ベルトサンダーの特長・選び方とおすすめ機種を分かりやすく解説

ベルトサンダー

この記事は初心者の方にもおすすめです。

ベルトサンダーINDEX

この記事では、まずはじめにベルトサンダーのおすすめ機種をご紹介していきます。

ベルトサンダーの種類や選び方について詳しく知りたい方という方は、「種類と選び方」をお読み下さい。その前にベルトサンダーとは?という方は、こちらの、「ベルトサンダーってどんな工具?」をお読み下さい。

おすすめ機種をご紹介

アップハンドル型

アップハンドル型イメージ

それでは早速おすすめ機種をご紹介していきます。まずはアップハンドル型です。

マキタ 100mmベルトサンダー 9403

マキタ 100mmベルトサンダー 9403
販売価格:¥37,988 (税込)
ベルト幅100mm
ベルト速度8.3m/s
(500m/min-1
消費電力1,200W
重量5.9kg
機能集じん
高出力&高速回転で強力な研削能力

木工はもちろん、石材やプラスチック、鉄工など材料を選ばずに使用できる。使い勝手の良い大型のフロントグリップを装備。右側面はフラットになっているので、壁際ギリギリでのツライチ作業にも対応。ダストバッグは360°回転させることができ、優れた作業性を発揮。ラビリンス構造により、モーターとベアリングをほこりやごみから保護し、より長い工具寿命を実現。プロのヘビーユーズにも対応できるハイスペック機種。

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角型

角型イメージ

こちらは、角型のおすすめ機種です。

マキタ 100mmベルトサンダー 9404

マキタ 100mmベルトサンダー 9404
販売価格:¥31,047 (税込)
ベルト幅100mm
ベルト速度3.5~7.3m/s
(210~440m/min-1
消費電力1,050W
重量4.7kg
機能集じん・ダイヤル式無段変速
ベルト幅100mmのパワフルタイプ

木工はもちろん、石材やプラスチック、鉄工など材料を選ばずに使用できる。軽量・コンパクト機ながら、集じん・無段変速機能付きで効率よく作業が可能。別売のベルトサンダースタンドを取り付けることで、卓上型として使用可能。

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ベルト幅76mm仕様 9903

マキタ ベルトサンダ 9911

マキタ ベルトサンダ 9911
販売価格:¥22,380 (税込)
ベルト幅76mm
ベルト速度1.2~4.5m/s
(75~270m/min-1
消費電力650W
重量2.6kg
機能集じん・ダイヤル式無段変速
低騒音・コンパクトボディの軽量タイプ

軽量・コンパクト機ながら、集じん・無段変速機能付きで効率よく作業ができる。別売のクランプセット(A-19772)を取り付けることで、卓上型として使用可能。

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無段変速機能を無くしたDIY向け仕様 M990

リョービ ベルトサンダー BE3210

リョービ ベルトサンダー BE3210
ベルト幅76mm
ベルト速度3.8~5.8m/s
消費電力620W
重量3.8kg
機能集じん・ダイヤル式無段変速
小物研削に便利な裏返し固定用のクランプセット付

他のメーカーでは見かけないフラットな形状が特徴。木材の研削から、金属の錆び落とし、塗装はがしをスピーディーにこなせる。ベルト速度とペーパー粒度に応じた最適な速度に調整可能な無段変速機能を搭載。

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E-Value 吸塵&変速ベルトサンダー EWS-76VLN

E-Value 吸塵&変速ベルトサンダー EWS-76VLN
販売価格:¥7,018 (税込)(※2019/05/14時点)
ベルト幅76mm
ベルト速度180~320m/min-1
消費電力750W
重量3.2kg
機能集じん・ダイヤル式無段変速
コストパフォーマンスに優れたDIY用木工専用機

作業状態や自分の好みに合わせて、ハンドル角度を3段階に調整可能。付属のクランプを使い本体を逆さまに固定すれば、据え置き型として使える。速度調整機能付きで、小物研磨や仕上げ研磨作業にも対応。「Amazon’s Choice」にも選出され、数多くのレビューを集める機種。

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高儀 EARTH MAN ベルトサンダー BSD-110

高儀 EARTH MAN ベルトサンダー BSD-110
販売価格:¥4,655 (税込)(※2019/05/14時点)
ベルト幅76mm
ベルト速度3.6m/s
(220/min-1
消費電力680W
重量2.4kg
機能集じん
コストパフォーマンスに優れたDIY用木工専用機

木材の表面研磨、塗装はがし、作業台などに固定して小物の研磨に最適。卓上固定用のクランプ付き。

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細型

細型イメージ

こちらは、細型のおすすめ機種です。

マキタ ベルトサンダー 9032

マキタ ベルトサンダー 9032
販売価格:¥20,449 (税込)
ベルト幅9mm
ベルト速度5~28m/s
(300~1,700m/min-1
消費電力500W
重量1.5kg
機能ダイヤル式無段変速
角度調整可能アームで細く深い場所も研削

