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40Vmaxシリーズに充電式タッカST001G、ST002Gが登場
ついにマキタの40Vmaxシリーズに充電式タッカが登場しました。今回はバージョンアップというよりも、18V機種であるST421D・ST121Dの40Vバージョンといった感じです。
今回の記事では新たに登場した40V機のST001G・ST002Gが、18V機のST421D・ST121Dに比べてどれくらいパワーアップしているのか、比較しながらチェックしていきたいと思います。
ST001G、ST002Gのポイントをチェック
それでは早速、ST001G、ST002Gの特徴をチェックしていきましょう。
連続作業量が約2倍に


40Vバッテリーの採用と、ハイパワーブラシレスモータの搭載により、連続作業性が約2倍に向上しています。(※マキタ社指定条件比較時。)
ルーフィング施工やボード貼りなどのハードな連続作業にも最適です。約1,000本もの高速連続打ちが可能となり、これはルーフィング施工戸建て1軒分に相当します。(※1.5発/秒(高頻度作業)、ルーフィング施工想定。数値は参考値です。バッテリの充電状態や作業条件により異なります。)
速射性が約15%アップ
トリガON▶打込み▶ドライバが戻るまでの比較

「巻き上げ」「打込み」(起動時から打込み終了時までのドライバの動き)にかかる時間を短縮し、速射性が約15%アップしました。(※打ち終わるまでの時間(マキタ社18V機比。)
作動レスポンスが向上したことにより、エア式に近い打感での作業が可能となりました。
粉じんや雨から保護


18V機はマキタ独自の防滴・防じん規格「APT」に対応していましたが、今回の40V機はそれに加えて防じん・防水保護等級IP56に対応しています。(※本製品は水や粉じんによる影響が抑えられるように設計されていますが、水や粉じんによって故障しない事を保証するものではありません。)
連続作業をさらに軽快にする機能
18V機と同様、連続作業をさらに軽快にしてくれる機能は変わりありません。

低反動機構(カウンターウェイト方式)
打込みに合わせてウェイトが後方へ動き、前後の振動を相殺する低反動機構(カウンターウェイト方式)を搭載。 打込み時の反動やブレが軽減されることで、軽快に連続作業が可能です。

ショートストロークコンタクトアーム
ショートストロークコンタクトアーム搭載により、少ない押込み量で素早く打込むことができ、「引きずり打ち」や「振り打ち」も可能です。

小型、軽量、優れた重心バランス
内部構造の見直しにより、小型・軽量、 優れた重心バランスを実現しています。
バッテリーアダプタで更なる軽快作業

こちらはまだ未発売になりますが、別販売品のバッテリーアダプタBAP001G(部品番号:A-75817)を使用することで、製品本体を約450g軽量化することができます。(※腰高さでの使用を想定した時に腕にかかるコード長さ(0.8m)を含む。本体+BL4025装着時比。数値は参考値です。作業条件により異なります。)
バッテリーの分の重さを腕のみで支える必要がないので、上向きでの作業が楽に行なえます。こちらの商品は近日発売予定です。
18V機とのスペック比較
ここまでは、40V機ST001G、ST002Gの特徴をチェックしてきました。ここからは、18V機とのスペックがどれくらい違うのかを仕様表で比較していきます。
40V機と18V機のスペック比較 | ||||
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クラス | 40V機 | 18V機 | ||
品番 | ![]() |
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発売日 | 2022年12月 | 2020年2月 | 2020年3月 | |
装てん数 | 100本 | |||
使用ステープルサイズ | J線 幅4mm×長さ13mm~25mm | J線 幅10mm×長さ13mm~25mm | J線 幅4mm×長さ13mm~25mm | J線 幅10mm×長さ13mm~25mm |
機体寸法 (長さ×幅×高さ) |
269mm×86mm×216mm | 260mm×79mm×216mm | ||
質量 (バッテリー含む) |
2.5kg | 2.4kg | ||
標準付属品 | ノーズアダプタ、セフティゴーグル、フック | |||
1充電あたりの作業量(目安) | 約6,000本 | 約4800本 | ||
定価 (フルセット) |
¥124,190 | ¥124,190 | ¥86,240 | ¥86,240 |
定価 (本体+ケース) |
¥68,530 | ¥68,530 | ¥54,890 | ¥54,890 |
相応の価格アップ
フルセットは定価で4万円弱、本体+ケースは定価で1万円ちょっとアップしています。40V機となった点やそれによる連続作業量の大幅な向上、そして防じん・防水保護等級IP56に対応したことを考えると、相応の価格アップではないでしょうか。また、フルセットに関して言えば18Vフルセットにはバッテリーが1個、40Vフルセットにはバッテリーが2個標準付属しています。バッテリー分を考えれば納得の価格です。
おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【マキタ】40Vmaxシリーズに充電式タッカST001G、ST002Gが登場!さらにタフ&スピーディーに【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか。40V機の登場により連続作業時間が伸び、よりストレスフルに作業が可能になるのではないかと思います。
この記事が皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。