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PACKOUTシステムとは?
PACKOUTシステムとは、2021年に待望の日本上陸を果たした大手電動工具メーカーのミルウォーキーが手掛けるシステムケースシリーズになります。
複数のケースを自在に連結させることができ、工具の種類や現場に応じて様々な組み合わせで使用できます。
キャスターやキャリアなどとも組み合わせることができ、まとめて移動させることもできるので、柔軟な運用が可能です。
これまでの記事でご紹介してきたように、ミルウォーキーは日本進出自体は1年半ほど前とかなり最近ですが、世界ではトップクラスのシェアを有する大手工具メーカーになります。主力である18Vシリーズのラインナップ数は250機種以上、12Vシリーズのラインナップ数は125機種以上と、マキタやHiKOKIに匹敵するラインナップ数を有しています。日本においては、進出してからまだ日が浅いこともありラインナップ数もまだそこまで多くはありませんが、着実に数を増やしつつあります。
システムケースシリーズ「PACKOUTシリーズ」も、日本進出当時はラインナップがありませんでしたが、国内ファンや販売店の要望に応えて2022年4月より販売を開始しています。
システムケースは、マキタ・HiKOKI・ボッシュといった大手工具メーカーからもラインナップされていますが、ほとんどが青や緑、黒といった比較的落ち着いたカラーリングになっています。一方でミルウォーキーのPACKOUTシリーズは、鮮やかな赤色に加えて、スタイリッシュな形状をしており、現場で目を引くこと間違い無しです。
もちろん、システムケースといえば、連結して運べる利便性や汎用性が一番のメリットになります。ミルウォーキーのPACKOUTシステムにはどういった特徴・種類があるのか、気になりますよね。
システムケースは、各メーカーによって独自の名称が付けられていることがあります。主なメーカーの名称をご紹介します。
マキタ・・・マックパック
HiKOKI・・・システムケース
ボッシュ・・・エルボックス
デウォルト・・・ティースタック・タフシステム
今回の記事では、2022年10月現在ミルウォーキーでラインナップされているシステムケースシリーズ、「PACKOUTシステム」について、詳しくご紹介します。それでは早速見ていきましょう。
種類ごとにチェック
PACKOUTシステムは、他メーカーのシステムケースと同様に、ケース本体だけではなく、様々な周辺アクセサリーもラインナップされています。数もかなり多くなっていますので、種類ごとに見ていきましょう。
ツールボックス
まずは、最も基本となるツールボックスです。通常のワイドタイプとコンパクトタイプ、タイヤ付きのキャリータイプがラインナップされています。ワイドタイプとコンパクトタイプは、上下に連結して使用することができます。キャリータイプは上方向への連結のみ対応しています。
キャリータイプは、簡易的なカートとして使用することが可能です。
ミルウォーキー PACKOUT ツールボックス Mサイズ ウレタンフォーム入り 48-22-8450
ミルウォーキー PACKOUT ツールボックス Mサイズ サイド部金属補強あり 48-22-8424
ミルウォーキー PACKOUT ツールボックス Lサイズ 48-22-8425
ミルウォーキー PACKOUT ツールボックス (XLサイズ) 48-22-8429
ミルウォーキー PACKOUT コンパクトツールボックス 48-22-8422
ミルウォーキー PACKOUT キャリー式ツールボックス 48-22-8426
引き出し収納ケース
引き出し収納タイプのケースです。上下に別のケースを連結している状態でも、中身の出し入れが可能です。マキタやHiKOKIではラインナップされていないタイプになります。
引き出しが2段のタイプと3段のタイプの2種類があります。
ミルウォーキー PACKOUT 引き出し収納 2段 48-22-8442
ミルウォーキー PACKOUT 引き出し収納 3段 48-22-8443
オーガナイザー
細かいパーツを分類して収納する際に便利なケースです。天板が透明になっているので、中身の有無が分かりやすくなっています。こちらも、マキタやHiKOKIではラインナップされていないタイプになります。
標準タイプ・底が浅いロープロファイルタイプ・底が深いディープタイプの3タイプがあり、上下に連結して使用することができます。
ミルウォーキー PACKOUT オーガナイザー(Sサイズ) 48-22-8435
ミルウォーキー PACKOUT オーガナイザー(Mサイズ) 48-22-8430
ミルウォーキー PACKOUT ロープロファイルオーガナイザー Sサイズ 48-22-8436
ミルウォーキー PACKOUT ロープロファイルオーガナイザー Mサイズ 48-22-8431
ミルウォーキー PACKOUT ディープオーガーナイザー 48-22-8432
カート・キャスター
