【MAX・HiKOKI・マキタ】ビス打ち機の特徴と比較、選び方を分かりやすく解説。

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この記事は初心者の方にもおすすめです。

ビス打ち機をメーカーごとに徹底解説

ビス打ち機は内装の職人さんや、大工さんに大人気の工具です。建築・建設現場では必須の工具ともいえるでしょう。そんなビス打ち機ですが、現在ではマックス・HiKOKI・マキタの3社から販売されています。定番工具のインパクトドライバーなどどは違って総数は多くありませんが、見た目も結構似ていたり、性能的にもあまり変わらなかったりしてどのメーカーのビス打ち機にすればいいのか迷ってしまう方も多いと思います。そこで今回は、現在販売されている3社のビス打ち機を、総比較してみることにしました。

買い替えを検討されている方のために、重量や対応ビスなど重要な項目ごとにまとめていますので、是非最後までご覧ください。

「初めてビス打ち機を購入するんだけど・・・」、「そもそもビス打ち機って何に使うのか知りたい」という方のために、そもそもビス打ち機とはどういった工具なのかということもこちらでまとめています。

メーカー・機種ごとの比較

それではさっそく、チェックポイントごとにビス打ち機を見ていきましょう。

対応するビスで比べる

ビスイメージ

ビス打ち機を使うにあたって、どの長さのビスまで打ち込めるかということは、最も気になる点だと思います。対応するビスの全長で選ぶでもまとめていますが、3パターンありますので、パターンごとに色分けしてみました。

対応ビス全長比較
圧力メーカー機種最小対応ビス全長最大対応ビス全長
高圧マックスHV-R51G1-G28mm51mm
HV-R41G525mm41mm
HV-R41G3-G
【木質下地専用】
25mm41mm
HV-R32G2-G25mm32mm
HiKOKIWF4HS25mm41mm
WF3H25mm32mm
マキタAR411HR25mm41mm
AR320HR25mm32mm
常圧マックスTD-341G425mm41mm
HiKOKIWF4AS25mm41mm

こうやって表にしてみると、51mmのビスに対応するのはマックスのHV-R51G1-Gのみということが分かります。51mmのビスを打つ必要があるという場合には、マックスのHV-R51G1-G一択ですね。

一方、主力となる【25~41mm対応】のビス打ち機や、コンパクトな【25~32mm対応】のビス打ち機は、どのメーカーでもラインナップされています。51mmが必要ないのであれば、どのメーカーを選んでもビス打ち能力には差がないといえるでしょう。

また、本題とは逸れますが、マキタは常圧のビス打ちは製造していません。常圧のビス打ち機が欲しいのであれば、マックス・HiKOKIの二択となります。

重量で比べる

ビス打ち機を使うにあたって、重量は作業効率に大きくかかわってきます。特に天井付近での上向き作業では最も重要なポイントになるといえるでしょう。ここでは、それぞれの機種の重量についてまとめてみました。対応ビス能力によって重量が変わってくるのは当たり前なので、対応ビス能力と合わせて比較していきます。

重量比較
圧力メーカー機種重量最大対応ビス全長
高圧マックスHV-R51G1-G2.0kg51mm
HV-R41G52.0kg41mm
HV-R41G3-G
【木質下地専用】
1.8kg41mm
HV-R32G2-G1.9kg32mm
HiKOKIWF4HS1.8kg41mm
WF3H1.6kg32mm
マキタAR411HR1.9kg41mm
AR320HR1.8kg32mm
常圧マックスTD-341G41.8kg41mm
HiKOKIWF4AS1.8kg41mm

比較してみると、【最大41mm対応】の高圧ビス打ち機では、マックスのHV-R41G3-GとHiKOKIのWF4HSが、常圧ではマックスのTD-341G4とHiKOKIのWF4ASが1.8kgと軽量となっていることが分かります。

また、【最大32mm対応】のビス打ち機では、HiKOKIのWF3Hが1.6kgと他の2機種に圧倒的な差をつけて軽量になっています。一方、マックスのHV-R32G2-Gは1.9kgとなっており、ビス打ち能力からするとちょっと重いと言えるでしょう。

差があるといっても、わずか100~300g程度の差になります。しかし、長時間の作業や繊細な作業では、この数100gの差で効率が大きく変わってきます。短時間しか使わないのなら重量はほとんど気にしなくていいと思いますが、そうでない方はなるべく軽い機種を選ぶといいでしょう。

