目次
レーザー墨出し器とは

レーザー墨出し器とは、数本のレーザー光を、壁面・天井・床面に照射し、水平、直角などの基準となる線を出す(建築用語では「墨を出す」)精密測定工具です。 本体は3cm~5cmほどの三つの脚で自立し、脚部台座から上の胴体部分にレーザー照射口があります。また胴体部分は横方向に回転します。
その名の通り墨を出す「墨出し器」として元々は大工工事、軽量鉄骨・ボード工事、基礎工事などの建築業で使われていましたが、最近では「基準出しツール」として製造現場やイベント会場など、業種を問わず、様々な現場で活躍しています。 活躍の現場が広がるにつれて、レーザー墨出し器という呼び方以外にも、オートレーザーやラインレーザー、オートラインレーザー※ などとも呼ばれています。
※レーザーレベル、レベルレーザーと呼ばれる場合もありますが、この呼び方は広範囲での水平位置を検出するローテーティングレーザー(回転レーザー)を指す場合が多いようです。
レーザー墨出し器の選び方
レーザー墨出し器を選ぶ主なポイントは4つあります。
一つめはレーザーラインについて。レーザーラインの「照射できるラインの数」と「レーザーラインの色(赤 ※or 緑)」です。
二つめは「屋外と屋内どちらで使うか」、三つめは「制動方式(ジンバル or センサー)」です。
そして最後四つめに、アフターサービス内容まで含めて「信頼のできるメーカー製品であるか」という点です。
それぞれのポイントごとの注意点と、スペック別のおすすめレーザー墨出し器をご紹介します。
照射ラインの数で選ぶとき

照射できるラインの数が多ければ多いほど、墨出し器は高額になります。水平360度、たちライン4方向のフルラインモデルが人気ですが、本体を回せば縦も横も照射ラインを動かせます。たちラインは3本あれば充分という方も多いですし、複数人での作業であればフルラインのメリットをより生かしやすくなります。ご自身の作業をイメージして、本当に必要なラインの数を考えてみてください。また、安価な縦横ラインのモデルでは地墨点が照射されない機種もありますので、ご注意ください。
レーザーラインの色を選ぶときの注意点
レーザーラインは緑色の方が視認性は良いですが、赤色タイプよりも高額になります。またラインポイントレーザーやドットラインレーザーと、レーザーラインの途中にポイント(ドット)が入り、ラインを見つけやすくしているタイプがあります。
グリーンレーザーラインも、ポイントレーザーもどちらもレーザーの視認性を高めるためのものですが、日中晴天時の屋外で使用する場合は、どちらもほぼ見えませんので、受光器での作業ということになります。つまり屋外作業がメインの場合は、グリーンレーザーやラインポイントのメリットを生かせませんので、価格を抑えた赤色レーザータイプを選択して、浮いた予算を照射ラインの多い機種やセンサータイプにアップグレードするという方法がおすすめです。また、赤色レーザーに関しては「高輝度レーザー」と称する従来のレーザーよりも明るいタイプがあります。
グリーンレーザー墨出し器を選ぶときの注意点

最近ではグリーンレーザー墨出し器の価格帯も安くなり、現場でもよく見かけるようになりましたが、グリーンレーザーをお選びいただく際は、まず「使用可能温度」をご確認ください。通常の赤色レーザーと比べて、低温に弱く、0度以下での動作保証がない機種もありますので、0度以下の現場で使う場合はご注意ください。
グリーンレーザーの照射方式は、大きく2つのタイプに分かれます。通常の赤色レーザーを結晶に通して緑色に変換する「変換方式」と、レーザー半導体そのものが直接緑色レーザーを照射する「ダイレクト方式」とがあります。 ラインの明瞭さ、結晶の耐久性からダイレクト方式が優れている面も多いのですが、ダイレクト方式の場合はグリーンレーザー半導体の品質が安定しないという面もあるようです。このあたりは信頼できるメーカーであるか、アフター体制が整っているか、ということが選定ポイントになると思います。 タジマに関しては、この半導体の選定基準を厳しく設定しており、高品質のレーザー半導体を使用しています。
(タジマのグリーンレーザーは2015年4月の発売から2018年2月現在2018年6月まである程度の台数を出荷しておりますが、今のところ弊社では不具合は1台もほぼありません。)
追記:2018年12月
タジマより新シリーズ「ブルーグリーンレーザーZERO BLUE」シリーズ13機種が発売されました。こちらは青みがかかったグリーンレーザーが特徴ですが、半導体自体はグリーンレーザーと同類で「ダイレクト方式」になります。ギラツキを抑えたのが最大の特徴で、けがきをせずにそのまま作業される方には特におすすめです。また価格帯も従来のグリーンレーザーシリーズからかなりお安くなっていますので、今後の新しいスタンダードとなっていくと思われます。当ページでもこれをふまえて、従来のシリーズに併記したかたちで新しいZERO BLUEをご紹介しています。

