この記事では、プロとDIYユーザーの選び方の違い・重視したいポイントを解説しながら、スペックごとのおすすめ機種をプロ用インパクトドライバーの上位機種からご紹介しています。DIY向けモデルのおすすめ機種や、インパクトの構造や使い方について知りたい方は以下の関連記事をご覧ください。
▼インパクトドライバーとは?使い方やDIY向けおすすめはこちら
目次
インパクトドライバー、結局どれがおすすめ?


プロの現場はもちろん、DIYユーザーとっても欠かせない電動工具インパクトドライバー。皆さんはどのメーカーを使っていますか?業種や用途にもよりますが、国内の電動工具シェアで言えばやはりマキタかHiKOKI(日立工機)が多いと思います。それから少し離れてパナソニック、ボッシュ、リョービといったところでしょうか。いろいろなサイトでもおすすめ機種が紹介されていて、結局のどれがおすすめ?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
プロユーザー・DIYユーザーの選び方の違い
同じインパクトドライバーでも、プロの方とDIYユーザーの方とでは当然選び方も違ってきます。
DIY向けインパクトドライバーの選び方を知りたい方はこちら↓
実際にインパクトドライバーを使っているユーザーさんが何を重視して今のインパクトドライバーを選んでいるのかアンケートを実施しました。
対象は実際にインパクトドライバーを使っている方767名、購入予定がある14名の方々(プロユーザー652名、DIYユーザー129名)です。ご回答いただいた皆さんお忙しいところありがとうございました!
実際使っているユーザーにアンケート
ユーザーアンケート
インパクトドライバーを選ぶときに最も重視するポイント(プロユーザー)
インパクトドライバーを選ぶときに最も重視するポイント(DIYユーザー)
回答者819名のうちインパクトドライバーを持っていると回答した767名・購入予定があると回答した14名を対象。▼グラフが表示されない場合はこちら
プロユーザーは手持ちバッテリとの互換性、DIYユーザーはトルクを最も重視
充電式が主流の現在では、手持ちの充電工具のバッテリを共用するために、メーカー(=手持ちバッテリとの互換性)で選んでいるという方が最も多いという予想通りの結果です。もちろんこれは意図的にバッテリの互換性を無くしたメーカーの囲い込み戦略の成果なのですが、プロユーザーがインパクトドライバー自体の性能を見ることなく、ご自身のバッテリープラットフォームによって決めているという現実でもあります。
もちろんプロがトルクを軽視しているというわけではなく、最近のプロ用機種のトルクは充分にあるという前提のうえで、あえてトルクと言うまでもなく、十分なトルクがある前提で「バッテリの互換性を最も重視」しているということです。
プロは防じん・防滴性とコンパクトさを重視
プロユーザーの場合、バッテリの互換性以外には、防塵性・防滴性、ボディのコンパクトさを重視していることが分かります。やはり粉塵や突然の雨に見舞われる現場での防塵・防滴性はプロユーザーには必須の性能です。 またボディのコンパクトさとした回答は個人的には予想以上の多さで、「ペン型で高トルクのもの」「コーナーインパクトで高トルクのもの」というコメントも多く寄せられました。年々コンパクト化が進んでいるインパクトですが、まだまだ物足りない作業状況があるということが分かります。
DIYユーザーはトルクと耐久性を重視
DIYユーザーの場合は、プロほど互換性は重視されていません。使用する充電工具の種類も多くはありませんし、インパクトドライバーが1台目の充電工具ということも多いと考えられます。長いねじや堅い部材へグイグイ締めこむために必要となるトルクはやはり重視すべきポイントです。またそれなりに耐久性も求めているということは、信頼できるメーカー品で評判もチェックしたいところです。ということで、DIY向けでの今一番のおすすめ機種はこちらです。
マキタ 14.4V 充電式インパクトドライバ MTD001DSX
パワフル145N.m&コンパクト
バッテリー2個・充電器・プラスビット・収納ケースと付属品はHiKOKI(日立工機)FWH14DGLと同等。ボディサイズはこちらの方が23mmコンパクト。重心のバランスも良く、取り回し性に優れています。
マキタ 14.4V 充電式インパクトドライバ M695DS

プロはインパクトドライバー自体の性能を見ていない
繰り返しになりますがプロユーザーはインパクトドライバー自体の性能ではなくバッテリの互換性を第一に選んでいます。 さらに、機種についてもそのときの最新機種やフラッグシップモデルでほぼ決まっています。
~金物屋さんでの会話~
これでお買い物終了です(笑)。インパクトドライバー自体の性能はどうなのか、比較検討されることはほとんどありません。 そこで、この記事では6大電動工具メーカーのプロ向けモデル主流の18V、14.4Vメイン機種から、インパクトドライバーの重要なスペックで比較ランキングしていきたいと思います。
お忙しい皆さんのために結論から言いますと、HiKOKI(日立工機)マルチボルト、そして意外と(と言っては失礼ですが。。)リョービがおすすめ!という結果になっていますが、そこに至るまでの紆余曲折を是非ご覧ください。
人気だけで言えばマキタの18V、TD171Dだけど、、
ビルディでCHECK
スペックで比べる
トルクで比べるプロ仕様インパクトドライバー

