目次
トルクレンチおすすめINDEX
この記事では、トルクレンチの種類や選び方を解説した後にそれぞれの種類・用途ごとにおすすめ機種をご紹介していきます。そもそもトルクレンチについて知らない方は「なぜトルクレンチが必要なのか?」をお読み下さい。
欲しいトルクレンチの種類が決まっている方はこちらのボタンから種類別のおすすめ機種をご覧いただけます☟
用途が決まっている方はこちらのボタンからどうぞ☟
使い方、調整方法などについて知りたい方は以下の関連記事をご覧ください。
トルクレンチの種類
トルクレンチは、用途や構造によって様々な種類に分けられます。ここでは、主なトルクレンチをご紹介します。
シグナル式と直読式
トルクレンチは、大きく分けてシグナル式と直読式の二種類に分類されます。分け方は比較的簡単で、プレセット型や単能型トルクレンチのように、現在のトルク値をリアルタイムで読み取れる目盛りがなく、あらかじめトルク値を設定して規定値に達した時に音や振動といった「シグナル」で知らせるものをシグナル式と呼びます。
一方、デジタル式のトルク表示や針式の目盛りを直接読み取って現在のトルク値を知ることができるタイプを直読式といいます。
分類 | 該当タイプ | 備考 |
---|---|---|
シグナル式 | ・プレセット型 ・単能型 ・外付け型 (プレセット) |
昭和29年に東日製作所が日本で初めてプレセット型トルクレンチ「QL」シリーズを開発。これを由来として、シグナル式トルクレンチ全般やプレセット型トルクレンチのことを「QLレンチ」と呼ぶことがある※1。 |
直読式 | ・デジタル型 ・ダイヤル型 ・プレート型 ・外付け型 (デジタル) |
デジタル型は、シグナル式の機能(規定値に達した時に、光や音で通知)も兼ね備えている。 |
種類と推奨用途
トルクレンチは種類によって推奨される作業内容があります。ここではその目安を表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
シグナル式 | 直読み式 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
プレセット | 単能 | 外付け (プレセット) |
デジタル | ダイヤル | プレート | 外付け (デジタル) |
|
連続作業※1 | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | △ | ◯ |
汎用作業※2 | ◯ | × | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ |
検査・測定※3 | × | × | × | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ |
作業者精度※4 | △ | △ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ |
作業管理※5 | × | × | × | ◯ | × | × | ◯ |
導入コスト※6 | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
- 連続作業※1
工場ラインなどで同じトルク値での連続した締付け作業
(トルク設定ミスが出ないよう、トルク値は変更できないほうが望ましい) - 汎用作業※2
現場などでの様々な対象ボルトに対する様々なトルク値での作業 - 検査・測定※3
既設ボルトの検査や、締め付け後のトルク測定作業 - 作業者精度※4
作業する人によってトルクに誤差が生じるか否か
△:生じやすい ◎:生じにくい - 作業管理※5
データなどによる作業管理ができるか否か - 導入コスト※6
導入時のコストが大きいか小さいか
△:コスト大 ◎:コスト小
それでは、それぞれのトルクレンチについて詳しく見ていきましょう。
デジタル型
液晶画面にデジタル表示でトルク値を表示するタイプです。今どのくらいのトルクがかかっているかを見ながら作業できるので、直観的に使用することができます。あらかじめ設定したトルクに達すると、光や音で知らせます。設定トルクは簡単に変更することができるので、様々なトルク設定を要求される作業も難なくこなすことができます。トルクレンチを初めて購入する方にもおすすめです。
トルク表示は、トラックモードとピークモードの2パターンから選ぶことができます。
モード | 概要 |
---|---|
トラックモード | 現在のトルクをリアルタイムで表示します。 |
ピークモード | 加えたトルクの最大値を表示します。力を抜いても最大値は表示され続けるので、どのくらいのトルクで締付けたのかを確認することができます。 |
機種によっては、データ転送機能・データ保存機能・合否判定機能などの機能を持つものもあります。
プレセット型
あらかじめトルク値を設定しておき、その値に達すると「カチッ」という音と手に軽いショックが伝わるタイプです。トルク設定は設定範囲内で自在に変更できるので、様々なトルク設定を要求される作業も難なくこなすことができます。一般的に最も普及しているタイプのトルクレンチです。
KTCさんで、プレセット型トルクレンチの詳しい内部構造を解説しています。
単能型
特定の作業に向けて、あらかじめトルク値が設定されているタイプです。既定のトルク値に達すると「カチッ」という音と手に軽いショックが伝わります。自動車のホイールナット専用のものや、空調配管フレアナット専用のものなどがあります。プレセット型と形状はよく似ていますが、トルク値の設定は変更することができず、メモリなどもついていません。
ダイヤル型
アナログのダイヤル式目盛りと針でトルク値を表示するタイプです。デジタル型やプレセット型、単能型のような、設定トルクに達した時のお知らせ機能はありません。シンプルにトルク値を測るだけの構造なので、主に検査時に用いられています。
プレート型
アナログの目盛りと針でトルク値を表示するタイプです。デジタル型やプレセット型、単能型のような、設定トルクに達した時のお知らせ機能はありません。ダイヤル型と同様にシンプルにトルク値を測るだけの構造なので、主に検査時に用いられています。摩耗部品が少ないので、比較的長寿命です。
外付け型
ラチェットハンドル、スピンナハンドルなどの手動用ハンドル類と、ソケットの間に取り付けて使用する外付けタイプです。デジタル型同様に、液晶画面にデジタル表示でトルク値を表示します。あらかじめ設定したトルクに近づくと、光や音で知らせます。設定トルクは簡単に変更することができるので、様々なトルク設定を要求される作業も難なくこなすことができます。
外付型には、デジタル型ではなくプレセット型のものもあります。
左右ネジ対応型
左右ネジ対応型と表記していますが、厳密には種類とは異なり、左右ネジ対応という付加機能を持つものになります。
トルクレンチは、基本的に右回転で右ネジの締め付けに使われます。なので、内部の構造上ほとんどのプレセット型や単能型のトルクレンチは右回転専用になっています。ただしごく一部ですが、両回転に対応するプレセット型や単能型もラインナップされています。
一方でデジタル型の場合には、センサーでトルクを測定するので、両方の回転に対応し左ネジ(逆ネジ)の締め付けが可能です。
両回転対応の機種でも、ネジを締めるための両回転なので、緩め作業には使用できません。無理に緩め作業に使用すると、精度を大幅に落とすことになりますのでご注意ください。
トルク測定や検査に使われるダイヤル型やプレート型などのトルクレンチは、緩めトルクの測定などにも使われることがあるので、基本的に両回転対応になっています。
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トルクレンチを先端工具の形状で選ぶ
ソケットの規格別に見る
トルクレンチでは、ソケットを使用するタイプが主流になっています。モンキータイプやスパナタイプなども一部にはありますが、ソケットタイプでは入らない場所で使用するといった目的で使用されるパターンがほとんどです。
