インパクトドライバー結局どれがおすすめ?【プロとDIYユーザーの選び方の違い】

この記事では、プロとDIYユーザーの選び方の違い・重視したいポイントを解説しながら、スペックごとのおすすめインパクトドライバーをご紹介しています。インパクトドライバーとは? 価格を抑えたDIY向けの機種は? インパクトドライバーの構造や使い方は?そんな方には以下の記事もおすすめです。

インパクトドライバー、結局どれがおすすめ?

インパクトドライバーライト

プロの現場はもちろん、DIYユーザーとっても欠かせない電動工具インパクトドライバー。皆さんはどのメーカーを使っていますか? 業種や用途にもよりますが、国内の電動工具シェアで言えばやはりマキタかHiKOKI(ハイコーキ)が多いと思います。それから少し離れてパナソニック、ボッシュ、マックス、リョービといったところでしょうか。いろいろなサイトでもおすすめ機種が紹介されていて、結局のどれがおすすめ?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。

そこで、この記事では7大電動工具メーカーのプロ向けモデル主流の40V~14.4V機種から、インパクトドライバーの重要なスペックで比較し、ランキング付けしていきます。

お忙しい皆さんのために結論から言いますと、マキタ・HiKOKI(ハイコーキ)マルチボルト、そして意外と(と言っては失礼ですが。。)京セラ(リョービ)がおすすめ!という結果になっていますが、そこに至るまでの紆余曲折を是非ご覧ください。

プロユーザー・DIYユーザーの選び方の違い

アンケート結果

同じインパクトドライバーでも、プロの方とDIYユーザーの方とでは当然選び方も違ってきます。

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DIY向けインパクトドライバーの選び方を知りたい方はこちら↓
DIY向けインパクトドライバーの選び方

ビルディでは、実際にインパクトドライバーを使っているユーザーさんが何を重視して今のインパクトドライバーを選んでいるのかアンケートを実施しました。

対象は実際にインパクトドライバーを使っている方767名、購入予定がある14名の方々(プロユーザー652名、DIYユーザー129名)です。ご回答いただいた皆さんお忙しいところありがとうございました!

実際使っているユーザーにアンケート

ユーザーアンケート

インパクトドライバーを選ぶときに最も重視するポイント(プロユーザー)

インパクトドライバーを選ぶときに最も重視するポイント(DIYユーザー)

回答者819名のうちインパクトドライバーを持っていると回答した767名・購入予定があると回答した14名を対象。

▼グラフが表示されない場合はこちら

プロユーザーの選定ポイント

DIYユーザーの選定ポイント

プロは互換性、防じん・防滴性、コンパクトさを重視

充電式が主流の現在では、手持ちの充電工具のバッテリを共用するために、メーカー(=手持ちバッテリとの互換性)で選んでいるという方が最も多いという予想通りの結果です。もちろんこれは意図的にバッテリの互換性を無くしたメーカーの囲い込み戦略の成果なのですが、プロユーザーがインパクトドライバー自体の性能を見ることなく、ご自身のバッテリープラットフォームによって決めているという現実でもあります。さらに、機種についてもそのときの最新機種やフラッグシップモデルでほぼ決まっています。

☟マキタ・ハイコーキの最新フラグシップモデル

マキタ 18V 充電式インパクトドライバ TD173D
HiKOKI(ハイコーキ) マルチボルト 36V コードレスインパクトドライバ WH36DD

もちろんプロがトルクを軽視しているというわけではなく、最近のプロ用機種のトルクは充分にあるという前提のうえで、あえてトルクと言うまでもなく、十分なトルクがある前提で「バッテリの互換性を最も重視」しているということです。

バッテリの互換性以外には、防塵性・防滴性、ボディのコンパクトさを重視していることが分かります。やはり粉塵や突然の雨に見舞われる現場での防塵・防滴性はプロユーザーには必須の性能です。 またボディのコンパクトさとした回答は個人的には予想以上の多さで、「ペン型で高トルクのもの」「コーナーインパクトで高トルクのもの」というコメントも多く寄せられました。年々コンパクト化が進んでいるインパクトですが、まだまだ物足りない作業状況があるということが分かります。

DIYユーザーはトルクと耐久性を重視

DIYユーザーの場合は、プロほど互換性は重視されていません。使用する充電工具の種類も多くはありませんし、インパクトドライバーが1台目の充電工具ということも多いと考えられます。長いねじや堅い部材へグイグイ締めこむために必要となるトルクはやはり重視すべきポイントです。またそれなりに耐久性も求めているということは、信頼できるメーカー品で評判もチェックしたいところです。ということで、DIY向けでの今一番のおすすめ機種はこちらです。

HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレスインパクトドライバ コンパクトモデル 【DIY向け】 FWH18DA

HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレスインパクトドライバ コンパクトモデル 【DIY向け】 FWH18DA
販売価格:¥21,617 (税込)
最大トルク140N.m
回転数0~2,700min-1
ヘッド長150mm
バッテリ2個
重量1.3kg
パワフル140N.m&コンパクト

バッテリー2個・充電器・プラスビット・収納ケースとプロ向け同様の付属品構成です。HiKOKIのDIYモデルは、プロ用機種とバッテリーの互換性がある点も大きなポイントになります。

ビルディで見る

価格.comで見る

楽天で見る

メーカーサイト

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スペックで比べる

スペックで比べる
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回転数で比べる
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トルクで比べるプロ仕様インパクトドライバー

メリット・デメリット-トルク

アンケートからも分かるように、多くの方が一番最初に聞かれるのがトルクです。つまりパワーです。トルクが強いほど長いネジ締めも楽々こなします。その最大トルクが強い順にインパクトドライバーをランキングしました。

現行の最強トルクは226N.m

結果は。2021年に待望の日本上陸を果たしたミルウォーキーのM18 FID2M18 FID3が226N.mで同率1位となっています。3位は僅差でマキタのTD002Gと続いています。

もちろん最大トルクが強い=良いインパクトドライバーというわけではありませんが、トルクにこだわる方には注目のポイントです。

最大トルクの強さランキング(インパクトドライバー2024年4月1日時点)
順位 メーカー名 機種名 トルク値 電圧
1位 ミルウォーキー M18 FID3 M18 FID3 226N.m 18V
1位 ミルウォーキー M18 FID2 M18 FID2 226N.m 18V
3位 マキタ TD002G TD002G 220N.m 36V
(40Vmax)
4位 マキタ TD003G TD003G 210N.m 36V
(40Vmax)
4位 ボッシュ GDR 18V-210C GDR 18V-210C 210N.m 18V
6位 デウォルト DCF887M2 DCF887M2 205N.m 18V
7位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DD WH36DD 200N.m 36V
(マルチボルト)
7位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DC WH36DC 200N.m 36V
(マルチボルト)
7位 ボッシュ GDR18V-200 GDR18V-200 200N.m 18V
10位 マキタ TD173D TD173D 180N.m 18V
10位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DCWH18DC 180N.m 18V
10位 京セラ
(リョービ)
DID10XR DID10XR 180N.m 18V
10位 京セラ
(リョービ)
DID182L5 DID182L5 180N.m 18V
14位 マキタ TD162D 175N.m 14.4V
14位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DE 175N.m 18V
14位 京セラ
(リョービ)
DID181L5 175N.m 18V
14位 京セラ
(リョービ)
DID148L5 175N.m 14.4V
18位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DDL2 172N.m 14.4V
19位 パナソニック EZ76A1 170N.m 18V
19位 京セラ
(リョービ)
DID1806L5 170N.m 18V
21位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DB 167N.m 14.4V
22位 マキタ TD149D 165N.m 18V
22位 マックス PJ-ID153 165N.m 14.4V/18V
22位 マックス PJ-ID152 165N.m 14.4V/18V
22位 マックス PJ-ID152FW 165N.m 14.4V/18V
22位 京セラ
(リョービ)
DID11XR 165N.m 18V
27位 マキタ TD138D 160N.m 14.4V
27位 パナソニック EZ76A1 160N.m 14.4V
27位 パナソニック GDR18V-160 160N.m 18V
30位 パナソニック EZ1PD1 155N.m 18V
31位 マキタ TP141D
(※マルチインパクト)
150N.m
(※インパクト時)
18V
32位 マキタ TP131D
(※マルチインパクト)
145N.m
(※インパクト時)
14.4V
33位 マキタ TD157D 140N.m 18V
33位 パナソニック EZ1PD1 140N.m 14.4V
33位 京セラ
(リョービ)
DID1417L5 140N.m 14.4V
36位 パナソニック EZ7548
(※マルチインパクト)
130N.m
(※インパクト時)
14.4V
トルクにこだわったDIY向けインパクトドライバーはこちら↓
【パワー重視】DIY用途でもハードに使えるインパクトドライバー
メリット・デメリット-ヘッド

