【マキタ 対 HiKOKI】充電工具揃えるならどちらがおすすめ?2大メーカー徹底比較

マキタとHIKOKIのキャラクター

マキタとHiKOKI、充電工具を揃えるならどちらがおすすめ?

新人さんや、独立されてこれから充電工具を揃えようとする職人さんがまず悩むことは、最初の一台目の充電工具をどこのメーカーから選ぶか、ということではないでしょうか。 特に国内2大メーカーであるマキタとHiKOKI(旧・日立工機)のどちらがいいか、皆さん一度は迷ったご経験があるかと思います。

今後充電工具をどんどん増やしていきたいという場合、バッテリの互換性を考えると、なるべくメーカーは統一していきたいところです。そこで今回は、多くの職人さんから支持を集めるマキタ・HiKOKIという2大メーカー充電工具について、様々なポイントから「初めての充電工具」にふさわしいメーカーはどちらか?を見ていきたいと思います。

単相100Vや三相200VなどAC電源を使用する電動工具に関しては、バッテリの互換性の問題はないので今回の記事では取り扱っていません。

充電工具のラインナップで比べる

まずは最も重要なポイントである、充電工具のラインナップを見ていきましょう。

なぜ、充電工具のラインナップが重要なのでしょうか? それは皆さんご存知の通り、同じメーカーの同じ電圧であればバッテリを使いまわすことができるからです。 充電工具のバッテリーは1個でもいいお値段しますので、下のように経済的なメリットが大きいですね。

新人さん向けに購入価格の違いを解説^^
  1. 既にマキタのバッテリと充電器を持っていて、新たにインパクトドライバーTD171Dを購入したいという場合。
  2. そのままフルセットで買うと、本体+バッテリ×2個+充電器+ケースで45,680円
  3. 持っているバッテリと充電器を使いまわすなら、本体のみを購入することで15,880円。別売のケース3,197円。合計で19,077円
  4. バッテリと充電器を使いまわすことで、26,603円もコストを抑えることができます。

充電工具の全体数

マキタ・HiKOKI2社の充電工具ラインナップ数を電圧ごとに表にまとめました。

マキタ・HiKOKIの充電工具ラインナップ数(2018/11/15時点)
メーカー充電工具のラインナップ
36V18V14.4V10.8V7.2V3.6V
マキタ32(18V×2個仕様)16212071(スライド式)13
12(36V×1個仕様)27(差込み式)
HiKOKI26(マルチボルト)81742241

マキタ・HiKOKI共に様々な電圧の機種をラインナップしていますが、今回、特に注目して見ていきたいのが18Vのラインナップになります。また、HiKOKIでは更に36Vマルチボルトのラインナップも要チェックです。

なぜなら、マキタ・HiKOKI共に18Vを主力帯として位置付けていて、今後もこのクラスを数多く充電工具のラインナップを展開していくためです。(かつては14.4Vが人気でしたが、バッテリの軽量化、性能向上により18Vの方が主流になっています。)

さらに、HiKOKIの36Vマルチボルトバッテリ機のバッテリは、従来の18V機とも互換性があり(※一部取付できない機種もあります)、今後HiKOKIはこのマルチボルトを主流としていく方針です。なので今回の記事では、18Vのラインナップと合わせて見ていきます。

マルチボルトとは?

HiKOKIが開発した新型バッテリのことで、36Vと18Vを装着した本体に合わせて自動的に切り替えて使用できます。36Vマルチボルト機に取り付けた場合は36Vとして、従来の18V機に取り付けた場合は18Vとして動作します。36Vのパワーを18Vバッテリのコンパクトさで実現するとともに、従来18V機との互換性も確保した画期的な技術です。

マルチボルトバッテリ

HiKOKIでは、このマルチボルトのラインナップをさらに増やしていく予定で、今後はHiKOKIの主力はマルチボルト移っていくと思われます。


より詳しくマルチボルトについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください☟

日立のマルチボルトとは?評判はどう?互換性はある?