本体のサイズで比べる

ビス打ち機を使うにあたって、本体のサイズも重要なポイントになります。特に隅打ちをする場合や狭い場所に打ち込む場合には、サイズが大きいと打ちづらかったり、打てなかったりします。ここでは、それぞれの機種のサイズについてまとめてみました。

MEMO
  • 長さ
    グリップの下部にあるエアカプラ部分から、最上部までの長さです。

  • グリップを握って構えた時の横幅です。ほとんどの機種はマガジン部分が最大幅になります。
  • 高さ
    先端打ち込み部から排気口がある最後部までの長さです。インパクトドライバーでいうヘッド長になります。
サイズイメージ
本体サイズ比較
圧力メーカー機種長さ高さ三辺合計
高圧マックスHV-R51G1-G300mm116mm312mm728mm
HV-R41G5300mm116mm309mm725mm
HV-R41G3-G
【木質下地専用】
300mm116mm279mm695mm
HV-R32G2-G300mm116mm285mm701mm
HiKOKIWF4HS292mm119mm298mm709mm
WF3H284mm115mm270mm669mm
マキタAR411HR276mm74mm316mm666mm
AR320HR276mm74mm285mm635mm
常圧マックスTD-341G4270mm116mm312mm698mm
HiKOKIWF4AS292mm119mm298mm709mm

比較してみると、マキタのAR411HRAR320HRがかなりコンパクトに仕上がっていることがよくわかります。マキタはほかのメーカーと違い、横型マガジンではなく縦型のマガジンを採用しています。このことが本体のコンパクト化につながっていそうですね。

また、HiKOKIのWF3Hもコンパクトな仕上がりであることが分かります。この機種は重量も1.6kgと軽量なので、狭い場所での作業には最適といえそうです。

付加機能で比べる

ビス打ち機を選ぶうえで、打ち込み能力の次に重要になってくるのが、各メーカーでの付加機能の違いだと思います。ここでは、それぞれのメーカーの付加機能をまとめてみました。

付加機能比較
圧力メーカー機種ビス切れ
お知らせ
DTSN・
JIS対応
カムアウト
低減
簡単
ビット交換
単/連
自動切替
高圧マックスHV-R51G1-G
HV-R41G5
HV-R41G3-G
【木質下地専用】
HV-R32G2-G
HiKOKIWF4HS
WF3H
マキタAR411HR
AR320HR
常圧マックスTD-341G4
HiKOKIWF4AS
※各メーカー標準の機能として、打ち込み深さ調整打ち込みモード切替エアダスターがあります。

比較してみると、やはりマックスのビス打ち機は様々な付加機能を持つ高性能機ということがよくわかりますね。ビス切れ前に残量をお知らせしてくれる機能を搭載しているのはマックスだけ。流石はエア工具を多く手がけ、現場を熟知しているマックスです。

一方、HiKOKIのビス打ち機は、他のメーカーにはない機能として本体を分解せずに現場で簡単にビットを交換できる機能を搭載しています。打ち込み数が多くてビットの交換回数が多いという方には、かなりおすすめの機能です。

比較表まとめ

全ての比較表を一度に見たいという方のために、全てを乗せた比較表を作成しました。横に長くなっていますので、スクロールしてご覧ください。

まとめ比較表
圧力メーカー機種最小対応ビス全長最大対応ビス全長付加機能重量長さ高さ
ビス切れ
お知らせ
DTSN・
JIS対応
カムアウト
低減
簡単
ビット交換
単/連
自動切替
高圧マックスHV-R51G1-G28mm51mm2.0kg300mm116mm312mm
HV-R41G525mm41mm2.0kg300mm116mm309mm
HV-R41G3-G
【木質下地専用】
25mm41mm1.8kg300mm116mm279mm
HV-R32G2-G25mm32mm1.9kg300mm116mm285mm
HiKOKIWF4HS25mm41mm1.8kg292mm119mm298mm
WF3H25mm32mm1.6kg284mm115mm270mm
マキタAR411HR25mm41mm1.9kg276mm74mm316mm
AR320HR25mm32mm1.8kg276mm74mm285mm
常圧マックスTD-341G425mm41mm1.8kg270mm116mm312mm
HiKOKIWF4AS25mm41mm1.8kg292mm119mm298mm