鉄工や木工など幅広い用途に使用可能。別販売品のアームを使用すれば6mm、13mmのサンディングベルトも使用可能。ダストノズル(別販売品)を使用することで、マキタ製集じん機と接続できる。「Amazon’s Choice」選出機種。

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≫別販売品

リョービ 電動やすり BY1030

リョービ 電動やすり BY1030
販売価格:¥12,734 (税込)
ベルト幅10mm
ベルト速度6.6~8.0m/s
消費電力180W
重量1.0kg
機能ダイヤル式無段変速
ヘッド部の角度を調節できる可変アームを装備

金属のバリ取りや仕上げ研磨、下地処理、刃研ぎ等に最適。もちろん木工工作にも対応。作業性の良いスライドスイッチを装備。ロック機構付きで連続運転も可能。「Amazon’s Choice」にも選出され、数多くのレビューを集める人気機種。

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BY1030の公式動画

据え置き型

据え置き型イメージ

こちらは、据え置き型のおすすめ機種です。

リョービ ベルトディスクサンダー BDS-1010

リョービ ベルトディスクサンダー BDS-1010
販売価格:¥25,144 (税込)
ベルト幅100mm
ベルト速度7.2m/s(50Hz)
8.7m/s(60Hz)
消費電力400W
重量17kg
ベルトサンダーとディスクサンダーのハイブリッド機

木材、非鉄金属の粗削り・仕上げに最適。ベルトサンダー部分は水平・垂直に可動するので、幅広い作業に対応。150mm径のマジック式ディスクペーパーを取り付け可能。別販売品の集じんホースと集じん機を接続してクリーンな作業ができる「ダストノズル」付き。「Amazon’s Choice」選出機種。

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SK11 ベルトディスクサンダー BDS-100N

SK11 ベルトディスクサンダー BDS-100N
販売価格:¥15,661 (税込)(※2019/05/14時点)
ベルト幅100mm
ベルト速度432m/min-1(50Hz)
522m/min-1(60Hz)
消費電力3400W
重量22kg
コストパフォーマンスに優れたDIY用木工専用機

非鉄金属・木材などの小物研磨に最適。卓上固定用のクランプ付き。

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ベルトサンダーってどんな工具?

ベルトサンダーの特徴

  • リング状になったサンディングベルトを、ホイールやプーリーと呼ばれるローラーの間で回転させ、広い範囲を効率よく一度に研磨することができる工具です。
構造のイメージ
構造のイメージ
回転のイメージ
回転のイメージ
  • 底面には平らで硬い金属のベースプレートがあり、その表面をベルトが流れることで平行に整った研ぎ目と、正確な平面を研ぎ出せます。
  • 本体を持って、ベルト面を研磨したい箇所に押し当てて作業したり、卓上型として本体を逆さに固定して、材料の方をベルトに押し当てて作業したりと、用途に応じて使い方を自在に変えることができます。
本体を押し当てて使用
本体を押し当てて使用
本体を固定して使用
本体を固定して使用
  • 木工用途だけではなく、金属加工のバリ取り・溶接ビード削り・塗膜ハクリ・曲面の仕上げといった細かい作業、石材やプラスチックの削りや研磨、などをベルトの種類を変えることで簡単にできます。
  • 細型のタイプでは、狭い面積やへこみ箇所など、他のサンダーでは使用しにくい所をベルトの先端やベルト面をあてて研磨することができます。
狭い箇所の研磨
狭い箇所の研磨
狭い箇所の金属バリ取り
狭い箇所の金属バリ取り(日東工器カタログより)
  • サンダーと名のつく工具の中で、最も高い研磨力と作業効率を持ちます。

種類と選び方

ここでは、ベルトサンダーの選び方について見ていきましょう。重要な点を項目ごとにまとめてみました。

タイプで選ぶ

アップハンドル型

アップハンドル型

ハンドルが重心近くにあり、手に持っての作業に特化している構造になっています。ベルトサンダーを持って、板や家具の天版を平らに仕上げる、一度に広い範囲の床面を研磨する、といった用途の場合におすすめのタイプです。

角型

角型

上面が平らでハンドルが前後に突き出しており、本体を裏返すことで卓上型としても使うことができます。その場合は材料を持ってベルトにあてることができ、小さな材料の研磨や、輪郭の削り出しに適します。卓上型として、小さな材料を自由に動かして仕上げる用途の場合におすすめのタイプです。

