この記事は初心者の方にもおすすめです。
目次
1.インパクトレンチってどんな工具?
- 主に建築構造物のボルト締めゆるめや、自動車などのタイヤ交換に使われます。
- 機械内部で回転方向への打撃を加え、強いトルクでボルトの締め付けを行います。
- 構造的にはインパクトドライバーと似ていますが、より強いトルクとそれに耐える先端工具の取り付け部分の角ドライブが特徴です。
- インパクトレンチで使用される角ドライブには、6.3sq、9.5sq、12.7sq、19.0sq、25.4sqの5種類があり、それぞれの角ドライブ規格にあったインパクトレンチ用のソケットが必要です。
ソケット取付角は規格が統一されています。主要なサイズと呼び方は以下のようになっています。
径 | ミリ表記 | インチ表記 | 日本式表記 |
6.35sq | 6.35mm | 1/4″ | 2分 |
9.5sq | 9.5mm | 3/8″ | 3分 |
12.7sq | 12.7mm | 1/2″ | 4分 |
19.0sq | 19.0mm | 3/4″ | 6分 |
25.4sq | 25.4mm | 1″ | 8分 |
- インパクトレンチ用のソケットは、側面に穴に抜け落ち防止のピンとOリングを使用します。
ソケットは、基本的にインパクトレンチ専用のものを使用する必要があります。これは、通常のソケットでは、インパクトレンチの瞬間的な大トルクに耐えきれず破断したり、表面処理のメッキが剥がれたりするからです。
インパクトレンチ用のソケットは、手動用ソケットに比べて外径が肉厚で強靭性に優れています。
この記事では、電動式のインパクトレンチについてご紹介していきます。エアー式のインパクトレンチはこちらをご覧ください☟
エアーインパクトレンチの特長・選び方とおすすめ機種を分かりやすく解説2.種類と選び方
それではさっそく、インパクトレンチの選び方について見ていきましょう。重要な点を項目ごとにまとめてみました。
充電式か、AC電源式か
インパクトレンチは、充電式インパクトレンチとAC電源式インパクトレンチの二つに分けられます。
充電式インパクトレンチ
最近では、取り回しの良いコードレスの充電式タイプが主流です。高トルクのタイプはかなり重量も重たくなりますのでご注意ください。
バッテリーの電圧は、10.8V・14.4V・18V・36Vのものがあります。また、一部のメーカーからは12Vや20V、21.6Vといった電圧の機種もラインナップされています。10.8Vや14.4V機は軽量コンパクトであり、手軽に使える点はいいのですが、本格的な作業になると、ややパワー不足になります。本格的な作業に使う場合は18V以上の機種をおすすめします。
今までの充電式インパクトレンチは、最高性能の機種でも、最大トルク750~800N.m程になっていました。AC電源式が1,000N.mを超えていることから考えると、非力ではありますが、そこは充電式なので仕方ないことでした。しかし、2018年3月に日立工機(HiKOKI)から、36Vマルチボルトコードレスインパクトレンチ WR36DAが登場しました。このマルチボルト機は、充電式でありながら最大トルク1,100N.mとAC電源式を凌駕する性能を発揮します。
36Vマルチボルトコードレスインパクトレンチ WR36DAについてもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください☟
【マルチボルト】HiKOKIの新型インパクトレンチWR36DAはトルク値がスゴイ一般的な使い方であれば、ここまでのトルクの機種は持て余すかもしれませんが、充電式でも最高クラスのトルクの機種を選ぶことができるという点は大きいですね。
充電式は、AC電源式に比べて、価格が高い、充電の手間がかかるといったデメリットは確かにありますが、それを上回る取り回しの良さが本領です。マキタや日立(HiKOKI)といった大手電動工具メーカーのインパクトレンチであれば、他の機種とバッテリーを使いまわすこともできますので、より経済的です。
AC電源式インパクトレンチ
価格を抑えたい場合や、1000N.mクラスのトルクが必要な場合はAC電源式がおすすめです。日立(HiKOKI)マルチボルト機の登場により、充電式に対する最大トルクでのメリットは弱くなってしまいましたが、充電残量を気にする必要がある充電式に対して、AC電源式であれば気にせずに長時間使用することができます。
AC電源式インパクトレンチは、単相100Vの機種と、単相200Vの機種に分けられます。互換性はありませんので、100Vか200Vかはよく確認してください。
締め付け能力と締め付けトルクで選ぶ
締め付け能力について
締め付け能力とは、どのサイズまでのボルトを締付けられるかという基準です。カタログでは、「締付能力 普通ボルト:M8~M14」や「締付能力 高力ボルト:M12~M16」というように書かれています。
この範囲以下のボルトは締めすぎになりやすく、この範囲より大きいボルトは本体に負荷がかかり、モーター損傷の原因になることがあります。締付けるボルトがこの締付能力の範囲内に入っているかを確認してください。
M8やM12とはねじ径を表していて、M8はねじ径8mm、M12はねじ径12mmという意味です。
高力ボルトとは?
