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18mm“ワンハンド”充電式ハンマードリル HR183D・HR183DV 新登場!
2023年1月、マキタから、18mm充電式ハンマードリルHR183D・HR183DVが新たに発売されました。18V機種となっており、ワンハンドシリーズにおいて初めて集じんシステムが搭載されています。HR183Dに集じんシステムを取り付けた仕様のものが、HR183DVとなっています。今回の記事では、このHR183D HR183DVの特徴をチェックしながら、従来機とのスペックも比較していきたいと思います。
新型機の特徴をチェック
それでは早速、18V充電式ハンマードリルHR183D・HR183DVの特徴を見ていきましょう。
集じんシステム搭載時世界最軽量の“ワンハンド”仕様
HR183Dは、質量が2.2kgと軽くコンパクトで、取り回しがしやすくなっています。上向きでの作業も快適に行うことができます。
(※集じんシステム非装着時、バッテリ含む。)
集じんシステムを搭載したHR183DVに関しては、質量3.3kgとなんと世界最軽量と圧倒的な軽さを実現しています。
(※サイドグリップ・バッテリ含む。※18mmクラス充電式ハンマドリルにおいて。 2023年1月現在、マキタ社調べ。)
能率アップで高速穴あけ
コンパクトながらハイパワーブラシレスモーターの搭載により、最大穴あけ能力18mmを実現しています。穴あけスピードも向上しており、従来機であるHR171Dと比較すると約65%もアップしています。
圧倒的な低振動
マキタ独自の低振動機構「AVT(Anti Vibration Technology)」を搭載しており、圧倒的な低振動を実現しています。防振サイドグリップと防振ハンドルによって手に伝わる振動を低減し、連続穴あけ作業時の負荷を軽減してくれます。
※ハンマドリルモードはEN60745-2-6規格に基づき測定。
防滴・防じん性能も
防滴・防じん「APT(Advanced Protection Technology)」も搭載されています。過酷な現場環境においても、 水や粉じんによる影響を受けにくい設計となっています。
※注意:本製品は水や粉じんによる影響が抑えられるように設計されていますが、水や粉じんによって故障しない事を保証するものではありません。
集じんシステム「DX16」搭載でクリーンな作業
HR183DVには、集じん容量400ml、全長165mmまでのビットに対応する集じんシステム「DX16」が搭載されています。 DX16には、99.97%以上の捕集率(集じんシステム全体の集じん率は90%以上)を誇るHEPAフィルタが採用されており、クリーンな作業が可能です。
集じんシステムはワンタッチで簡単に付け外しが可能で、取り外せば通常のハンマードリルとしても使い分けて使用できます。前面のダイヤルを回すとフィルタからチリが落ち、フィルタクリーニングも手軽に行なえるので、集じん性能を長く維持することができます。
また、集じんシステムDX16のみでも別売されています。
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新旧機種をスペックで比較
それでは、仕様表を見ながら新型機と従来機のスペックの違いをチェックしていきましょう。
新型機と従来機のスペック比較 | ||||
---|---|---|---|---|
クラス | 新型機 | 従来機 | ||
品番 | HR183D | HR183DV | HR171D | |
発売日 | 2023年1月 | 2018年7月 | ||
電源 | マキタ18Vバッテリ(直流18V) | |||
穴あけ能力 | コンクリート | 18mm | 17mm | |
鉄鋼 | 13mm | 10mm | ||
木工 | 24mm | 13mm | ||
回転数[回転/分] | 0~1100min-1 | 0~680min-1 | ||
打撃数[回転/分] | 0~5000min-1 | 0~4800min-1 | ||
振動3軸合成値 (ハンマドリル) |
7.4m/s2 | 9.0m/s2 | ||
1充電あたりの 作業量(穴あけ) |
モルタル圧縮強度 40N/mm2 φ3.4mm/深さ60mm |
約200本 | – | |
コンクリート圧縮強度 40N/mm2 φ6.0mm/深さ60mm |
約135本 | – | ||
機体寸法 (全長×高さ×幅) |
288×86×215mm BL1860B装着時 サイドグリップ非装着時 |
416×128×215mm BL1860B 集じんシステム サイドグリップ装着時 |
273×86×211mm BL1860B装着時 サイドグリップ非装着時 |
|
質量 | 2.2kg BL1860B装着時 サイドグリップ非装着時 |
3.2kg BL1860B 集じんシステム サイドグリップ装着時 |
2.1kg BL1860B装着時 サイドグリップ非装着時 |
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標準付属品 | ストッパポール サイドグリップ |
ストッパポール サイドグリップ 集じんシステムDX16 |
ストッパポール サイドグリップ 集じんカップ |
|
定価 (税込) |
フルセット | ¥100,100 バッテリーBL1860B×2 充電器DC18RF ケース付 |
¥109,890 バッテリーBL1860B×2 充電器DC18RF ケース付 |
¥86,680 バッテリーBL1860B×2 充電器DC18RC ケース付 |
本体+ケース | ¥44,440 | ¥54,230 | ¥35,090 |
能力向上の分価格もアップ
仕様表で比較すると、穴あけ能力・回転数・打撃数・振動3軸合成値の項目において能力向上が見られます。定価は新型機のHR183Dのほうが9千円ほど上がっていますが、性能が大幅に向上していることを考えると納得です。
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【マキタ】ワンハンドシリーズに初の集じんシステム搭載!18V充電式ハンマードリル(18mm) HR183D・HR183DV 登場!【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか。
この記事が皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。