また、マキタの36V充電工具のうち18V+18V仕様のものは、18V機種と同じバッテリを使用できるので、今回の記事では18Vのラインナップに含めて考えていきます。

36V(18V+18V)とは?
36V(18V+18V)

マキタの36V充電工具によく見られる方式で、36Vバッテリ1個ではなく、18Vのバッテリを2個取り付けて36Vとして運用します。

GA701D
36V(18V+18V)充電式ディスクグラインダ

メリットとしては、18V機のバッテリを使いまわせるので、36V用のバッテリを買う必要がなく経済的である点と、36Vバッテリを使う同等の機種と比較して、連続稼働時間が長く、パワフルで粘り強い点があげられます。

一方、デメリットとしては、バッテリを2個付けなければ作動しないので、重量が増してしまう点があげられます。

マキタもHiKOKI同様に、従来式の36Vをこの36V(18V+18V)式に置き換えていく方針のようです。

結果としては、マキタが18Vと36V(18V+18V)を合わせて194機種、HiKOKIが18Vと36V(マルチボルト)を合わせて107機種ということになりました。ラインナップの多さは、さすがはマキタといえそうですね。

種類別ラインナップ(18V+α)

続いて、種類ごとのラインナップ数を見ていきましょう。マキタは18Vと36V(18V+18V)を合わせた数、HiKOKIは18Vと36V(マルチボルト)を合わせた数になります

マキタでしか取り扱っていないものは青背景に、HiKOKIでしか取り扱っていないものは緑背景でハイライトしてあります。

マキタ・HiKOKIの充電工具種類別ラインナップ(2018/11/15時点)
種類マキタHiKOKI備考
インパクトドライバー1412
アングルインパクトドライバー
アングルインパクトドライバー
118Vのアングルインパクトドライバーはマキタのみ
インパクトレンチ45
シャーレンチ
シャーレンチ
118Vのシャーレンチはマキタのみ
ドリルドライバー63
振動ドリルドライバー53
スクリュードライバー
スクリュードライバー
218Vのスクリュードライバーはマキタのみ
アングルドリル21
ドリル
ドリル
118VのドリルはHiKOKIのみ
連結ネジドライバー
連結ネジドライバー
118Vの連結ネジドライバーはHiKOKIのみ
ハンマードリル127
丸ノコ85
集じん丸ノコ21
金工カッター21
卓上丸ノコ
卓上丸ノコ
118Vの卓上丸ノコはマキタのみ
スライド丸ノコ12
ニブラ11
シャー11
ジグソー11
マルチツール11
角穴カッター
角穴カッター
118Vの角穴カッターはマキタのみ
ナイフカッター
ナイフカッター
118VのナイフカッターはHiKOKIのみ
レシプロソー52
バンドソー21
高速切断機
高速切断機
118Vの高速切断機はマキタのみ
油圧パンチャー
油圧パンチャー
118Vのパンチャーはマキタのみ
鉄筋カッター52マキタには全ネジ・鉄筋に対応した18Vチップソーカッターあり
全ネジカッター32
鉄筋結束機
鉄筋結束機
118Vの鉄筋結束機はマキタのみ
圧着機
圧着機
118Vの圧着機はHiKOKIのみ
ディスクグラインダー1111
ハンドグラインダー
ハンドグラインダー
118Vのハンドグラインダーはマキタのみ
ランダムサンダー
ランダムサンダー
118Vのランダムサンダーはマキタのみ
カンナ11
ブロワ42
集じん機111
タッカー21
ピンタッカー11
フィニッシュネイラ
フィニッシュネイラ
118VのフィニッシュネイラはHiKOKIのみ
ばら釘打機
ばら釘打機
118Vのばら釘打機はHiKOKIのみ
コンクリートバイブレーター
コンクリートバイブレーター
218Vのコンクリートバイブレーターはマキタのみ
コーキングガン
コーキングガン
118Vのコーキングガンはマキタのみ
トリマー
トリマー
118Vのトリマーはマキタのみ
真空ポンプ
真空ポンプ
118Vの真空ポンプはマキタのみ
草刈機146
ヘッジトリマー92
芝生バリカン
芝生バリカン
218Vの芝生バリカンはマキタのみ
チェーンソー151
芝刈機
芝刈機
218Vの芝刈機はマキタのみ
噴霧器
噴霧器
418Vの噴霧器はマキタのみ
運搬車
運搬車
118Vの運搬車はマキタのみ
ハンディクリーナー53
ラジオ61
テレビ
テレビ
118VのテレビはHiKOKIのみ
スピーカー21
ライト115
ファン32
コーヒーメーカー
コーヒーメーカー
318Vのコーヒーメーカーはマキタのみ
空調服283
暖房服23
冷温庫
冷温庫
218Vの冷温庫はHiKOKIのみ
冷温ホルダー
冷温ホルダー
118Vの冷温ホルダーはHiKOKIのみ
高圧洗浄機
高圧洗浄機
118Vの高圧洗浄機はHiKOKIのみ
レーザー墨出し器167別売のアダプター(マキタ:ADP05 HiKOKI:BSL18UA(SA))と併用することで、墨出し器に給電できる
※バリエーション、バッテリが対応する機種、旧機種などを含むため、18V工具の総数とは合計数が違っています。