強度の高いボルトのことで、高張力の鋼で作られています。ハイテンションボルトなどども呼ばれます。橋や鉄骨の建造物・建築物などに使用されます。JIS規格の物と、大臣認定品の2種類があります。
橋や鉄骨の建造物・建築物などの建築時には、シャーレンチやナットランナー、トルシャットといった専用のレンチを使用します。
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締め付けトルクについて
締付能力と締付けトルクはほぼ比例していて、締付けられるボルトサイズが上がると必要なトルクも増えていきます。
こちらの記事では、インパクトレンチをトルク順(締付ボルトサイズ順)にランク付けしています。興味がある方は見てみてください☟
電動インパクトレンチのトルクランキング【2022年版】二面幅寸法について
ボルトサイズと比例して、二面幅寸法も増えていきます。ソケットを選ぶ時には、二面幅寸法に合ったソケットを選んでください。
普通ボルトサイズ | 二面幅寸法 | 工具の適合領域 |
---|---|---|
M5 | 8mm | 充電ドライバドリル + 電ドル用ソケット※ |
M6 | 10mm | |
M8 | 13mm | 充電インパクトドライバ + 電ドル用ソケット インパクトレンチ【~149N.m】 |
M10 | 17mm | |
M12 | 19mm | |
M14 | 21mm | インパクトレンチ【150N.m~249N.m】 |
M16 | 24mm | |
M18 | 27mm | インパクトレンチ【250N.m~599N.m】 |
M20 | 30mm | |
M22 | 34mm | |
M24 | 36mm | |
M24 | 36mm | インパクトレンチ【600N.m~】 |
M27 | 41mm | |
M30 | 46mm |
電ドル用ソケットは、インパクトドライバーやドライバードリルのスライドスリーブに取り付けられる6.35mm六角軸タイプのソケットです。
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ゆるめ作業に重点をおいて選ぶ
サビ付いたボルトでは2倍のトルクが必要なことも
ボルトが錆びていたり、固着してしまっている場合には、締め付け時のトルク以上のトルクが必要になることがあります。ゆるめ作業時を見越した機種選定をしてください。
一般的に、ネジやボルトをゆるめるには、締め付け時の適正トルクの8割程度のトルクが必要と言われています。しかしこれは、締め付けた直後などのきれいなネジ・ボルトでの目安になります。長時間放置されて錆びついたボルトなどをゆるめるためには、締め付け時の適正トルクの2倍以上のトルクが必要になることもあるようです。
逆転トルクも要チェック
つまり、141N.mで締め付けたM20ボルトが固く錆びついてしまったら、ゆるめるためには282N.m以上の能力を持つインパクトが必要ということになりますね。これを踏まえると、ゆるめ作業中心の場合は、逆転トルクもスペックシートに記載されている機種が理想的です。タジマの太軸シリーズは正転と逆転の両トルクがしっかり記載されていて、さらに逆転側のほうが10%ほど高トルクというゆるめ作業向きのシリーズになっています。
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また、HiKOKIのインパクトはゆるめに強いという定評があります。メーカーとしても、スペック上では明確にしていませんが、ゆるめ作業でも締め付けと同等かそれ以上のトルクが出るように設計しているようです。締め付けにもゆるめ作業にもガンガン使いたいならHiKOKIのインパクト、特にマルチボルト機がおすすめです。
マキタのインパクトでも、TW1001DとTW285Dに関しては、ゆるめ時にも締め付けトルクと同等のトルクが出せることを確認済みです。
ゆるめに便利なモードもあります
ゆるめトルクの話からは少し離れますが、ゆるめ作業に特化したモードを持つ機種もあります。マキタのTW285D・TW284D・TW181D・TW161Dには「逆転オートストップモード」が搭載されており、ナットなどの不意な落下を防ぐとともに、ゆるめ作業時の細かいスイッチ操作が不要になっています。
ソケット取り付け角ドライブで選ぶ
インパクトレンチで使用されるソケット取り付け角ドライブには、6.3sq、9.5sq、12.7sq、19.0sq、25.4sqの5種類があります。互換性はありませんので、それぞれの角ドライブ規格にあったインパクトレンチ用のソケットが必要です。
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ソケット取り付け角ドライブサイズが大きくなると、より大きなサイズのボルトを締められるようになります。
ソケット取り付け角ドライブサイズ | 適合ボルト |
---|---|
6.3sq | M5~M10 |
9.5sq | M5~M14 |
12.7sq | M6~M22 |
19.0sq | M10~M30 |
25.4sq | M22~M30 |
付加機能で選ぶ
インパクトレンチには、トルクや取り付け角ドライブといった基本的な項目の他に、より便利に使用するための機能がついている機種があります。ここではそういった付加機能を一覧にまとめてみました。あると便利だなと思う機能を確認してみてください。
機能 | 概要 | 対応機種 |
---|---|---|
防じん防滴 | 粉じんや水滴に強い構造で、突然の雨や粉塵の多い現場でも安心して使用できます。 | ≫対応機種一覧 |
ブラシレスモーター | ブラシレスモーター搭載で、安定した動作とメンテナンスフリーを実現しています。 | ≫対応機種一覧 |