狭い場所での作業が多い方が気になるのはボディのサイズですね。特にヘッド部分の短さは各メーカー「クラス最短!」を連呼しています。そこで結局どこが最短?ということでヘッドの短さでランキングしてみました。

結果は。最短チャンピオンは98mmのパナソニックEZ1PD1ということになりました。マルチインパクトを除いて最上位と最下位で実に70mm以上もの差があることがわかります。ここまで差があると、取り回しの感覚は全く変わってくることが簡単に予想できますね。

ヘッドの短さランキング(インパクトドライバー2024年4月1日時点)
順位 メーカー名 機種名 ヘッド長 電圧
1位 パナソニック EZ1PD1EZ1PD1 98mm 14.4V/18V
2位 京セラ
(リョービ)
DID11XRDID11XR 99.4mm 18V
3位 京セラ
(リョービ)
DID10XRDID10XR 106mm 18V
4位 マックス PJ-ID153PJ-ID153 109mm 14.4V/18V
4位 マックス PJ-ID152PJ-ID152 109mm 14.4V/18V
4位 マックス PJ-ID152FWPJ-ID152FW 109mm 18V/14.4V
7位 マキタ TD173D TD173D 111mm 18V
7位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DD WH36DD 111mm 36V
(マルチボルト)
9位 マキタ TD162D TD162D 114mm 14.4V
9位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DC WH36DC 114mm 36V
(マルチボルト)
9位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DC WH18DC 114mm 18V
9位 ミルウォーキー M18 FID3 M18 FID3 114mm 18V
13位 京セラ
(リョービ)
DID182L5 117mm 18V
13位 京セラ
(リョービ)
DID148L5 117mm 14.4V
15位 マキタ TD002G 119mm 36V
(40Vmax)
16位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DE 120mm 18V
17位 マキタ TD003G 121mm 36V
(40Vmax)
18位 ミルウォーキー M18 FID2 123mm 18V
19位 ボッシュ GDR 18V-210C 126mm 18V
19位 ボッシュ GDR18V-200 126mm 18V
21位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DDL2 127mm 14.4V
21位 パナソニック EZ76A1 127mm 14.4V/18V
23位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DB 128mm 14.4V
24位 京セラ
(リョービ)
DID181L5 129mm 18V
25位 マキタ TD157D 133mm 18V
26位 マキタ TD149D 135mm 18V
26位 マキタ TD138D 135mm 14.4V
28位 デウォルト DCF887M2 145mm 18V
29位 ボッシュ GDR18V-160 153mm 18V
30位 京セラ
(リョービ)
DID1806L5 157mm 18V
31位 京セラ
(リョービ)
DID1417L5 168mm 14.4V
32位 マキタ TP141D
(※マルチインパクト)
171mm 18V
32位 マキタ TP131D
(※マルチインパクト)
171mm 14.4V
34位 パナソニック EZ7548
(※マルチインパクト)
198mm 14.4V

さらに狭い箇所のねじ締め作業をしたい、という場合はコーナーインパクトドライバーやアングルインパクトと呼ばれる、こんな形のインパクトドライバーがおすすめです。(普通のインパクトよりはトルクは大幅に落ちますのでご注意を。)

コーナータイプのインパクトドライバーであれば、狭いところにもヘッドを差し込めます↓
コーナーインパクトドライバー一覧

ヘッドの短さとトルクはトレードオフの関係

ヘッドの短さで比べる

ボディサイズを小さくしようとすると、機械内部のハンマーの大きさ(≒トルク)にも影響が出やすい部分ではあるのですが、京セラDID11XRはトルクをあまり落とさずに頑張っていると思います。

ちなみに昔のインパクトドライバーはハウジング内も空間の余裕があって、スイッチ交換も簡単にできていました。ところがご覧のように最近のインパクトドライバーはギリギリまでサイズを小さくしているので、各部品がかなりタイトに収まっており修理の難易度が上がっています。

軽さで比べるプロ仕様インパクトドライバー

メリット・デメリット-重量

長時間作業するときに気になってくるのは重量です。本体はできるだけ軽い方が、取り回しも良くなりますし、疲労もより軽減できます。ということで、重量の軽さでランキングしてみました。軽いだけではなくトルクも大事という方のために、トルクもランキングに入れてあります。

40%はバッテリーの重さ

充電工具の軽さを考える上で重要なポイントは、製品重量の約40%をバッテリーが占めているということです(マキタ18V6.0Ahで670g、14.4V6.0Ahで534g)。つまり標準付属の高容量6.0Ahバッテリを、1.5Ahや2.0Ahといった低容量のバッテリに付け替えるだけで約300gほど軽くすることができるのです。上向き作業など軽さが重要になる作業シーンでは、低容量バッテリを使い、通常使用では高容量バッテリでガンガン使う、といった使い分けもおすすめです。

14.4Vでは1.3kg、18Vでは1.4kgが基準

軽さ比較の結果、マキタとHiKOKI(ハイコーキ)、マックス、京セラが1.3kgで同率トップとなりました。このうち京セラ以外の3機種は14.4Vバッテリ搭載ですが、TD162Dで175N.m、WH14DDL2で172N.m、PJ-ID152PJ-ID153で165N.mと十分なトルクがあります。

特筆すべきは京セラのDID11XRで、18V6.0Ahという大容量バッテリを搭載しながら、重量を1.3kgに抑えています。トルク自体は165N.mと18V機としては控え目の分類に入りますが、コンパクトなヘッドとあわせて、取り回しの良さは抜群です。

100gアップして1.4kgになると、18Vの機種も多くランクインしてきます。特筆すべきはやはり京セラで、DID10XRは18V6.0Ahという大容量バッテリ搭載で1.4kgという軽量、180N.mのトルクを発揮と際立っています。