ソケットの差込口のサイズには、6.35Sq・9.5Sq・12.7Sq・19.0Sq・25.4Sq、といったものがあり、それぞれ互換性はありません。お手持ちのソケットがある場合には、サイズが合うかを確認してください。
ヘッドの形状別に見る
ソケット用に使われるラチェットヘッド以外によくあるタイプとしては、配管用のフレアナットに使われるスパナタイプのヘッドや、モンキータイプのヘッドがあります。
また、トルクレンチには、先端部を自由に差換えることができる差換(ヘッド交換)タイプの機種があります。スパナやメガネ、六角、ラチェットといったほとんど全てのヘッドを取り付けることができ、一本で様々な用途に使用することができます。
六角ビットを使いたい場合は・・・
トルクレンチは基本的にボルトに対して使われますが、電子部品や精密機器の組み立てなどプラスネジやマイナスネジ、トルクスネジでもトルク管理が必要な場合があります。こういった場合には、トルクレンチではなくトルクドライバーが使われています。
トルクドライバーは主にネジに対して使用されます。繊細なトルク管理ができ、10cN.m(0.1N.m)といった小さなトルクの測定も可能です。一方で、大きいトルクの測定(20N.m以上)はできません。
トルクドライバーもトルクレンチ同様に、デジタル型やプレセット型といった種類があります。使い分けなどもほぼ共通です。
トルクレンチを必要なトルク値から選ぶ
一般的にはそのトルクレンチの最大トルク値の70~80%辺りが、最も無理なく長期的に使える最適なトルク設定値となります。「必要なトルク値÷70~80%=最大トルク」となるトルクレンチを選んで下さい。こちらでは最大トルク値ごとに分類してあります。
例えば、75N.mの締め付けに使いたいのであれば、100N.m程度の最大締め付け能力のトルクレンチを選ぶことをおすすめします。
トルクレンチの種類別おすすめ
おまたせしました。それではおすすめのトルクレンチを種類別にご紹介していきます。
デジタル型
まずはデジタル型のおすすめトルクレンチです。
藤原産業 240017 SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060
測定範囲 | 3~60N.m |
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種類 | デジタル型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 幅:48mm 高さ:225mm 奥行き:40mm |
重量 | 480g |
軽量・コンパクトなので、狭い場所の多い車両整備に最適なトルクレンチです。デジタル型なので、初めての方にも簡単に使うことができます。設定トルク到達時、ブザー音とLEDの光でお知らせします。右ネジ、左ネジ両方向の測定が可能です。Amazon.co.jpでも圧倒的な人気を誇るトルクレンチです。
KTC デジラチェ (左右ネジ対応) GEKシリーズ
測定範囲 | ~200N.m |
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種類 | デジタル型 |
差込角 | 9.5Sq・12.7sq |
重量 | 330~990g |
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プレセット型
おすすめのプレセット型です。
藤原産業 240055 E-Value プレセット型トルクレンチ ETR3-110
測定範囲 | 20~110N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 幅:35mm 高さ:375mm 奥行き:27mm |
重量 | 906g |
DIYなどで使うには最適なトルクレンチ。コストパフォーマンスに優れているので、「トルクレンチ欲しいけどお値段が・・・」という方にもおすすめ。測定範囲の広いプレセット型なので、これ一本でほとんどの締付けを行える。右ネジ、左ネジ両方向の測定が可能。目盛り部分は着色済みで見えやすい。Amazon.co.jpでも人気なトルクレンチ。
エマーソン トルクレンチセット EM-29
測定範囲 | 40~200N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 全長:500mm |
重量 | 2.28kg (付属品・ケース含) |
ソケット4本(14/17/19/24mm)、薄口ロングソケット(21mm)、エクステンションバーが付属しているので、購入後すぐに作業ができる。タイヤ交換だけではなく、オイル交換などでも使用可能。Amazon.co.jpでベストセラー1位の大人気トルクレンチ。
アストロプロダクツ(AP) 1/2 プリセット型 トルクレンチ 01-07370
測定範囲 | 30~180N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 全長:450mm |
重量 | 1250g |
東日 プレセット形トルクレンチ QL-MHシリーズ
測定範囲 | ~280N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 6.35sq~19.05sq |
重量 | 160~1900g |
トネ プレセット形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ)シリーズ
測定範囲 | ~300N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 6.35sq~19.05sq |
重量 | 260~1890g |
KTC プレセット型トルクレンチ 12.7sqシリーズ
測定範囲 | ~300N.m |
---|---|
種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7sq |
重量 | 1000~1600g |
視認性の高い目盛を採用し、より快適なトルク調整作業が可能。グリップには劣化に強く、フィット感のあるエラストマー樹脂を採用。不用意なトルク値の変更を防ぐ、ロック機構を採用。保管に便利な丈夫な樹脂ケース付き。
カノン 大型タイヤ締付用トルクレンチ Nシリーズ
測定範囲 | 100 ~ 700 / 850 / 1,000N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 19.0 / 25.4Sq |
寸法 | 全長:1,315 / 1,388 / 1,538mm |
重量 | 7.0 / 8.5 / 9.5kg |
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単能型
おすすめの単能型です。
東日 ラチェット付 単能形 目盛なし シグナル式トルクレンチ QSPシリーズ
調整範囲 | ~420N.m |
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種類 | 単能型 |
差込角 | 6.35sq~19.05sq |
重量 | 160~3100g |
頭部ラチェットは24枚刻み、15度の振り幅で、狭い場所でも効率よく締付け作業ができる。設定したトルクに達するとトグルが作動し、軽くきれいなシグナル音で締付け完了を通知。専用工具がなければトルク値は外部から調整できないため、使用中にトルクを変えられる心配なし。新品注文時のトルク設定は無料。
KTC 12.7sq.ホイールナット用トルクレンチ WCMPAシリーズ
測定範囲 | 85 / 103 / 108N.m |
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種類 | 単能型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 頭部幅:40mm 全長:423mm 頭部奥行:18mm |
重量 | 1100g |
トネ ホイールナット用トルクレンチ T4MPシリーズ
測定範囲 | 85 / 103 / 108N.m |
---|---|
