザー、緑色レーザーどちらもほとんどラインが見えなくなります。ラインが見えない環境ではどちらも受光器を使った作業となるため、価格の安い赤色レーザー墨出し器をおすすめします。

レーザーラインが一番細いメーカーはどれですか?

こちらは一般の方というよりも、より精度の高い作業を目指される職人さんからよくいただく質問です。レーザーラインは、明るくなればなるほど幅が太く見えることもあり、またラインの中央か端かでもライン幅は異なりますので、正確な比較は難しいのが正直なところです。メーカーカタログ公表のライン幅も算出基準が異なっていることも比較が難しい理由のひとつです。

※印がついたメーカー(KDS、シンワ、リズム)は各機種ごとにライン幅が異なります。ご購入される際は事前にご確認ください。

レーザー墨出し器 ライン幅の比較(メーカー公表値)
メーカーライン幅
タジマTERAシリーズ10mで約3mm
ZEROシリーズ7.5mで約2.5mm
KDS5mで2mm~3mm
シンワ5mで1.5mm~3mm
リズム5mで1.2mm~3mm
マキタ10mで2.5mm
日立5mで1.5mm
ボッシュカタログ記載なし

レーザーメガネは必要ですか?

明るいところでもレーザーラインが見やすくなりますので、あると便利です。また墨出し器のレーザー光は(安全基準クラス2を満たしているとは言うものの)、決して目に優しいものではありませんので、作業中はメガネを装着することをおすすめします。ただメンテナンスでお預かりする墨出し器のアルミケースの中を見ると、レーザーメガネは新品同様に袋に入ったまま使われていないことが多いです。。

屋外でも使用できますか?

受光器

レーザー墨出し器は屋外でも使用可能ですが、屋外や窓際など明るい場所では1m先でもレーザー光が見えづらくなります。受光器を使えば音と光でレーザーラインの位置を知らせてくれます。

受光器を2個使えますか?

使えます。複数人数でそれぞれが受光器を使って同時作業をすることで、作業効率が大幅に上がります。

距離を測定することはできますか?

レーザー墨出し器で距離の測定はできません。レーザー墨出し器は建築現場などで垂直・水平などの基準となる線を照射するためのものです。距離の測定にはレーザー距離計が便利です。

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雨の中でも使用できますか?

ほとんどのレーザー墨出し器は、IP54(防塵・防滴)基準を満たしていますが、防水ではありません。あくまで水滴や水しぶき、ほこりを防ぐ程度の構造のため、雨の中では使用できません。また、レーザーを照射するカバーガラス部分に水滴が付着すると、レーザーが屈折・反射して正常に照射されなくなりますのでご注意ください。

海外に持ち出して使用できますか?

レーザー墨出し器は乾電池や充電池で使用しますので、海外でも使用可能です。ただし、海外への持ち出し時に非該当証明書が必要になります。ビルディでは無償で非該当証明書を発行しておりますので、ご注文前にお気軽にお問い合わせください(メーカーからユーザー様へ直接発行はしておりません。)。また、持ち込み可能かどうかは各国の判断となりますのでご確認をお願いします。

タジマのレーザー墨出し器の本体が赤色と金色とは、何が違うのですか?

ボディ色の違いのみです。これは当初タジマが流通ルート(金物店 or ホームセンター)ごとにボディ色を変えて販売を開始したためです。ビルディでは赤色のZEROシリーズ、金色のGTシリーズどちらも取り扱っておりますが、こだわりが無ければ価格が安いGTシリーズがおすすめです。(事情詳細はタジマGTシリーズとZEROシリーズの違いへ。)

本体色レッド(ZEROシリーズ)とゴールド(GTシリーズ)の対応につきましては下記リンク先をご確認ください。

タジマ レーザー墨出し器 仕様比較一覧ビルディ

グリーンレーザーは変換方式ですか?ダイレクト方式ですか?

メーカーごとに異なりますので下表をご確認ください。

メーカーグリーンレーザー照射方式
タジマダイレクト方式
シンワダイレクト方式
ムラテックKDSATL-25G、ATL-45G、ATL-55Gは変換方式
※上記以外はダイレクト方式
マキタダイレクト方式
ボッシュダイレクト方式
リズムダイレクト方式
日立ダイレクト方式
マックスダイレクト方式

レーザーロボシリーズの51や31などの数字はどういう意味ですか? (シンワ)

左の数字がラインの本数で右の数字が地墨(ドット数)となります。天墨がある製品は数字の後ろにPがつきます。

シンワ測定 レーザー墨出し器 品番の数字の意味

レーザーロボ グリーン Neo 51AR BRIGHTの場合
縦ラインが4本+横ラインが1本=5、地墨(ドット数)が1。さらに横ラインが全周のため、ARが品番の最後に付加され51ARとなります。BRIGHTはジンバル式(マグネットダンパー式)機種を意味します。

レーザー墨出し器の質問募集中!

以上、レーザー墨出し器に関するよくあるご質問と答えでした。引き続き皆さまからのご質問を募集しておりますので、コメント欄やお問い合わせフォームからお寄せください!

4 Comments

redcomet

レーザー墨出し器でライン数はいくらが良いでしょうか。
フルラインは必要でしょうか。

返信する
ナベちゃん ナベちゃん

お問い合わせありがとうございます。必要なライン数は作業内容によって変わってきますので、どういった用途でご検討中かお聞かせいただけますでしょうか。

返信する
ナベちゃん ナベちゃん

ご返信遅くなり申し訳ございません!かつては電気工事は縦横あれば充分とも言われていましたが、最近は電気屋さんでもやっぱりフルラインが欲しいという声をよく聞きますね。本体を回さなくても4面水平が見れるメリットは大きいと思います。ただ価格もぐんとあがりますので、フルラインでなければシンプルな縦横モデルという選択もありだと思います。また屋内作業がメインだと思いますので、グリーンレーザーがおすすめです。また気になることなどありましたらお気軽にコメントください(^^♪

追記:こちらの記事でおすすめのレーザー墨出し器や選び方のポイントをご説明しています。よろしければご覧ください。

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