マックス 新型静音インパクトドライバー PJ-SD102 新発売

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マックス 静音インパクトドライバー PJ-SD102 新発売

マックスから新型の18V充電式静音インパクトドライバー、PJ-SD102が発売になりました。

これまで、マックスの静音インパクトドライバーは14.4Vしかなかったので心待ちにされていた方も多いのではないでしょうか? 従来機が14.4Vで今回発売されたものが18Vですので一概に比較することはできませんが、従来機PJ-SD101との比較表を作成しました。是非ご参考にしてください。個人的には、パワーアップしているのにサイズが一回り小さくなっているのに驚きました。

マックス 従来機種 PJ-SD101との比較表
品番 PJ-SD101 PJ-SD102
寸法(mm) L152×W82×H235
(JP-L914装着時)
L154×W79×H238mm
(JP-L91850A装着時)
モータ ブラシレスDCモータ ブラシレスDCモータ
無負荷回転数 鋼強モード:0~2700回転/分
木強モード:0~2000回転/分
弱モード:0~1700回転/分
増締モード:0~1300回転/分
強モード:0~2800回転/分
中モード:0~2000回転/分
弱モード:0~700回転/分
打撃数 0~3200回/分 0~3400回/分
最大締付トルク 鋼・木強モード:25N・m
弱モード:11N・m
強モード:約33N・m
弱モード:約6N・m
能力 小ねじ: M4~M8
コーススレッドねじ: 22~120mm
普通ボルト: M5~M10
小ねじ: M4~M8
コーススレッドねじ: 22~120mm
普通ボルト: M5~M10
金物ねじ: 30~75mm
ビット挿入寸法 6.35mm(六角の二面幅寸法)
対角寸法: 7.1mm
6.35mm(六角の二面幅寸法)
対角寸法: 7.1mm
電池電圧 14.4V 18V

※M10普通ボルト1秒締付時

静音インパクトドライバーって本当に静かなの?

騒音値の目安

このマックスの静音インパクトドライバーPJ-SD102、71dBという低騒音がウリですがデシベル(dB)で言われてもピンとこないのが正直なところ。色々調べていたらこのような表を見つけました。

騒音の目安

出典「全国環境研協議会 騒音小委員会」

この表で言うと、PJ-SD102の71dBは、バスの車内・新幹線の車内程度。ということは問題なく会話ができるレベルですね。普通のインパクトドライバーの鳴り響く打撃音を考えると、かなり騒音を抑えられていることが分かります。

主な静音インパクトドライバーの騒音値比較

他のメーカーの静音インパクトドライバーとの比較は下記のとおりです。日立の静音インパクトドライバーがPJ-SD102を1dBだけ上回ってますが、ほぼ同等レベルで、現行の静音インパクトドライバーの中では最高レベルの静かさと考えていいでしょう。

主な静音インパクトドライバーの騒音値比較(昇順)
メーカー 品番 電源 騒音値
日立 WHP14DBL 14.4V 70dB
日立 WHP18DBL 18V 70dB
マックス PJ-SD101 14.4V 70dB
マックス PJ-SD102 18V 71dB
マキタ TS131D 14.4V 約75dB
マキタ TS141D 18V 約77dB
日立 WP12VA 単相100V 79dB
マキタ 6963SPK 単相100V カタログ記載なし
パナソニック EZ7545 14.4V カタログ記載なし

静音インパクトドライバーってパワーが無いでしょ?

通常のインパクトドライバーとのトルク値比較

静音インパクトドライバーとしてはマキタのTS141Dのトルク値40N.mをやや下回る33N.m。通常のインパクトドライバーとの比較では1/4ほどのトルク値となりますので、現場の状況に応じて通常のインパクトドライバーのサブ機として使い分けるスタイルが良さそうです。

通常のインパクトドライバーとのトルク値比較
メーカー 品番 電源 トルク値
マキタ TD171D 18V 180N・m
マキタ TD161D 14.4V 175N・m
日立 WH18DDL2 18V 177N・m
日立 WH14DDL2 14.4V 172N・m
パナソニック EZ75A7 18V/14.4V 160N・m
マックス PJ-ID152 18V/14.4V 165N・m
マキタ TS141D
(ソフトインパクト)
18V 40N・m
マックス PJ-SD102 18V 33N・m

締め付け能力の比較

しかしながら、締め付け能力で比較すると分かるのですが「普通ボルトM10までしか締めないよ!」という方は静音インパクトドライバーでも十分です。騒音値を抑えることで疲労感も違ってくるので、M12以上のボルトは締めないという方は選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?