種類 | 単能型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 頭部幅:36mm 全長:369 / 432mm 頭部奥行:14mm |
重量 | 680 / 800g |
アサダ トルクレンチシリーズ
測定範囲 | 16~55N.m |
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種類 | 単能型 |
フレアサイズ | 17~26mm |
寸法 | 全長:220~290mm |
トネ スパナ形単能トルクレンチ TSPシリーズ
測定範囲 | 16 / 38 / 55 / 75N.m |
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種類 | 単能型 |
フレアサイズ | 17 / 22 / 26 / 29mm |
寸法 | 全長:220 / 230 / 286 / 292mm |
重量 | 365 / 410 / 540 / 565g |
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ダイヤル型
おすすめのダイヤル型です。
東日 ダイヤル形トルクレンチ(置針付・左右ネジ対応) DBシリーズ
測定範囲 | ~1000N.m |
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種類 | ダイヤル型 |
差込角 | 6.35sq~25.4sq |
重量 | 400~6400g |
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プレート型
おすすめのプレート型です。
東日 プレート形トルクレンチ (左右ネジ対応) SF/Fシリーズ
測定範囲 | ~1000N.m |
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種類 | プレート型 |
差込角 | 6.35sq~25.4sq |
重量 | 40~8500g |
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外付け型
おすすめの外付け型です。
トネ ハンディデジトルク 9.5sq (左右ネジ対応) H3DT135
測定範囲 | 10~135N.m |
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種類 | 外付け型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 幅:45mm 高さ:75mm 奥行き:24mm |
重量 | 194g |
ハンドルとソケットの間に取り付けるだけで、簡単にデジタル型トルクレンチとしてトルク測定ができる。左右両回転に対応し、2種類の測定モードを切替可能。目標トルクに近づくと、ブザー音(断続)でお知らせするオーバートルク防止機能を搭載。目標トルクの50%〜95%の範囲でブザー開始を設定可能。
KTC トルクレンチ TORQULE トルクルシリーズ
測定範囲 | ~10 / ~80 / ~200N.m |
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種類 | 外付け型 |
差込角 | 6.35sq / 9.5Sq / 12.7Sq |
寸法 | 直径:42mm 高さ:71.5 / 75 / 83mm |
重量 | 130 / 160 / 210g |
お手持ちの工具に装着するだけでデジタルトルクレンチとして使える。工具や人を選ばず、簡単・正確にトルク測定。スマートフォンやタブレットなどに専用アプリをインストールすれば測定値の結果表示や測定履歴を残せる。
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トルクレンチの用途別おすすめ
ここからは、おすすめのトルクレンチを用途別にご紹介していきます。
自動車やバイクの整備向けのトルクレンチ
それではさっそく、作業用途別のトルクレンチの選び方やおすすめ機種を見ていきましょう。まずは、自動車やバイクの整備で使う場合です。
代表的な整備内容では、車種・メーカーなどによって違いはありますが、エンジンオイル交換時のドレンボルト締付けが大体30~40N.m程度(アルミ製だと20~30N.m程度)、エンジンプラグの締付けが10~35N.m程度、といったところでしょうか。大体10~60N.mの能力があれば、ある程度の作業はこなせるイメージになります(タイヤ交換時のホイールナット締付けなどは除く)。
使用用途 | 選び方 |
---|---|
一箇所の締付けのみに使いたい | 締付けたい箇所の指定トルクが、最大トルクの70~80%になるようなトルクレンチを選ぶ。 イメージ:40N.mのみの締付けを行いたい場合は、トルク調整範囲の最大値が50N.m程度のトルクレンチを選ぶ。 |
たまに使用する程度で、複数トルクの締付けを行いたい | トルク調整範囲の広いトルクレンチや、デジタル型のトルクレンチがおすすめです。 |
頻繁に、様々なトルクでの締付けに使いたい | 5~25N.m用と20~110N.m用の2本のトルクレンチを持つといった使い分けがおすすめです。また、デジタル型のトルクレンチもおすすめです。 |
おすすめのプレセット型トルクレンチ(車両整備向け)
藤原産業 240055 E-Value プレセット型トルクレンチ ETR3-110
測定範囲 | 20~110N.m |
---|---|
種類 | プレセット型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 幅:35mm 高さ:375mm 奥行き:27mm |
重量 | 906g |
DIYなどで使うには最適なトルクレンチです。コストパフォーマンスに優れているので、「トルクレンチ欲しいけどお値段が・・・」という方にもおすすめです。測定範囲の広いプレセット型なので、これ一本でほとんどの締付けを行えます。右ネジ、左ネジ両方向の測定が可能です。目盛り部分には見やすいように色がついています。Amazon.co.jpでも人気なトルクレンチです。
≫5~25N.m用 ETR3-25もあります。
エマーソン トルクレンチセット EM-29
測定範囲 | 40~200N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 全長:500mm |
重量 | 2.28kg (付属品・ケース含) |
ソケット4本(14/17/19/24mm)、薄口ロングソケット(21mm)、エクステンションバーが付属しているので、購入後すぐに作業ができる。タイヤ交換だけではなく、オイル交換などでも使用可能。Amazon.co.jpでベストセラー1位の大人気トルクレンチ。
アストロプロダクツ(AP) 1/2 プリセット型 トルクレンチ 01-07370
測定範囲 | 30~180N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 全長:450mm |
重量 | 1250g |
東日 プレセット形トルクレンチ QL100N4MH
測定範囲 | 20~100N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 幅:37mm 全長:333mm 頭部奥行:17mm |
重量 | 690g |
頭部ラチェットは24枚刻みになっています。15度の振り幅で、狭い場所でも効率よく締付け作業ができます。設定したトルクに達するとトグルが作動し、軽くきれいなシグナル音で締付け完了お知らせします。
≫5~25N.m用 QL25NMHもあります。
≫10~50N.m用 QL50NMHもあります。
トネ プレセット形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ) T3MN100
測定範囲 | 20~100N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 頭部幅:36mm 全長:387mm 頭部奥行:14mm |