1.5kg~1.6kgには、マキタやHiKOKI(ハイコーキ)のフラッグシップ機が入ってきます。

軽さランキング(14.4V/18V/36Vインパクトドライバー2024年4月1日時点)
順位 メーカー名 機種名 重量 トルク値 電圧
1位 マキタ TD162DTD162D 1.3kg 175N.m 14.4V
(6.0Ah)
1位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DDL2WH14DDL2 1.3kg 172N.m 14.4V
(6.0Ah)
1位 マックス PJ-ID153PJ-ID153 1.3kg 165N.m 14.4V
(5.0Ah)
1位 マックス PJ-ID152PJ-ID152 1.3kg 165N.m 14.4V
(5.0Ah)
1位 京セラ
(リョービ)
DID11XRDID11XR 1.3kg/6.0Ah
(1.1kg/1.5Ah)
165N.m 18V
(6.0Ah)
6位 マキタ TD157D TD157D 1.4kg 140N.m 18V
(6.0Ah)
6位 マキタ TD138DTD138D 1.4kg 160N.m 14.4V
(3.0Ah)
6位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DBWH14DB 1.4kg 167N.m 14.4V
(6.0Ah)
6位 マックス PJ-ID153PJ-ID153 1.4kg 165N.m 18V
(5.0Ah)
6位 マックス PJ-ID152PJ-ID152 1.4kg 165N.m 18V
(5.0Ah)
6位 マックス PJ-ID152FWPJ-ID152FW 1.4kg 165N.m 18V
(5.0Ah)
6位 パナソニック EZ1PD1EZ1PD1 1.4kg 140N.m 14.4V
(5.0Ah)
6位 ボッシュ GDR18V-160GDR18V-160 1.4kg 160N.m 18V
(2.0Ah)
6位 京セラ
(リョービ)
DID10XRDID10XR 1.4kg 180N.m 18V
(6.0Ah)
6位 京セラ
(リョービ)
DID148L5DID148L5 1.4kg 175N.m 14.4V
(5.0Ah)
16位 マキタ TD173D 1.5kg 180N.m 18V
(6.0Ah)
16位 マキタ TD149D 1.5kg 165N.m 18V
(3.0Ah)
16位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DE 1.5kg 175N.m 18V
(4.0Ah)
16位 パナソニック EZ1PD1 1.5kg/5.0Ah
(1.3kg/3.0Ah)
155N.m 18V
(5.0Ah)
16位 京セラ
(リョービ)
DID182L5 1.5kg 180N.m 18V
(5.0Ah)
16位 京セラ
(リョービ)
DID181L5 1.5kg 175N.m 18V
(5.0Ah)
22位 デウォルト DCF887M2 1.56kg 205N.m 18V
(4.0Ah)
23位 マキタ TD002G 1.6kg 220N.m 36V
(2.5Ah)
23位 マキタ TD003G 1.6kg 210N.m 36V
(2.0Ah)
23位 マキタ TP131D
(※マルチインパクト)
1.6kg 145N.m
(※インパクト時)
14.4V
(6.0Ah)
23位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DD 1.6kg 200N.m 36V
(2.5Ah)
23位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DC 1.6kg 200N.m 36V
(2.5Ah)
23位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DC 1.6kg 180N.m 18V
(5.0Ah)
23位 パナソニック EZ76A1LJ2F 1.6kg 160N.m 14.4V
(5.0Ah)
23位 京セラ
(リョービ)
DID1417L5 1.6kg 140N.m 14.4V
(5.0Ah)
29位 マキタ TP141D
(※マルチインパクト)
1.7kg 150N.m
(※インパクト時)
18V
(6.0Ah)
29位 パナソニック EZ76A1LJ2G 1.7kg 170N.m 18V
(5.0Ah)
29位 ボッシュ GDR 18V-210C 1.7kg 210N.m 18V
(5.0Ah)
29位 ボッシュ GDR18V-200 1.7kg 200N.m 18V
(5.0Ah)
29位 ミルウォーキー M18 FID2 1.7kg 226N.m 18V
(5.0Ah)
29位 京セラ
(リョービ)
DID1806L5 1.7kg 170N.m 18V
(5.0Ah)
29位 ミルウォーキー M18 FID3 1.75kg 226N.m 18V
(5.0Ah)
35位 パナソニック EZ7548LS2S
(※マルチインパクト)
1.85kg 130N.m
(※インパクト時)
14.4V
(4.2Ah)
※重量は、標準バッテリー込みの重量となります

気になっているインパクトは何位でしたか? 1.3kgから1.85kgと、数百グラムの差ですが作業後の疲労感には大きく影響を与える重要なポイントです。

軽さにこだわるならペン型か12V~7.2V機種

同じ容量であれば低電圧のタイプのバッテリの方が軽くなります。さらに軽さにこだわる場合は、サブ機として10.8Vや7.2Vを持っておくのもいいかもしれません。

プロ用として発売されている12V~7.2V機種の中から軽さ順にランキングしてみました。こうしてみると、圧倒的にペンタイプが軽いことが分かりますが、その分トルクもぐっと落ちます。その点マキタのTD111Dはトルク値135N.mありながら1kgを切っていますので、バッテリの持ちを気にしなければメイン機としても十分にいける能力があります。

このクラスで特筆すべきは、やはりハイコーキWH12DCAや、ミルウォーキーM12 FID2でしょう。重量は1.15~1.2kgと最も重くはなりますが、12V~10.8V機としては最強の170N.mを発揮します。スペックや機能も、フラグシップ機とほぼ同様のものを搭載していますので、サブ機の枠を超えた1台になっています。

HiKOKI(ハイコーキ) 10.8V コードレスインパクトドライバ WH12DCA
ミルウォーキー 12V 充電式インパクトドライバー M12 FID2
12V以下プロ用インパクト軽さランキング(インパクトドライバー2024年4月1日時点)
順位 メーカー名 機種名 重量 トルク値 電圧
1位 マキタ TD022DTD022D 0.55kg 25N.m 7.2V(1.5Ah)
(差込式)
1位 パナソニック EZ7521EZ7521 0.55kg 25N.m 7.2V(1.5Ah)
(差込式)
3位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH7DLWH7DL 0.58kg 25N.m 7.2V(1.5Ah)
(差込式)
4位 パナソニック EZ7520EZ7520
(※マルチインパクト)
0.8kg 22N.m
(※インパクト時)
7.2V(1.5Ah)
(差込式)
5位 ボッシュ GDR10.8VECGDR10.8VEC 0.90kg 110N.m 10.8V(2.0Ah)
(差込式)
6位 マキタ TD090D 0.92kg 90N.m 10.8V(1.3Ah)
(差込式)
7位 ボッシュ GDR10.8LIN 0.96kg 105N.m 10.8V(2.0Ah)
(差込式)
8位 マキタ TD111D
(1.5Ahバッテリ仕様)
0.97kg 135N.m 10.8V(1.5Ah)
(スライド式)
TD111D
(4.0Ahバッテリ仕様)
1.1kg 135N.m 10.8V(4.0Ah)
(スライド式)
9位 マキタ TD110D 1.0kg 110N.m 10.8V(1.5Ah)
(スライド式)
9位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH12DD
(1.5Ahバッテリ仕様)
1.0kg 135N.m 10.8V(1.5Ah)
(スライド式)
WH12DD
(4.0Ahバッテリ仕様)
1.1kg 135N.m 10.8V(4.0Ah)
(スライド式)
10位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH12DA 1.1kg 110N.m 10.8V(1.5Ah)
(スライド式)
10位 パナソニック EZ1P31 1.1kg 165N.m 10.8V(2.0Ah)
(スライド式)
12位 ミルウォーキー M12 FID2 1.15kg 170N.m 12V(6.0Ah)
(差込式)
13位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH12DCA 1.2kg 170N.m 10.8V(4.0Ah)
(スライド式)
13位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH10DAL 1.2kg 110N.m 10.8V(3.0Ah)
(差込式)
※重量は、標準バッテリー込みの重量となります

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パワー・モード切替機能で比べる

モード切替の種類

226N.mと220N.mの違いは比べてみてもなかなか分かりにくい程の差です。ある一定程度のトルクを超えてくると、微妙な最大トルクの違いよりも、切り替え機能が充実していることの方が重宝したりします。そこで各メーカー上位モデルのモード切替機能で比較しました。

