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新型エアコンプレッサシリーズ登場
2020年10月に、マックスの主力コンプレッサーシリーズが新型となって登場しました。今回の記事では、従来機と比較して、どういった改良があったのかをチェックしていきたいと思います。
タンク容量 | 圧力 | 新型機 | 従来機 |
---|---|---|---|
8L | 高圧常圧 | AK-HL1110E2 | AK-HL1110E |
高圧専用 | AK-HH1110E2 | AK-HH1110E | |
11L | 高圧常圧 | AK-HL1270E3 | AK-HL1270E2 |
高圧専用 | AK-HH1270E3 | AK-HH1270E2 | |
27L | 高圧常圧 | AK-HL1270E3《27L》 | AK-HL1270E2《27L》 |
高圧専用 | AK-HH1270E3《27L》 | AK-HH1270E2《27L》 |
新型機の改良ポイント
それでは早速、新型コンプレッサの改良ポイントを見ていきましょう。
本体操作パネルのデザインを一新
電源・モード切替・ブレーカー落ち軽減機能のスイッチをシンプルに配置することにより、操作性が向上しています。また、モード表示部は、選択中のモードのみを表示し、文字背景を光らせることで視認性が良くなっています。
消音エアフィルター標準装備
エア抜き時の排出音を大幅に軽減する消音エアフィルターを標準装備しています。(従来機は別売のオプション扱い)
低圧域(0.5Mpa)で吐き出し量アップ
モーターの回転数が上がったことにより、低圧域(0.5Mpa)での空気吐き出し量が14%アップしました。空気消費量が多い工具にも対応しやすくなります。(ハイパワーモードのみ)
AIモードの改良
休憩などでコンプレッサを一定時間使用しなかった後に、エアを大量に消費する作業を行った場合の再起動タイミングが早くなっています。
コンプアプリのリニューアル
本体の改良と合わせて、コンプアプリもリニューアルしています。スケジューリングや施工記録に使えるカレンダー機能が新しく追加されました。
コンプレッサーの電源のオンオフ、運転モードの切り替え、「カスタムモード」での自分だけのカスタマイズ、ブレーカー落ち軽減モードの設定、防犯アラーム、いっぷくタイマアラーム、圧力低下や復帰の確認、ドレンの締め忘れの確認、などの機能も引き続き使用できます。
Bluetooth接続安定性の向上
本体側からの電波送信タイミングの最適化により、Bluetoothの接続安定性が向上しています。
8LタンクモデルにBluetooth機能搭載
従来の8Lタンクモデル(AK-HL1110E・AK-HH1110E)はBluetooth非搭載だったため、コンプアプリなどの使用もできませんでした。今回の新型機では8LタンクモデルにもBluetoothを搭載。コンプアプリでの遠隔操作が可能になりました。
変わらないポイント
ここからは、新型機と従来機で特に変更のないポイントをチェックしていきます。
スペックは変化なし
新型機のスペックですが、ハイパワーモード時の最大回転数がアップしている点と、AIモードのON圧・OFF圧が変わった(1110E2シリーズのみ)点以外に変更はありません。本体サイズや重量なども含め同等となっています。
- 1270E3シリーズ
3,400min-1(従来機 3,000min-1) - 1110E2シリーズ
2,800min-1(従来機 2,450min-1)
- 1110E2シリーズ
ON圧:約2.5~3.9MPa OFF圧:約2.9~4.4MPa
(従来機 ON圧:約2.6~3.9MPa OFF圧:約3.0~4.4MPa)
価格は据え置き
消音エアフィルターが標準装備になった、空気吐き出し量のアップ、といった改良点はありますが、価格は据え置きとなっています。
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。MAXエアコンプレッサー 新シリーズはここが進化した!AK-HL1270E3 他【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか。今回は大幅改良というわけではなく、細かな機能改善といった内容になりますが、少しでも便利になるのは嬉しいですね。
この記事が皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。