【動きやすさが人気の秘密】タジマ 胴ベルト型安全帯の選び方

注意

こちらの記事は旧規格のフルハーネスについてのものです。

↓新規格のフルハーネスについてはこちらをご覧ください。

新規格対応フルハーネス安全帯(墜落制止用器具)の選び方

タジマ 胴ベルト型安全帯の選び方

2019年2月1日から安全衛生法が改正されますが、2022年1月1日までは従来の安全帯が使用可能ということで、まだまだ胴ベルト型の安全帯が売れているというのが現状だったりします。理由としては「ハーネスは動きにくい」「ハーネスは高い」といったところでしょうか。

安全帯といえば藤井電工(ツヨロン)ですが、使う人のことを徹底的に考えたタジマの安全帯もオススメで、購入された方から好評を得ています。

さて、下の表がタジマの胴ベルト型安全帯の一覧なのですが、ちょっと分かりづらいですよね。裏を返せばラインナップが豊富ということなのですが、急にこの表を見せられてもよく分からない・・・。

この記事では、目次通りSTEP1.ランヤード(命綱)STEP2.フックSTEP3.胴ベルト の順番でお選び頂ければ、あなたにぴったりの安全帯がきっと見つかります。

それでは詳しくみていくことにしましょう!

※胴ベルト型安全帯は今後使えなくなるの?

2022年1月2日以降でも6.75m以下(建設業では5m)での作業では胴ベルト型安全帯の使用は可能です。ただし、新規格のものに限ります。規格については現時点(2018年5月)ではまだ、詳しいことはわかっていません。分かり次第、ビルディマガジンでお知らせします!

STEP1.ランヤード(命綱)を選ぶ

縦型リール式安全帯 TRシリーズ

TRシリーズ

わずか10cm幅にリールとショックアブソーバを合体

ベルト取り付けスペースを大幅に削減するだけではなく、ショックアブソーバとリールを樹脂ケースに内蔵しているので、従来の薄いカバーに覆われたショックアブソーバのように使用中に傷んでしまうことがありません。

レビューのご紹介

chyan775様
軽量でコンパクト
コンパクトで軽くてとても使いやすいです。

省スペース安全帯 MRシリーズ

MRシリーズ

リールはコンベサイズ!

リールは7.5mのコンベとほぼ同様のコンパクトさです。ショックアブソーバーをランヤード側に移設させて小さくしました。15%軽量化し、腰への負担が少なく疲れにくくなりました。

着脱リール式安全帯 VRシリーズ

VRシリーズ

直径57mm/75mmの超小型リール

110シリーズは直径57mmの業界最小リール。150シリーズは直径75mmのリールに収めました。

レビューのご紹介

畑中様(神奈川県)
1週間使ってみた評価
折角の2丁掛けokと言う事なので、左右専用があれば良いと思われます。又、気持ち少しラインヤードが短い?って感じです。 でも、大変満足してます。
大屋様(北海道)
まだ数回しか使ってませんが
軽く、かさばらないので大変満足しています。これにして正解でした

GREELシリーズ

GREELシリーズ

「安全ロック機構」搭載

ランヤードを急に引っ張ると車のシートベルトのようにロックされ、落下衝撃を最小限に緩和します。

レビューのご紹介

あきと様
デザインがいいです。
タジマ製品は、色々とありますが、どれもデザインが良く耐久性があります。今回の安全帯もワンタッチバックルでアルミで軽量とのことで過去にいくつも買っています。ハードワークにも耐え見た目も良いので使用しています。