打撃力・モード切替で比べる

テクスや小ネジを締めるときに、打撃力切替え機能やモード機能が無いインパクトの場合は、指先だけで微妙なコントロールをする必要があります。

モード切替には2つの種類がある

各メーカーは様々な名称でモード切替機能をつけていますが、要は「1.打撃力の切り替え機能」と、打撃力以外の「2.回転の仕方に特徴をもたせたモード切替機能」の2つに大別されます。 前者の打撃力の切り替え機能は各メーカー上位機種にはすべて付いているので、違いとしては後者の「打撃力切り替え以外のモード切替機能」になります。便利なモード切替機能としては、マキタのボルトモード、マックスの増し締め機能をおすすめします。逆にこれらの機能が不要な場合は、どのメーカーも打撃力切り替えができますので、あまり気にすることはないと思います。

打撃力・モード切替比較(インパクトドライバー2024年4月1日時点)
メーカー・機種名 1.打撃力切替 2.モード切替
TD002Gマキタ
TD002G
最速・強・中・弱 楽々6モード(木材モード・ボルト1モード・ボルト2モード・ボルト3モード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モード)
TD003Gマキタ
TD003G
最速・強・中・弱 逆転オートストップモード
TD173Dマキタ
TD173D
最速・強・中・弱 楽々4モード(木材モード・ボルトモード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モード)
TD162Dマキタ
TD162D
TD157Dマキタ
TD157D
強・弱 楽らくモード
WH36DDHiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DD
ソフトモード・パワーモード・パワー(カスタム)モード ボルトモードテクスモード細ビスモード
WH36DCHiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DC
ソフトモード・パワーモード・パワー(カスタム)モード ボルトモードテクスモード
WH18DCHiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DC
ソフトモード・パワーモード ボルトモードテクスモード
GDR 18V-210Cボッシュ
GDR 18V-210C
強・中・弱
EZ1PD1パナソニック
EZ1PD1
強・中・弱 テクスモード
EZ76A1パナソニック
EZ76A1
強・中・弱 テクスモード即フルモード
PJ-ID153マックス
PJ-ID153
強・中・弱 増締めモード
PJ-ID152マックス
PJ-ID152
PJ-ID152FWマックス
PJ-ID152FW
強・弱 フォームタイモードリミットモード
M18 FID3ミルウォーキー
M18 FID3
強・中・弱 タッピングビスモード
M18 FID2ミルウォーキー
M18 FID2
DID10XR京セラ
(リョービ)
DID10XR
強・中・弱 テクスモードロックオンモード
DID11XR京セラ
(リョービ)
DID11XR

マキタの楽々6モード、木材モード・ボルト1モード・ボルト2モード・ボルト3モード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モードに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください↓

TD001G【マキタ 40Vインパクト】TD001Gの実力を徹底解剖【2021年1月 新色追加】

マキタTD173DTD162Dの楽々4モード、木材モード・ボルトモード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モードに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください(先代機種の記事ですが、楽々モードは同じ仕様になっています)↓

TD171DRGX-TOP画像マキタ TD171DRGXを説明書の隅々まで詳しく解説【2018年1月発売】
各モードについて
  • 楽らくモード・・・トリガはフルで引きっぱなしで、ゆっくりから最高速まで自動制御します。締め始めのネジ倒れ、カムアウトなどを低減します。
  • テクスモード・・・テクスネジ用のモードです。ネジ頭の破損やカムアウトを低減できます。
  • ボルトモード・・・ボルト用のモードです。最高速度での連続締め付け作業に便利な連発モードと、打撃回数を制御して締め過ぎを防止する単発モードがあります。
  • 逆転オートストップモード・・・ナット用のモードです。ナットが緩むと自動停止し、ナットの脱落を防止します。
  • 細ビスモード・・・細ビス用のモードです。職人さんのねじ締め始め動作を電子制御で再現します。繊細な作業に最適です。
  • 増締めモード・・・石こうボード留めなどで、少し浮いたネジを締付ける際に使うモードです。トリガスイッチを一度引くと、約180°回転して自動停止します。
  • 即フルモード・・・トリガーを引くと、即座に最大パワー「強」モードで始動します。足場解体などで効果を発揮します。
  • フォームタイモード・・・Pコン、フォームタイを締めるのに適したモードです。打撃を検知すると運転をストップし、締め過ぎを低減します。
  • リミットモード・・・正転時、打撃開始を検知すると約1秒間締め続けた後に運転をストップし、締めすぎを低減することができます。
  • ロックオンモード・・・トリガーから手を放してもそのまま回転し続けるモードです。モルタルやセメントのかく拌、コーキングの剥がしに最適です。回転数はトリガーの引き量で変更できます。
  • タッピングビスモード・・・打撃開始までは高速で回転し、打撃が始まると自動で回転を停止します。

ドライバードリル、振動ドリルの機能がついたマルチインパクト

上の打撃力・モードの切替は、あくまでもインパクトドライバーの範囲内での切替えになります。一方、こちらのマルチインパクトは、振動ドリルやドリルドライバーといった別の電動工具の機能を兼ね備えたインパクトドライバーです。個別に持つと、2~4台の電動工具を持ち歩かなくてはいけませんが、このマルチインパクトであれば、1台のみで全てをまかなうことができるので、作業効率を大幅に向上させることができます。

もちろん良いところばかりではなく、それぞれのモードでの機能は専用機と比べると劣りますので注意が必要です。また構造的にも大きく、重たくなる傾向があります。

マルチインパクト機能比較(インパクトドライバー2024年4月1日時点)
メーカー・機種名 電圧 インパクトドライバー ドライバードリル 振動ドリル 電動ドリル
TP141D
マキタ
TP141D
18V 強 / 中 / 弱 高速 / 低速
(9段クラッチ)
高速 / 低速 高速 / 低速
TP131D
マキタ
TP131D
14.4V 強 / 中 / 弱 高速 / 低速
(9段クラッチ)
高速 / 低速 高速 / 低速
EZ7548LS2S
パナソニック
EZ7548LS2S
14.4V 高速 / 低速
(21段クラッチ)
× ×
EZ7520
パナソニック
EZ7520
7.2V 高速 / 低速
(5段クラッチ)
× ×
ボッシュ「2 in 1」インパクトドライバー

マルチインパクトとはちょっと違いますが、ボッシュが独自に製造している「2 in 1」インパクトドライバーがあります。これは、インパクトレンチのアンビル部分に、六角軸用のスライドスリーブを組み込むことで、ドライバービットと角ドライブソケットの両方を使用できるようにしたものです。

ボッシュ「2 in 1」インパクトドライバー

回転数で比べるプロ仕様インパクトドライバー

メリット・デメリット-回転数

いやいやトルクじゃないよ回転数でしょ派の方、お待たせしました(アンケートでは少数でしたが。。)。こちらは回転数の多さ、つまり速さですね。

速さ順にインパクトドライバーをランキングしました。結果、ミルウォーキーM18 FID3が他機種を引き離して1位となりました。同率2位にはマキタ・ハイコーキの主力機種がランクインしています。この記事を出したばかりの2017年頃は、マキタが回転数で頭一つ抜けている印象でしたが、ここ数年でかなり変動しています。