アンケートからも分かるように、多くの方が一番最初に聞かれるのがトルクです。つまりパワーです。トルクが強いほど長いネジ締めも楽々こなします。その最大トルクが強い順にインパクトドライバーをランキングしました。
現行の最強トルクは180220N.m
結果は。トップはマルチボルト擁するHiKOKI(日立工機)、新しいフラッグシップモデルのWH36Aです。そして注目のリョービも18Vの2機種でこれに並ぶ健闘ぶり。さらにリョービの14.4Vはマキタ18VのTD170トルク値にも肩を並べています。もちろん最大トルクが強い=良いインパクトドライバーというわけではありませんが、トルクにこだわる方には注目のポイントです。
【2018/2/9追記】
マキタ新型TD171DRGX・TD161DRGXを追加しました。これによりトルク首位180N.mに3メーカーが並ぶことになりました。
【2018/8/9追記】
デウォルトの18VインパクトドライバーDCF887M2/DCF887Nを追加しました。トルク値はなんと205N.m!バッテリ抜きでの重量情報(0.9kg)しかありませんが、そう大きなボディでもないようなので、それでこのトルク値は少し驚きました。ただ各メーカーのトルク測定方法が明確ではないので判断が難しいところもあり、まずは一度実機を試してみたいと思います。
【2018/8/30追記】
ボッシュの新型18VインパクトドライバーGDR18V-200Cを追加しました。トルク値はデウォルトに次ぐ200N.mです。インパクトドライバーもこれから200N.m台が主流になっていくのでしょうか。ちなみにこの新型機、全長126mmとボッシュにしてはかなりコンパクトに仕上がっている点も注目です。
【2019/10/16追記】
マキタの新型インパクトドライバーTD001Gを追加しました。マキタが満を持して投入してきた「40V MAX」シリーズの第一弾となります。そのトルクはなんと220N.m。他のメーカーを一気に引き離しにかかっています。
順位 | メーカー名 | 機種名 | トルク値 | 電圧 |
---|---|---|---|---|
1位 | マキタ | ![]() | 220N.m | 36V (最大40V仕様) |
2位 | デウォルト | ![]() | 205N.m | 18V |
3位 | ボッシュ | ![]() | 200N.m | 18V |
4位 | HiKOKI (日立工機) | ![]() | 180N.m | 36V (マルチボルト) |
4位 | マキタ | ![]() | 180N.m | 18V |
4位 | リョービ | ![]() | 180N.m | 18V |
4位 | リョービ | ![]() | 180N.m | 18V |
8位 | HiKOKI (日立工機) | ![]() | 177N.m | 18V |
9位 | マキタ | ![]() | 175N.m | 14.4V |
9位 | リョービ | BID-148L5 | 175N.m | 14.4V |
11位 | HiKOKI (日立工機) | WH14DDL2 | 172N.m | 14.4V |
12位 | ボッシュ | GDR 18V-EC | 170N.m | 18V |
12位 | パナソニック | EZ76A1LJ2G | 170N.m | 18V |
14位 | マックス | PJ-ID153-B2C/1850A | 165N.m | 18V |
14位 | マックス | PJ-ID153-B2C/1440A | 165N.m | 14.4V |
14位 | マックス | PJ-ID152-B2C/1850A | 165N.m | 18V |
14位 | マックス | PJ-ID152-B2C/1440A | 165N.m | 14.4V |
14位 | マックス | PJ-ID152FW-B2C/1850A | 165N.m | 18V/14.4V |
14位 | リョービ | BID-11XR | 165N.m | 18V |
20位 | パナソニック | EZ76A1LJ2F | 160N.m | 14.4V |
21位 | マキタ | TP141D (※マルチインパクト) | 150N.m (※インパクト時) | 18V |
22位 | マキタ | TP131D (※マルチインパクト) | 145N.m (※インパクト時) | 14.4V |
23位 | マキタ | TD155D | 140N.m | 18V |
24位 | パナソニック | EZ7548LS2S (※マルチインパクト) | 130N.m (※インパクト時) | 14.4V |
25位 | パナソニック | EZ7520 (※マルチインパクト) | 22N.m (※インパクト時) | 7.2V |

ヘッドの短さで比べる
狭い場所での作業が多い方が気になるのはボディのサイズですね。特にヘッド部分の短さは各メーカー「クラス最短!」を連呼しています。そこで結局どこが最短?ということでヘッドの短さでランキングしてみました。 結果、最短チャンピオンはリョービということで、マルチインパクトを除いて最下位のボッシュとは実に33mmもの差があることが判明。ボッシュに関しては海外メーカー特有の、サイズの大きさは気にしない文化の影響かもしれません。 (バッテリを保護するECP機能などは逆に日本よりも進んでいますね)
ヘッドの短さとトルクはトレードオフの関係
ボディサイズを小さくしようとすると、機械内部のハンマーの大きさ(≒トルク)にも影響が出やすい部分ではあるのですが、リョービはトルクを落とさずに頑張っていると思います。 ちなみに昔のインパクトドライバーはハウジング内も空間の余裕があって、スイッチ交換も簡単にできていました。ところがご覧のように最近のインパクトドライバーはギリギリまでサイズを小さくしているので、各部品がかなりタイトに収まっており修理の難易度が上がっています。
【追記 2018/1/23】
マキタの新型TD171Dがリリースされました。ボディサイズは116mmで前モデルTD170との差1mmです。 さらに狭い箇所のねじ締め作業をしたい、という場合はコーナーインパクトドライバーやアングルインパクトと呼ばれる、こんな形のインパクトドライバーがおすすめです。(普通のインパクトよりはトルクは大幅に落ちますのでご注意を。)