打撃力切替 | 回転数や打撃数を切り替えることができます。作業内容に応じた調整が可能です。 | ≫対応機種一覧 |
アングル型 | 通常のインパクトレンチでは入らないような狭い箇所でのボルト・ナットの着脱に最適な形状です。 | ≫対応機種一覧 |
3.主なメーカー
マキタ
幅広い充電工具のラインナップ
多種多様な充電工具(18Vで158モデル、14.4Vで117モデル)とバッテリーを使いまわすことができるので経済的です。
また、充電式ながらも800N・mのパワーを誇るモデル(TW1001D)も存在します。
日立(HiKOKI)
空研
老舗メーカーならではの技術力
インパクトレンチメーカーとしての強みを活かした、Eproと呼ばれる独自機構シリーズにより作業者の振動負担を極限まで減らしました。
メーカーサイトより展開図や部品の確認も可能です。
ボッシュ
世界トップシェアの実力派
世界シェアではマキタを上回るドイツのメーカー。日本では国内メーカーの後塵を拝すもその堅牢なつくりとデザインに根強い人気があります。
ドライバービットも角ドライブソケットも両方使用可能な「2 in 1」インパクトGDX18V-180が人気です。
パナソニック
4.149N.mまでのインパクトレンチおすすめ機種【M8~M12ボルト用】
それでは、インパクトレンチのおすすめ機種を、トルク別にご紹介していきます。まずは、149N.mまでのインパクトレンチです。
このクラスは、小型やコンパクトの機種が多くなっています。メインにはトルクのあるインパクトレンチを持って、そのサブ機として運用するのもいいかもしれませんね。
ボッシュ 10.8V充電式インパクトレンチ GDS10.8V-EC
最大締付トルク | 115N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M12 |
角ドライブ | 9.5Sq |
電源 | 10.8V充電式 |
重量 | 0.9kg |
打撃力切替 | 強・弱 |
機能 | ブラシレスモーター・ライト付 |
5.150N.m~249N.mのインパクトレンチおすすめ機種【M14~M16ボルト用】
こちらは、トルク150N.m~249N.mのインパクトレンチです。
パナソニック 14.4V/18V 充電インパクトレンチ EZ75A3
最大締付トルク | 205N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M16 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 14.4/18V充電式 |
重量 | 1.65kg |
打撃力切替 | 強・中・弱 |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・ライト付 |
タジマ 太軸インパクト 足場200 PT-A200
最大締付トルク | 190N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M16 |
角ドライブ | 10mm六角軸 |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 1.79kg |
打撃力切替 | – |
機能 | 防じん防滴・ライト付 |
※この機種は、角ドライブではなく10mm六角軸スライドスリーブですが、用途的にインパクトレンチ寄りなので、インパクトレンチとしてご紹介しています。一般的なソケットは使用できませんのでご注意ください。
太軸10mmで、軸折れ強度は通常の6.35mm六角軸の15倍。「アクティブデュアルハンマブロック」により、高効率打撃、低振動、低騒音を実現。ソケットを直接つかみ、軸で回転するダイレクトキャッチの採用で、ソケットの軸折れ落下を防止。バラしに強い強力逆転トルクモーターを採用。
マキタ 18V充電式インパクトレンチ (ソケット別売) TW181DRFX
最大締付トルク | 180N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M16 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 1.4kg |
打撃力切替 | 強・弱 |
機能 | 防じん防滴・ライト付 |
ボッシュ 18V 充電式インパクトドライバー (2.0Ahバッテリー×2、充電器、ケース付) GDX18V-180
最大締付トルク | 180N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M16 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 1.5kg |
打撃力切替 | – |
機能 | ライト付 |
6.250N.m~599N.mのインパクトレンチおすすめ機種【M18~M24ボルト用】
こちらは、トルク250N.m~599N.mのインパクトレンチです。各メーカーとも、このクラス帯に主力機種を投入しています。
空研 充電式インパクトレンチ (自動停止機能) KW-FE200pro
最大締付トルク | 550N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M24 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 3.0kg |
打撃力切替 | 6段階 (自動停止機能付) |
機能 | ブラシレスモーター・ライト付 |
KTC 12.7sq ホイールナット専用 コードレス トルクリミットインパクトレンチセット JTAE472