一覧にしてみると、ほとんどの主要な充電工具はマキタ・HiKOKIの両方からラインナップされていることが分かります。一方で、コーヒーメーカーやテレビなど、どちらかのメーカーでしかラインナップされていない工具もあるので、なるべく自分が使いたい工具が多くラインナップされているメーカーを選ぶといいでしょう。

片方にしかないラインナップまとめ(2018/11/15時点)
マキタのみ
HiKOKIのみ
MEMO

電気屋さんに必要な圧着機や角穴カッター、ケーブルカッターなどは、現在のところマキタ・HiKOKIともに完全には揃っておらず、昔から電設工具に注力してきたパナソニックに今のところは優位性があります。ただHiKOKIは設備業者向けのカタログを出してきたように、今後ラインナップの拡充が期待されます。

フラグシップ機同士の比較

ここまでは、ラインナップを中心に見てきました。ここからは、充電工具そのものの性能を見ていきましょう。

今回は、最も主要な充電工具といえるインパクトドライバーインパクトレンチ丸ノコディスクグラインダーのフラグシップ機を見ていきたいと思います。マキタは18V機、HiKOKIはマルチボルト機になります。

インパクトドライバー【マキタVSハイコーキ】

まずは、最も定番の充電工具といえるインパクトドライバーです。

インパクトドライバー比較
マキタHiKOKI
品番
TD171D
TD171D
WH36DA
WH36DA
発売日2018年1月2017年8月
最大トルク180N.m180N.m
ネジ締め能力
(小ねじ)
M4~M8M4~M8
ネジ締め能力
(普通ボルト)
M5~M16M5~M16
ネジ締め能力
(高力ボルト)
M5~M14M5~M14
ネジ締め能力
(テクスネジ)
φ3.5~φ6
ネジ締め能力
(コーススレッド)
22~125mm
打撃力切り替え最速・強・中・弱 + 楽らく4モードソフト・ノーマル・パワー・テクス
回転数(回転/分)0~3,600min-10~2,900min-1
打撃数(回/分)0~3,800min-10~4,100min-1
ヘッド長116mm127mm
質量(バッテリ含む)1.5kg1.6kg
バッテリ18V 6.0Ah36V 2.5Ah
1充電当たりの作業量目安
(ネジM8×16mm)
5,280本4,170本
機能無段変速・ブレーキ付・正逆回転切替・ライト付・ビット振れ低減・モードメモリー無段変速・ブレーキ付・正逆回転切替・ライト付・トリプルハンマ・バッテリ2年保証
カラーバリエーション青・黒・白・オーセンティックレッド・オーセンティックブラウン緑・黒
価格
(フルセット / 本体のみ)
¥45,680 / ¥15,880 ¥45,980 / ¥17,380