追記:2019年12月
ムラテックKDSからもブルーグリーンレーザー墨出し器が発売になりました。波長505nmとなっており、タジマのブルーグリーンレーザーと同じ色のようです。現時点ではジンバル式の3機種のみのラインナップですが、今後拡充してくることが予想されます。タジマ同様に、価格帯も従来のグリーンレーザーより安く設定しているようです。
【Point1】照射ラインの数で選ぶ

現在販売されているレーザー墨出し器のほとんどが、下の照射ライン図のいずれかのタイプです。 照射するレーザーラインの数が多ければ多いほど、製造コストが掛かるために高価になります。ほとんどのレーザー墨出し器が、縦ラインのみ、横ラインのみ、といったライン照射切替機能がついています。
(必要のないレーザー光を照射していると電池の消耗が早くなりますのでご注意ください。)
また、レーザー墨出し器は水平方向に回転できるので(ほぼすべての機種で360度)縦ラインや、水平ライン(おおよそ照射角110度程度)を水平に移動させることができます。
下記のタイプ以外には、たてラインと鉛直点のみ、水平ラインのみ、といった特殊な墨出し器もあります。
たて・よこ照射のおすすめレーザー
垂直たてラインと、それに交わる水平ラインのスタンダードな墨出し器です。ほとんどの縦横モデルでは本体中心下部に地墨点(ポイント)が照射され、その延長上に床墨~縦ラインが照射されますが、一部の機種で地墨ポイントの照射されないレーザー墨出し器もあります。
一部の機種では、横全周(360°)ライン照射が可能です。
このタイプは基本的にジンバル式となりますが、ごく一部にセンサー式の機種もあります。
たて・よこのおすすめレーザー墨出し器(グリーンレーザー)
地墨点あり
タジマ ブルーグリーンレーザー墨出し器 ZERO BLUE ZEROB-TYZ
ムラテックKDS リアルグリーンレーザー ATL-25RG
マキタ 10.8V 充電式屋内・屋外兼用墨出し器 [さげふり・ろく] SK10GD
シンワ レーザーロボ LEXIA グリーン 21
リチウムイオンバッテリー内蔵式レーザー墨出し器
USB Type-Cポート搭載で、充電アダプターもしくは充電用電池ボックスから充電可能。モバイルバッテリーにも対応。出力は現場や用途に合わせて3段階で切り替えできる。回転台は取り外すことができ、低い位置での墨出し(高さ40mm)に対応。
地墨点なし
ムラテックKDS コンパクトグリーンレーザー CXライン10RG ATL-CX10RG
ムラテックKDS 高輝度リアルグリーンレーザー ATL-100RG
たて・よこのおすすめレーザー墨出し器(赤色レーザー)
地墨点あり
ムラテックKDS オートラインレーザー ATL-23
シンワ レーザーロボ LEXIA レッド 21
リチウムイオンバッテリー内蔵式レーザー墨出し器
USB Type-Cポート搭載で、充電アダプターもしくは充電用電池ボックスから充電可能。モバイルバッテリーにも対応。出力は現場や用途に合わせて3段階で切り替えできる。回転台は取り外すことができ、低い位置での墨出し(高さ40mm)に対応。
たて・よこ・天井直角のおすすめレーザー
縦・横モデルの縦ラインに対して直角に交わる位置で縦ラインがもう1本照射される墨出し器です。天井の直角クロス点(おおがね)と、本体下部の地墨点は互いに延長上にあります。
このタイプは基本的にジンバル式となりますが、ごく一部にセンサー式の機種もあります。
たて・よこ・天井直角のおすすめレーザー墨出し器(グリーンレーザー)
タジマ ブルーグリーンレーザー墨出し器 【乾電池タイプ】 ZERO BLUE ZEROB-KY
屋内外でクリアなブルーグリーンレーザー
明るい場所や暗い場所でもラインがギラつかず、墨付けがしやすい。鮮視度300、波長505nmのブルーグリーンライン。
ムラテックKDS リアルグリーンレーザー墨出し器 RGL-400
落ち着いた青色波長で目に優しいライン
グリーンレーザーの視認性と赤色レーザーのスッキリとしたラインの両方を兼ね備えたリアルグリーンレーザー。従来のグリーンレーザーに比べ、青色の波長に寄せて暗い場所でもより見やすい。
マキタ 10.8V 充電式屋内・屋外兼用墨出し器 [おおがね・ろく] SK20GD
シンワ レーザーロボ LEXIA グリーン 31
リチウムイオンバッテリー内蔵式レーザー墨出し器
USB Type-Cポート搭載で、充電アダプターもしくは充電用電池ボックスから充電可能。モバイルバッテリーにも対応。出力は現場や用途に合わせて3段階で切り替えできる。回転台は取り外すことができ、低い位置での墨出し(高さ40mm)に対応。
たて・よこ・天井直角のおすすめ機種(赤色レーザー)
シンワ レーザーロボ LEXIA レッド 31
リチウムイオンバッテリー内蔵式レーザー墨出し器
USB Type-Cポート搭載で、充電アダプターもしくは充電用電池ボックスから充電可能。モバイルバッテリーにも対応。出力は現場や用途に合わせて3段階で切り替えできる。回転台は取り外すことができ、低い位置での墨出し(高さ40mm)に対応。
タジマ 高輝度レーザー墨出し器 【乾電池タイプ】 ZERO-KY
両たて・よこ・天井直角照射のおすすめレーザー
墨出し器を中心に左右に縦ラインがわたり、そのラインに対して垂直に縦ラインが交わる墨出し器です。上のモデル同様天井の直角クロス点(おおがね)と、本体下部の地墨点は互いに延長上にあります。
このタイプは、2021年10月現在すべてジンバル式となっています。
両たて・よこ・天井直角のおすすめ機種(グリーンレーザー)
タジマ ブルーグリーンレーザー墨出し器 【乾電池タイプ】 ZERO BLUE ZEROB-KYR