最高回転数ランキング(インパクトドライバー2024年4月1日時点)
順位 メーカー名 機種名 回転数(min-1) 電圧
1位 ミルウォーキー M18 FID3M18 FID3 3,900回/分 18V
2位 マキタ TD002GTD002G 3,700回/分 36V
(40Vmax)
2位 マキタ TD003GTD003G 3,700回/分 36V
(40Vmax)
2位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DDWH36DD 3,700回/分(テクスモード)
3,600回/分(パワー/カスタムモード)
3,400回/分(パワー/デフォルトモード)
420回/分(細ビスモード)
36V
(マルチボルト)
2位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH36DCWH36DC 3,700回/分(テクスモード)
3,600回/分(パワー/カスタムモード)
3,400回/分(パワー/デフォルトモード)
36V
(マルチボルト)
2位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DCWH18DC 3,700回/分(テクスモード)
3,400回/分(パワーモード)
18V
7位 マキタ TD173DTD173D 3,600回/分 18V
7位 ミルウォーキー M18 FID2M18 FID2 3,600回/分 18V
9位 マキタ TD162DTD162D 3,400回/分 14.4V
9位 ボッシュ GDR 18V-210CGDR 18V-210C 3,400回/分 18V
9位 ボッシュ GDR18V-200GDR18V-200 3,400回/分 18V
12位 京セラ
(リョービ)
DID181L5 DID181L5 3,300回/分 18V
13位 デウォルト DCF887M2 DCF887M2 3,250回/分 18V
14位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH18DE 3,100回/分 18V
15位 マキタ TD157D 3,000回/分 18V
15位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DB 3,000回/分 14.4V
15位 マックス PJ-ID153 3,000回/分 14.4V/18V
15位 マックス PJ-ID152 3,000回/分 14.4V/18V
15位 マックス PJ-ID152FW 3,000回/分 14.4V/18V
20位 京セラ
(リョービ)
DID10XR 2,900回/分 18V
20位 京セラ
(リョービ)
DID11XR 2,900回/分 18V
20位 京セラ
(リョービ)
DID182L5 2,900回/分 18V
20位 京セラ
(リョービ)
DID148L5 2,900回/分 14.4V
24位 マキタ TP131D
(※マルチインパクト)
2,800回/分
(※インパクト時)
14.4V
24位 HiKOKI
(ハイコーキ)
WH14DDL2 2,800回/分 14.4V
24位 パナソニック EZ76A1 2,800回/分 14.4V/18V
24位 ボッシュ GDR18V-160 2,800回/分 18V
28位 マキタ TP141D
(※マルチインパクト)
2,700回/分
(※インパクト時)
18V
28位 パナソニック EZ1PD1 2,700回/分 14.4V/18V
30位 パナソニック EZ7520
(※マルチインパクト)
2,600回/分
(※インパクト時)
7.2V
31位 京セラ
(リョービ)
DID1806L5 2,500回/分 18V
31位 京セラ
(リョービ)
DID1417L5 2,500回/分 14.4V
33位 マキタ TD138D 2,400回/分 14.4V
34位 マキタ TD149D 2,300回/分 18V
34位 パナソニック EZ7548
(※マルチインパクト)
2,300回/分
(※インパクト時)
14.4V

回転数を追求するならエアーも一考の価値あり

とことん回転数にこだわりたいということであれば、エアー式のインパクトドライバーも検討の価値ありです。コンプレッサが必要で、ホースもジャマだし、そして空気消費量も激しい!ということであまり人気はありませんが、回転数はビックリするほど速いです(無負荷で9000回転)。特に高圧のマックスのエアインパクトを初めて使う方は皆さん「ハヤっ!」と言います。また本体自体も非常にコンパクトで軽量です。マックスから新しいモデルが出ているように、やはりメリットもありますので一定のニーズはあります。興味のある方はお近くの金物店さんでデモ機を試してみられるといいと思います。速さにこだわる方にはおすすめです。

速さならエアインパクトという手も。
マックス 高圧エアーインパクトドライバ HF-ID7P1-G

音が静かなインパクトはないの?

メリット・デメリット-静かさ

強力なトルクを生み出すためのあの独特の打撃音。現場近くを通るだけでインパクトを使っていることがすぐに分かりますね。静かなインパクトドライバーへのニーズも昔からあり、現在マキタからはソフトインパクト、HiKOKI(ハイコーキ)、マックスでは静音インパクト、ミルウォーキーではサイレントインパクトという名称でリリースしています。

価格差の例

【通常のインパクトドライバー】
マキタフラグシップインパクトTD173D¥56,606

【静音のインパクトドライバー】
マキタソフトインパクトTS141D¥64,859

静音インパクトドライバーは、トルク(=打撃音)を生み出すハンマー部分にオイルを充てんすることで、打撃音の発生を抑えています。 ただオイルを充てんするということはそれだけ内部の抵抗も増えるわけで、トルクも大幅に落ちてしまい各社最大トルク30~50N.m程度となっています。

このように、最大トルクは一般的なインパクトの1/4~1/5程度であるにもかかわらず、見た目は普通のインパクトなので現場ではついついハードに使ってしまいがちです。 以前と比べると故障もだいぶ減っていますが、やはり過負荷による故障には注意したいところです。

静音インパクトランキング(インパクトドライバー2024年4月1日時点)
順位 メーカー名 機種名 騒音値 トルク値 電圧 重量
1 HiKOKI
(ハイコーキ)
WHP18DBLWHP18DBL 70dB 33N.m 18V/14.4V
【兼用型】
1.6kg
2 マックス PJ-SD102PJ-SD102 71dB 33N.m 18V 1.5kg
3 マキタ TS131DTS131D 75dB 40N.m 14.4V 1.3kg
4 ミルウォーキー M12 FQID-0 JPM12 FQID-0 JP 76dB 50N.m 12V 1.1kg
5 マキタ TS141DTS141D 77dB 40N.m 18V 1.5kg
ミルウォーキー M18 FQIDM18 FQID ※非公開 50N.m 18V 1.8kg

トルクと静音性もトレードオフ

トルクランキング上位にならぶ機種たちが、これらソフトインパクト程度に作業音を抑えることができれば画期的です。が、残念ながらそんな夢のような機種は開発されていません。 現場に応じてメインのインパクトと、ソフトインパクトを使い分けるという形が現実的です。

音が静かなソフトインパクトドライバー一覧

で、結局どれがおすすめ?

普段からマキタやHiKOKI(ハイコーキ)ばかり触っているビルディスタッフとしては、京セラ(リョービ)の健闘ぶりが意外でした。 ただ上述の通り、バッテリー工具に関してはすでに手持ちの工具との互換性が重要となるため、そのハードルを越えるほどの魅力にはなっていないというのが多くの方にとっての現状でしょうか。

とはいえ今回の記事、ビルディマガジンのイチ押しプロ仕様インパクトドライバーを決めなければなりません。上記のランキングも踏まえて、皆さんの状況別にイチ押しをご紹介します。

DIY向け

プロ仕様の前に、DIY向けのおすすめ機種もご紹介します。

これらの機種は、アマゾンや楽天、カカクコムなどでも上位にランクインしている人気の機種になります。

メリット・デメリット-DIY

【バランス重視】パワーもそこそこ&小型で使いやすいインパクト

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー 差し込み式 TD090D

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー 差し込み式 TD090D 販売価格:¥17,343 (税込)
最大トルク90N.m
回転数0~2,400min-1
ヘッド長155mm
バッテリ2個
重量0.92kg
小型ボディなのにパワフル締付けインパクト。

7.2Vのような軽快さ + 14.4Vのようなパワフル感、小型・軽量かつバランスのとれたミドルレンジインパクトです。握り手に合わせたセル(電池)の配置とし、握りやすいグリップ形状を実現しました。プロのサブ機としても使われるインパクトです。

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この他のバランス重視型インパクトドライバーのおすすめはこちら

【軽さ重視】軽作業におすすめのDIY向けインパクトドライバー

マキタ 7.2V充電式ペンインパクトドライバ- TD022D

マキタ 7.2V充電式ペンインパクトドライバ- TD022D 販売価格:¥17,479 (税込)
最大トルク25N.m
回転数0~2,400min-1
ヘッド長227mm(折り曲げ時)
バッテリ2個
重量0.55kg
より速く、さらに多く締付ける!使いやすさをスマートに凝縮

TD021Dの新型機種で、トルクがやや強くなっています。無段変速スイッチは左右どちらからでも操作することが可能です。携帯性に優れ狭い場所でも楽に作業が行えます。

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この他の軽さ重視型インパクトドライバーのおすすめはこちら