インパクトドライバーのフラグシップ機同士の比較では、トルクやネジ締め能力といった基本的なスペックでは同等となっています。回転数ではTD171Dの方が早くなっていますが、打撃数ではWH36DAが多くなっています。

スペック上で見えない点としては、TD171Dは18Vなのに対してWH36DAは36Vになっています。WH36DAは電圧が上がったことによりモーターの温度上昇が抑えられ、より高速で粘り強い締め付けを行うことができます。更に、HiKOKIのみのトリプルハンマ構造により、低負荷時には好フィーリングとカムアウトを低減、高負荷時にはパワフルな締め付けを行えます。

作業効率にかかわってくる部分では、TD171Dの方がヘッド長・重量ともに優位に立っています。1充電当たりの作業量目安は差があるように見えますが、これはマルチボルトが18V換算時に5.0Ahになるためで、1Ah辺りの作業量で考えると、TD171Dが880本、WH36DAが834本となり、その差は僅かになります。

金額面では、フルセット購入の場合はほとんど同等になっていますが、本体のみの購入の場合はTD171Dの方が安くなっています。

総評すると、全体のバランスではTD171D、パワーやスピードではWH36DAということができそうです。

インパクトレンチ【マキタVSハイコーキ】

続いては、こちらも定番工具インパクトレンチの比較です。

インパクトレンチ比較
マキタHiKOKI
品番
TW1001D
TW1001D
WR36DA
WR36DA
発売日2015年9月2018年3月
最大トルク800N.m1,100N.m
角ドライブ19sq(mm)19sq(mm)
ネジ締め能力
(普通ボルト)
M12~M30M12~M30
ネジ締め能力
(高力ボルト)
M10~M22M10~M24
打撃力切り替え強・中・弱強・中・弱2・弱1
回転数(回転/分)0~1,800min-10~1,500min-1
打撃数(回/分)0~2,200min-10~2,900min-1
ヘッド長229mm221mm
質量(バッテリ含む)3.7kg3.7kg
バッテリ18V 6.0Ah36V 2.5Ah
1充電当たりの作業量目安
(高力ボルト)
M22(F10T):約90本(締付け時間約4.5秒)M24(F10T):約95本(締付け時間約3秒)
機能無段変速・ブレーキ付・正逆回転切替・ライト付無段変速・ブレーキ付・正逆回転切替・ライト付・バッテリ2年保証
カラーバリエーション
価格
(フルセット / 本体のみ)
¥60,532 / ¥30,130 ¥62,280 / ¥30,980

インパクトレンチのフラグシップ機同士の比較では、表からもわかるように、HiKOKIのマルチボルトがその性能を遺憾なく発揮していますね。トルクはなんと1,100N.mになり、これはAC電源式のインパクトレンチをも凌ぐ圧倒的なパワーです。トルクが増した分、TW1001Dでは締付けることができないM24高力ボルトにも対応しています。

作業効率にかかわってくる部分では、WR36DAの方がヘッド長221mmとなっていて、TW1001Dよりもコンパクトになっています。重量はどちらも3.7kgと変わりありませんが、これだけのパワーを発揮しながら同じ重量に抑えたという点は、流石HiKOKIのマルチボルトといえるでしょう。

1充電当たりの作業量目安を見ても、WR36DAの方がより太いボルトをより短時間でたくさん締められるということが分かると思います。

金額面では、フルセット購入の場合はTW1001Dの方が安くなっていますが、本体のみの購入の場合はほとんど同等になっています。大幅にスペックアップしながら金額がほとんど変わらないのはすごいですよね。