屋内外でクリアなブルーグリーンレーザー
明るい場所や暗い場所でもラインがギラつかず、墨付けがしやすい。鮮視度300、波長505nmのブルーグリーンライン。
ムラテックKDS リアルグリーンレーザー墨出し器 RGL-500
落ち着いた青色波長で目に優しいライン
グリーンレーザーの視認性と赤色レーザーのスッキリとしたラインの両方を兼ね備えたリアルグリーンレーザー。従来のグリーンレーザーに比べ、青色の波長に寄せて暗い場所でもより見やすい。
タジマ グリーンレーザー墨出し器 ZEROG-KYR
シンワ レーザーロボ LEXIA グリーン 41
両たて・よこ・天井直角のおすすめ機種(赤色レーザー)
タジマ レーザー墨出し器 【乾電池タイプ】 ZERO-KYR
シンワ レーザーロボ LEXIA レッド 41
4方向たて・よこ・天井直角照射のおすすめ
墨出し器を中心に、正面から背面、左右への縦4方向ライン(それぞれ垂直に交わります)のハイスペック墨出し器です。4方向へのライン照射が作業効率が向上します。レーザー墨出し器人気ランキングの上位常連機種もこのクラスに多くラインナップされています。
4方向たて・よこ・天井直角のおすすめ機種(グリーンレーザー)
タジマ ブルーグリーンレーザー墨出し器 【乾電池タイプ】 ZERO BLUE ZEROB-KJY
屋内外でクリアなブルーグリーンレーザー
明るい場所や暗い場所でもラインがギラつかず、墨付けがしやすい。鮮視度300、波長505nmのブルーグリーンライン。
ムラテックKDS リアルグリーンレーザー墨出し器 RGL-600
落ち着いた青色波長で目に優しいライン
グリーンレーザーの視認性と赤色レーザーのスッキリとしたラインの両方を兼ね備えたリアルグリーンレーザー。従来のグリーンレーザーに比べ、青色の波長に寄せて暗い場所でもより見やすい。
タジマ グリーンレーザー墨出し器 ZEROG-KJY
マキタ 10.8V 充電式屋内・屋外兼用墨出し器 [クロスライン・ろく] SK40GD
シンワ レーザーロボ LEXIA グリーン 51
リチウムイオンバッテリー内蔵式レーザー墨出し器
USB Type-Cポート搭載で、充電アダプターもしくは充電用電池ボックスから充電可能。モバイルバッテリーにも対応。出力は現場や用途に合わせて3段階で切り替えできる。回転台は取り外すことができ、低い位置での墨出し(高さ40mm)に対応。
4方向たて・よこ・天井直角のおすすめ機種(赤色レーザー)
タジマ 高輝度レーザー墨出し器 【乾電池タイプ】 ZERO-KJY
シンワ レーザーロボ LEXIA レッド 51
ムラテックKDS 高輝度レーザー墨出し器 (バッテリー、充電器別売) ATL-66A
4方向たて・よこ360度・天井直角照射のおすすめ
4方向の縦ラインに加え、切れ目のない360度水平に照射する最高スペックのレーザー墨出し器です。また、水平ラインだけでなく4本の縦ラインも切れ目なく360度照射されるタイプもあります。
このクラスになると、半数以上はセンサー式になります。
4方向たて・よこ360度・天井直角のおすすめ機種(グリーンレーザー)
タジマ 電子整準(センサー)式 ブルーグリーンレーザー墨出し器 【充電池/ACタイプ】 ZERO BLUE ZEROBLS-KJC
屋内外でクリアなブルーグリーンレーザー
明るい場所や暗い場所でもラインがギラつかず、墨付けがしやすい。鮮視度300、波長505nmのブルーグリーンライン。
ムラテックKDS ミントグリーンレーザー DSL-901RG
目に優しいミントグリーンラインレーザー
グリーンレーザーと比べて、ギラツキが抑えられ見やすいミントグリーンレーザー墨出し器。便利な2WAY電源(リチウムイオン充電池・AC電源)採用で、突然の電池切れでも安心。
ムラテックKDS 電子整準 リアルグリーンレーザー墨出器 フルライン DSL-93RG
マキタ 10.8V 充電式屋内・屋外兼用墨出し器 [フルライン] SK505GDZ
シンワ レーザーロボ X line-E グリーン フルライン・地墨クロス・センサー式
天墨・地墨ラインがクロスする、縦フルライン×2、横フルラインのハイクラスタイプ
コーンミラーを採用して1つの光源での360°照射を実現しました。本体を回す必要がなく作業効率が大幅にアップします。地墨クロスラインが照射可能なので入隅は10mm、出隅は0mmから使用できます。
≫ジンバル式 71608もお選びいただけます。
シンワ レーザーロボ LEXIA 51ARグリーン
リチウムイオンバッテリー内蔵式レーザー墨出し器
USB Type-Cポート搭載で、充電アダプターもしくは充電用電池ボックスから充電可能。モバイルバッテリーにも対応。出力は現場や用途に合わせて3段階で切り替えできる。回転台は取り外すことができ、低い位置での墨出し(高さ15mm)に対応。
4方向たて・よこ360度・天井直角のおすすめ機種(赤色レーザー)
タジマ レーザー墨出し器 フルライン ZERO-KJC
ムラテックKDS オートラインレーザー フルライン ATL-96
ムラテックKDS 電子整準・高輝度フルラインレーザー DSL-92S
シンワ レーザーロボ LEXIA 51ARレッド
シンワ レーザーロボX line-E レッド フルライン・地墨クロス
天墨・地墨ラインがクロスする、縦フルライン×2、横フルラインのハイクラスタイプ
コーンミラーを採用して1つの光源での360°照射を実現しました。本体を回す必要がなく作業効率が大幅にアップします。地墨クロスラインが照射可能なので入隅は10mm、出隅は0mmから使用できます。
≫ジンバル式 71607もお選びいただけます。
自動追尾機能付のレーザー墨出し器