ビルディでCHECK
【追記 2018/9/12】
リョービの新型BID-11XRがリリースされました。ヘッド長は99.4mmで、最短だった前モデルBID-10Xよりさらに7mm近く短くなっています。ついに100mmを下回るインパクトの登場です。このBID-11XRは、6.0Ahバッテリー装着時でも1.3kgと軽量なことも特徴です。その反面最大トルクは165N.mに抑えられているようです。
【追記 2019/10/16】
マキタの新型TD001Gを追加しました。ヘッド長は従来機であるTD171Dよりも4m伸びて120mmになってしまっていますが、220N.mの高トルクであることと、ライバルであるHiKOKIのマルチボルト機が127mmであることから、かなり頑張っていると思います。
順位 | メーカー名 | 機種名 | ヘッド長 | 電圧 |
---|---|---|---|---|
1位 | リョービ | ![]() | 99.4mm | 18V |
2位 | リョービ | ![]() | 106mm | 18V |
3位 | マックス | ![]() | 109mm | 18V |
3位 | マックス | ![]() | 109mm | 14.4V |
3位 | マックス | ![]() | 109mm | 18V |
3位 | マックス | ![]() | 109mm | 14.4V |
3位 | マックス | ![]() | 109mm | 18V/14.4V |
8位 | マキタ | ![]() | 116mm | 18V |
8位 | マキタ | ![]() | 116mm | 14.4V |
8位 | リョービ | BID-182L5 | 117mm | 18V |
8位 | リョービ | BID-148L5 | 117mm | 14.4V |
12位 | マキタ | TD001G | 120mm | 36V (最大40V仕様) |
13位 | ボッシュ | GDR18V-200C | 126mm | 18V |
14位 | HiKOKI (日立工機) | WH36DA(2XP) | 127mm | 36V (マルチボルト) |
14位 | HiKOKI (日立工機) | WH18DDL2 | 127mm | 18V |
14位 | HiKOKI (日立工機) | WH14DDL2 | 127mm | 14.4V |
14位 | パナソニック | EZ76A1LJ2G | 127mm | 18V |
14位 | パナソニック | EZ76A1LJ2F | 127mm | 14.4V |
19位 | マキタ | TD155D | 135mm | 18V |
20位 | ボッシュ | GDR 18V-EC | 139mm | 18V |
21位 | マキタ | TP141D (※マルチインパクト) | 171mm | 18V |
21位 | マキタ | TP131D (※マルチインパクト) | 171mm | 14.4V |
23位 | パナソニック | EZ7520 (※マルチインパクト) | 186mm | 7.2V |
24位 | パナソニック | EZ7548LS2S (※マルチインパクト) | 198mm | 14.4V |
軽さで比べるプロ仕様インパクトドライバー
長時間作業するときに気になってくるのは重量です。本体はできるだけ軽い方が、取り回しも良くなりますし、疲労もより軽減できます。ということで、重量の軽さでランキングしてみました。軽いだけではなくトルクも大事という方のために、トルクもランキングに入れてあります。

50%はバッテリーの重さ
充電工具の軽さを考える上で重要なポイントは、製品重量の約50%をバッテリーが占めているということです(マキタ18V6.0Ahで670g、14.4V6.0Ahで534g)。つまり標準付属の高用量6.0Ahバッテリを、1.5Ahなど低容量のバッテリに付け替えるだけで約300gほど軽くすることができるのです。上向き作業など軽さが重要になる作業シーンでは、低容量バッテリを使い、通常使用では高用量バッテリでガンガン使う、といった使い分けもおすすめです。
軽さにこだわるならペン型か低容量のバッテリ
また同じ容量であれば低電圧のタイプのバッテリの方が軽くなります。さらに軽さにこだわる場合は、サブ機として10.8Vや7.2Vを持っておくのもいいかもしれません。プロ用としては発売されている7.2V~10.8V機種の中から軽さ順にランキングしてみました。こうしてみると、圧倒的にペンタイプが軽いことが分かりますが、その分トルクもぐっと落ちます。その点マキタのTD111Dはトルク値135N.mありながら1kgを切っていますので、バッテリの持ちをきにしなければメイン機としても十分にいける能力があります。
順位 | メーカー名 | 機種名 | 重量 | トルク値 | 電圧 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | マキタ | ![]() | 0.55kg | 25N.m | 7.2V(1.5Ah) (差込式) |
1位 | パナソニック | ![]() | 0.55kg | 25N.m | 7.2V(1.5Ah) (差込式) |
3位 | HiKOKI (日立工機) | ![]() | 0.58kg | 25N.m | 7.2V(1.5Ah) (差込式) |
4位 | パナソニック | ![]() (※マルチインパクト) | 0.8kg | 22N.m (※インパクト時) | 7.2V(1.5Ah) (差込式) |
5位 | マキタ | ![]() | 0.92kg | 90N.m | 10.8V(1.3Ah) (差込式) |
6位 | ボッシュ | GDR10.8LIN | 0.96kg | 105N.m | 10.8V(2.0Ah) (差込式) |
7位 | マキタ | TD111D (1.5Ahバッテリ仕様) | 0.97kg | 135N.m | 10.8V(1.5Ah) (スライド式) |
TD111D (4.0Ahバッテリ仕様) | 1.1kg | 135N.m | 10.8V(4.0Ah) (スライド式) | ||
8位 | HiKOKI (日立工機) | WH10DAL | 1.2kg | 110N.m | 10.8V(3.0Ah) (差込式) |
▼関連記事
軽さにこだわったDIY向けペン型インパクトドライバーはこちら↓