総評すると、インパクトレンチでは、WR36DAに軍配が上がります。

丸ノコ【マキタVSハイコーキ】

続いては、木工作業の定番工具、丸ノコを見ていきましょう。

丸ノコ比較
マキタHiKOKI
品番
HS631D
HS631D
C3606DA
C3606DA
発売日2016年11月2017年8月
のこ刃外径165mm
(使用できる刃物径155~165)
165mm
(使用できる刃物径157~165)
最大切込深さ90°:66mm
45°:46mm
左傾斜5°:55.5mm
90°:66mm
45°:46mm
左傾斜5°:57mm
無負荷回転数(回転/分)5,000min-14,300min-1
(パワーモード時)
2,000min-1
(サイレントモード時)
寸法
(長×幅×高・バッテリ含む)
286mm×192mm×258mm292mm×188mm×262mm
質量(バッテリ含む)3.0kg3.3kg
バッテリ18V 6.0Ah36V 2.5Ah
1充電当たりの作業量目安
(米松材 厚50mm幅300mm)
145本
(ダブルスリットチップソー)
217本
(鮫肌プレミアムホワイトチップソー)
150本
(一般木材用標準チップソー)
機能自動変速・ブレーキ付・ライト付・防塵防滴サイレントモード・ブレーキ付・ライト付・キックバック低減・バッテリ2年保証
カラーバリエーション青・黒緑・黒
価格
(フルセット / 本体のみ)
¥55,711 / ¥25,495 ¥54,380 / ¥23,580

丸ノコのフラグシップ機同士の比較では、のこ刃外径や最大切込み深さといった基本的な点ではほぼ同等となっています。

回転数の面では、HS631Dが5,000min-1と高速になっています。また自動変速機能により、大きな負荷がかかった場合には高トルクモードに切り替わります。負荷が減った場合は高回転モードに復帰します。一方、C3606DAではパワーモードとサイレントモードを任意に切り替えることができます。騒音を抑えて作業したい場合には最適な機能といえます。サイレントモードでは負荷が大きくなると自動でパワーモードに切替わります。負荷が減った場合はサイレントモードに復帰します。パワーモードでは自動切り替えは行われません。

スペック上で見えない点としては、HS631Dは18Vなのに対してC3606DAは36Vになっています。C3606DAは電圧が上がったことによりモーターの温度上昇が抑えられ、より高速で粘り強い切断を行うことができます。

寸法や重量の面では、HS631Dの方がわずかながらコンパクト・軽量になっています。

1充電当たりの作業量目安は、使用するチップソーによっても変化しますが、同じチップソーを取り付けた場合にはおおむね同等ということができそうです。バッテリ容量の差を考慮すれば、C3606DAの方が高効率ということになりますね。また、本体の内容からは逸れますが、比較してみるとマキタの鮫肌チップソーの性能の良さが目を引きます。

機能面では、HS631Dは防塵防滴構造になっています。水滴などのかかる環境や、粉じんの多い環境でも安心ですね。一方C3606DAはキックバック低減システムを搭載しているので、より安全に作業をすることができます。

金額面では、フルセット・本体のみ共に、C3606DAの方が安くなっています。

総評すると、全体のバランスではHS631D、パワーやスピードではC3606DAということができそうです。

ディスクグラインダー【マキタVSハイコーキ】

最後に、研削・研磨作業の定番工具、ディスクグラインダーを見ていきましょう。

ディスクグラインダー比較
マキタHiKOKI
品番
GA408D/GA404DN
GA404DN / GA408D
G3610DA/G3610DB
G3610DA / G3610DB
発売日2016年8月 / 2016年1月2017年7月 / 2017年9月
砥石外径100mm
(取付け可能厚 3~6mm)
100mm
(取付け可能厚 3.5~6mm)
スイッチ方式スライド / パドルスライド / パドル
無負荷回転数(回転/分)8,500min-15,500min-1⇔10,000min-1
(オートモード時)
3,000min-1~10,000min-1
(変速モード時)
寸法(全長)
(バッテリ含む)
362mm357mm
質量(バッテリ含む)2.3kg / 2.4kg2.6kg
バッテリ18V 6.0Ah36V 2.5Ah
1充電当たりの作業量目安
(コンクリート筋付け 10mm)
16.8m15m
機能自動変速・キックバック低減・防塵防滴
【パドルスイッチモデルのみ:ブレーキ付・サイドハンドル付】
オートモード・無段変速・サイドハンドル付・ブレーキ付・キックバック低減・防塵防滴・バッテリ2年保証
カラーバリエーション
価格
(フルセット / 本体のみ)
¥36,628 / ¥17,215
(スライドスイッチモデル)
¥37,632 / ¥18,235
(パドルスイッチモデル)
¥38,680 / ¥17,980