墨出し器本体が受光器の位置まで自動回転し、ピタリと自動で止まり地墨合わせをしてくれる画期的な機能です。元々は タジマで開発され長年同メーカーの最高スペック機種にのみ搭載されていた機能(名称「NAVI(ナビ)レーザー」)ですが、現在はマキタ、STS、山真といったメーカーからもリリースされています。 追尾レーザーの受光器は自動追尾機能に対応した専用タイプが必要となるため標準付属品に含まれます。
自動追尾機能付のおすすめ機種(揺れに強いセンサー方式)
タジマ NAVI(追尾) 電子整準(センサー)式 ブルーグリーンレーザー墨出し器 【充電池/ACタイプ】 ZERO BLUE ZEROBLSN-KJC
タジマ グリーンレーザー墨出し器 ZEROGSN-KJC
自動追尾機能付のおすすめ機種(一般的なジンバル方式)
タジマ NAVI(追尾) ブルーグリーンレーザー墨出し器 【充電池/ACタイプ】 ZERO BLUE ZEROBLN-KJC
タジマ NAVI(追尾)グリーンレーザー墨出し器 ZEROGN-KJY
マキタ 10.8V 充電式屋内・屋外兼用墨出し器(フルライン) SK507GDZ
【タジマZEROシリーズとGTシリーズの違い】
赤いボディのZEROシリーズと、金色ボディのGTシリーズの違いについて疑問を持たれるかもしれません。
カタログ上では照射ライン数、精度、寸法等すべてスペックは同じで、違うのは外観のボディ色のみです。 これはスペックが示す通り、同じレーザー発光体、ボディを使用した全く同じ機種です。この少し分かり難いラインナップは、当初タジマが金物店やホームセンターなど流通によってシリーズを分けて(当初のLシリーズが現在のZEROシリーズ)リリースしたことに起因します。
弊社ではZEROシリーズ・GTシリーズどちらも販売しておりますが、ボディの色にこだわりが無ければ価格がお安いGTシリーズがおすすめです。
(同様にAXT-KYRとGT4R-XIのように、AX(アクシス)シリーズもGTと同等機種です。)

【Point2】屋外と屋内どちらで使うか
レーザー墨出し器のレーザー光は、太陽の光や、照明の近くなど明るい場所では視認性がぐっと落ちます。屋外の直射日光が当たる場所では赤色レーザー・グリーンレーザーどちらもほとんど見えません。
そんなときに活躍するのが受光器(受け、レシーバーとも呼ばれます)というレーザー墨出し器専用オプション品です。レーザー光がある位置(見えないので「ある」と予測される位置)に受光器を近づけると、音が(機種によっては光も)なり、さらにレーザー光の位置とぴたりと重なった位置でさらに音が変わり、レーザー光の位置を知らせてくれます。 ほとんどのレーザー墨出し器には専用の受光器が別売品、またはセット品として対応しております。(受光器に対応していない墨出し器はマキタで一部、屋内用と表記してあります)
受光器ホルダーは、受光器をスタッフや角材等に固定保持するときに使います。タジマのレーザー墨出し器の受光器セット品や、受光器単体にはこの受光器ホルダーは付属しておりませんので、別途お求めいただく必要があります。タジマ受光器ホルダー
【Point3】ジンバル式かセンサー式か
墨出し器にはジンバル式とセンサー式の2種類の制動方式があります。この2種類には明確なメリット・デメリットがありますので、使用する環境によって使い分けることをおすすめします。