【パワー重視】DIY用途でもハードに使えるインパクトドライバー

HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレスインパクトドライバ コンパクトモデル 【DIY向け】 FWH18DA
HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレスインパクトドライバ コンパクトモデル 【DIY向け】 FWH18DA
販売価格:¥21,617 (税込)
最大トルク140N.m
回転数0~2,700min-1
ヘッド長150mm
バッテリ2個
重量1.3kg
パワフル140N.m&コンパクト

バッテリー2個・充電器・プラスビット・収納ケースとプロ向け同様の付属品構成です。HiKOKIのDIYモデルは、プロ用機種とバッテリーの互換性がある点も大きなポイントになります。

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この他のパワー重視型インパクトドライバーのおすすめはこちら

【パワー&軽さ重視】ハードに使えるのに軽い!贅沢仕様のDIY向けインパクト

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー スライド式 TD111D

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー スライド式 TD111D 販売価格:¥28,167 (税込 / 4.0Ahバッテリー仕様)
販売価格:¥23,325 (税込 / 1.5Ahバッテリー仕様)
最大トルク135N.m
回転数0~3,000min-1
ヘッド長135mm
打撃力切替2段切替+らくらくモード
バッテリ2個
機能ブラシレスモーター
重量1.1kg(4.0Ahバッテリー)
0.97kg(1.5Ahバッテリー)
質量1kg未満で最強トルク

プロも使うインパクトドライバーです。質量0.97kg、全長135mm(1.5Ahバッテリー装着時)と小型・軽量で取り回しが楽に行なえます。楽らくモード搭載で快適に作業が行えます。※4.0Ahバッテリー仕様は質量1.1kgとなっていますのでご注意ください。

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TD111Dに関しては、こちらの記事でも解説しています↓ 【マキタ・HiKOKI 中価格帯】ミドルクラスのインパクトドライバーどれが買い? WH18DB・TD155D
この他のパワー&軽さ重視型インパクトドライバーのおすすめはこちら

【価格重視】安いだけじゃない価格以上の品質。コスパ重視のDIY向けインパクトドライバー

アイリスオーヤマ 充電式インパクトドライバ 充電器・バッテリー・ビット10種付き JID80
アイリスオーヤマ 充電式インパクトドライバ 充電器・バッテリー・ビット10種付き JID80
販売価格:¥7,284 (税込)(※2024/4/9時点)
最大トルク80N.m
回転数0~2,000min-1
ヘッド長180mm
バッテリ1個
重量1.02kg
本格的なDIYに

堅い材質や厚みのある材質も素早くしっかりねじ締めできます。LEDライト付きで、暗い部分の作業も快適に行なえます。10本のビット(プラスビット4本・マイナスビット3本・六角ビット3本)が標準で付属しているので、すぐに使用できます。

Amazon.co.jpで見る

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この他の価格重視型インパクトドライバーのおすすめはこちら

プロ向け

プロ向けおすすめ機種をご紹介

おまたせしました。ここからはプロ向けのおすすめ機種をご紹介します。

メリット・デメリット-PRO

思い切ってインパクトから充電工具を入れ替えていくぞ!のあなた

そんな気合を入れた方には、HiKOKI(ハイコーキ)のマルチボルトWH36DCがおすすめです。マルチボルトのインパクトドライバーも2世代目になり、様々な点で1世代目よりスペックアップしています。また、丸鋸やグラインダーを使われる場合はマルチボルトを超絶おすすめします。今後のマルチボルトのラインナップ拡充も期待ができます。 もちろん日立18V充電工具をすでにお持ちの方にもおすすめ。マルチボルトバッテリーは手持ちの18V充電工具にも使えますし、豊富なマルチボルトのラインナップでハッピーになれます。

HiKOKI(ハイコーキ) マルチボルト 36V 充電式インパクトドライバー WH36DC
HiKOKI(ハイコーキ) マルチボルト 36V 充電式インパクトドライバー WH36DC
販売価格:¥47,063 (税込)
最大トルク200N.m
回転数0~3,700min-1
ヘッド長114mm
打撃力切替4モード
重量1.6kg
機能ブラシレスモーター・防じん防滴・Bluetooth連携
発売年月2020年10月~2023年4月
コードレスの機動性にパワフルさを兼ね備えたマルチボルトシリーズ

先代機よりトルクや回転数などで性能アップしながら、ヘッド長114mmとコンパクト化を実現。ビットブレが約17%軽減されたことにより使い勝手も大幅に向上。ビットやビスの影ができにくい3灯式LED搭載で、暗所作業がしやすい。新搭載のボルトモードで、効率よくボルトの締め緩めが可能。トリプルハンマ搭載で、好フィーリングとカムアウトを軽減するとともに、高速のねじ締めスピードを実現。インパクトドライバとカラープレートで自分好みのカスタマイズができる。

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WH36DCについてはこちらの記事でより詳しく解説しています☟ HiKOKI(ハイコーキ)待望の新型インパクトドライバーWH36DCは従来機からここが進化した!【新製品レビュー】

俺の工具マキタ多すぎ。。のあなた

そんなあなたはマキタの呪縛から逃れられません。現在のところそれを捨ててまで乗り換える素敵なインパクトはありません。TD173D一択です。 そしてそれに応えるだけのクオリティ、さすがのマキタです。

単体の性能だけで見れば36V(40Vmax)のTD002Gになりますが、36V(40Vmax)のバッテリーは18V機との互換性がないので、マキタの代名詞とも言える豊富なラインナップの恩恵を受けることができません。ただし、マキタも36V(40Vmax)シリーズにはかなり力を入れており、2019年10月のリリースからの4年半でラインナップ数は210機種にまで拡大してきています。まだまだカテゴリーにかたよりがあるのが現状ですが、そろそろバッテリープラットフォームとしては十分なラインナップになりつつあります。

インパクトドライバー以外にも欲しい工具があり、36V(40Vmax)シリーズでも投入されているのであれば、TD002Gもおすすめです。

マキタ 18V 充電式インパクトドライバー TD173D
マキタ 18V 充電式インパクトドライバー TD173D
販売価格:¥56,606 (税込)
最大トルク180N.m
回転数0~3,600min-1
ヘッド長111mm
打撃力切替4段切替+らくらく4モード
重量1.5kg
機能ブラシレスモーター・防じん防滴
発売年月2023年1月
作業性・使いやすさをさらに向上させた新フラグシップ

全周リング発光LEDライト搭載でビットの影ゼロを実現。明るさは約2.5倍になり、明るさも3段階で調整可能。操作パネルが後方に移動したことで、握ったままの状態でモードの確認がしやすい。ヘッド長は111mmになり、マキタインパクトドライバー最短を更新。

パープル・イエローは発売時からしばらくの期間の限定色なので、この2色が欲しい方は早めのご注文をおすすめします。

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マキタ 40V 充電式インパクトドライバ TD002G
マキタ 40V 充電式インパクトドライバ TD002G
販売価格:¥61,721 (税込)
最大トルク220N.m
回転数0~3,700min-1
ヘッド長119mm
打撃力切替4段切替+らくらく6モード
重量1.6kg
機能ブラシレスモーター・防じん防滴
発売年月2022年1月
工具の使用感をアプリでカスタマイズ

硬さの違う2種類のコンプレッションスプリングを搭載したDST(デュアルスプリングテクノロジー)により、カムアウト低減&締付けスピード約10%向上。別売の通信アダプタADP11により、打撃開始のタイミングや最高/最低回転数・トリガーストローク・打撃時間等のセッティングが可能。ビットの影が出来にくい4灯LED搭載。IP56に対応する専用プラスチックケースには、バッテリを合計3個もしくはバッテリー2個+通信アダプター1個を収納可能。ゼロブレ・楽らく6モード・モードメモリ、といった主要な機能はTD001Gから引き続き搭載。