最大締付トルク | 500N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M14 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 2.9kg |
打撃力切替 | 仮締めモード |
機能 | – |
マキタ 18V充電式インパクトレンチ(ソケット別売) TW450D
最大締付トルク | 380N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M22 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 3.4kg |
打撃力切替 | – |
機能 | ライト付 |
タジマ 18V太軸インパクトF300A PT-F300A
最大締付トルク | 330N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M20 |
角ドライブ | 10mm六角軸 |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 1.7kg |
打撃力切替 | – |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・ライト付 |
※この機種は、角ドライブではなく10mm六角軸スライドスリーブですが、用途・トルク的にインパクトレンチ寄りなので、インパクトレンチとしてご紹介しています。一般的なソケットは使用できませんのでご注意ください。
インパクトドライバーのサイズと速さで、インパクトレンチの締め付けトルクを発揮。「アクティブデュアルハンマブロック」により、高効率打撃、低振動、低騒音を実現。ソケットを直接つかみ、軸で回転するダイレクトキャッチの採用で、ソケットの軸折れ落下を防止。ナット脱落軽減機能で、ナットがゆるんだ瞬間に少し回転が弱まり、スイッチを止めやすくアシスト。最速回転3400min-1で、ナットやボルトをインパクトレンチより早く、インパクトドライバーと変わらない速さで締め付けできる。
HiKOKI(日立工機) 36V 充電式インパクトレンチ WR36DC
最大締付トルク | 300N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M20 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 36V充電式 |
重量 | 1.9kg |
打撃力切替 | 強・中・弱・単発・木工 |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・ライト付 |
マキタ 18V充電式インパクトレンチ(ソケット別売) TW300D
最大締付トルク | 300N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M20 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 1.8kg |
打撃力切替 | 最速・強・中・弱 |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・ライト付 |
7.600N.m以上のインパクトレンチおすすめ機種【M24~M30ボルト用】
こちらは、600N.m以上のインパクトレンチになります。
日立工機(HiKOKI) 36Vマルチボルトコードレスインパクトレンチ WR36DA
最大締付トルク | 1,100N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M30 |
角ドライブ | 19.0Sq |
電源 | 36V充電式 |
重量 | 3.7kg |
打撃力切替 | 強・中・弱2・弱1 |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・ライト付 |
ブラシレスモーターと高出力なバッテリーにより、AC100V機(WR25SE)を超える強力なパワーを発揮します。最大締め付けトルク1,100N.mは、充電式、AC電源式を合わせてもトップのトルクです。重量もAC100V機(WR25SE)より4.0kgも軽い3.7kgなので、優れた操作性を発揮します。フリクションリング採用により、ソケットの仮保持ができ、ピン・0リングの取付けが簡単に行えます。打撃力4段切替により幅広い作業を効率よくこなせます。
≫300N.mモデル WR36DCもあります。
レビューのご紹介
- 想像を超えた
- 古い重機などの解体に使っているのですが錆びたナットなども取れます。最初はエアー引っ張るのがめんどくさくて軽いものなどを外すのに使おうかなって思ったんですけど好奇心からどこまで行けるか試してたらこれは無理だろってものも外せてびっくりしました。1台買って本社で使用していましたが資材置き場の方にも1台購入して置いてます。
マキタ 18V 充電式インパクトレンチ(ソケット別売) TW1001D
最大締付トルク | 800N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M30 |
角ドライブ | 19.0Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 3.7kg |
打撃力切替 | 強・中・弱 |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・ライト付 |
マキタ 18V充電式インパクトレンチ(ソケット別売) TW700D