ジンバル式
マグネットダンパー式・磁気制動式とも呼ばれています。
本体内の振り子とマグネットの力を利用して整準します。リーズナブル&軽量である点がメリットですが、高層階など揺れや振動がある現場では、振り子の揺れがおさまりにくくなるというデメリットがあります。
センサー式
電子整準式・電子センサー整準とも呼ばれています。
内部に傾斜(チルト)センサーを内蔵し、モーターを利用して自動整準します。メーカーによって、電子整準や電子ジンバル方式といった呼び方もしています。ジンバル式と比べて高価ですが、高層階や揺れの多い現場でも安定したラインを得られます。
【Point4】信頼できるメーカーであるか
カタログ上の精度表記のウソホント
「±1mm/10m」。ご存じの通り「10mでプラスマイナス1mm以内の誤差」という表記、この10mって何の距離かご存じですか? 実はここが曖昧なままカタログ上の表記だけが一人歩きしているのがレーザー墨出し器なのです。 墨出し器に関しては、精度やスペックの基準を規定する公的第三者機関が存在するわけではなく、そのスペックの表記基準は曖昧なまま各メーカーに委ねられている状況です。 お客様より「レーザー墨出し器に校正証明書を発行していほしい」とご依頼いただくことが時々ありますが、このように公的第三者機関が存在しないため、校正証明書の発行はできないのです。(タジマに関しては社内での精度検査に合格したという内容の「精度証明書」が発行可能です)
※測量機器にはJSIMA(一般社団法人日本測量機器工業会)という機関があります。
このような状況で、精度の測定方法について下の図のような明確な基準を公表しているのは現在のところタジマだけです。(最近シンワが追従して公表するようになりました。ただシンワの基準値は、微妙にタジマを上回る=高精度な基準値になっていて、数値目標ありきとも受け取れる微妙な印象があります。)これはつまり、指示精度±1mm/10mと一口に言っても、必ずしも各メーカー同一の精度ではないということになります。
タジマのレーザー精度基準
照射ライン精度:水平ライン長さ10mを投影できる距離での精度
到達点距離精度:本体下部ポイントを中心に精度±1.0mmに入る距離
照射ライン精度 ±0.81mm/10m (到達点距離精度 ±1.0mm/7.5m) |
|
横ライン |
|
縦ライン |
|
※下部ポイントが出ない製品については、本体の中心を基準とする。
カタログ上の「防塵防滴」のウソホント
「IP54」こちらもレーザー墨出し器のカタログでよく見るスペックです。 IP54の5は粉塵に対する保護機能、4は水滴に対する保護機能を表しており国際規格(国際電気標準会議=IEC、日本工業規格=JIS)で定めらた規格で、IPを表記するためには認可を受けた試験所で合格する必要があります。
現場では急な雨に降られたり、砂埃も舞いますのでこのIP54が付いていると安心ですよね。しかしこのIP規格、本当に取得がなされているか疑いたくなるレーザー墨出し器があるのもまた事実です。
以前ある会社の、「IP54」を表記しているレーザー墨出し器の電池ブタを開けたときに驚きました。水滴の侵入を防ぐためのパッキンがまったく付いていないのです。皆さんのお手持ちのレーザー墨出し器の電池ボックスを見てみてください。パッキンがない場合、水滴が入るような構造であれば要注意です。

5 | 防じん形。粉塵の進入を完全に防止することはできないが、所定の動作及び安全性を阻害する量の粉塵の侵入を防ぐ。 |
---|---|
4 | 飛まつに対する保護。あらゆる方向からの水の飛まつによっても有害な影響を受けない。 |

タジマを褒める内容が増えているのですが(汗)、タジマに関してはこれらIP認可のための防塵試験・防水試験だけではなく、高温・高湿保管試験、低温動作試験、製品振動試験、梱包落下試験、温度変化保管試験など合計11項目のテストを実施しています。


微調整ネジで品質が分かる?