ディスクグラインダーのフラグシップ機同士の比較では、人気の砥石外径100mm同士で比較してみました。両メーカーとも砥石外径125mm仕様の機種もラインナップしていますが、基本的には砥石外径の違いのみで性能はほとんど変わりません。

重要な点であるスイッチタイプは、両メーカーともパドル・スライドを選ぶことができます。しかし、マキタはブレーキやサイドハンドルがパドルスイッチ仕様のみの設定となっており、どちらのスイッチでもサイドハンドル・ブレーキの設定があるHiKOKIとは異なる点になっています。

スライドスイッチ
スライドスイッチ
パドルスイッチ
パドルスイッチ

回転数のでも大きな差があります。GA404DN/GA408Dは8,500min-1で固定され、負荷がかかった場合に高トルクモードに自動で切替わる仕様になっています。一方、G3610DA/G3610DBはオートモードと無段変速モードを選ぶことができ、無段変速モードでは最大10,000min-1を発揮します。これもマルチボルトのパワーといえるでしょう。

全長に関しては、G3610DA/G3610DBが僅かながら短くなっています。一方、重量はGA404DN/GA408Dが2~300g程軽くなっています。

1充電当たりの作業量目安は、バッテリ容量の差を考慮するとG3610DA/G3610DBの方が高効率といえるでしょう。

スペック上で見えない点としては、GA404DN/GA408Dは18Vなのに対してG3610DA/G3610DBは36Vになっています。G3610DA/G3610DBは電圧が上がったことによりモーターの温度上昇が抑えられ、より高速で粘り強い切断・研削を行うことができます。

こちらの動画は、当社でHiKOKIマルチボルトと100Vとで比較作業をしたものです。本体をかなり強く押さえつけて研磨していますが、マルチボルトならではの粘りがよく分かると思います。

金額面では、仕様にもよりますが、おおむねGA404DN/GA408Dの方が安くなっています。

総評すると、ディスクグラインダーではG3610DA/G3610DBに軍配が上がります。

充電工具性能比較まとめ

今回は、主要な充電工具をピックアップして比較を行ったので、実質18V対マルチボルトといった構図になり、あらためてマルチボルトの性能の良さを確認するという結果になりました。HiKOKIがマルチボルトを展開していない充電工具では、両社同じ18V同士での比較となるため、大きな差はないでしょう。ただ、今後はHiKOKIはマルチボルトに注力してラインナップをさらに増やしていく方針を明確に打ち出しているので、マルチボルト優勢の流れは広がっていくと個人的には思っています。

バッテリと充電器の性能をチェック

本体の性能も大事ですが、バッテリの充電速度や、重さ、容量のラインナップも気になるところですよね。ここでは、プラットフォームであるバッテリと、充電器の性能を見ていきます。

マキタ

マキタのバッテリと充電器の性能表です。

マキタのバッテリ・充電器
バッテリ重さ充電時間
品番容量DC18RF
DC18RF
DC18RE
DC18RE

※DC18RFも同様
DC18RD
DC18RD
DC18SE
DC18SE

※車載用
BL1815N
BL1815N
1.5Ah351g15分(フル)15分15分
(2本同時)
30分
BL1820B
BL1820B
2.0Ah380g24分(フル)24分24分
(2本同時)
45分
BL1830B
BL1830B
3.0Ah643g17分/22分
(80%/フル)
22分22分
(2本同時)
60分
BL1850B
BL1850B
5.0Ah639g40分(フル)45分45分
(2本同時)
110分
BL1860B
BL1860B
6.0Ah670g27分/40分
(80%/フル)
55分55分
(2本同時)
130分
※ 実用80%までの急速充電は、❆マーク付きバッテリでのみ可能です。