重量 | 750g |
従来のトルクレンチのように、主目盛り・副目盛りを読み取る必要がないので、設定ミスを防止することができます。また、設定トルクを一目で確認できます。トルクの設定は、グリップ後部のトルク調節ノブを回すだけなので簡単です。
≫10~50N.m用 T3MN50もあります。
≫10~50N.m用(12.7Sq) T4MN50もあります。
≫20~100N.m用(12.7Sq)T4MN100もあります。
KTC プレセット型トルクレンチ 9.5sq GW100-03
測定範囲 | 20~100N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 頭部幅:33mm 全長:446.9mm 頭部奥行:13.7mm |
重量 | 1000g |
視認性の高い目盛を採用し、より快適なトルク調整作業が可能。グリップには劣化に強く、フィット感のあるエラストマー樹脂を採用。不用意なトルク値の変更を防ぐ、ロック機構を採用。保管に便利な丈夫な樹脂ケース付き。
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おすすめのデジタル型トルクレンチ(車両整備向け)
藤原産業 240017 SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060
測定範囲 | 3~60N.m |
---|---|
種類 | デジタル型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 幅:48mm 高さ:225mm 奥行き:40mm |
重量 | 480g |
軽量・コンパクトなので、狭い場所の多い車両整備に最適なトルクレンチです。デジタル型なので、初めての方にも簡単に使うことができます。設定トルク到達時、ブザー音とLEDの光でお知らせします。右ネジ、左ネジ両方向の測定が可能です。Amazon.co.jpでも圧倒的な人気を誇るトルクレンチです。
≫6.8~135N.m用 SDT3-135もあります。
KTC デジラチェ GEK085R3
測定範囲 | 17~85N.m |
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種類 | デジタル型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 頭部幅:33mm 全長:271mm 頭部奥行:13.5mm |
重量 | 440g |
搭載したセンサーにより、グリップに掛かる操作荷重を正確に感知し分析。作業姿勢や習熟度に関わらず、より精度の高いトルク測定が可能になりました。作業中に不意にソケットが外れることを防止する、ユニオン機構を搭載しています。軽量・コンパクトなので、エンジンルームや車体底部などの狭い場所でも取り回しがしやすくなっています。トルク単位換算機能付で、旧車や外車などの整備も安心して使用できます。
≫2~30N.m用 GEK030C3Aもあります。
≫12~60N.m用 GEK060R3もあります。
≫17~85N.m用(12.7Sq) GEK085R4もあります。
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タイヤ交換向けのトルクレンチ
タイヤ交換時のホイールナット締付けトルクは、メーカーによっても違いはありますが、大体軽自動車は90N.m程度、普通車で105N.m程度となっています。これは車両整備で必要とされる締付けトルクの中でも最大クラスになります。そのため、普通自動車・軽自動車ホイールナット用に関しては、各メーカーともに専用品のトルクレンチをラインナップしています。もちろん、専用トルクレンチ以外にも、デジタル型やプレセット型で同様の作業をこなすことができます。
普通自動車・軽自動車のタイヤ交換では、12.7Sqのソケットを使うのが主流になっています。大型トラックやバスなどでは、19.0Sq以上のソケットが使われます。
普通自動車・軽自動車用
おすすめの単能型トルクレンチ(普通自動車・軽自動車のタイヤ交換向け)
KTC 12.7sq.ホイールナット用トルクレンチ WCMPA
測定範囲 | 85 / 103 / 108N.m |
---|---|
種類 | 単能型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 頭部幅:40mm 全長:423mm 頭部奥行:18mm |
重量 | 1100g |
トネ ホイールナット用トルクレンチ T4MP
測定範囲 | 85 / 103 / 108N.m |
---|---|
種類 | 単能型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 頭部幅:36mm 全長:369 / 432mm 頭部奥行:14mm |
重量 | 680 / 800g |
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おすすめのプレセット型トルクレンチ(普通自動車・軽自動車のタイヤ交換向け)
藤原産業 240062 E-Value プレセット型トルクレンチ ETR4-200
測定範囲 | 40~200N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | – |
重量 | – |
200N.mまで測定できるので、SUV車などのタイヤ交換にも問題なく使用できます。DIYなどで使うには最適なトルクレンチです。コストパフォーマンスに優れているので、「トルクレンチ欲しいけどお値段が・・・」という方にもおすすめです。右ネジ、左ネジ両方向の測定が可能です。目盛り部分には見やすいように色がついています。17・19・21mmのソケットと延長バーが付属しているので、購入後すぐに使用できます。Amazon.co.jpでも人気なトルクレンチです。
マルチクラフト(MULTICRAFT) トルクレンチセット MTR-6
測定範囲 | 28~210N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 全長:465mm |
重量 | 1.35kg |
ショートソケット2本(14mm・17mm)、ロングソケット2本(19mm・21mm)、エクステンションバーが付属しているので、購入後すぐに作業ができる。アルミホイールやオイル交換時のオイルドレンプラグの脱着にも対応。Amazon.co.jpでもダントツの人気を誇るトルクレンチ。
トネ(TONE) プレセット形トルクレンチ T4HC140 差込角12.7mm(1/2″) 140N・m
測定範囲 | 40~140N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 全長:530mm |
重量 | 1.72kg |
コストパフォーマンスに優れているので、「トルクレンチ欲しいけどお値段が・・・」という方にもおすすめです。自動車ホイルナットのトルク管理(能力範囲 40~140N.m)に適した設定になっています。信頼の校正証明書付で、安心して使用できます。Amazon.co.jpでも人気なトルクレンチです。
トネ プレセット形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ) T4MN200
測定範囲 | 40~200N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 頭部幅:36mm 全長:526mm 頭部奥行:17.8mm |
重量 | 1,400g |
KTC プレセット型トルクレンチ 12.7sq GW200-04
測定範囲 | 40~200N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 頭部幅:39.5mm 全長:531.3mm 頭部奥行:18mm |
重量 | 1,300g |
ビルディでCHECK