14.4Vでは1.3kg、18Vでは1.4kgが基準
軽さにはこだわるけど、さすがに10.8Vじゃ頼りない!そんな方のためにこちらは14.4Vと18V機種でのランキングです。
軽さ比較の結果、HiKOKI(日立工機)とマックスが1.3kgでツートップとなりました。この2機種はどちらも14.4Vバッテリ搭載ですが、WH14DDL2で172N.m、PJ-ID152-B2C/1440Aで165N.mと十分なトルクがあります。
100gアップして1.4kgになると、18Vの機種もランクインしてきます。こうして見ると、リョービのBID-10XRは、1.4kgという軽量ながら180N.mものトルクを発揮、と際立っています。
1.5kg~1.6kgには、マキタやHiKOKI(日立工機)の180N.mフラッグシップ機が入ってきます。
【追記 2018/9/12】
リョービの新型BID-11XRがリリースされました。18V6.0Ahで1.3kgと、前モデルより軽量になっています。このBID-11XRには6.0Ahと1.5Ahの二つのバッテリーが付属しており、1.5Ah装着時には1.1kgと、さらに軽量化をすることも可能です。重作業時と軽作業時でバッテリーを使い分けるのもよさそうです。
【追記 2019/10/16】
マキタの新型TD001Gを追加しました。重量は従来機であるTD171Dよりも0.1kg増えて1.6kgになってしまっていますが、220N.mの高トルクであることと、ライバルであるHiKOKIのマルチボルト機も同等の1.6kgであることから、36V機としては標準的な重さだと思われます。
順位 | メーカー名 | 機種名 | 重量 | トルク値 | 電圧 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | HiKOKI (日立工機) | ![]() ![]() | 1.3kg | 172N.m | 14.4V (6.0Ah) |
1位 | マックス | ![]() ![]() | 1.3kg | 165N.m | 14.4V (4.0Ah) |
1位 | マックス | ![]() ![]() | 1.3kg | 165N.m | 14.4V (4.0Ah) |
1位 | リョービ | ![]() ![]() | 1.3kg/6.0Ah (1.1kg/1.5Ah) | 165N.m | 18V (6.0Ah) |
5位 | リョービ | ![]() ![]() | 1.4kg | 180N.m | 18V (6.0Ah) |
5位 | リョービ | BID-148L5 | 1.4kg | 175N.m | 14.4V (5.0Ah) |
5位 | マキタ | ![]() ![]() | 1.4kg | 175N.m | 14.4V (6.0Ah) |
5位 | HiKOKI (日立工機) | ![]() ![]() | 1.4kg | 172N.m | 18V (6.0Ah) |
5位 | マックス | ![]() ![]() | 1.4kg | 165N.m | 18V (5.0Ah) |
5位 | マックス | ![]() ![]() | 1.4kg | 165N.m | 18V (5.0Ah) |
5位 | マックス | ![]() ![]() | 1.4kg | 165N.m | 18V (5.0Ah) |
5位 | マキタ | ![]() ![]() | 1.4kg | 140N.m | 18V (3.0Ah) |
13位 | マキタ | TD171DRGX | 1.5kg | 180N.m | 18V (6.0Ah) |
13位 | リョービ | BID-182L5 | 1.5kg | 180N.m | 18V (5.0Ah) |
15位 | マキタ | TD001G | 1.6kg | 220N.m | 36V (2.5Ah) |
15位 | HiKOKI (日立工機) | WH36DA(2XP) | 1.6kg | 180N.m | 36V (2.5Ah) |
15位 | ボッシュ | GDR 18V-EC | 1.6kg | 170N.m | 18V (6.0Ah) |
15位 | パナソニック | EZ76A1LJ2F | 1.6kg | 160N.m | 14.4V (5.0Ah) |
15位 | マキタ | TP131D (※マルチインパクト) | 1.6kg | 145N.m (※インパクト時) | 14.4V (6.0Ah) |
20位 | パナソニック | EZ76A1LJ2G | 1.7kg | 170N.m | 18V (5.0Ah) |
20位 | マキタ | TP141D (※マルチインパクト) | 1.7kg | 150N.m (※インパクト時) | 18V (6.0Ah) |
20位 | ボッシュ | GDR18V-200C | 1.7kg | 200N.m | 18V (6.0Ah) |
23位 | パナソニック | EZ7548LS2S (※マルチインパクト) | 1.85kg | 130N.m (※インパクト時) | 14.4V (4.2Ah) |
気になっているインパクトは何位でしたか? 1.3kgから1.7kgと、数百グラムの差ですが作業後の疲労感には大きく影響を与える重要なポイントです。
軽さとパワーのバランスにこだわったDIY向けインパクトドライバーはこちら(こちらは10.8Vがメインになります)↓



パワー・モード切替機能で比べる
160N.mと170N.mの違いは比べてみてもなかなか分かりにくい程の差です。そんな微妙な最大トルクの違いよりも、実際には切り替え機能の方が重宝したりします。そこで各メーカー上位モデルのモード切替機能で比較しました。
打撃力・モード切替で比べる
テクスや小ネジを締めるときに、打撃力切替え機能やモード機能が無いインパクトの場合は、指先だけで微妙なコントロールをする必要があります。
モード切替には2つの種類がある
各メーカーは様々な名称でモード切替機能をつけていますが、要は「1.打撃力の切り替え機能」と、打撃力以外の「2.回転の仕方に特徴をもたせたモード切替機能」の2つに大別されます。 前者の打撃力の切り替え機能は各メーカー上位機種にはすべて付いているので、違いとしては後者の「打撃力切り替え以外のモード切替機能」になります。便利なモード切替機能としては、マキタのボルトモード、マックスの増し締め機能をおすすめします。逆にこれらの機能が不要な場合は、どのメーカーも打撃力切り替えができますので、あまり気にすることはないと思います。
メーカー・機種名 | 1.打撃力切替 | 2.モード切替 | 備考 |
---|---|---|---|
![]() ![]() TD001G | 最速・強・中・弱 | 楽々6モード(木材モード・ボルト1モード・ボルト2モード・ボルト3モード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モード) | |
![]() ![]() TD171D | 最速・強・中・弱 | 楽々4モード(木材モード・ボルトモード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モード) | ≫同等14.4Vモデル TD161D |
![]() ![]() TD155D | 強・弱 | 楽らくモード | – |
![]() ![]() (日立工機) WH36DA | ソフトモード・ノーマルモード・パワーモード | テクスモード | – |
![]() ![]() (日立工機) WH18DDL2 | ソフトモード・ノーマルモード・パワーモード | テクスモード | ≫同等14.4Vモデル WH14DDL2 |
![]() ![]() GDR18V-200C | 強・中・弱 | – | – |
![]() ![]() GDR18V-EC6 | 強・中・弱 | – | – |
![]() ![]() EZ76A1 | 強・中・弱 | テクスモード・即フルモード | – |
![]() ![]() PJ-ID153 | 強・中・弱 | 増締めモード | – |
![]() ![]() PJ-ID152 | |||
![]() ![]() PJ-ID152FW | 強・弱 | フォームタイモード・リミットモード | – |
![]() ![]() BID-10XR | 強・中・弱 | テクスモード・ロックオンモード | – |
![]() ![]() BID-11XR |
マキタTD001Gの楽々6モード、木材モード・ボルト1モード・ボルト2モード・ボルト3モード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モードに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください↓