HiKOKI

HiKOKIのバッテリと充電器の性能表です。

HiKOKIのバッテリ・充電器
バッテリ重さ充電時間
電圧容量UC18YDL
UC18YDL
UC18YSL3
UC18YSL3
UC18YML2
UC18YML2

※車載対応
BSL1825
BSL1825
2.5Ah390g25分25分35分
BSL1830
BSL1830
3.0Ah660g15分20分22分
BSL1830C
BSL1830C
3.0Ah
(薄型軽量)
388g30分30分40分
BSL1860
BSL1860
6.0Ah670g30分38分40分
BSL36A18
BSL36A18
36V/2.5Ah
18V/5.0Ah
【マルチボルト】
700g25分32分35分
BSL36B18
BSL36B18
36V/4.0Ah
18V/8.0Ah
【マルチボルト】
975g40分52分60分

バッテリ比較まとめ

主力である6.0Ahバッテリ同士で比較してみると、マキタのBL1860Bが27分/40分(実用80%/フル)、HiKOKIのBSL1860が30分となっており、HiKOKIのバッテリの方が充電時間が早いことが分かります。また、HiKOKIのマルチボルトバッテリは25分となっており、こちらもかなり優秀な充電時間です。

ちなみに、マルチボルトバッテリの高出力・高容量タイプであるBSL36B18(36V/4.0Ah・18V/8.0Ah)のフル充電時間は40分となっていて、なんとマキタBL1860B(18V6.0Ah)と同じ時間で充電が完了してしまうのは驚きです。

バッテリの重量に関しては、同じ容量の場合はほぼ同じという結果になりました。

プラットフォームであるバッテリ・充電器の性能はHiKOKIの方が優秀といえそうです。

結局どちらがおすすめ?

まずは、ここまで見てきたマキタ・HiKOKIのポイントを振り返って見ましょう。

マキタ

  • すでに豊富なラインナップ
  • 充電工具の設計は、バランスを重視している印象
  • 充電器は2口や4口のものもある

HiKOKI

  • 優秀なマルチボルトシリーズ
  • 充電工具の設計は、パワーを重視
  • バッテリの充電が早い
  • ラインナップの拡充はこれから期待

パワーならHiKOKI

研磨や切断、ボルト締め付けが多い方にとっては、パワーが最も重要になってきます。マルチボルトであれば、18V機と比較してよりパワフルで粘り強くスピーディーに作業をこなすことができます。特に高負荷な用途が多いインパクトレンチやディスクグラインダー、ハンマードリルなどでは、最適な工具といえるでしょう。マルチボルト自体のラインナップも今後どんどん拡充されていくので期待が持てます。

HiKOKIの従来型18Vを今買っても大丈夫?

現時点ではマルチボルトのラインナップがない工具でも、HiKOKIの従来型18Vを買っても心配はありません。 今後続々発売されるマルチボルトのフルセット付属のマルチボルトバッテリーは、従来型の18V充電工具本体でも使えますので、決して無駄にはなりません。 もしあなたが、マルチボルトと従来型18V充電工具を同時に買うのであれば、「マルチボルトはフルセット、従来型18Vは本体のみ」という買い方をすればベストです。 (従来型18Vバッテリをマルチボルト機で使うことはできません。)

より詳しくマルチボルトについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください☟

日立のマルチボルトとは?評判はどう?互換性はある?