おすすめのデジタル型トルクレンチ(普通自動車・軽自動車のタイヤ交換向け)
藤原産業 239998 SK11 デジタルトルクレンチ SDT4-135
測定範囲 | 6.8~135N.m |
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種類 | デジタル型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 幅:48mm 高さ:380mm 奥行き:40mm |
重量 | 660g |
135N.mまで測定できるので、タイヤ交換にも問題なく使用できます。デジタル型なので、初めての方にも簡単に使うことができます。設定トルク到達時、ブザー音とLEDの光でお知らせします。右ネジ、左ネジ両方向の測定が可能です。Amazon.co.jpでも人気のあるトルクレンチです。
KTC デジラチェ GEK135R4
測定範囲 | 27~135N.m |
---|---|
種類 | デジタル型 |
差込角 | 12.7Sq |
寸法 | 頭部幅:39.5mm 全長:380mm 頭部奥行:18mm |
重量 | 700g |
ビルディでCHECK
トラック・バス用
おすすめのプレセット型トルクレンチ(トラック・バスのタイヤ交換向け)
トネ プレセット形トルクレンチ(左右ねじ用) TLNR
測定範囲 | 60~420N.m 100 ~ 700 / 850N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 19.0 / 25.4Sq |
寸法 | 全長:950~1,538mm 頭部幅:54~76m 頭部奥行:21~29mm |
重量 | 3.4~8.9kg |
KTC プレセット型トルクレンチ 19.0sq GW800-06
測定範囲 | 150~800N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 19.0sq |
寸法 | 頭部幅:70.6mm 全長:1155.2mm 頭部奥行:35.5mm |
重量 | 5.6kg |
視認性の高い目盛を採用し、より快適なトルク調整作業が可能。グリップには劣化に強く、フィット感のあるエラストマー樹脂を採用。不用意なトルク値の変更を防ぐ、ロック機構を採用。保管に便利な丈夫な樹脂ケース付き。左右両方向での測定に対応。
KTC 19.0sq.プレセット型トルクレンチ CMPB8006
測定範囲 | 160~800N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 19.0Sq |
寸法 | 全長:1,050mm 頭部幅:71m 頭部奥行:36mm |
重量 | 5.8kg |
大型車や建築・建設機械等に最適なプレセット型トルクレンチです。左右両方向の測定が可能になっています。40枚歯ラチェットヘッドを採用、送り角度9度の小さなストロークで作業できます。
≫25.4sq仕様 CMPB8008もあります。
カノン 大型タイヤ締付用トルクレンチ N
測定範囲 | 100 ~ 700 / 850 / 1,000N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 19.0 / 25.4Sq |
寸法 | 全長:1,315 / 1,388 / 1,538mm |
重量 | 7.0 / 8.5 / 9.5kg |
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自転車の整備向けのトルクレンチ
ロードバイクなどの自転車は、15~20N.m程度のトルクがあれば一般的な整備をこなすことができます。むしろ、低トルクが要求される場面の方が多くなるので、トルクレンチ選定の際には、最低トルク値が重要になります。
より大掛かりな整備やパーツ交換の場合には、最大60N.m程度が必要なこともあります。
また、ペダルなど逆ねじ(左ねじ)が使われている箇所もあるので、両方向締付け対応のトルクレンチを選ぶことで、一本にまとめることができます。
おすすめのプレセット型トルクレンチ(自転車整備向け)
MOHOO® トルクレンチセット バイクハンド 2~14NM 1/4″ 自転車バイク修理ツール キーツール バイクビットセット プレセット型
測定範囲 | 2~14N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 6.35Sq |
寸法 | 幅:23mm 全長:215mm |
重量 | – |
軽量・コンパクトなので、狭い場所の多い自転車整備に最適なトルクレンチです。様々なサイズのソケットビットが付属しているので、購入後すぐに使用できます。トルク値の設定はグリップ下部を回すだけの簡単操作です。Amazon.co.jpで人気のあるトルクレンチです。
トネ プレセット形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ) T2MN13
測定範囲 | 3~13N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 6.35Sq |
寸法 | 頭部:24mm 全長:253mm 頭部奥行:10.4mm |
重量 | 290g |
従来のトルクレンチのように、主目盛り・副目盛りを読み取る必要がないので、設定ミスを防止することができます。また、設定トルクを一目で確認できます。トルクの設定は、グリップ後部のトルク調節ノブを回すだけなので簡単です。290gと軽量なので、取り回し性に優れています。
≫1~6N.m用 T2MN6もあります。
≫4~20N.m用(9.5Sq) T3MN20もあります。
≫10~50N.m用(9.5Sq) T3MN50もあります。
KTC プレセット型トルクレンチ 9.5sq GW010-03
測定範囲 | 2~10N.m |
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種類 | プレセット型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 頭部幅:22mm 全長:317.4mm 頭部奥行:10mm |
重量 | 500g |
視認性の高い目盛を採用し、より快適なトルク調整作業が可能。グリップには劣化に強く、フィット感のあるエラストマー樹脂を採用。不用意なトルク値の変更を防ぐ、ロック機構を採用。保管に便利な丈夫な樹脂ケース付き。
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おすすめのデジタル型トルクレンチ(自転車整備向け)
藤原産業 239974 SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-030
測定範囲 | 1.5~30N.m |
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種類 | デジタル型 |
差込角 | 9.5Sq |
寸法 | 幅:48mm 高さ:215mm 奥行き:40mm |
重量 | 390g |
軽量・コンパクトなので、狭い場所の多い自転車整備に最適なトルクレンチです。デジタル型なので、初めての方にも簡単に使うことができます。設定トルク到達時、ブザー音とLEDの光でお知らせします。右ネジ、左ネジ両方向の測定が可能です。Amazon.co.jpでも人気のあるトルクレンチです。
≫3~60N.m用 SDT3-060もあります。
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エアコン取付に適したトルクレンチ
ルームエアコンや冷媒機器などのフレア間継手・フレアナットを締め付けるときには、ソケットを使用する通常のトルクレンチは構造的に使えません。そこで、スパナ型やモンキー型のトルクレンチを使って締付けを行います。
性質上、スパナ型のトルクレンチは、フレア間継手・フレアナット専用で設計されています。サイズごとの互換性はないので、締付けたいフレアナットのサイズを確認してください。また、新冷媒用・旧冷媒用でサイズや口径が違いますので、注意してください。