マキタTD171D・TD161Dの楽々4モード、木材モード・ボルトモード・テクス用厚板モード・テクス用薄板モードに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧ください↓



- 楽らくモード・・・トリガはフルで引きっぱなしで、ゆっくりから最高速まで自動制御します。締め始めのネジ倒れ、カムアウトなどを低減します。
- テクスモード・・・テクスネジ用のモードです。ネジ頭の破損やカムアウトを低減できます。
- 増締めモード・・・石こうボード留めなどで、少し浮いたネジを締付ける際に使うモードです。トリガスイッチを一度引くと、約180°回転して自動停止します。
- 即フルモード・・・トリガーを引くと、即座に最大パワー「強」モードで始動します。足場解体などで効果を発揮します。
- フォームタイモード・・・Pコン、フォームタイを締めるのに適したモードです。打撃を検知すると運転をストップし、締め過ぎを低減します。
- リミットモード・・・正転時、打撃開始を検知すると約1秒間締め続けた後に運転をストップし、締めすぎを低減することができます。
- ロックオンモード・・・トリガーから手を放してもそのまま回転し続けるモードです。モルタルやセメントのかく拌、コーキングの剥がしに最適です。回転数はトリガーの引き量で変更できます。
ドライバードリル、振動ドリルの機能がついたマルチインパクト
上の打撃力・モードの切替は、あくまでもインパクトドライバーの範囲内での切替えになります。一方、こちらのマルチインパクトは、振動ドリルやドリルドライバーといった別の電動工具の機能を兼ね備えたインパクトドライバーです。個別に持つと、2~4台の電動工具を持ち歩かなくてはいけませんが、このマルチインパクトであれば、1台のみで全てをまかなうことができるので、作業効率を大幅に向上させることができます。
もちろん良いところばかりではなく、それぞれのモードでの機能は専用機と比べると劣りますので注意が必要です。また構造的にも大きく、重たくなる傾向があります。
メーカー・機種名 | 電圧 | インパクトドライバー | ドライバードリル | 振動ドリル | 電動ドリル |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() TP141D | 18V | 強 / 中 / 弱 | 高速 / 低速 (9段クラッチ) | 高速 / 低速 | 高速 / 低速 |
![]() ![]() TP131D | 14.4V | 強 / 中 / 弱 | 高速 / 低速 (9段クラッチ) | 高速 / 低速 | 高速 / 低速 |
![]() ![]() EZ7548LS2S | 14.4V | ○ | 高速 / 低速 (21段クラッチ) | × | × |
![]() ![]() EZ7520 | 7.2V | ○ | 高速 / 低速 (5段クラッチ) | × | × |
マルチインパクトとはちょっと違いますが、ボッシュが独自に製造している「2 in 1」インパクトドライバーがあります。これは、インパクトレンチのアンビル部分に、六角軸用のスライドスリーブを組み込むことで、ドライバービットと角ドライブソケットの両方を使用できるようにしたものです。


ビルディでCHECK
回転数で比べるプロ仕様インパクトドライバー
いやいやトルクじゃないよ回転数でしょ派の方、お待たせしました(アンケートでは少数でしたが。。)。こちらは回転数の多さ、つまり速さですね。
速さ順にインパクトドライバーをランキングしました。 結果、マキタはやっ!最速モードというネーミングにも開発者の思いが表れていますね。 そしてマックスも結構早いです。トルクを抑えて回転数を上げたわけですね 意外と(これも失礼)マックスの充電工具って職人さんから評価高いんですよね。どうしてもエア工具のイメージが強いんですが、一度使った方はわりとリピートされます。
【2018/08/30追記】ボッシュの新型18VインパクトドライバーGDR18V-200Cを追加しました。こちらは3,400回転で、何とマキタに次ぐ高速回転です。
【2019/10/16追記】マキタの新型TD001Gを追加しました。回転数は従来機であるTD171Dよりも100回転増えて3,700回転になりました。
回転数を追求するならエアーも一考の価値あり
【追記】回転数でのランキングということではエアーのインパクトドライバーを見落としていました。コンプレッサが必要で、ホースもジャマだし、そして空気消費量も激しい!ということであまり人気はありませんが、 回転数はビックリするほど速いです(無負荷で9000回転)。特に高圧のマックスのエアインパクトを初めて使う方は皆さん「ハヤっ!」と言います。また本体自体も非常にコンパクトで軽量です。マックスから新しいモデルが出ているように、やはりメリットもありますので一定のニーズはあります。興味のある方はお近くの金物店さんでデモ機を試してみられるといいと思います。速さにこだわる方にはおすすめです。
速さならエアインパクトという手も。