マキタTD171D・TS141Dとの締付け能力比較
メーカー 品番 電源 締め付け能力
マキタ TD171D 18V 小ねじ: M4~M8
コーススレッドねじ: 22~125mm
普通ボルト: M5~M16
高力ボルト:M5~M10
マキタ TS141D
(静音インパクト)
18V 小ねじ: M4~M8
コーススレッドねじ: 22~125mm
普通ボルト: M5~M8
高力ボルト:M5~M6
マックス PJ-SD102 18V 小ねじ: M4~M8
コーススレッドねじ: 22~120mm
普通ボルト: M5~M10
金物ねじ: 30~75mm

マックス 静音インパクトドライバー PJ-SD102の特長

クラス最短ヘッド長135mm

前後割ショートハウジングにより、全長135mmで、取回しが良くなりました。(※油圧式を採用した18V充電インパクトドライバでの比較。2017年12月マックス社調べ。)

さらに低振動、さらに締めやすい

サッシビスを締付けている画像

感圧センサトリガ【瞬】に加えて、PJ-SD101で採用の1回転2打撃機構を踏襲しながら、更に細かい打撃になり、カムアウトしにくくなりました。弱モードに設定すると、サッシビスが、さらに締めやすくなります!

MEMO
感圧センサトリガとは・・・
業界初、指先の力加減を感知するセンサ(フォースセンサ)を採用した新・トリガスイッチ【瞬】従来の引く量で調節するストローク方式に比べ、レスポンスが良く回転数のコントロールがしやすい「次世代」トリガスイッチです。更に、ストロークの大幅削減により、指先が疲れにくい。(指先の仕事量 従来機70%ダウン)

スタミナアップ&変わらないスピード

スタミナアップの画像
スピードが落ちないことを示したグラフ

プッシュスイッチで素早く正逆切替

従来の正逆転レバーを押し込む作業を省力化。ワンタッチで正逆が切換え可能です。(※写真はインパクトドライバPJ-ID152です。PJ-SD102も同様の仕様となっております。)

PJ-SD102はワンプッシュでOK

PJ-SD102はワンプッシュでOK

従来機は押し込む必要がある

従来機は押し込む必要があった

4種類の照射モード

4種類の照射モード

ライトボタンを押すことで、ライトの明るさを4種類に調節することができます。対象材に反射したりして眩しい等、現場の状況に応じて調節できます。

ランタンモードの画像

ランタンモード
約1時間照射し続けるモードです。暗所での連続作業や現場の確認作業時の簡易照明としてご活用出来ます。

4つの回転モードで快適作業

強モード
金物用やパネル用長ねじ、コーススレッドねじ、部材が硬い場合。

中モード
内装用ねじの締め付け作業に。

弱モード
小ねじ(サッシビス)など細かい微調整が必要な場合に。

増締めモード
打撃後約90°で締込みを自動で停止しますので、締め過ぎによる部材やねじの損傷を低減します。 せっこうボードの面位置仕上げ、サッシ、建具などの小ねじ締めに。

クイックリバース(逆転)モード

クイックリバースモード説明画像

クイックリバース(逆転)モード(PAT.P)
正逆スイッチを押しながらトリガを引いた時だけ逆転します。お好みでこのモードに設定することができます。正逆転を繰り返す鉄鋼下地の貼り合わせ時(不陸防止)や堅木への下穴あけ作業時に切替が可能です。

MEMO
クイックリバース(逆転)モード設定するにはモード切替ボタンを2秒押します。
※出荷時の状態(通常モード)に戻す場合には、同じ操作をもう1度行います。

マックス耐環境統合防護システム

マックス耐環境統合防護システム

マックスは現場の様々な使用状況や修理情報を調査し、その状況に耐える製品企画・設計・評価・製造を一貫して行っております。

水没・放置試験

水没・放置試験
現場では、突然の大雨など予期せぬ降雨があります。さらにキャリングケース内に濡れた本体が放置される場合があります。このような条件を想定して、水没後に水分が蒸発しにくいようにビニール袋に入れて放置するという水没と放置を複合した試験評価を行っています。

粉じん・降雨サイクル試験

粉塵・降雨サイクル試験
作業現場にある、おがくずやコンクリート・石膏の粉、更に結露や突然の降雨など、現場を想定したサイクル試験を行っています。

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