最大締付トルク | 600N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M24 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 2.7kg |
打撃力切替 | 最速・強・中・弱 |
機能 | ブラシレスモーター・防じん防滴・ライト付 |
日立工機(HiKOKI) インパクトレンチ 22mm WR22SE
最大締付トルク | 620N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M24 |
角ドライブ | 19.0Sq |
電源 | AC100電源式 |
重量 | 4.6kg |
打撃力切替 | – |
機能 | ブラシレスモーター・電子制御 |
8.DIY向けのインパクトレンチおすすめ機種
ここまではプロ向けのインパクトレンチを見てきましたが、ここではDIYにおすすめのインパクトレンチをご紹介します。
メルテック FT-50P 電動インパクトレンチ AC100V用
最大締付トルク | 250N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M14 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | AC100V電源式 |
重量 | 2.1kg |
打撃力切替 | – |
機能 | – |
自動車のタイヤ交換に最適なインパクトレンチです。19mmと21mmのディープソケットが付属しています。作業のしやすい、持ちやすいグリップです。
リョービ 電動インパクトレンチ IW2000
最大締付トルク | 200N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M16 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | AC100電源式 |
重量 | 1.5kg |
打撃力切替 | 高速・低速 |
機能 | ライト付 |
高儀 EARTH MAN 18V 充電式 インパクトレンチ IW-180LiA
最大締付トルク | 200N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M16 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 18V充電式 |
重量 | 1.4kg |
打撃力切替 | – |
機能 | ライト付 |
軽自動車から一般乗用車までのタイヤ交換におすすめです。薄型ディープインパクトソケット(19mm・21mm)が付属しています。保護スリーブ付で、ホイールに傷が付きにくくなっています。
日立工機(HiKOKI) 14.4V 1.3Ah コードレスインパクトレンチ FWR14DGL(LEGK)
最大締付トルク | 160N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M16 |
角ドライブ | 12.7Sq |
電源 | 14.4V充電式 |
重量 | 1.3kg |
打撃力切替 | – |
機能 | ライト付 |
薄口ロングソケット(19mm幅・21mm幅)が標準で付属しているので、購入後すぐに使用することができます。全長177mm・軽量1.3kgと軽量・コンパクトなので、ご家庭でのDIYでも手軽に使うことができます。160N.mでパワフルな締付けが可能です。
≫18Vモデル FWR18DGL(LEGK)もあります。
9.エア式のインパクトレンチ
今回の記事では、電動式のインパクトレンチをご紹介しましたが、インパクトレンチには空気圧で動くエアーインパクトレンチという種類もあります。
エアーインパクトレンチは、別にエアコンプレッサーという機械を準備しなければ使うことができません。しかし、本体にモーターなどの電気部品が不要なので、電動式に比べて軽量・コンパクトになります。また、電動式より圧倒的に高いトルクも特徴です。
エアーインパクトレンチに興味がある方はこちらをご覧ください☟
エアーインパクトレンチの特長・選び方とおすすめ機種を分かりやすく解説ビルディでCHECK
今回はビルディで一番人気のエアーインパクトレンチをご紹介します。同等のAC100V電源式インパクトレンチと比較して、軽量・コンパクトさがお分かりいただけると思います。
商品 | トルク | 全長 | 重量 | 概要 |
---|---|---|---|---|
WR22SE | 620N.m | 280mm | 4.6kg | 日立(HiKOKI) AC100Vインパクトレンチ |
AI4201 | 700N.m | 108mm | 1.0kg | TONE エアーインパクトレンチ |
トネ エアーインパクトレンチ(ショートタイプ) 12.7sq AI4201
最大締付トルク | 700N.m |
---|---|
最大締付能力 (普通ボルト) | M20 |
角ドライブ | 12.7Sq |
稼働方式 | 常圧空気 |
重量 | 1.0kg |
出力調整 | 三段階 |
打撃方式 | ビッグハンマー |
10.おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。インパクトレンチの特長・選び方とおすすめ機種、いかがでしたでしょうか。皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。
・トラスコ中山株式会社(2014)『知っておきたいプロツールの基礎知識「COCOMITE vol.2 」』 p.421 佐川印刷株式会社
・荒井章(2006)『電動工具完全使いこなし術』 p.30-31 株式会社山海堂