平ロープ式安全帯 FRシリーズ

FRシリーズ

軽い・たためる・キンクしない

ナイロン繊維の高密度な織りロープ。柔軟・軽量・堅牢な扱いやすい安全帯です。

レビューのご紹介

篠山様(茨城県)
元飛行場の草刈りで使っています
今は飛行場がメガソーラに変わり、ノリ面のフェンスに安全帯を使っています、平ロープが、よじれず、使いやすいです。

STEP2.フックの素材を選ぶ

フックの素材は4種類。それぞれのメリット・デメリットを下表にまとめました。例としてTR150シリーズの重さと価格で比較しています。

現場でガシャガシャとフックを付けたり外したりする方は、ゲートが補強されているL2・L3・L6がおすすめです。特にコスパが良いL2・L3が人気です。

現場監督さんなど、あまりフックの付替えを行わない方はリーズナブルなL1で十分でしょう。

フックの種類 メリット デメリット 重さ 価格
L1
スチールフック
・価格◎ ・耐久性△
・軽さ△
・より戻しなし
1,020g 6,648円
L2
スチールフック+
硬質焼入ゲート
・耐久性◯
・より戻し付
・軽さ△
・価格△
1,100g 8,323円
L3
鍛造アルミフック+
高耐久スチールゲート
・耐久性◯
・軽さ◎
・より戻し付
・価格△ 995g 8,851円
L6
軽量鍛造アルミフック+
硬質焼入ゲート
・耐久性◎
・軽さ◯
・より戻し付
・価格✕ 1,054g 9,962円
硬質焼入ゲートとは
フックのゲート部に硬質焼入れを施し、耐久力を3~4倍アップ。衝撃による変形が起こりにくく、ロック機能が長持ちします。L2、L6に採用されています。

STEP3.胴ベルトを選ぶ

さぁ、最後のステップです。もう少しお付き合いください(笑)

「もう疲れたよ・・・」という方は、胴ベルトセットで販売されているものもあるのでこちらの表からセット品をお選び頂くと楽ちんかもしれないです。

胴ベルトは大きく分けて「鍛造アルミワンタッチバックル」、「アルミワンフィンガーバックル」、「スチールワンフィンガーバックル」の3種類です。

もちろん、どのタイプのバックルを選んでも安全性は同レベルですがワンフィンガーバックルに比べてワンタッチバックルはカチッと確実に装着できるので安心感があります。ただし、胴当てベルトに通す際にバックル部を取り外す必要があるので最初の取付だけ少し面倒になります。

それぞれのバックルタイプのメリット・デメリットを下の表にまとめてみました。

バックルタイプによる比較
バックルタイプ 重量 長所 短所
鍛造アルミワンタッチ 375g 衝撃に強い
錆びにくい
価格が高い
重い
アルミワンフィンガー 225g 錆びにくい
軽い
価格が高い
スチールワンフィンガー 280g 価格が安い 錆びやすい

鍛造アルミワンタッチバックル

tajima-alminium_onetouch

革手袋でも着脱しやすい簡単2アクション。ベルトが緩みにくいローレット加工。

アルミワンフィンガーバックル

tajima-alminium_one_finger

軽量なアルミ製バックル。指掛かりを大きく設計し、革手袋でも緩めやすくなっています。

スチールワンフィンガーバックル

tajima-steel_one_finger

耐久性に優れたスチール製バックル。指掛かりを大きく設計し、革手袋でも緩めやすくなっています。

※スチールワンフィンガーバックルにはボーダ柄ーやドット柄、カーブタイプの販売はありません。

胴ベルトのサイズについて

胴ベルトサイズ目安
サイズ 胴ベルトの長さ 参考ウエストサイズ
Sサイズ 110cm 約80cmまで
Mサイズ 125cm 約100cmまで
Lサイズ 145cm 約120cmまで
安全帯胴ベルト
安全帯胴ベルト 鍛造アルミワンタッチバックル

腰の強い特厚50mm幅ナイロンベルト

黒、青、紺、銀の4種類からお選び頂けます。(Mサイズのみ)

胴ベルト ボーダー柄
胴ベルト ボーダー柄

オシャレなボーダー柄の胴ベルト。カラーは赤・白・ピンクの3種類から選べます。

胴ベルト ドット柄
胴ベルト ドット柄

パット見はドット柄に見えないのですが、よーく見ると細かいドット柄になっているという、控えめな胴ベルトです(笑)

色はピンク、赤、青、紫、黄、白の6種類から選べます。迷っちゃいますね。

胴ベルト カーブ
胴ベルト カーブ

カーブ形状が身体になじみやすく、湾曲した胴当てにもジャストフィットします。

2丁掛けで、より安全に

「フックの掛替え時に無胴綱状態を無くしたい!」という方もいらっしゃいますよね。

「リール(巻取機)をもう一個買えばいいんでしょ?」と思われるかもしれませんが、使用不可の組み合わせがあります。適合表を掲載しておきますので是非お役立てください。

STEP1~STEP3でメインの安全帯は決まっていると思いますので、そのメインの安全帯の列を見て、◯が付いているセカンドランヤードをお選び頂ければOKです。

なんで使用不可の組み合わせがあるの?