もちろんアップハンドル型と同様の作業もこなすことができます。

選び方ワンポイント
オービタルサンダーやランダムサンダーの後の2台目として買うのであれば、卓上型の用途を重視すると使い分けやすいです。

細型

細型

他のタイプと比べて、ベルト部分が細くなっています。本体の角度を調節できる機種もあり、狭い箇所の研磨に特化しているタイプです。

狭い箇所の他に、複雑な形状の箇所にも対応できます。

様々な箇所の研磨イメージ
様々な箇所の研磨イメージ

据え置き型

据え置き型

大型の据え置き型ベルトサンダーです。他のタイプと比べて研磨可能な範囲が広くなっているので、より効率の良い作業が可能です。

ベルトサンダーとしての機能の他に、ディスクサンダーなどの機能を併せ持つ機種もあります。

ベルト幅で選ぶ

ベルトサンダーのベルト幅には様々なものがラインナップされています。30mmまでは主に細型の機種になります。

主流は10mm30mm76mm100mmとなっています。

集じん機能の有無で選ぶ

集じん機能

ベルトサンダーでは、木工用途に用いられることが多い、アップハンドル型・縦型のほぼすべての機種が集じん機能を持っています。

商品画像の袋状の部分が集じんしたチリを貯める部分です。

研磨と集じんを同時にこなせるので、使用後の掃除の手間を減らすことができます。

集じん機能付

変速機能の有無で選ぶ

無段変速機能

ベルトサンダーには、回転速度(ベルト速度)を自在に変更できる無段変速機能を持った機種があります。

ベルトの種類や対象材の種類に応じた最適な回転数に調整して作業が可能です。

無段変速機能付

主なメーカー

ここでは、ベルトサンダーの主要なメーカーについてご紹介します。

マキタ

マキタ

日本の電動工具のシェアトップメーカー。豊富な充電工具のラインナップを有す。残念ながら充電式のものはないが、ベルトサンダーも数多く手がけている。

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HiKOKI(旧 日立工機)

HiKOKI

国内ではマキタに次ぐ大手電動工具メーカー。こちらも充電式の機種は製造していない。

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リョービ(京セラインダストリアルツールズ)

リョービ

プロ向けでありながらお求めやすい価格で、プロからDIYユーザーまで幅広い層から高評価を集める。

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日東工器

日東工器

省力化機械工具、ポンプ、カプラ、建築機器などの製造・販売を手がけるメーカー。ベルトサンダーとして、「ベルトン」シリーズをラインナップ。

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マイン

マイン

主に研磨工具を手がける専門メーカー。ローラーミニコやピボットサンダー、ナロベルターといった各種シリーズをラインナップ。

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マイト工業

マイト工業

主に溶接機や遮光面を手がける溶接機関連メーカー。ベルト研磨機も数機種ラインナップ。

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エアー式もあります

エアベルトサンダー

ベルトサンダーには、電動式以外にもエアー式がラインナップされています。エアー式は電動式と比べて軽量で、よりパワフルになっています。圧縮空気の設備があるのであれば、候補に入れてみてもいいでしょう。

エアベルトサンダー

【番外編】他のサンダーとの比較

ここでは、サンダーと名がつく工具を大まかに比較してみました。また、各サンダーごとの簡潔な説明もありますので、どのサンダーにするか迷っているという方は参考にしてみてください。

サンダー比較(目安)
種類 研磨力 研磨範囲 ボディサイズ
ベルトサンダー 狭~広 中~大
オービタルサンダー 小~中
ランダムサンダー
ミニサンダー
ディスクサンダー 中~大

オービタルサンダー

オービタルサンダー

角型のパッドが小刻みに振動(偏芯運動)を行うので、削りすぎることなく研磨を行えます。平らな面を研磨するのに向いています。木工研磨に多く用いられる一般的なタイプで、粗削りから仕上げまでを万能にこなすことができます。手にすっぽりと収まるものが多いため、作業性に優れます。市販のサンドペーパーを装着可能な機種もあります。

仕上げサンダー仕上げサンダー(オービタルサンダー)の特長・選び方

ランダムサンダー(オービットサンダー)

ランダムサンダー(オービットサンダー)

円形のパッドが小刻みに振動(偏芯運動)しながら回転運動を行うのでより強い研磨が行えます。平らな面だけではなく、緩やかな局面の研磨にも向いています。サンドペーパーを替えることによって金属の研磨や錆落としも可能です。バフを取り付けることもでき、ワックスがけや艶出し磨きなどにも使用できます。

ランダムサンダーランダムサンダーの特長・選び方

ミニサンダー(三角サンダー)

ミニサンダー(三角サンダー)

コーナーの研磨に特化したオービタルサンダーです。パッドがアイロンのような形になっており、三角型のサンドペーパーを装着して使用します。比較的小型でもあるため、狭い場所や角などの研磨作業に向いています。

ミニサンダー三角・ミニサンダーの特長・選び方

ディスクサンダー(ディスクグラインダー)

ディスクサンダー(ディスクグラインダー)

円形のディスクの回転により研磨を行います。ディスクグラインダーとも呼ばれます。ディスクを替えることで、研磨だけではなく研削、切断といった作業も可能です。

サンダーの特長・選び方

おわりに

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。ベルトサンダーの特長・選び方とおすすめ機種を分かりやすく解説、いかがでしたでしょうか。皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。

【参考文献】

()『 知っておきたいプロツールの基礎知識「COCOMITE vol.2」 p.464 p.495 佐川印刷株式会社

()『 電動工具完全使いこなし術 p.116-119 株式会社山海堂

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