本体を回転させて地墨や縦ラインを微調整するための「回転微調整ネジ」は意外と重要で、その墨出し器の品質が分かるところでもあります。墨出し器といえばどうしてもラインの明るさや細さに注目しがちですが、私はメーカさんから新製品の提案を受けたときは必ずこの微調整ネジをチェックします(こんなことを書くとデキの良い個体だけを選んで持ってこられそうですが。。)。
なぜならこの微調整ネジのクオリティが作業効率を左右するからです。微調整ネジの品質が悪い、つまり遊びが大きかったり(ほとんどこれ)、きつかったりすると微調整が途端に難しくなります。一定のスピードで微調整ネジを回しても、そのとおりに本体が追従して動いてくれなかったり、かと思ったら急に大きく回転したり、自分の意図通りに動いてくれないと結構ストレスがたまるものです。その個体のクセが分かってくれば慣れるとは思いますが。
少し話がそれますが、印刷用のプリンターの「紙送り」の部品は今でも日本メーカー製が多いそうです。電子部品やデジタル製品はほとんどが海外製となっている現在ですが、「紙送り」のようなアナログで、またデリケートな部品(きつすぎては紙が詰まり、ゆるいと紙を送れない)は、今でも海外メーカーでは製造が難しく、日本メーカーに頼らざるを得ないのです。
墨出し器の微調整ネジもこの紙送り部品と似ていると思っています。レーザ発光ダイオード自体は安価で品質の良いものができるようになりましたが、微調整ネジのようなアナログでデリケートなパーツはまだまだ品質が十分ではなく改善の余地があるのが実情だと思います。
じゃあどのメーカー、どのレーザーがいい微調整ネジを使っているの?ということになりますね。この質問への回答も一筋縄ではいかないのですが、この微調整ネジのクオリティは大きく3段階あると思っています。 一番上位クラスの微調整ネジはなめらかで、思ったとおりに動いてくれるまさしく最高クラスのものです。その次のクラスは、思ったとおりに動いてくれるけどなめらかさは感じない。時々回転のペースが乱れることも、といったかんじで、ほとんどの人は気にならないレベルのものです。最近の墨出し器はほとんどがこのクラスに属すると思います。そして最後に、下位クラスのもの。これは遊びが大きいことが誰が使っても分かるレベルで、微調整にストレスを感じるはずです。ここ10年ほどで最高クラスが激減し、中クラス~下位クラスが大幅に増えているように感じています。
この最高クラスの微調整ネジを使っているのはやはりタジマのTeraシリーズです。その他のメーカーはほぼ中クラスに入りますので、あまり気にすることも無いと思います(下位クラスのものは当社では取り扱っていません。)が、カタログのスペック上では分からないところなので是非ともチェックしていただきたいです。
国内生産?海外生産?

メーカーと言っても、現在自社工場でレーザー墨出し器を生産しているのはタジマの上位機種シリーズだけです。 他のメーカーは、製造工場(主に台湾や中国、一部日本国内もあり)から製品を仕入れ、自社ブランドをつけて販売しています。
「このレーザーの製造国はどこ?」という質問を時々いただきますが、レーザー墨出し器に関して最も重要なポイントは製造国ではなく、輸入後の国内の品質管理・メンテナンス体制だと思っています。 多くのパソコンや家電製品がそうであるように、国内生産の製造コストが市場価格に見合わなくなっていることや、海外生産品の品質も年々向上していることから、今後も海外製造品の比率は高まっていきます。
こんな今の時代は「品質の良い海外製造品」を選ぶことが重要になってきます。この品質を決めるのが、輸入後の国内の品質管理やメンテナンス体制です。
例えばタジマは、国内・海外の自社工場、および協力工場での製造後、国内での出荷まで多くの工程で「全ロットの点検」を行っております。ビルディではこれまで5,000台以上のタジマレーザーを販売してきましたが、購入後の初期不良はほとんどありません。急ぎの現場ですぐに使いたいときに精度不良、こんなことはタジマではまず起こることはないでしょう。(これまで初期不良がゼロではありませんが、配送上の扱い方によるものなど非常に稀なケースがほとんどです)
海外製造品をいちはやく手がけてきたムラテックKDSには、国内輸入後の品質管理には定評があります。かつてATLシリーズを初めてリリースした2006~2007年頃は不具合が多かったのも事実です。 しかしここから信頼の回復に向けていち早く全品検査の仕組みを確立させ、KDS大分工場での国内受け入れ検品、滋賀メンテナンスセンターでの最終点検と、低価格ながら信頼できる管理体制を築いています。

ビルディではこれまで多くのメーカーのレーザー墨出し器を販売してきましたが、精度不良や初期不良が頻発するメーカー製品に関しては取り扱いを停止しています。またメンテナンスセンターを保有していないメーカーも積極的には取り扱っていません。メンテナンスを外注に出すために時間がかかったり、調整後の精度にも不安があるからです(実際メンテナンスに出しても精度不良が残っていたり、メンテナンス後わずかな期間で再び精度不良にみまわれたりといったことが何度かありました)。
最近よく見る格安のレーザー墨出し器ってどうなの?
タジマやマキタのレーザー墨出し器の価格帯から考えると、かなり安い価格のレーザー墨出し器が出ています。メーカーでは山真(ヤマシン)さん、FUKUDAさん、VOICEさんなど、現場でも見かけることも増えてきました。その他にも楽天さんやAmazonさんで様々なブランドの格安レーザー墨出し器が発売されています。中には中国の企業が直接出店して販売しているケースもあります。
ビルディではこれらのレーザーは積極的には取り扱っていませんので(取り扱ってほしいとのご要望が多く寄せられたため、山真さんのレーザーの取り扱いを開始しました)、なんともコメントは難しいのですが、業種や作業内容によってはありだと思いますし、皆さん割り切って使っている方もいらっしゃると思います。
例えば一般の方がギャラリーで絵画を並べるのにタジマの20万円のレーザーである必要はありませんが、職人さんの工事内容によっては5万円のレーザーでは仕事を進めながら不安になる方もいるかもしれません。
私がこの質問を受けたときにいつも答えているのが、「ご自身が安心して使えるかどうかが一番重要」とお伝えしています。先日話した職人さんは「他の職人の目もあるから、タジマを使って信頼を買っているよ」と仰っていましたし、また別の方は「ヤマシンのレーザー悪くないよ」と仰っていました。このあたりはそれぞれの考え方があっていいと思います。
山真 レーザー墨出し器 レッドエイリアン(4方向大矩) RA-06
山真 レーザー墨出し器 グリーンエイリアンBB(4方向大矩照射) GA-06BB