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TD002Gについてはこちらの記事でより詳しく解説しています☟ 【TD002G】マキタ40Vインパクトドライバーに初のモデルチェンジ! 進化したポイントとは【新製品レビュー】

電気屋はパナって決まってるけど。。

仰る通りです。現行機種のフラッグシップモデル同士での比較では残念ながらパワー不足は否めませんが、配電盤内部などの狭い場所でも使いやすい取り回しの良さや、電気設備工事向けのアタッチメントのラインナップなど、電気屋さんを強く意識した機種に仕上がっています。

パナソニック 充電インパクトドライバー 14.4V/18V EZ1PD1
パナソニック 充電インパクトドライバー 14.4V/18V EZ1PD1
販売価格:¥58,559 (税込)
最大トルク155N.m
回転数0~2,700min-1
ヘッド長98mm
打撃力切替3段切替+テクスモード
重量1.5kg
機能ブラシレスモーター・防じん防滴・デュアルバッテリ
発売年月2021年8月予定
狭所にもスムーズに入り込む業界最短ヘッド

既設の設備・配管などがある入り組んだ場所での作業時でも、本体ヘッド部分が邪魔になりにくく、快適な作業ができる。高性能マイコン搭載により、従来機の「半分」の押し付け力でネジ締めが可能。「+BRAIN」ベクトル制御技術搭載で、負荷に応じて本体の回転数を自動制御しカムアウトを低減。別売のアタッチメントを付け替えることで、様々な作業に対応。電池を替えるだけで、1台で14.4Vにも18Vにも対応する「デュアル」。

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何よりもパワーを求めるあなた

世界でトップクラスのシェアを誇るミルウォーキーのM18 FID3がおすすめです。226N.mのトルクを発揮しながら、比較的コンパクトに収まっています。

ミルウォーキー 18V 充電式インパクトドライバー M18 FID3
ミルウォーキー 18V 充電式インパクトドライバー M18 FID3
販売価格:¥63,668 (税込)
最大トルク226N.m
回転数0~3,900min-1
ヘッド長114mm
打撃力切替4段切替
重量1.75kg
機能ブラシレスモーター
発売年月2022年11月
226N.mの強力なパワー

ヘッド長が従来機より9mmも短い114mmとなり、狭いスペースでの作業性が向上。セルフタッピングねじモードを備えた4つの回転モードが選択可能。POWERSTATEブラシレスモーター採用により、最大226Nmのトルクと3,900min-1もの最大回転数を発揮し、さらに高速な作業を実現。

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インパクトドライバーしか使わないあなた

パワー、重量のバランスから京セラ(リョービ)DID10XR又はDID11XRをおすすめします。 マキタやHiKOKI(ハイコーキ)マルチボルトは、ほかの充電工具との互換性が大きなメリットですが、インパクトしか使わないのであれば京セラ(リョービ)の充電工具ラインナップを気にする必要はありません。今回の記事でみたように京セラ(リョービ)のインパクトドライバー、結構イケてるんです。

京セラ 18V 充電式インパクトドライバー DID10XR
京セラ 18V 充電式インパクトドライバー DID10XR
販売価格:¥57,882 (税込)
最大トルク180N.m
回転数0~2,900min-1
ヘッド長106mm
打撃力切替3段切替+2モード
重量1.4kg
機能ブラシレスモーター・防じん防滴
発売年月2017年4月
EXTREMEを形に。品質と質感を追求したフラグシップモデル

軽量・コンパクトながら180N.mのパワーを発揮。狭いスペースでの作業において高い取り回し性能を発揮、作業性が向上。モード切替は、3色に光るサイドボタンにより片手でカンタン。2層構造のグリップで作業者の手をガード。作業者の手にかかる負担を、従来機種と比較して35%低減。

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京セラ 18V充電式インパクトドライバー DID11XR
京セラ 18V充電式インパクトドライバー DID11XR
販売価格:¥50,820 (税込)
最大トルク165N.m
回転数0~2,900min-1
ヘッド長99.4mm
打撃力切替3段切替+2モード
重量1.1kg/1.3kg
(1.5Ah/6.0Ah)
機能ブラシレスモーター・防じん防滴
発売年月2018年9月
EXTREMEを形に。品質と質感を追求したフラグシップモデル

軽量・コンパクトさを追求し、ヘッド長は99.4mm、重量は1.1kg(1.5Ahバッテリ時)を実現。狭所作業においても円滑な作業が可能。1.5Ahと6.0Ahという容量違いの二つのバッテリが付属しているので、作業内容に応じてバッテリを使い分け。モード切替は、3色に光るサイドボタンにより片手でカンタン。人間工学にもとづき、グリップ部にスーパーゲルシートを採用。手に伝わる振動や衝撃を抑制し、作業者の負担を軽減。高輝度LEDを3ヶ所、ビット周りに効率よく配置し、先端を確実に照射。

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最上位機種へのユーザーレビュー

インパクトドライバーを選ぶときには、実際に使っている人の評価も気になります。そこで、実際にビルディに寄せられたレビューの一部をご紹介します。特に人気のある、マキタ・HiKOKI(ハイコーキ)のフラグシップモデルに対するレビューが多くなっています。

マキタ TD173D

マキタ 18V充電式インパクトドライバー TD173D
TD173D レビュー

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小堂様
使用感抜群です
私はプロではなく、それほど頻繁に使用しませんが、1台目はマキタのインパクトドラーバーを20年以上使用し同メーカーの製品には絶大な信頼をしておりました。今回購入に当たりハイコーキと比較検討をした結果、バッテリー電圧の低いマキタの方が後の維持費が安いため決定しました。使用感は何の不足もありません。最高の製品だと思っています。旧製品はドリルビットまでが長く、狭い場所では使いずらい面もありましたが、今回の製品はその長さが短く使いやすくなっており、最高の使用感で満足しています。
深水様
明るい!!!
前機種(TD172)と比較してかなり明るいです。照明が少ない場所での作業が多いので助かっています。バランスは前機種よりヘッドが重く感じますが使い易いです。ボタン類が後方になりましたが閉所作業が多いので意図せぬところでボタンが押されてポジションが変わる事があり、この点は前機種の方が良かった。
青木様
とても使いやすいです。
とても使いやすく、重宝しています。明るいライト、とても見やすくて、イイです。
欲を言えば、強さ1と2との中間の強さが欲しい感がありますが、、(木工細工、タナ取付、日曜大工)
1で重ければ、2で、ダダッ、ダダッ、で打ち込んで、カバーしています。
また、柱への長ビス打ち込み(65mm~)も、強さ2での打撃具合が、キレが良くて、素人の私でも、やりやすかったです。
パワー切り替えボタンも、使いやすいです。大変良いものに、出会いました。ありがとうございました。
野中様
マキタ TD172DZFYを使ってみて
思ったより小型でした。トリガーが軽くて使いやすいです。ただ、ビットのブレは多少多いかと思いました。でも、買って良かったです。満足です。
杉山様
マキタ TD173D 細かい部分が改善されて良いインパクト
使っていて1番良かった点は「トリガスイッチの操作感」。低速で使うことが多いのですが、思い通りの速度で締め付けてくれます。ちなみにTD172Dと比べるとヘッドの全長が3mm短くなってコンパクトになってます。短くなる分には大歓迎です。
岩瀬様
やはり秀逸!
今までインパクトドライバーだけはマキタ14.4vの161をメインで使っていたのですが今後14.4vシリーズは新製品の開発はされないとの噂を耳にしたので思い切って購入しました!
今までの機種以上にアンビルの安定性&剛性が増したのが実感出来ました!LEDリングライトがとても良く視認性抜群です!これはオススメです!
清水様
インパクトドライバー173
2Ahのバッテリーを装着して使用しています。今迄171、172と使ってからの新型ですが、バランスの良さからなのか、とにかく軽く 感じます。トリガーの調整も格段にやり易くなっています。カタログ等の売り文句以上に使いやすいです。別物です。電動工具が値上がりしたのは厳しいですが、この機種は値上がり分以上の使いやすさがあると感じます。
高野様
扱いやすい
バッテリーが後方に配置されているお陰で作業がだいぶやりやすくなって助かってます。