モンキー型のトルクレンチは、フレア間継手・フレアナットに限らず、様々なサイズ・種類のボルト・ナットの締付けに使用できます。
スパナ型
アサダ トルクレンチ
測定範囲 | 16~75N.m |
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種類 | 単能型 |
フレアサイズ | 17~29mm |
寸法 | 全長:220~ 290mm |
重量 | – |
トネ スパナ形単能トルクレンチ TSP
測定範囲 | 16 / 38 / 55 / 75N.m |
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種類 | 単能型 |
フレアサイズ | 17 / 22 / 26 / 29mm |
寸法 | 全長:220 / 230 / 286 / 292mm |
重量 | 365 / 410 / 540 / 565g |
スエカゲ スパナ型単能トルクレンチ
測定範囲 | 18 / 38 / 55 / 75N.m |
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種類 | 単能型 |
フレアサイズ | 17 / 22 / 26 / 29mm |
寸法 | 全長:220 / 230 / 285 / 290mm |
重量 | 356 / 395 / 520 / 545g |
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モンキー型
トネ モンキー形トルクレンチ(ダイレクトセットタイプ) TMWM
最大測定値 | 15~200N.m |
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種類 | プレセット型 |
二面幅 | 10~27 / 17~38 / 27~48mm |
寸法 | 全長:289~570mm 頭部幅:49.3~83.3mm |
重量 | 320~1,510g |
KTC デジラチェ(モンキーレンチタイプ) GEK085W36
測定範囲 | 17~85N.m |
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種類 | デジタル型 |
二面幅 | 10~36mm |
寸法 | 全長:275.2mm 頭部幅:69mm 頭部奥行:14.5mm |
重量 | 560g |
搭載したセンサーにより、グリップに掛かる操作荷重を正確に感知し分析。作業姿勢や習熟度に関わらず、より精度の高いトルク測定が可能になりました。口開き寸法が変化しても有効長がほとんど変わらない専用ヘッド採用により、精度の高い測定が可能です。85N.mまで測定できるので、これ一本でほとんどのフレアナットの締付けができます。トルク単位換算機能付で、N.mではない表記でも安心して使用できます。モンキー型なので、フレアナットに限らず、あらゆる作業分野で使用可能です。
≫27~135N.m用 GEK135W36もあります。
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工場や建設現場でのトルク管理向け
工場での組付けラインや建設現場など、品質管理工程などでは、規定のトルクで締付けが行われたかどうかの記録、測定が必要になります。そこで、デジタル型かつ、データ転送機能を持ったトルクレンチの出番になります。もちろん工場だけではなく、様々な現場での品質管理に使用できます。
測定したトルク値を本体に保存し、USBケーブルやUSBメモリを使ってパソコンに転送するUSBタイプ、測定した結果をリアルタイムにパソコンに転送する無線タイプ、などがあります。
データ転送デジタルトルクレンチ
スーパーツール デジタルトルクレンチ(ケーブル式) モンキタイプ DTMW
最大測定値 | 103~223.4N.m |
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種類 | デジタル型・USBタイプ |
二面幅 | 5~30mm / 10~41mm |
寸法 | 全長:314~575mm 頭部幅:61~87mm 頭部奥行:6.4~9.0mm |
精度 | 右:±3% 左:±4% |
保存件数 | 250件 |
重量 | 600~1,500g |
USB通信ケーブルでパソコンにデータを転送できます。大きなボルトナットも小さなボルトナットも、掴むボルトのセンター位置が前後せず測定トルク値に影響が少ない、特殊な形状のモンキヘッドです。トラックモード・ピークモード測定切替の他に、合否判定機能を備えています。左右両方向での測定が可能です。先端のモンキー部はラチェットヘッドへの交換が可能です。
≫ラチェットヘッドタイプもあります。
トネ ラチェットデジトルク
最大測定値 | 30~850N.m |
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種類 | デジタル型・USBタイプ |
差込角 | 6.35 / 9.5 / 12.7 / 19.0Sq |
寸法 | 全長:221~1,220mm 頭部幅:22.5~60.0mm 頭部奥行:10.3~30.0mm |
精度 | ±3% / ±3.5% |
保存件数 | 250件 |
重量 | 360~4,180g |
KTC デジラチェ メモルク ホストモジュールセット(無線用) TGED
最大測定値 | 30~200N.m |
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種類 | デジタル型・無線タイプ |
差込角 | 6.35 / 9.5 / 12.7Sq |
寸法 | 全長:211~580mm 頭部幅:22.05~39.5mm 頭部奥行:10.0~18.0mm |
精度 | ±4% / ±3% |
保存件数 | 200件 |
重量 | 350~1,010g |
スーパーツール デジタルトルクレンチ ハイスペック(無線・ケーブル兼用式) メモリ件数6,000件 DTRH-R
最大測定値 | 10~300N.m |
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種類 | デジタル型・無線タイプ |
差込角 | 6.35 / 9.5 / 12.7 / 19.0Sq |
寸法 | 全長:324~766mm 頭部幅:25~63mm 頭部奥行:9.5~29.6mm |
精度 | ±3% |
保存件数 | 6,000件 |
重量 | 400g~2,800g |
東日 デジタルトルクレンチ CEM
最大測定値 | 10~850N.m |
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種類 | デジタル型・USBタイプ |
差込角 | 6.35 / 9.5 / 12.7 / 19.0 / 25.4Sq |
寸法 | 全長:212~1,387mm |
精度 | ±1% |
保存件数 | 999件 |
重量 | 460g~5,140g |
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ポカヨケトルクレンチ
デジタル型以外でも、締付け回数をデータとして管理することで、締め忘れを防止できるポカヨケトルクレンチという種類があります。こちらは工場などでの使用に特化しています。
締め付け完了を印で確認するマーキングタイプもあります。
ポカヨケについて詳しく知りたい方は「ポカヨケとは」をご覧ください。
東日 ポカヨケトルクレンチ QLタイプ LS/MS付きモデル
最大測定値 | 15~420N.m |
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種類 | ポカヨケ(プレセット型) |
差込角 | 6.35 / 9.5 / 12.7 / 19.0 |
寸法 | 全長:219~993mm |
重量 | – |
ポカヨケとは?