ビス打ち機おすすめ機種

これまでの徹底比較で、自分にとって最適なビス打ち機は見つかったでしょうか。やっぱり迷うという方のために、ビルディでのおすすめ機種をご紹介いたします。

【おすすめ1位】HiKOKI(日立工機) 高圧ねじ打機 WF4HS

HiKOKI(日立工機) 高圧ねじ打機 WF4HS
販売価格:¥58,520 (税込)
打ち込み能力25~41mm
サイズ298mm(H) × 119mm(W) × 292mm(L)
重量1.8kg
機能簡単ビット交換・DTSN/JIS対応・カムアウト低減
ビット交換が現場で簡単にできる

ビス打ち機に関しては、本家マックス以上のシェアを誇るHiKOKIのビス打ち機。本体を分解することなくビットの交換ができるのはHiKOKIだけ。打ち込み回数が多くビットが消耗しやすい場合に、簡単にビットを交換できるのは大きな魅力です。また、マックスのビス打ち機に比べて重心のバランスが良く持ちやすいという点も、大人気の理由の一つですね。従来機WF4H3より、ねじ締付け時間が約1.7倍速くなっています。

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メーカーサイト

【おすすめ2位】マックス 高圧ターボドライバ HV-R41G5

マックス 高圧ターボドライバ HV-R41G5
販売価格:¥63,426 (税込)
打ち込み能力25~41mm
サイズ309mm(H) × 116mm(W) × 300mm(L)
重量2.0kg
機能ビス切れお知らせ・DTSN/JIS対応・カムアウト低減・単/連自動切替
どんな現場でも使える高性能機

エア工具で高い実績を誇るマックスのビス打ち機。様々な付加機能も兼ね備えているので、どんな現場でも活躍してくれること間違いなし。51mmビス対応機は価格が15,000円程上がってしまうことと、51mmビスを使う現場はまだそれほど多くはないと思いますので、こちらをおすすめします。従来機HV-R41G4と比較して、必要押し付け荷重が約30%ダウン、締め付けスピードは約80%アップしています。

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51mmビス対応 HV-R51G1-G

【おすすめ3位】マキタ 41mm高圧エアビス打ち機 AR411HR

マキタ 41mm高圧エアビス打ち機 AR411HR
販売価格:¥63,423 (税込)
打ち込み能力25~41mm
サイズ316mm(H) × 74mm(W) × 276mm(L)
重量1.9kg
機能DTSN/JIS対応・単/連自動切替
スマートボディで狭い場所での作業に

コンパクトでスマートな設計のボディ+独特の縦型マガジンで、水回りなどの狭い場所や際打ち・隅打ちなどでも思い通りの取り回しができます。また、デザインのスタイリッシュさも目を引きますね。メーカーとしての話になりますが、全国に多くの営業所があり、近くで修理を出しやすい点もメリットです。

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メーカーサイト

ビス打ち機のQ&A

こちらの記事では、ビス打ち機でネジ頭が浮く4つの原因と対策を解説しています。また、純正のホースなどもご紹介しています☟ ビス打ち機ビス打ち機でネジ頭が浮く4つの原因と対策【MAX・HiKOKI・マキタ】 こちらの記事では、MAXターボドライバーのLEDが点滅しない・点滅が止まらないときの対処方法をご紹介しています☟ マックスターボドライバー電池交換MAXターボドライバーのLEDが点滅しない・点滅が止まらないときの対処方法。

ビス打ち機の修理部品について

ビルディでは、各メーカーの工具の修理部品も取り扱っています。ビス打ち機の部品も機種ごとにまとめてありますので、必要な方はこちらからご確認ください。

マックス ビス打ち機修理部品
HiKOKI(日立工機) ビス打ち機修理部品

【初めての方に】ビス打ち機ってどんな工具?

ビス打ち機とは

  • エアコンプレッサーに接続し、空気圧でビス(ネジ)をボードなどに打ち込むとともに締め付けを行う空圧工具です。ネジ打ち機・ターボドライバとも呼ばれます。床や壁、天井などにボードを取り付ける作業に使用されます。
注意
ビス打ち機は空気圧を利用して打ち込みを行うので、ビス打ち機本体だけでは動作しません。別売のエアコンプレッサーが必要になります。
  • コイル状に巻かれた連結ビスをマガジンに装填して使用します。
  • 常圧用と高圧用の二種類に分けられます。
  • 木質下地専用の機種と木・鋼製下地両用の機種があります。
  • エアダスター・カムアウト低減機構・ネジ残量お知らせ・DTSN(JIS規格)対応、などの機能を備えた機種もあります。
DTSNとは
「JIS B 1125-2003に適合するドリリングタッピンネジであって,頭部の形状による種類,呼び径及び長さが,それぞれトランペット,4.2mm及び30mm以上のものを表すものとする」、と規定されているネジです。国土交通省告示1541号(2×4の石膏ボード耐力壁)に対応しており、三階建てなどの準耐火建築物に対応するものもあります。