ケースや収納棚、オーガナイザー等を連結することで、簡単に移動させることができます。連結させずにカートやキャスター単独で使用することも可能です。
ミルウォーキー PACKOUT カート 48-22-8415
ミルウォーキー PACKOUT キャスター 48-22-8410
バッグ
PACKOUTシリーズには、トートバッグやツールバッグ、バックパックのランナップもあります。ケースの最上部に連結してカートなどでまとめて持ち歩くことや、下部にオーガナイザー等を連結して、肩がけで持ち運ぶことが可能です。
システムケースに連結して使用できるトートバッグやツールバッグ、バックパックは他のメーカーからはラインナップされておらず、ミルウォーキー独自の製品になっています。
ミルウォーキー PACKOUT 10インチトートバッグ 48-22-8310N
ミルウォーキー PACKOUT 15インチトートバッグ 48-22-8315N
ミルウォーキー PACKOUT 20インチトートバッグ 48-22-8320N
ミルウォーキー PACKOUT 15インチツールバッグ 48-22-8321N
ミルウォーキー PACKOUT 15インチツールバッグ 48-22-8321N
ミルウォーキー PACKOUT テクニカルバックパック 48-22-8300
ミルウォーキー PACKOUT バックパック 48-22-8301
クーラーボックス
システムケースに連結可能なクーラーボックスです。ミルウォーキーの他に、マキタ・デウォルトでもラインナップされています。
ミルウォーキー PACKOUT クーラーボックス 48-22-8460
デスクトップ
ケースの最上部に連結することで、作業用の天板として使用することができます。
システムケースに連結して使用できるデスクトップも他のメーカーからはラインナップされておらず、ミルウォーキー独自の製品になっています。
ミルウォーキー PACKOUT デスクトップ 48-22-8488
コンテナ
上下に連結が可能なコンテナです。専用の壁掛けアダプターに接続することで壁に引っ掛けて使用することもできます。
ミルウォーキー PACKOUT コンテナ 48-22-8440
収納棚
すべてのPACKOUTシリーズのケース・バッグ等が取付可能な収納棚です。倉庫やガレージだけでなく、車両内部への取り付けも可能なので、移動時にもPACKOUTシリーズのケース・バッグ等をしっかりと固定する事ができます。
ミルウォーキー PACKOUT 収納棚キット 48-22-8480
ミルウォーキー PACKOUT 収納棚 48-22-8481
マウンティングプレート
すべてのPACKOUTシリーズのケース・バッグ等が取付可能なマウントです。床面への固定はもちろん、壁掛け固定にも対応します。
ミルウォーキー PACKOUT マウンティングプレート 48-22-8485
トレイ
ツールボックス48-22-8425・48-22-8429・48-22-8426の中に収納可能なツールトレイです。
付属のディバイダーを使うことで様々な小物の仕分け収納が可能です。
ミルウォーキー PACKOUT ツールトレイ 48-22-8045
集じん機
こちらは厳密にはケースではありませんが、PACKOUTシステムに対応していますので、上下にケースを連結して持ち運ぶことが可能です。集じん機本体と、集じん用の道具などが入ったツールボックスなどを連結して、オリジナルの集塵セットとして運用することができます。
ミルウォーキー 18V PACKOUT 充電式乾湿両用集塵機 9.5L (本体のみ) M18 FPOVCL-0 JP
公式サイトのシミューレーションで自分好みの構成をイメージ
ミルウォーキー公式サイトでは、PACKOUTシステムの組み合わせシミュレーションが可能になっています。この構成で連結できるのか迷うという場合や、組み合わせた際の姿が気になるという場合には、是非シミュレーションを試してみてください。
PACKOUTシミュレーション
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。PACKOUTシステムはケースだけじゃない! ミルウォーキーのシステムケースを分かりやすく解説、いかがでしたでしょうか。現時点で日本ではラインナップがないPACKOUTシステムも今後順次導入されていくとのことですので、今回の記事で使ってみたいケースやバッグがあったという方や、気になっているという方はぜひ検討してみてください。
また、海外にはあるこのPACKOUTシステムの導入はまだなの?というお声がありましたら、ビルディにどしどしお寄せください。ミルウォーキーさんに共有させていただきますので、導入が早くなる・・・かもしれません。
今回の記事が、皆さまのシステムケース選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。
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