HiKOKI(ハイコーキ) WH36DC

WH36DC レビュー
WH36DC レビュー

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田場様
hikokl  WH36DC
会社ではマキタインパクトを使用してましたが、今回自分用に日立インパクト買ってみました。予想以上に使いやすく良かったです。
吉沢様
少しパワーがありすぎましたがとても気に入っています。 一番弱いモードがもう少し強いといいと思う
少しパワーがありすぎましたがとても気に入っています。
一番弱いモードがもう少し強いといいと思う
高橋様
力強いです
10年使ってる14ボルトを予備にしてメイン機にしようと購入しましたが、やっぱり新しいのは良いです。
頭が小さいし、ゆっくり回しても元々の力が違うのがわかります、ツーバイ材や硬めの角材でも吸い込まれるようにネジが入っていきます、日曜大工くらいの使い方ですが、今まで充電しながら、バッテリー替えながらやってた作業が、バッテリーが切れる前に終わります、予備は故障した時くらいしか要らないかな。
轟様
ビットのブレが改善されてて、パワーも桁違いです。満足でした。
ビットのブレが改善されてて、パワーも桁違いです。満足でした。
熊谷様
ハイコーキ WH36DCを使ってみて
思った通り、カラーリングは最高
パワーも文句なく、バッテリーが二個あるためストレスなく使用できる。
富田様
これ一台で・・・
これ一台で車のタイヤ交換までしています
マルチボルトを選んで良かったと思います
加藤木様
バランスがいいせいか パナのインパクトよりも軽く感じました。
バランスがいいせいか
パナのインパクトよりも軽く感じました。

充電工具ラインナップはやはり重要

このバッテリでこれだけ使える

手持ちバッテリの互換性は言うまでもありませんが、特に多くの充電工具を必要とするプロユーザーであれば、そのメーカーの充電工具ラインナップまで一緒に考えることは重要です。

仕事道具としてのトータルコストを考えた場合、ご自身で必要な充電工具、必要になるかもしれない充電工具がそのメーカーからリリースされているかは必ずチェックしてください。必要な充電工具が発売されていない場合は、別メーカーでフルセット品を新たに購入する必要があります。

使いたい充電工具がそのメーカーから発売されているかチェック

例えばマルノコやグラインダー、クリーナーはどこのメーカーも出していますので、DIYユーザーであればラインナップに関してはあまり気にする必要はありません。しかしより専門的なツール、例えば鉄筋結束機は、マキタ・マックスのみで、HiKOKI(ハイコーキ)など他社からはリリースされていませんし、充電式のフロアタッカーはHIKOKI(ハイコーキ)だけです(2024年4月現在)。

充電式のコーヒーメーカーで現場で挽きたてのコーヒーを飲みたい! という方であればマキタしか選択肢はありません。

独立されてこれから電動工具を揃えようとする職人さんであれば、1台目のインパクトドライバーを選ぶ際にまずこの点を考慮する必要があります。

大工さん向けならやっぱりマキタかHiKOKI(ハイコーキ)

大工さん向けのインパクトドライバーの選び方を考えると、充電工具のラインナップからやはりマキタかHiKOKI(ハイコーキ)となります。ボッシュのインパクトも悪くありませんが、日本の木造現場を考えたときにマキタ・HiKOKI(ハイコーキ)のラインナップと比較すると物足りないところは否めません。

▼関連記事

マキタとHiKOKIのラインナップに関しては、こちらで詳しく比較しています☟ マキタとHIKOKIのキャラクター【マキタ 対 HiKOKI】充電工具揃えるならどちらがおすすめ?2大メーカー徹底比較【2021年8月更新】

また電設向けではパナソニックが主流でしたが、近年マキタやHiKOKI(ハイコーキ)から圧着機・ケーブルカッターなどがリリースされているように、徐々にマキタ・HiKOKI(ハイコーキ)の電設工具ラインナップが拡充されてきています。こういった現状を見ると、今後のラインナップの垣根はさらに無くなっていくと思います。

カタログでその他の充電工具をチェックすべし

各メーカーの電動工具カタログをまとめてみました。

マキタ

HiKOKI(ハイコーキ)

ボッシュ

京セラ(リョービ)

パナソニック

マックス

ミルウォーキー

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

インパクトドライバー自体の性能を検証ということでしたが、各メーカーのスペック上の違いはバッテリの互換性のハードルを越えるほどのものではなく、めぐりめぐってやはりバッテリの互換性、充電工具のラインナップを検討せざるを得ない状況ということがあらためて明らかになりました。悩んでいた方にとっては明確なアドバイスとすることができず申し訳ないのですが、こちらの検証結果をもとに少しでもよい製品選択につなげていただければ幸いです。

皆さま、ご興味のあるテーマなどありましたら是非リクエストお寄せください。またコメントやご質問などもお待ちしております!

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5 COMMENTS

ハマモト

色んなサイトの比較内容の多くが買った当初のコメントが多いですが、職人として言えば、どのくらいの期間、如何に劣化が少なく使えるかがとても大事です。
当方マキタ派と旧日立派で5人ずつ位が常時同じような金属の屋根外壁工事に従事してますが、圧倒的にマキタのインパクトは軸が弱く、すぐにブレ始めます。修理は日立のようにアッセン交換でない分、安いようですが、1/5位の期間でマキタはブレだしますね。ハイコーキに変わってからアフターサービスがどうなるのかによってはマキタも考えますが、長期使用のバッテリー、軸においては日立の圧勝です。
軽さと取り回しはマキタですね。

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ナベちゃん

ハマモトさま、貴重な情報ありがとうございます!
耐久性、重要ですね!ボティの小型・軽量化と、耐久性をいかに両立させるか、そこにメーカーの個性が現れるのかもしれません^^

ハイコーキのアフターについては日立工機時代と変わりなくしっかりしていますのでご安心ください^^
何かお困りの際はビルディまでご相談くださいませ\(^o^)/

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電気屋

電気工事屋さんの多くがパナソニック製工具を使用する理由を説明しますと
使用頻度の高いドリルの信頼性が高い
電気工事では分電盤や壁天井の軽量等えのホルソー穴あけが非常に多く
連続作業に耐えられるのは、昔からパナソニック製がダントツです。
これがマキタですと、連続ホルソー使用するとコイルが焦げ臭くなり修理か買換えになる。現場で何度もこの光景を見ています。
電気工事材料店で買えば、パナソニック製を安く買える。これは電気工事屋さんだけの特権なのもありますけど。

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ナベちゃん

電気屋様コメントありがとうございます!貴重な現場の声、参考になります!
最近発売された新製品ミニドライバー miniQuなどを見ていても、
さすがパナソニックは電気工事の現場をしっかり見ているというのが分かります。マキタ・HIKOKIとは違った独自の路線に期待したいです。

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電気屋

話題のパナソニック新型インパクトEZ1PD1を買いましたが
本機でボルトの使用を控えて下い。のシールが本体に貼ってあり説明用紙もありました。
なお隅打ちとアングルアタッチメントにはボルト使用禁止となっております。
これで見ると
本体ならボルト使用はいいけど控えめで
アタッチメントは絶対ダメ
との解釈でいきますが
やはり限界まで小型にするとこうなる訳ですね。

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