ポカヨケとは、締め忘れ防止システムのことです。トルクレンチ本体に取付けられた送信機から締め付け本数の情報を発信し、管理システムの受信機でその情報を受信することで、各作業者の締付け情報をリアルタイムで監視でき、締め忘れを防止します。
また、締付け完了時にデータの送信ではなく、マーカーによる印付けで締付けたことをチェックできるタイプもあります。
締め忘れだけではなく、締付け合否判定や測定データの管理なども可能な締付けデータ管理システムもあります。
東日ホームページで見てみる
東日ホームページで見てみる
KTCホームページで見てみる
ポカヨケ付き | |||
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プレセット | 単能 | デジタル | |
連続作業※1 | ○ | ◎ | ○ |
汎用作業※2 | ○ | × | ◎ |
検査・測定※3 | × | × | ◎ |
作業者精度※4 | △ | △ | ◎ |
作業管理※5 | ◎ | ◎ | ◎ |
導入コスト※6 | △ | △ | △ |
- 連続作業※1
工場ラインなどで同じトルク値での連続した締付け作業
(トルク設定ミスが出ないよう、トルク値は変更できないほうが望ましい) - 汎用作業※2
現場などでの様々な対象ボルトに対する様々なトルク値での作業 - 検査・測定※3
既設ボルトの検査や、締め付け後のトルク測定作業 - 作業者精度※4
作業する人によってトルクに誤差が生じるか否か
△:生じやすい ◎:生じにくい - 作業管理※5
データなどによる作業管理ができるか否か - 導入コスト※6
導入時のコストが大きいか小さいか
△:コスト大 ◎:コスト小
主なメーカー
ここでは、トルクレンチの主要なメーカーについてご紹介します。
東日製作所
TOP工業
TONE
KTC
車載用工具、自動車整備用や各種産業用の特殊・専用工具、電気や油圧、空圧を利用した省力化機器、計測機器などの開発・製造・販売を手掛ける工具メーカー。製造アイテムは12,000以上。
カノン(中村製作所)
スーパーツール
タスコ
スナップオン(Snap-on)
アメリカの大手工具メーカー。「少ないツールで多くの作業を」という発想から、ソケットレンチを発明したことでも有名。プロも高い信頼を寄せる高品質な整備工具を多数手がける。
アサダ
ハゼット(HAZET)
藤原産業
信濃機販
アドレック
2010年に、株式会社渡邊製作所のトルクレンチ部門から独立して誕生したトルクレンチ専門メーカー。
BAL(大橋産業)
1957年創業の自動車・サイクル用品の総合メーカー。バッテリー充電器、インバーター、エアーコンプレッサー、エアーポンプ、トルクレンチ、ソケットレンチなどを製造・販売。
スエカゲツール
ウイニングボアー
スタビレー(Stahlwille)
ノーバー(Norbar)
スタートバントリッチモント(Sturtevant Richmont)
プロクソン(PROXXON)
ゲドレトルク(Gedore Torque)
なぜトルクレンチが必要なのか?
締付けは、強くても弱くてもNG
皆さんは六角ボルトを締めるときにどのような基準で締まったかの判断をしていますか? 六角ボルトにはあらかじめメーカーなどによって指定された締付けトルクが存在します。
もっとも、おもちゃやちょっとした家具などはそこまで厳密に気にする必要はないでしょう。でも、バイクや自転車、自動車などの整備に使う場合や、工事現場・建築現場などで使う場合などには、しっかりと決められたトルクで締付けなければいけません。締付けが足りないと、例えばタイヤホイールが走行中に外れるなど重大な事故を招きます。また反対に締付けが強すぎると、ボルトがねじ切れてしまったり、ボルトの頭をつぶしてしまうことになります。
※大型車(トラック・車両総重量8トン以上)に関しては、平成19年4月の自動車点検基準改正により、ホイールナットを締付ける際にはトルクレンチなどを用いて規定のトルクで締付けることが明記されています。
そこで、トルクレンチの出番になります。このトルクレンチを正しく使うことで、しっかりとメーカーが指定した規定のトルクで締付けをすることができるのです。
トルクレンチでやってはいけないこと
使用時のNGポイント
☓定められた場所以外を持って締付けをする
トルクレンチでは必ず握る箇所が指定されています。その指定された箇所を握って力を加えることで、設定されたトルクが出るようになっています。
トルクは、長さ×力で求められます。長さはトルクレンチの全長と密接に関わってくるため、変えることが出来ない部分です。そのため、トルクレンチ内部では長さは固定として、加えられた力を元にトルクを計算しています。なので、「指定された箇所以外を握る=規定の長さと実際の長さが変わってしまう」いうことになり、設定通りのトルクが出なくなってしまいます。
もちろん、足で踏んで締めるということも加わる力の配分が変わってしまうのでNGです。
握る場所の詳しい説明などは、こちらの記事で解説しています↓ 【動画あり】トルクレンチの使い方・調整方法のコツを分かりやすく解説☓二回以上「カチッ」とやる
単能型やプレセット型では、設定したトルク値に達すると「カチッ」という音と手に軽いショックが伝わり、締付完了をお知らせします。この場合に、念のためにもう一度「カチッ」とさせたくなりますが、二回以上「カチッ」としてしまうとオーバートルクになってしまい、設定したトルクからズレてしまいます。これではわざわざトルクレンチで値を設定して締付ける意味がありませんので、一回「カチッ」としたらそこで締付けを完了してください。
☓トルクレンチでボルトをゆるめる
トルクレンチは基本的に締付け作業(右回転・時計回り)でのみ使用します。緩め作業(左回転・逆時計回り)に使うと、本体に過大な負荷がかかり、トルク測定の精度を大幅に落としてしまうことになりますので、ご注意ください。
機種によっては逆回転(左回転・逆時計回り)が可能なものもありますが、これは逆ねじ(左ねじ)を締付けるために使用するもので、緩め作業に使うことを想定した機構ではありません。