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順位 | メーカー名 | 機種名 | 回転数(min-1) | 電圧 |
---|---|---|---|---|
1位 | マキタ | ![]() ![]() | 3,700回/分 | 36V (最大40V仕様) |
2位 | マキタ | ![]() ![]() | 3,600回/分 | 18V |
3位 | マキタ | ![]() ![]() | 3,400回/分 | 14.4V |
3位 | ボッシュ | ![]() ![]() | 3,400回/分 | 18V |
5位 | デウォルト | ![]() ![]() | 3,250回/分 | 18V |
6位 | マキタ | ![]() ![]() | 3,000回/分 | 18V |
6位 | マックス | ![]() ![]() | 3,000回/分 | 18V |
6位 | マックス | ![]() ![]() | 3,000回/分 | 14.4V |
6位 | マックス | ![]() ![]() | 3,000回/分 | 18V |
6位 | マックス | ![]() ![]() | 3,000回/分 | 14.4V |
6位 | マックス | ![]() ![]() | 3,000回/分 | 18V/14.4V |
12位 | HiKOKI (日立工機) | WH36DA(2XP) | 2,900回/分 | 36V (マルチボルト) |
12位 | HiKOKI (日立工機) | WH18DDL2 | 2,900回/分 | 18V |
12位 | リョービ | BID-10XR | 2,900回/分 | 18V |
12位 | リョービ | BID-11XR | 2,900回/分 | 18V |
12位 | リョービ | BID-182L5 | 2,900回/分 | 18V |
12位 | リョービ | BID-148L5 | 2,900回/分 | 14.4V |
18位 | ボッシュ | GDR 18V-EC | 2,800回/分 | 18V |
18位 | HiKOKI (日立工機) | WH14DDL2 | 2,800回/分 | 14.4V |
18位 | マキタ | TP131D (※マルチインパクト) | 2,800回/分 (※インパクト時) | 14.4V |
18位 | パナソニック | EZ76A1LJ2G | 2,800回/分 | 18V |
18位 | パナソニック | EZ76A1LJ2F | 2,800回/分 | 14.4V |
23位 | マキタ | TP141D (※マルチインパクト) | 2,700回/分 (※インパクト時) | 18V |
24位 | パナソニック | EZ7520 (※マルチインパクト) | 2,600回/分 (※インパクト時) | 7.2V |
25位 | パナソニック | EZ7548LS2S (※マルチインパクト) | 2,300回/分 (※インパクト時) | 14.4V |
音が静かなインパクトはないの?
強力なトルクを生み出すためのあの独特の打撃音。現場近くを通るだけでインパクトを使っていることがすぐに分かりますね。 静かなインパクトドライバーへのニーズも昔からあり、現在マキタからはソフトインパクト、HiKOKI(日立工機)、マックスでは静音インパクト、パナソニックではオイルパルスインパクトという名称でリリースしています。 この静音インパクトドライバーは、トルク(=打撃音)を生み出すハンマー部分にオイルを充てんすることで、打撃音の発生を抑えています。 ただオイルを充てんするということはそれだけ内部の抵抗も増えるわけで、トルクも大幅に落ちてしまい各社最大トルク30~40N.m程度となっています。
このように最大トルクは1/6~1/5程度であるにもかかわらず、見た目は普通のインパクトなので現場ではついついハードに使ってしまいがちです。 以前と比べると故障もだいぶ減っていますが、やはり過負荷による故障には注意したいところです。
順位 | メーカー名 | 機種名 | 騒音値 | トルク値 | 電圧 | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | HiKOKI (日立工機) | ![]() ![]() | 70dB | 33N.m | 18V/14.4V 【兼用型】 | 1.6kg |
1 | HiKOKI (日立工機) | ![]() ![]() | 70dB | 33N.m | 18V/14.4V 【兼用型】 | 1.6kg |
3 | マックス | ![]() ![]() | 71dB | 33N.m | 18V | 1.5kg |
4 | マキタ | ![]() ![]() | 75dB | 40N.m | 14.4V | 1.3kg |
5 | パナソニック | ![]() ![]() | 76dB | 40N.m | 14.4V | 1.65kg |
6 | マキタ | ![]() ![]() | 77dB | 40N.m | 18V | 1.5kg |
トルクと静音性もトレードオフ
トルクランキング上位にならぶ機種たちが、これらソフトインパクト程度に作業音を抑えることができれば画期的です。が、残念ながらそんな夢のような機種は開発されていません。 現場に応じてメインのインパクトと、ソフトインパクトを使い分けるという形が現実的です。


ビルディでCHECK
で、結局どれがおすすめ?
普段からマキタやHiKOKI(日立工機)ばかり触っているビルディスタッフとしては、リョービの健闘ぶりが意外でした。 ただ上述の通り、バッテリー工具に関してはすでに手持ちの工具との互換性が重要となるため、そのハードルを越えるほどの魅力にはなっていないというのが多くの方にとっての現状でしょうか。
とはいえ今回の記事、ビルディマガジンのイチ押しプロ仕様インパクトドライバーを決めなければなりません。 上記のランキングも踏まえて、皆さんの状況別にイチ押しをご紹介します。
思い切ってインパクトから充電工具を入れ替えていくぞ!のあなた
新年早々そんな気合を入れた方におすすめは、HiKOKI(日立工機)のマルチボルトWH36DAがおすすめです。 インパクトドライバーではマルチボルトの威力はそこまで発揮されませんが、丸鋸やグラインダーを使われる場合はマルチボルトを超絶おすすめします。 今後のマルチボルトのラインナップ拡充も期待ができます。
HiKOKI(日立工機) マルチボルト 36V 充電式インパクトドライバー WH36DA
俺の工具マキタ多すぎ。。のあなた
そんなあなたはマキタの呪縛から逃れられません。現在のところそれを捨ててまで乗り換える素敵なインパクトはありません。TD171D一択です。 そしてそれに応えるだけのクオリティ、さすがのマキタです。
単体の性能だけで見れば36V(最大40V仕様)のTD001Gになりますが、36V(最大40V仕様)のバッテリーは18V機との互換性がないうえ、現時点(2019/10/16)ではインパクトドライバーとスライド丸ノコしか販売されていません。今後マルチボルト同様に増えていくと思いますので、欲しい工具が揃った段階で導入することをおすすめします。
マキタ 18V 充電式インパクトドライバー TD171D
いやいや日立派だよ。。のあなた
あなたの日立充電工具が18Vであれば、次に買うバッテリーはHiKOKIマルチボルトを買ってください。お手持ちの18V充電工具にも使えますし、今後続々と発売されるであろうマルチボルト36Vでハッピーになれます。
HiKOKI(日立工機) マルチボルト 36V 充電式インパクトドライバー WH36DA
電気屋はパナって決まってるけど。。
仰る通りです。ただ現行機種のフラッグシップモデル同士での比較ではスペック不足は否めません。マキタ、HiKOKI(日立工機)ともに電設向けの工具を拡充していますので期待できます。これから乗り換えならHiKOKI(日立工機)のマルチボルト36Vです。圧着工具も出ましたしね。
【2019/08/27追記】
2019年8月に、パナソニックの新フラグシップモデルEZ76A1」が登場しました。このEZ76A1はスペック面では他社のフラッグシップモデルより控えめですが、SmartBLベクトル制御技術を搭載し、連続作業時間やネジ締めスピードでトップクラスの実力を持つとのことです。また、先代機種から様々な改良がされ、ケースも新型になっています。それでいて価格は据え置きとのことですので、気になる方はチェックしてみてください。
パナソニック 充電インパクトドライバー 14.4V/18V EZ76A1
何よりもパワーを求めるあなた
世界トップのシェアを誇るボッシュの新型機、GDR18V-200Cがおすすめです。200N.mのトルクを発揮しながら、比較的コンパクトに収まっています。
ボッシュ 18Vコードレスインパクトドライバー GDR18V-200C


