昭和47年、福井の地で職人への道を志した正やん。
そして職人という仕事に欠かせない道具たち。
なぜその道具なのか?どんな場面で使っているのか?
使い勝手は?約半世紀もの職人道を共に歩んできた、
相棒とも言える正やん愛用の道具たちを、
正やん目線でのコメントと共にご紹介します。
いまは便利な電動工具がたくさんありますよね。
軽くてパワーのあるもの、精度高く材を切れるもの。
今はなんでもコードレスのバッテリー式で
足場の上でも、屋根の上でも
手軽に作業ができますよね。
大昔に比べて使う道具が増えましたが、
いまではこれだけないと仕事ができませんね。
コンプレッサーで空気を圧縮してそれを利用して、
釘を打ったりビスを打ったりできます。
エア工具があるかないかで、
大工仕事は本当に10倍くらい速さが変わってきますね。
エア工具がない時は屋根板を何人も並んで釘をくわえて、
競争するように打っていました。
今は釘打ち機2台で1時間で終わるようになったものですね。
ほとんど最近では登場の機会が少なくなった刻み道具達。
一昔前は大工小屋に何ヶ月も籠って
家を1から墨をして手刻みした本当の相棒ですね。
時代がプレカットに変わるとともに、
数年に1度、20年以上使っていない道具もザラにある中、
時代の変化をダイレクトに受けた道具になりましたよね。