似ている工具

釘打ち機

ビス打ち機
こちらがビス打ち機
釘打ち機
似ている釘打ち機

最も似ている工具として、釘打ち機があります。ビス打ち機がビス(ネジ)を打ち込んだ後に締め付けを行うのに対して、釘打ち機は釘を打ち込むのみの工具になります。どちらもコイル状になった連結釘・ビスを使うなど見た目はそっくりですが、中身は別物なので、取り間違えには注意しましょう。

釘打ち機について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください☟

釘打ち機釘打機の特長・選び方・おすすめ機種をご紹介

【初めての方に】種類と選び方

ビス打ち機の種類と選び方について見ていきましょう。重要な点を項目ごとにまとめてみました。

高圧用か、常圧用か

ビス打ち機は、高圧ビス打ち機常圧ビス打ち機の二つに分けられます。本体が違うのはもちろんですが、ビス打ち機を使うときに必須となるエアーコンプレッサーもそれぞれ違ってくるので、高圧か常圧かは必ず確認するようにしましょう。

特にビス打ち機では、他のエア工具と違って高圧用と常圧用で見た目がほとんど変わらないデザインになっているので、注意が必要です。

高圧ビス打ち機

高圧ビス打ち機

1.2~2.3MPa(12~23kgf/cm2)で用いられます。常圧用と比較してハイパワーなので、安定した打込力があります。

常圧ビス打ち機

常圧ビス打ち機

0.39~0.83MPa(4~8.5kgf/cm2)で用いられます。高圧と比較してエア消費を抑えられるので、長時間の使用に向いています。

対応するビスの全長で選ぶ

ビス打ち機には、それぞれに使用できるビスの全長が設定されています。最大32mmに対応する機種から、最大51mmに対応できる機種まであり、対応範囲外のビスは打ち込むことができません。いざ現場で使うという時に、打ち込みたかったビスに対応していないとなると大変ですので、対応するビスはしっかりと確認するようにしましょう。

対応するビスの全長は大きく分けて3パターンあり、まずは【28~51mm対応】のタイプがあげられます。これはマックスのHV-R51G1-Gのみになります。つまり、51mmビスの打ち込みがしたい場合にはマックス一択ということになりますね。

次に、各メーカーの主力帯となる【25~41mm対応】のタイプです。このタイプは高圧から常圧までどのメーカーでもまんべんなく展開されているので、スタンダートなタイプになります。

最後に、【25~32mm対応】のタイプです。このタイプは短めのビスに特化したタイプということができます。長めのビスに対応する必要がないので本体を小型化でき、より持ち運び性に優れたタイプといえそうです。

対応する下地の種類で選ぶ

ビス打ちの際の下地には、木質下地鋼製下地があります。両方の下地に対応した機種が多くなっていますが、一部には木質下地専用といった機種も存在します。用いられる下地に対応した機種かどうかを確認するようにしましょう。

付加機能で選ぶ

各メーカーのビス打ち機に搭載されている様々な機能をまとめました。ご自身の使い方で外せない機能をチェックしてください。

ビス打ち機の付加機能
機能概要
エアダスター埃や塵などを吹き飛ばすことができるので、現場掃除などに便利です。
カムアウト低減機構ビスを締め込む際に、負荷によってビットがネジ頭から外れる「カムアウト」現象を低減する機構を搭載しています。
ネジ残量お知らせビスの本数が少なくなった事を検知して、通知する機能が付いています。
DTSN(JIS規格)対応国土交通大臣認定の準耐火仕様に適合するDTSNネジに対応しています。一般的なネジに比べて、太く・頭径も大きくなっています。
簡単ビット交換本体を分解せずに現場で簡単にビットを交換できる機能を搭載しています。
単/連自動切替レバーやスイッチの切り替えではなく、トリガーの引き方のタイミングを替えるだけで、自動的に【単発打ち】と【連続打ち】が切り替わります。

おわりに

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【MAX・HiKOKI(日立工機)・マキタ】ビス打ち機の特徴と比較、選び方を分かりやすく解説、いかがでしたでしょうか。皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。

【参考サイト】

」,マックス株式会社(2018年11月02日閲覧)

」,工機ホールディングス株式会社(2018年11月02日閲覧)

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