ラインナップなら現状マキタ

ここまで見てきたように、現在のラインナップで考えると、マキタの方が豊富です。 HiKOKIでは使いたい充電工具が全然揃わないという場合には、やはりマキタを選んでおいた方が無難です。

最強は両刀使い

やはり両メーカーを使いこなす両刀使いは最強です。パワーが必要なグラインダーや丸ノコ、インパクトレンチはHiKOKIを使い、必要に応じて揃わない工具をマキタで補うというスタイルが理想かもしれません。最初の充電器、バッテリー購入分のコストはかさみますが、その後の「マキタの充電式フィニッシュ早く!」、「HiKOKIマルチボルトのコーヒーメーカーはよ!(笑)」といった悩みからは解放されます。

おわりに

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【マキタ 対 HiKOKI】充電工具揃えるならどちらがおすすめ?2大メーカー徹底比較、いかがでしたでしょうか。皆さまのお悩みが解決できたのであれば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。

4 Comments

king-B

お久しぶりです。
随分と寒くなりましたね。
今季は遂にウォームベストを購入しました。(他社で)

私の場合。
結果的にマキタ、パナソニック、ハイコーキ三社の充電式工具を運用するハメになっています。
ハイコーキは最近マルチボルトがラインナップされてから加わりました。

確かに。私自身も個人事業主ですし、一社で済ませられるなら?
コスト的には助かります。
しかし、道具の性能よりバッテリの互換性を優先させると、結局の所その程度でしか仕事の助けには成らず、工期や人件費など別の負担となって帰って来ましたね。
そして、その負のスパイラルは以降の現場でも繰り返し起こります。

そもそもプロであるという事は?
当然それなりの見返りがあり、また経費で落ちる負担ですから、道具選びに関しては『100か0か』『最善か無か』のスタンスで選んだ方が、後に買い直す必要に迫られる無駄も防げ、工具に無理をさせない分その耐用期間も長く、一番ローコストな結果になると感じており、バッテリの互換性を第一義に工具を選ぶ事は避けています。
まぁその結果、今の三社体制に至ってしまいました。

互換性を無視した事による余分な経費負担も、その都度生じる訳では無く、導入初期の負担に限定される事ですし、それ以後得られるメリットの方が大きい。というのが経験から得た結論ですね。
現場を見る限り私に限らず、多くのプロの業者さんは同じ価値観では無いでしょうか?

ファンジャケットはマキタで、ウォームベストはハイコーキ。
みたいな、どうでもいい様なアイテムまでバッテリに縛られず性能や販売価格などで純粋に選択出来るメリットもありますし、何より精神衛生的にも良く、楽しく仕事が出来ますね。

今回ハイコーキも加わったので、マキタの補修パーツの小売が無くなれば、ハイコーキに代替可能な工具はハイコーキにする事も検討しています。

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ナベちゃん ナベちゃん

king-B様、お久しぶりです。
この季節、ウォームベスト1枚あるといいですね^^
king-B様はマキタ、HiKOKI、パナの3社運用とのことで万全ですね。

仰る通り「精神衛生的に良く」「楽しく」仕事ができることは大切なポイントだと思います。
メーカー自体への好き嫌いがある場合は別ですが、やはり互換性が第一だと少し窮屈かもしれません。

>今回ハイコーキも加わったので、マキタの補修パーツの小売が無くなれば、ハイコーキに代替可能な工具はハイコーキにする事も検討しています。
マキタ補修パーツの件、ご迷惑をおかけしています。。
ハイコーキは現在のマルチボルトシリーズに並々ならぬ力を注いでいますので、今後の製品展開かなり期待できると思います。

またコメントお待ちしております。
引き続きよろしくお願いいたします!

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King-B

ハイコーキの無線(Bluetooth®)連動機能とマキタの無線(Bluetooth®)連動機能に互換性はあるのですか?

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ふーみん ふーみん

King-Bさま

いつもコメントありがとうございます!
ご返信遅くなりまして申し訳ございませんでした。

メーカーに確認させて頂きましたところ、残念ながらマキタとハイコーキでは使用する無線のチャネルが異なるためペアリング(接続)ができないそうです。

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