最大トルク | 200N.m |
---|---|
回転数 | 0~3,400min-1 |
ヘッド長 | 126mm |
打撃力切替 | 3段切替 |
重量 | 1.7kg |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・コネクト機能 |
発売年月 | 2018年8月 |
電動工具本体を守るETP機能、バッテリーを守るECP機能、モーターを守るEMP機能を搭載。鉄壁のトリプルプロテクションで電動工具全体をガード。高効率のブラシレスモーターで、長時間のメンテナンスフリーを実現。コネクト機能で電動工具とスマートフォンなどをBluetoothで接続することにより、電動工具の状態の確認や設定の変更が可能。
≫「2in1」搭載モデル GDX18V-200C
※ヘッド長は143mm、重量は1.8kgになります
インパクトドライバーしか使わないあなた
パワー、重量のバランスからリョービBID-10XR又はBID-11XRをおすすめします。 マキタやHiKOKI(日立工機)マルチボルトは、ほかの充電工具との互換性が大きなメリットですが、インパクトしか使わないのであればリョービの充電工具ラインナップを気にする必要はありません。今回の記事でみたようにリョービのインパクトドライバー、結構イケてるんです。
リョービ 18V 充電式インパクトドライバー BID-10XR
リョービ 18V充電式インパクトドライバー BID-11XR
最上位機種へのユーザーレビュー
【2018年7月追記】
インパクトドライバーを選ぶときには、実際に使っている人の評価も気になります。そこで、実際にビルディに寄せられたレビューの一部を、代表機種・シリーズごとにまとめてご紹介します。
マキタ TD171D/TD161D
やはり、目玉要素のビット振れ低減に関するコメントが多く寄せられています。ブレを完全になくすことはできませんが、かなり低減できているという声も。新しくなったケースの評判も上々です。
- マキタ 18V インパクトドライバー
- もともと同じドライバーを一台持っているのですが、18Vなので馬力もあり気に入ったのでもう一台仕事の効率化を考え購入しました。
工具をマキタで揃えるとバッテリーを相互に使えるので大変便利です。お店の対応も発送が迅速大変満足しております。
- たぶん初心者でも扱いやすい
- これまで使っていたTD147Dへ買い足し。TD147Dを買った当初は18Vのパワーに慣れず思いのほか振り回されたが、このTD171Dはパワーがあるのにアタリが軟らかい。
また、グリップの形状と重量バランスの微妙な違いからか軽く感じる。
LEDが2灯になって影ができにくくなり、長さも10mm短くなって期待通りのグレードアップだった。
楽らくモードは、評価するにはまだ使い込みが足りないのでコメントは控えたい。
- DIYでまだ数回使用ですが❗
- 使いやすさ、機能とも大変満足です。
カーテンレール取付けから棚組立て、Coビス打ち、ボルト締めまで最高❗
DIYメインで思いきって購入しましたが、買って良かったと思います。
- 満足してます。
- ケースと本体を買いましたが、軸ぶれが少なく、ケースが改良されて非常に良いと思う。
- マキタ新型インパクト使って
- パワーは、旧型とかわらないかな?機能は付いてるみたいでけど、余り使わないです。壊れないのが一番ですね。使い勝手はいいですよ。軸は軽減されてますけど、振りますね~。
- 使用頻度は低いものの・・・
- 軽くて使いやすい。 片手で操作可能。したがって、高いところでの作業も比較的楽。
- インパクト
- LEDが二つあるのがいい。ケースも収納スペースがあり使いやすい。
HiKOKI(日立工機) WH18DDL2/WH14DDL2
やはり、パワーが強いというコメントと、バッテリーの持ちが良いというコメントが目立ちます。音が静かというコメントも寄せられています。これも目玉要素のトリプルハンマー機構の成せる業ですね。
- DBAL2からの買い替え
- さすが6Ah連続使用でも長時間使用できます。パワーモードでの締め付けは圧巻w 90くらいのコースならあっという間にしめれます^^
- 14.4vと比較して
- 以前は14.4vを使っていましたが18V6Aを使ってみての感想は(凄くいいです!!) 一日普通に使っていても1個の電池で一日もちますしパワーもかなり強く打つビスや用途に合わせて調整出来るのも親切な機能で便利です。持った時のバランスもかなり良く仕事で使っていても手首が疲れません。
パナソニック EZ75A7
他メーカーのインパクトと使い比べてパナソニックにした、迷ったけど正解だった、というコメントが寄せられています。バッテリーの電圧・容量に縛られることなく使用できる点は、パナソニック電動工具の魅力の一つですよね。また、カッコよさでも評価されていますよ。
- 購入してほんとに良かった
- ヘッド部分が小さく取り回しも楽々、馬力もあり軽く長時間作業も楽ちんでした。パワーの三段切り替えも重宝してます、他社のインパクトドライバーもずいぶん検討しましたがパナソニックにしてほんとに良かったと感謝します、欲をいえば将来的にバッテリー部分がもう少し小さくなればと思います。
- すごく良いですね!
- コンパクトなので軽くて嵩張らず、ボート貼りからナット締めまで楽々こなしてくれます! バッテリーも18ボルトまで対応しているので容量に縛られることなく作業出来きて良いですね!
ボッシュ GDR18V-200C/GDX18V-200C
ボッシュの特徴である「2in1」についてのコメントが寄せられています。やはり一台で、かつアタッチメントやアダプターなしで、インパクトドライバーとインパクトレンチが両立できるのは便利ですよね。
- ボッシュインパクトドライバーGDX18V -200CH
- 2in1、かなり使い勝手がいいです。パワーも乗用車のハブナットが余裕で緩められるので、エアーインパクトから比べるとかなり作業効率も上がりました!
充電工具ラインナップはやはり重要