ビルディでCHECK
VOICE 5ライン レーザー墨出し器 Model-R5
レッドのたて4ラインモデルで約21,000円。スマートフォンからの遠隔操作も可能です。
VOICE 5ライン グリーンレーザー墨出し器 Model-G5
こちらはグリーンのたて4ラインモデルで約42,000円という価格です。スマートフォンからの遠隔操作も可能です。
メーカー別アフターサポート体制
レーザー墨出し器は精密機器のため、性能だけではなく、アフターサービスも非常に重要なポイントになります。ほとんどのメーカーは1年保証がついておりますが、実際に不具合が起こった場合の対応方法はメーカーによって少し異なります。
タジマ・ムラテックKDSの場合は、ご連絡をいただいた翌営業日(日・時間指定が可能です)に契約の宅配業者がお客様の会社やご自宅にレーザーを回収に伺います。修理完了後は、おおむね10~14日(修理内容・工場の混雑具合によってさらに納期がかかる場合もあります。)でお客様にご返却となります。 その他のメーカーの場合は、お客様の方で各メーカー指定住所へお送りいただき、その後約2~3週間ほど(修理内容によって異なります)でご返却となります。
いずれのメーカーも保証期間経過後など有償修理となる場合は、一旦御見積金額をお客様にご案内し修理着手の可否を確認させていただきます。
保証期間内であっても、転倒や落下、水没などが原因による故障の場合は有償修理となりますのでご注意ください。ただムラテックKDSに関しては前記の理由でも期間内1回までは無償修理が適用されます。故障の原因で最も多いのが転倒です。気付かずに蹴ってしまった、三脚に設置したまま倒した、など特にご注意ください。
ご購入後のトラブルについてはこちらにまとめてあります。
メーカー | お問い合わせ窓口 | 受付時間 |
---|---|---|
タジマ レーザー相談窓口 | 0120-933-297 | 平日午前9:00~12:00 平日午後13:00~17:30 |
ムラテックKDS CSセンター | 0120-342-381 | 平日9:00~17:30 |
マキタ お客様相談室 | 0120-171-197 携帯電話03-3816-1141(東京支店) |
平日9:00~17:00 |
2018年9月廃業 |
平日8:30~17:30 | |
ボッシュサービスセンター (東日本) |
048-536-7171 | 平日9:00~17:30 |
ボッシュサービスセンター (西日本) |
092-963-3486 | 平日9:00~17:30 |
日立工機 お客様相談室 | 0120-208-822 携帯電話0570-20-0511 (PHS・一部IP電話からは利用不可) |
平日9:00~17:00 |
シンワサービスセンター | 0120-305-143 有料ダイヤル:0256-63-8151 (通話料が発生します) |
平日8:30~17:00 |
マックスお客様ご相談ダイヤル | 0120-228-358 有料ダイヤル:03-3669-8120 (通話料が発生します) |
平日9:00~17:00 |
その他レーザー墨出し器を発売しているメーカー
紹介済みのメーカーを含めて、現在レーザー墨出し器を「発売している」メーカーを一覧にしました。「発売」を強調しているのは繰り返しになりますが上記の通り、タジマ以外のほとんどのメーカーは自社で製造しておらず、 海外・国内のメーカー・工場から仕入れて自社ブランドで販売(OEM)しているためです。
ブランド名 | 会社名・HP | 概要 |
---|---|---|
![]() タジマ |
株式会社TJMデザイン
Webサイト |
レーザー墨出し器の国内シェアNo.1メーカー。自社工場による生産・仕入れ。メンテナンス体制。 |
![]() ムラテックKDS |
ムラテックKDS株式会社 Webサイト |
測定器メーカー。海外メーカーからの仕入れ・自社メンテナンス体制あり。 |
![]() マキタ |
株式会社マキタ Webサイト |
世界的な電動工具メーカー。レーザー墨出し器は国内メーカーからの仕入れ。レーザー墨出し器に関しては電動工具と異なり全国営業所でのメンテナンスは不可。 |
![]() シンワ測定 |
シンワ測定株式会社 Webサイト |
測定器メーカー。海外メーカーからの仕入れ・自社メンテナンス体制あり。 |
![]() 日立工機(HIKOKI=ハイコーキ) |
工機ホールディングス(日立工機) Webサイト |
世界的な電動工具メーカー。マキタ同様にレーザー墨出し器は国内メーカーからの仕入れ。 |
![]() マックス |
マックス株式会社 Webサイト |
エア工具シェアNo.1メーカー。 |
![]() ボッシュ |