適合表をよーく見ていただくと分かるのですが、✕がついているのは基本的にVRシリーズもしくはFRシリーズが組み合わせに含まれている場合なんですね。

VRシリーズとFRシリーズはベルトに固定されておらず、着脱が可能なので組み合わせて使うとU字つりができてしまうんです。しかし、「安全帯の規格」により1本つり専用安全帯にはU字つりができない構造が求められています。VRシリーズもしくはFRシリーズ以外で✕が付いているものもU字つりができてしまう可能性があるためです。例えばGリールシリーズですと、画像の矢印で示した部分にフックをかける可能性があるということで✕が付いています。

万が一の事故を防ぐためにも、✕の組み合わせで使用することは絶対にやめましょう。柱上安全帯をお探しの方はこちらをご覧ください。

※L6フックはU字つり防止形状となっているので、VRシリーズもしくはFRシリーズが組み合わせに含まれていても使用可となっています。

メインランヤード
リール式 平ロープ式
TR150
MR110
VR110/150
Gリール
FR150
L1/L2/L3
フック
L6
フック
L1/L2
フック
L6
フック
L1/L2
フック
L6
フック
L2/L3
フック
L1
フック











TR150
L1
L2
L3
フック
※1 ※1 ※1
L6
フック
※1 ※1 ※1 ※1 ※1
MR110
L1
L2
フック
※1 ※1
L6
フック
VR110
L1
L2
フック
※1
L6
フック




FR110/150
L1
フック
※1 ※1
FR80/100



A
※1 ※1
FR80S/100S






※1 ※1



R110/150
L1フック ※1 ※1
注意
※1 TR150を2丁掛けで使用する場合は必ず別売のTR150用フックハンガーを外部フック取付環に取り付けてください。

2丁掛け安全帯のセット品はこちら

「選ぶのが面倒くさい!」「2丁掛けの安全帯が急に必要になった!」という方は、こちらのセット品がおすすめです。

TR150 L1 2丁掛けスチールベルトセット
TR150 L1 2丁掛けスチールベルトセット

セット内容:

  • メインランヤード:TA-L1TR150S(ショックアブソーバ内蔵縦型リール式)
  • セカンドランヤード:R80L1(太さ14mm八つ打ちロープ式)
  • ベルト:スチールワンフィンガーバックル(黒)
  • 付属品:TR150用フックハンガー、フックハンガー、L型D環止め
TR150 L1 2丁掛けアルミベルトセット
TR150 L1 2丁掛けアルミベルトセット

セット内容:

  • メインランヤード:TR150L2(ショックアブソーバ内蔵縦型リール式)
  • セカンドランヤード:R80L2(太さ14mm八つ打ちロープ式)
  • ベルト:ワンタッチアルミバックル(黒)
  • 付属品:TR150用フックハンガー、フックハンガー、L型D環止め

柱上安全帯

U字つりをする方はこちらから、「胴当てベルト」と「胴ベルト」のセット+柱上用ランヤードをお選びください。

U字つりとは

ランヤードを電柱などに回して取付け、身体をあずけることで両手を使えるようにすることです。

常時ランヤードに体重がかかっている状態をつくるため、墜落を抑止するためのランヤードでは代用することができません。

U字つり専用の胴当てベルト+胴ベルト+ランヤードを使用するようにしましょう。

柱上用安全帯胴当てベルトセット フラット型 CFX
タジマ 柱上用安全帯胴当てベルトセット フラット型 CFX

動きやすいフラット形状

柱上用安全帯胴当てベルトセット カーブ型 CCX
タジマ 柱上用安全帯胴当てベルトセット カーブ型 CCX

腰にフィットするカーブ形状

柱上用ランヤード 極太16mm UR210BK
タジマ 柱上用ランヤード 極太16mm UR210BK

電工さんに人気の極太16mm黒ロープを採用。ロープがよじれにくい、より戻し付フック

2 COMMENTS

ふーみん

アーバンルーフ橋 様 お問い合わせありがとうございます。
大変恐れ入りますが弊社ではカタログのご用意がございませんので、直接メーカー窓口にご請求いただくか、メーカーサイトで公開されているWEBカタログをご利用いただきますようお願いいたします。

タジマお問い合わせ窓口
https://www.tajimatool.co.jp/contact.html

タジマWebカタログ
https://www.tajimatool.co.jp/catalog/

※コメント欄にご住所をご入力頂いておりましたので削除させて頂きました。

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