手持ちバッテリの互換性は言うまでもありませんが、特に多くの充電工具を必要とするプロユーザーであれば、そのメーカーの充電工具ラインナップまで一緒に考えることは重要です。
仕事道具としてのトータルコストを考えた場合、ご自身で必要な充電工具、必要になるかもしれない充電工具がそのメーカーからリリースされているかは必ずチェックしてください。必要な充電工具が発売されていない場合は、別メーカーでフルセット品を新たに購入する必要があります。
使いたい充電工具がそのメーカーから発売されているかチェック
例えばマルノコやグラインダー、クリーナーはどこのメーカーも出していますので、DIYユーザーであればラインナップに関してはあまり気にする必要はありません。しかしより専門的なツール、例えば石膏ボード用の角穴カッターは、マキタ・パナソニックのみで、HiKOKI(日立工機)など他社からはリリースされていませんし、充電式のフィニッシュネイラはマックスだけです(2018年6月現在)。
【2019年2月12日追記】2018年10月30日に、HiKOKI(日立工機)からも充電式フィニッシュネイラが発売されました。しかも話題のマルチボルトシリーズとしてのラインナップです。より選択の自由度が上がりますね。
【2019年10月16日追記】2019年3月に、遂にマキタからも充電式フィニッシュネイラが発売されました。
充電式のコーヒーメーカーで現場で挽きたてのコーヒーを飲みたい!(笑)という方であればマキタしか選択肢はありません。
メーカー | 充電工具の種類数※ | |||
---|---|---|---|---|
36V | 18V | 14.4V | 10.8V | |
マキタ | 40(18V×2個) | 197 | 130 | 90(スライド式) 27(差込み式) |
HiKOKI (日立工機) | 36(マルチボルト) | 75 | 67 | 17 |
ボッシュ | 5 | 53 | 0 | 17 |
リョービ | 0 | 25 | 30 | 6 |
パナソニック | 0 | 4 | 13 | 0 |
47(14.4V/18V Dual) | ||||
マックス | 0 | 6 | 16 | 0 |
12(14.4V/18V Dual) |
独立されてこれから電動工具を揃えようとする職人さんであれば、1台目のインパクトドライバーを選ぶ際にまずこの点を考慮する必要があります。
大工さん向けならやっぱりマキタかHiKOKI(日立工機)
大工さん向けのインパクトドライバーの選び方を考えると、充電工具のラインナップからやはりマキタかHiKOKI(日立工機)となります。ボッシュのインパクトも悪くありませんが、日本の木造現場を考えたときにマキタ・HiKOKI(日立工機)のラインナップと比較すると物足りないところは否めません。
設備屋さんはHiKOKI(日立工機)に注目
また電設向けではパナソニックが主流でしたが、日立工機(HiKOKI)から圧着機がリリースされているように徐々にマキタ・HiKOKI(日立工機)のラインナップが拡充されている状況を見ると、今後のラインナップの垣根は無くなっていくと思います。
【追記】日立製作所グループを離れ工機ホールディングスとなったHPに、電材・管材向けカタログを出していますね。より今後設備業界に注力していくことが期待されます。
カタログでその他の充電工具をチェックすべし
各メーカーの電動工具カタログをまとめてみました。
マキタ
HiKOKI
ボッシュ
リョービ
パナソニック
マックス
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。 インパクトドライバー自体の性能を検証ということでしたが、各メーカーのスペック上の違いはバッテリの互換性のハードルを越えるほどのものではなく、めぐりめぐってやはりバッテリの互換性、充電工具のラインナップを検討せざるを得ない状況ということがあらためて明らかになりました。悩んでいた方にとっては明確なアドバイスとすることができず申し訳ないのですが、こちらの検証結果をもとに少しでもよい製品選択につなげていただければ幸いです。 皆さま、ご興味のあるテーマなどありましたら是非リクエストお寄せください。またコメントやご質問などもお待ちしております!
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色んなサイトの比較内容の多くが買った当初のコメントが多いですが、職人として言えば、どのくらいの期間、如何に劣化が少なく使えるかがとても大事です。
当方マキタ派と旧日立派で5人ずつ位が常時同じような金属の屋根外壁工事に従事してますが、圧倒的にマキタのインパクトは軸が弱く、すぐにブレ始めます。修理は日立のようにアッセン交換でない分、安いようですが、1/5位の期間でマキタはブレだしますね。ハイコーキに変わってからアフターサービスがどうなるのかによってはマキタも考えますが、長期使用のバッテリー、軸においては日立の圧勝です。
軽さと取り回しはマキタですね。
ハマモトさま、貴重な情報ありがとうございます!
耐久性、重要ですね!ボティの小型・軽量化と、耐久性をいかに両立させるか、そこにメーカーの個性が現れるのかもしれません^^
ハイコーキのアフターについては日立工機時代と変わりなくしっかりしていますのでご安心ください^^
何かお困りの際はビルディまでご相談くださいませ\(^o^)/