ボッシュ株式会社 Webサイト |
世界的な電動工具メーカー。レーザーは海外メーカーからの仕入れ。 |
![]() パナソニック |
パナソニック株式会社 Webサイト |
コンパクトな墨出し名人1シリーズのみ。 |
![]() リョービ |
京セラインダストリアルツールズ株式会社 Webサイト |
2018年電動工具事業部を京セラに売却。従来よりレーザーは仕入れ。 |
![]() STS |
STS株式会社 Webサイト |
測量機・測量用品のメーカー・商社。 |
![]() マイゾックス |
マイゾックス株式会社 Webサイト |
測量機・測量用品のメーカー・商社。 |
![]() マイト工業 |
マイト工業株式会社 Webサイト |
溶接機で有名なメーカー。 |
高儀 | 株式会社高儀 Webサイト |
金物商社。プロ・DIY向けに幅広くPB商品を展開。 |
山真 |
山真製鋸株式会社 Webサイト |
チップソーメーカー。近年は空調服やレーザー墨出し器など展開。 |
レーザーテクノ(LTC) | 株式会社テクノ販売 Webサイト |
測量機のメーカー・商社。 |
VOICE | HEM合同会社 |
レーザー墨出し器用の三脚
レーザー墨出し器用のエレベーター三脚は、水平レーザーラインを上下に移動させる場合に使用します。本体に付属している三つの爪脚部分を三脚と誤解される場合も多いですが、この本体三脚は本体を水平に据え置くために数mmレベルでの微調整に使用します。
一般的には、本体の高さ以上に水平ラインを移動させる場合には、必要な高さまで伸びるエレベータ三脚が必要です。最も一般的な三脚は、1,500mm前後の三脚です。店舗や施設などで高所での墨出しが必要な場合は3,000mm前後の高所用エレベータ三脚を使用します。
墨出し器取り付け部のネジ径は5/8インチ凸ネジで、墨出し器本体の5/8凹ネジに取り付けます。このネジ規格は各メーカー本体・三脚ともに共通ですが、ネジ径が同じでも墨出し器底部の形状によって(特に墨出し器が小さい場合)、三脚台座部分に墨出し器本体脚があたり取付できない場合がありますのでご注意ください。
レーザー墨出し器アクセサリ
ムラテックKDS 水平アジャスターN SA-100
三脚にレーザーを設置したまま水平調整ができます。
三脚とレーザー墨出し器本体との間にかませることで、水平調整がぐんと楽になります。山真のホールインワンもほぼ同じ製品です。
タジマ レーザークランプ LA-CLP
リズム社廃業(2018年8月6日)
かつて日本国内の建築シーンを席巻したレーザー墨出し器メーカーでニッショーという会社がありました。 そのニッショー倒産後、製造を引き継いだのが東京八王子のリズム社です。ニッショーから続くコーンプリズムを採用したロボラインで知られる古参メーカーですが、このたび廃業の知らせがありました。 今後のメンテナンス体制など詳しい情報は未だ入っておりませんが、また判明次第当サイトでもご案内させていただきます。
レーザー墨出し器の購入で悩んでいます。
シンワのLEXIA21グリーンと、タジマのZERO BLUE-TYZ、どちらもレーザーのギラツキなどが少ないようですし、どちらも新しい機種です、悩んでいます。
あとは、たまには外での使用も考えてます。シンワのこの機種は熱に弱いですか?
それともこれから夏、外での使用ならどちらも変わりませんか?
中山様、シンワLEXIAの使用温度範囲は約-10℃~40℃程とのメーカー回答でした。タジマは-5℃~40℃となっていますので熱に対してはほぼ同等と考えてよさそうです。(ちなみに以前のモデルに多かった波長変換方式タイプのグリーンレーザーは温度範囲が狭く、特に低温に弱かったことを考えるとだいぶ使いやすくなったと思います。)
またそれ以外での両機種の比較ですが、シンワLEXIAが後発ということもあり価格のメリットはありますね。逆にタジマはこれまでの販売実績がある分、諸々の改善がなされている(であろう)という点では安心感はあると思います。あとシンワは回転台が外せるのが他社にはない特徴でして低い位置で照射する場合は便利です。
レーザー墨だし器の購入を悩んでいます。
当方、建築の施工管理いわゆる現場監督をやっています。
基本的に基準墨、親墨を出すだけですが現在トランシットを使用し墨出しを行っています。
トランシットだと2名必要となるし、持ち運びが大変ですので省力化からレーザー墨だし器を検討していますが基準墨ということもあり精度的に大丈夫でしょうか。
また購入する場合4方向たて・よこ・天井直角ラインで頻繁に使わないので乾電池式でも十分かなと思いますが屋外でも使用できる受光器付きだとおすすめは何がいいでしょうか。三脚も購入したいです。
よろしくお願いいたします。