☓常時最大トルク値で使う
厳密にNGという項目ではありませんが、トルクレンチで設定できるトルク調整範囲の最大値で使い続ける事は、本体に限界負荷をかけ続けることになるのであまりおすすめできません。最も良く使用するトルク値が、トルク調整範囲の最大値の7~8割になるように機種を選ぶと、より長持ちさせることができます。(単能型の場合は、専用設定のため問題ありません。)
また、最大値だけではなく、最小値で使い続けることもあまりおすすめできません。トルク調整範囲20~100N.mの機種で20N.mしか使わないのであれば、そのトルクレンチはオーバースペックとなってしまいます。トルクレンチは、最大トルク値付近に合わせて長さや構造などが設計されているため、最低値付近の作業にはあまり向いていません。使用したいトルクの範囲が離れているようであれば、無理に1つのトルクレンチでまかなうのではなく、それぞれの最適なトルクレンチを用意することをおすすめします。
☓トルクレンチだけで締付け作業を行う
これも厳密にNGという項目ではありませんが、締付けの最初からずっとトルクレンチを使うことは、負荷をかけ続けることになり、精度低下の原因になってしまいますので、あまりおすすめできません。トルクレンチは精密測定器という位置づけになりますので、ある程度のところまでは他のレンチで締め付けて、最後の仕上げにトルクレンチを使いましょう。
保管時のNGポイント
☓トルク設定をそのままで保管
プレセット型トルクレンチを保管するときは、使用した時のトルク設定のまま保管するのではなく、そのトルクレンチのトルク調整範囲のうち最低の値に設定して保管するようにしましょう。例えば、トルク調整範囲10~25N.mのトルクレンチであれば、10N.mに設定して保管します。
プレセット型トルクレンチは、内部のスプリングを使ってトルク測定をしています。最低値以外に設定したまま保管すると、負荷がかかり続けるので、トルクレンチの精度の低下や、寿命を縮めることになります。
トルクレンチの機種によっては、メーカーが指定しているトルク調整範囲よりも小さな値に設定できることがありますが、その値で使えるわけではありません。構造的な最小値ではなく、メーカーが指定しているトルク調整範囲の最小値に設定しましょう。トルク調整範囲外の値に設定することは、故障の原因にもなります。
☓湿気のある場所での保管
トルクレンチを保管するときには、その辺に適当に放置するのではなく、湿気の少ない乾燥した場所に保管するようにしましょう。トルクレンチは内部のスプリングなどの部品で測定を行いますが、そこがサビてしまうと正確な測定ができなくなります。更に、デジタル型では故障の原因にもなります。
また、振動があるような場所に保管することは止めましょう。
トルクレンチは精密測定工具であることを意識して保管してください。
定期的に精度の確認をしましょう
トルクレンチは精密測定工具ですが、正しい使い方をしていても徐々に精度は低下していきます。定期的にトルクチェッカーなどを使って点検を行ってください。メーカーが推奨している点検の目安は、1年に1回もしくは、10万回の締付けごとに1回となっています。精度が低下していた場合は、メーカーでの修理・点検が必要になります。
トネ トルクチェッカー TTC
校正証明書が付属している機種での校正証明書の有効期限は、おおよそ1年となっています。再発行する場合は、メーカーでの校正が必要となります。
そもそもレンチとは?
レンチとは、六角ボルトを回す工具です。このレンチには、手作業用としては、ラチェットレンチやソケットレンチ、スパナ、モンキーレンチなどがあります。また、電動式のインパクトレンチやエアー式のエアーインパクトレンチといった動力式のレンチもあります。このように、レンチと一言にいっても様々な種類があるのです。これらのレンチは基本的な締め、緩めの作業に用いられます。
ラチェットレンチ
ボルトやナットなどを、反復運動だけで締付けられるレンチです。ハンドルを付け替えたり、工具を何度も差し替える必要がないので、狭いところでも使用できます。
ソケットレンチ
ハンドルとソケットレンチ用ソケットを組み合わせて使用し、締付けを行います。様々なアタッチメントを付け替えることができ、多様な作業に対応できます。
スパナ
組立家具に付属していたりと、よく目にする工具です。シンプルな構造で、ボルト締付では最もスタンダードな工具になります。
モンキーレンチ
口の開きを調節できるので、一つのレンチで様々なサイズのボルトを締付けることができます。幅をとるので、狭い場所での作業は少々苦手です。
インパクトレンチ
電動のレンチです。作業を省力化し、より大きなトルクで締付けることができます。電動工具の中でも、かなりメジャーな工具です。
エアーインパクトレンチ
空気の力で締付けを行うレンチです。作業を省力化し、より大きなトルクで締付けることができます。電動式より軽量・コンパクトです。エア工具の中でも、かなりメジャーな工具です。
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。トルクレンチの種類・用途別おすすめと選び方【デジタル・プレセット・単能…etc】、いかがでしたでしょうか。皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。
・ トラスコ中山株式会社 ( 2014 )『 知っておきたいプロツールの基礎知識「COCOMITE vol.2」 』 pp.158-159 pp.338-339 p.345 p.347 p.349 p.454 佐川印刷株式会社
【参考サイト】・ TONE 「 トルクレンチの選び方 」, TONE株式会社 (2018年7月12日閲覧)
・ KTCツールオフィシャルサイト 「 使い方とアフターサービス 」, KTC京都機械工具株式会社 (2018年7月13日閲覧)
・ 全国作業工具工業組合 「 正しい作業工具の使い方 10.手動式トルクレンチ 」, 全国作業工具工業組合 (2018年10月24日閲覧)